世間にはなにがあろうが絶対に働きたくない、という人間がいる
金を払われても嫌だ、というわけである。

それこそ、労働市場において相場より桁違いの
莫大な報酬を払ってもらえるならば、考えてやらんでもない
とばかりの態度でいる連中がいるのだ。

もちろん、そんな報酬を払う者はまずいない。
だから、やりたくない仕事を安い報酬でやらされるということが
常態化する。しかもそこに正当性は元来存在せず
過去の遺産や憎しみの負の連鎖、
一方的に作られた法という名の暴力によって連綿と続くわけだ

奴の血筋はあーだこーだ、あの民族はあーだこーだ
あいつの親はあーだこーだ、あの一族はあーだこーだ、
・・・だからあいつらにまともな対価を与える必要はない
・・・だからあいつらは苦しめばいい

終にはそういう形を歴史が紡いでいく