韓国国防予算案8・2%増 南北融和も軍事費は拡充

 【ソウル共同】2018年8月28日 17時43分

韓国国防省は28日、2019年度の国防予算案について、
18年度比8・2%増の約46兆7千億ウォン(約4兆7千億円)に上ると発表した。増加率は09年度以降最大。
防衛力強化を柱としているが、最近の南北融和路線とは対照的な内容となった。

国防省は、報道資料で「現存する北朝鮮の脅威だけでなく、将来の潜在的脅威にまで対応可能な能力の構築」を目指すと強調。
米軍主導の米韓連合軍が持つ有事作戦統制権の韓国軍への移管に備え「革新的な防御能力の確保に優先的に予算を投入」したとしている。

ミサイル攻撃に備えた先制攻撃能力と防衛システムなどに5兆ウォン余を充てた。