インド人が全国で最多の江戸川区、西葛西に集中 2018年04月30日 06時16分 読売
東京都江戸川区 同区によると、区内在住のインド人は3758人(今年1月現在)で、全国の自治体で1位という。
都内では約3割、日本全体で見ても約1割が同区に集中している計算になる。
同区のインド人互助会「江戸川インド人会」
 一族で代々貿易業を営んできたチャンドラニさんは、1978年に単身で来日し、インドから輸入する紅茶の倉庫が置かれていた同区西葛西に住み始めた。
都の統計によると、79年の都内居住のインド人は440人だった。ところが2018年には1万1153人に増えた。そのうち3割以上が同区内に暮らし、中でも西葛西地区に集中している。
 多くのインド人が来日したきっかけの一つが、コンピューターのプログラムが不具合を起こすとされた「2000年問題」だ。IT分野を得意とするインド人技術者が日本の企業に招かれ、次々に都内にやってきた。
 日本とインドの両政府が同年8月に合意した「日印グローバル・パートナーシップ」も後押しした。外務省によると、同国のIT技術者に対する就労ビザの有効期間は、それまでの1年間から3年に拡大された。