中国海洋調査船、3日連続で日本のEEZ航行 西日本豪雨対応に追われる日本の窮状狙う? 2018.7.17 ZAKZAK
「平成30年7月豪雨」の対応に日本中が追われるなか、中国がキナ臭い動きを見せている。沖縄県の最北端、硫黄鳥島(同県久米島町)周辺の日本の排他的経済水域(EEZ)を、中国の海洋調査船が16日まで3日連続で航行したのだ。
過去の災害発生の際にも、中国は挑発的な行動を取ってきた。日本の窮状につけ込むような蛮行を許してはならない。

 硫黄鳥島周辺を航行していたのは、中国の海洋調査船「科学」。16日には、ワイヤのようなものを海中へ投入したのを、海上保安庁の巡視船が確認している。

 200人超の死者を出した豪雨の対応に自衛隊などが忙殺されるなかでの中国の行動だが、過去にも同じような動きがあった。

 一昨年4月の熊本地震の際には、中国公船が5日連続で尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺の接続水域や領海に侵入していた。

 評論家で軍事ジャーナリストの潮匡人氏は「東日本大震災(11年)のときにも、中国やロシアには同様の動きが見られた。
われわれからすれば『嫌がらせをしている』ように思えるが、日本の対処能力が落ちているということを見越し、行動している側面が大きいのではないか。
日本人は『このタイミングでは、さすがにやらないだろう』と思っていても、あの国はそういうときにこそ、やるということだ」と話した。