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>ブラウン州知事は昨年12月、気候変動による壊滅的な山火事は「新しい普通のこと」になると述べ、
>大規模な山火事は「毎年、あるいは数年ごとに起こるようになるかもしれない」と話していた。


米カリフォルニアの山火事、さらに拡大 子ども含む6人が死亡

7/30(月) 9:24配信 BBC News

米カリフォルニア州で先週発生した山火事は拡大を続けており、数千人の消防士が消火に当たっているが、当局は注意を呼びかけている。

29日には、州北部シャスタ郡で発生し「カー」と名付けられた山火事が、「不規則な風」と乾燥した気候によって燃え広がった。
カリフォルニア州では現在、「カー」を含めて大規模な森林火災が8カ所で起きている。

「カー」ではこれまでに、子ども2人とその曾祖母を含む6人が死亡している。

メロディー・ブレッツォーさん(70)とエミリー・ロバーツちゃん(5)、ジェイムズ・ロバーツちゃん(4)は、サクラメント北郊240キロにあるレディングの自宅から避難する最中に亡くなった。

4人目の遺体は29日に発見された。

26日には2人の消防士が亡くなった。
このほか、7月初めにヨセミテ国立公園近くで起きた山火事「ファーガソン」でも消防士1人が亡くなっている。

山火事「カー」は23日に発生。ロイター通信によると、26日には強風によって大火災となり、サクラメント川の向こう岸にも延焼したという。

27日夜には2倍の広さに拡大したが、29日までに5%しか鎮火されなかった。
すでに194キロ平方メートルを焼き払い、少なくとも500件の建物を破壊した。

カリフォルニア州の森林保護防火局のケン・ピムロット局長は記者団に対し、消防隊は「文字通り竜巻とも言えるような炎の渦」が目の前で起きていると話した。

山火事は非常に強い風によって「つむじ風として巻き上げられ」、「木を根こそぎにし、車両を動かし、道路の一部も破壊した」とピムロット局長は説明した。

シャスタ郡では3万8000人が避難した。
カリフォルニア州のジェリー・ブラウン知事は、シャスタ郡を含む4つの地域に非常事態宣言を発令した。

ドナルド・トランプ米大統領も、連邦政府から各郡への支援提供を承認した。

全米省庁合同火災センターによると、「カー」はカリフォルニア州で発生している8件の山火事だけでなく、全国90カ所で起きている山火事の中でも最大規模という。

カリフォルニア州内では現在、消防士1万2000人が消火活動に当たっている。

カリフォルニア州では毎年、高温と乾燥の続く長い夏の間に山火事が頻発する。

しかし専門家は、今年の山火事シーズンの到来は過去10年で最悪のものだと説明する。
2012〜2017年の干ばつで多くの植生が枯死してことが原因だという。

カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の気象研究家、ダニエル・スウェイン博士は現地紙ロサンゼルス・タイムズで、
同州の植物の大半は「今にも発火しそうなほど乾燥」していると述べた。

ブラウン州知事は昨年12月、気候変動による壊滅的な山火事は「新しい普通のこと」になると述べ、
大規模な山火事は「毎年、あるいは数年ごとに起こるようになるかもしれない」と話していた。
(英語記事 Deadly California wildfire growing)(c) BBC News