ナトリウム検出器、3時間停止=もんじゅで操作ミス―福井

1/11(木) 20:17配信 時事通信
廃炉が決まった高速増殖原型炉もんじゅ(福井県敦賀市)で11日午後、
原子炉を冷却するナトリウムの漏えいを検出する機器の監視機能が約3時間にわたって停止した。

職員の操作ミスが原因で、運営する日本原子力研究開発機構によると、
ナトリウム漏れなどは起きていない。

原子力機構によると、11日午後3時15分ごろ、
原子炉補助建物でナトリウム漏えい検出器2台のうち1台の停止作業を行った際、男性職員が検出器に空気を送る配管の弁を誤って閉め、2台とも停止させた。

検出器は、ポンプで吸い込んだ空気にナトリウムの粒子が含まれていないか調べて漏えいを監視しているが、弁を閉めたことで検出器に空気が送られず、監視できない状態になった。
復旧作業を行い、午後6時半ごろ監視機能が戻った。

検出器の停止作業中、原子力機構はナトリウム貯蔵タンクの容量を監視し、漏えいがないことを確認していたという。
担当者は「なぜ間違ったかを調査し、再発防止策を講じる」と話している。