ロシア疑惑 特別検察官がセッションズ司法長官から聴取

1/24(水) 1:20配信 産経新聞【ワシントン=加納宏幸】
米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は23日、
ロシアの米大統領選干渉疑惑を捜査しているモラー特別検察官のチームが先週、セッションズ司法長官から数時間にわたって聴取を行ったと伝えた。
司法省は産経新聞に対し、この事実を確認した。ロシア疑惑に関連して、トランプ政権の閣僚が聴取を受けるのは初めてとみられる。

セッションズ氏は上院議員として2016年の大統領選でトランプ氏の陣営幹部だった際に、
駐米ロシア大使と複数回、接触していたことが問題視され、昨年3月から捜査への関与を辞退している。
また、昨年5月のコミー前連邦捜査局(FBI)長官の解任にも関わっていた。

セッションズ氏を聴取した意図は明らかではないが、モラー氏側は、ロシア政府からのトランプ陣営や政権移行チームへの働きかけに加え、コミー氏解任がロシア疑惑の捜査を止めるための「司法妨害」に当たるかどうかなどに関心を持っているもようだ。

トランプ政権で首席戦略官兼大統領上級顧問を務めたバノン氏も聴取に応じると報じられており、モラー氏側は政権中枢の動きに迫ろうとしている。