三菱UFJが相談役廃止 7月、特別顧問を新設

2018年3月30日 19時51分

三菱UFJフィナンシャル・グループは30日、従来の相談役と顧問の制度を見直し、任期が原則として最長6年で経営には関与しない新たな「特別顧問制度」を7月1日から始めると発表した。ガバナンス(企業統治)改革の一環。
メガバンクで最後まで残っていた相談役の制度は廃止する。

グループ傘下の三菱東京UFJ銀行では2008〜12年に頭取を務めた永易克典氏が相談役に就いている。7月からは特別顧問に就任する。

このほか12人の頭取経験者らが特別顧問や、無報酬の名誉顧問となる。
特別顧問の報酬は年2千万円を上限とし、必要に応じて本社外の執務室や社用車、秘書の利用を認める。
(共同)