核燃料データ、40年超誤り=東海第2原発、審査影響調査―日本原電

1/22(月) 20:56配信 時事通信

日本原子力発電は22日、東海第2原発(茨城県東海村)の原子炉内の核燃料棒の位置を示すデータが40年以上誤っていたと発表した。

データは再稼働に必要な審査などで使われており、日本原電は「審査への影響を早急に確認する」としている。

日本原電によると、問題のデータは、原子炉内に設置された核燃料棒の最上部が原子炉の底からどのくらいの高さにあるかを示す「燃料有効長頂部位置」。
再稼働に必要な審査で、重大事故対策などを想定する際にも使われている。

当初9152ミリだったデータは設計・建設の過程で、
核燃料の仕様変更に伴い9203ミリに変更されたが、1974年から変更前の数値が使われていた。
今月11日、規制委の指摘を受けて誤りが判明した。