ガス吸い込み14人搬送…二酸化塩素が気化

8/9(木) 16:49配信 読売新聞

9日午後2時半頃、北海道旭川市パルプ町の日本製紙北海道工場旭川事業所の従業員から「塩素のようなものが漏れた」と119番があった。
同市消防本部や道警旭川東署によると、男性従業員14人がガスを吸い込んで病院に搬送され、1人が低酸素症で自力歩行が困難となっているという。

同市消防本部などによると、ガスはパルプを漂白するために用いられる二酸化塩素が気化したことで発生したとみられる。
事業所の3階部分に設置されている配管が落下物の衝突で穴が開き、管の中から二酸化塩素が漏れ出したという。
事業所のある従業員は「プールの塩素のような強い刺激臭がした」と取材に語った。工場の外にガスは流出していないという。