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不法投棄監視にドローン 三重県が来月運用で試運転 全国初、システムと合わせて導入

11/3(金) 11:00配信 伊勢新聞社

三重県は不法投棄された産業廃棄物の監視や測量を効率的に進めるため、小型無人機(ドローン)の活用を始める。
ドローンが上空から撮影した写真を元に、専用のシステムで立体の地図を作成する仕組み。廃棄物の正確な把握や早期発見が期待される。
県によると、ドローンとシステムを合わせて導入するのは全国初の試み。職員らが2日、四日市市内でドローンを試運転し、運用開始に備えた。

県によると、廃棄物の測量はこれまで、県職員らが不法投棄の現場に立ち入り、廃棄物が積み上がった山に登るなどしてメジャーを使う必要があった。
大規模な不法投棄では、10人ほどの職員が丸一日を掛けて作業に当たるケースもあったという。

ドローンを導入すれば、機体に搭載したカメラが上空から不法投棄の状況を把握できることから、測量は数人程度の職員によって半日ほどで終わる見通し。
システムが立体の地図を作成して自動的に廃棄物の量を計算することで、より正確に測量できるという。

不法投棄の情報提供があった場合の早急な対応も期待される。山間部などの立ち入りにくい場所でも、ドローンを使えば離れた場所から不法投棄の状況を把握できる。
積み上がった廃棄物に登るなど、危険な作業をしなくて済むという利点もある。

導入費用は約1千万円。
「レンタルでも1回に数10万円はかかる。
年間で少なくとも10回は使用することを踏まえて購入を決めた」(担当者)という。職員らは9月から、山中でドローンを実際に飛ばすなどして操作方法を学んできた。11月10日から運用する。

この日、廃棄物の測量や監視を担当する6人の職員らが県環境保全事業団が運営する新小山最終処分場(四日市市小山町西北野)で、ドローンを試運転。
約20メートルの高さを保ちながら埋め立て地の周辺を5分間ほど飛行させて、上空から数百枚の写真を撮影した。

県廃棄物監視・指導課の山名通之課長は
「職員の操作技術も向上し、安全に運航できるようになった。ドローンは不法投棄の早期発見に役立つはず。立体地図の精度が非常に高いことにも驚いている。最新技術を使って不法投棄を根絶したい」と話している。
伊勢新聞社