今年殺害の記者65人=女性が倍増―国際団体

12/19(火) 17:07配信 時事通信

国際ジャーナリスト団体「国境なき記者団」(RSF、本部パリ)は19日、2017年に報道に関連して殺害された記者やメディアのスタッフらが65人に達したと発表した。

このうち39人は報道内容を理由に意図的に命を奪われたという。

犠牲者が多かったのは内戦が続くシリアの12人で、麻薬関連の犯罪が頻発するメキシコがこれに次ぐ11人。
イスラム過激派によるテロが頻発するアフガニスタンが9人だった。

女性の死者は10人で、昨年の5人から倍増した。この中には、世界各国の富豪らによるタックスヘイブン(租税回避地)利用の実態を暴露した「パナマ文書」の報道に関わり、爆殺された地中海の島国マルタの記者ダフネ・カルアナガリチアさんも含まれている。