米空軍、乱射容疑者の犯罪歴登録せず 銃購入防げた可能性

11/7(火) 10:53配信 AFP=時事【AFP=時事】

米南部テキサス(Texas)州の教会で26人が死亡した銃乱射事件で、
容疑者の男が以前所属していた米空軍は6日、容疑者が妻と子どもへの暴力で有罪判決を受けていたにもかかわらず、連邦捜査局(FBI)が運用する犯罪歴データベースに登録されていなかったことを明らかにした。
今回の事件を防げた可能性があり、原因を調べている。

事件の実行犯デビン・パトリック・ケリー(Devin Patrick Kelley)容疑者(26)の情報が未登録だったのは
「全米犯罪歴即時照会システム(NICS)」と呼ばれるデータベース。
銃の購入者の身元調査にも利用されるため、容疑者の犯罪歴が登録されていれば銃の購入や所持はできなかったとみられる。

米空軍の報道官は声明で「これまでに得た情報によると、ホロマン空軍基地(Holloman Air Force Base)の特別捜査室はケリー容疑者のドメスティックバイオレンス(DV)の犯罪歴をNICSに登録していなかった」と述べている。

声明によると、ケリー容疑者は妻と連れ子に対するDV2件について軍法会議にかけられ、有罪判決を言い渡された。従って、連邦法の規定で銃器の購入や所持は禁じられていた。【翻訳編集】 AFPBB News