米、18年度予算成立=土壇場で政府閉鎖回避

3/24(土) 5:56配信 時事通信【ワシントン時事】

トランプ米大統領は23日、2018会計年度(17年10月〜18年9月)歳出法案に署名、予算は成立した。

国境の壁予算などが不十分だとして拒否権行使の構えを見せていたが、国防予算の拡充による安全保障を重視した。
つなぎ予算が同日に失効し、政府機関が閉鎖される事態は土壇場で回避された。

議会が23日までに可決した法案は総額1兆3000億ドル(約136兆円)。国防費に約7000億ドルを計上したほか、トランプ氏が公約に掲げるメキシコ国境の壁建設費に16億ドルを盛り込んだ。

トランプ氏はホワイトハウスで記者会見し、
与野党の妥協で予算規模が膨らんだのは「非常に残念だが、国防費を確保する上で選択肢はなかった」と説明。
「拒否権行使を真剣に考えたが、大規模な国防予算を優先した」と述べた。