川金、納入先63%で改ざん 免震・制振、参入当初から

2018年10月24日 18時47分

免震・制振装置の検査不正が明らかになった川金ホールディングス(HD、埼玉県川口市)の子会社が、これまでに納入した148の建物のうち63%に当たる93件でデータを改ざんしていたことが24日、分かった。
2005年2月の参入当初から偽装に手を染めていた。最大手KYBと子会社による改ざんや疑いも7割と高い。不正は常態化していたとみられる。

川金HDでは、傘下の油圧機器メーカー光陽精機(茨城県筑西市)が製造し、川金コアテック(川口市)が出荷していた。
これまでに免震用は45の建物に取り付け、このうち9%の4件が不正だった。
(共同)