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三菱マテ爆発、元工場長ら不起訴 津地検「証拠足りず」

2017年12月26日 22時41分

三菱マテリアル四日市工場(三重県四日市市三田町)で2014年1月9日、熱交換器が爆発して5人が死亡、13人が重軽傷を負った事故で、
津地検は26日、業務上過失致死傷の疑いで書類送検された当時の工場長(60)と副工場長(58)を嫌疑不十分で不起訴とした。

事故は、工場内の炉から出る高温ガスを冷却する筒状の熱交換器(直径約90センチ、長さ約6メートル)の洗浄作業をする際、ふたを外した直後に発生。
元工場長らは、熱交換器内の化合物に爆発性があることを認識し、水を入れて化合物を安定化させてからふたを外すよう部下に指示するなどの注意義務があったのに怠ったとして、今月5日に県警が書類送検していた。

一方、会社が設置した事故調査委員会は爆発の原因となった化合物について「公知の化学的情報がなく十分、検討することができなかった」として、事故の予見は困難だったと結論付けた。
県警が鑑定を依頼した専門家も同様の見方を示しており、県警は送検時、起訴を求める意見は付けなかった。こうしたことから地検は、元工場長らの事故の予見可能性を立証するのは困難と判断したとみられる。

津地検の小島達朗次席検事は不起訴理由について「過失を認めるに足りる証拠がなかった」と説明した。
(中日新聞)