米軍新型輸送機MV22オスプレイの普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)への第2陣12機の追加配備について、
日米両政府は7月に、昨年の第1陣と同様、米海兵隊岩国基地(岩国市)へ一時搬入する方向で調整を始めた。
試験飛行や整備を経た後、普天間へ移動させるが、具体的な時期については今後詰めの検討を急ぐ。
日米関係筋が30日までに明らかにした。
岩国基地は、普天間に現在配備中のオスプレイが日本本土で実施する低空飛行訓練の拠点。
昨年、第1陣の12機も普天間配備前に搬入され、約2カ月間駐機した。

 米側は日本側との協議で米軍の那覇港湾施設(那覇市)へ直接陸揚げし普天間へ移動する案を提示したが、
日本側がオスプレイへの反発が強い沖縄県内の世論を刺激すると難色を示した。
このため米側が譲り、岩国を経由する方向となった。
米側は試験飛行などを終えた後、速やかに普天間へ移動させたい意向だ。



中国新聞