30年程前、入社時に体験訓練に行った。
5mほどの高さのロープを渡る訓練とか体験したが、指導してくれるのは
レインジャー資格を持つ、優秀な隊員。

その横で、今まで指導してくれてた若手の隊員は遠巻きに見てるだけ。
なんでも、レインジャー資格をもっていない隊員は、安全確保規定が
あり、2.5m以上の高さのロープ訓練には携われないとか言ってた。

「体験入隊の我々が5m渡ってるのに?。」というと、現場の訓練指導官
の人が、「今はそうゆう時代なんです...」とか言ってた。

10年程前、陸自の幹部の方から話しを聞く機会があった。

北海道の夏季山中訓練では、クマに遭遇して対処する必要があるから、
実弾を最小数量携帯している。ところが、実際にクマに遭遇すると
大半が撃たずにスタコラさっさと逃げ出してしまう。酷い時は
銃をホオッテ逃げる隊員が続出するという。実弾訓練が少ないし、
常に的を狙って撃つ基本訓練しか行っていないからとのこと。

結局、常に実弾を携行し、不測の事態ですぐに構えて撃つ
という訓練を常に行っていないと、少なくともゲリラ掃討
なんてできないということ。