【朝鮮日報社説】中国ハッカーのカモとなった韓国の外交官[06/06]
http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1307331015/
2009年4月にロンドンで開催されたG20(主要20カ国・地域)首脳会議を前に、韓国政府が対外秘
としていた電子メールが、同年2月に中国によってすでにハッキングされていたことが分かった。
この電子メールにはG20の議題ごとに、出席する各国の考え方やそれに対する韓国の対応など
が記載されていたほか、韓米両首脳による電話会談の内容も明記されていたという。李明博
(イ・ミョンバク)大統領は政府の戦略が他国に筒抜けになっていたことも知らないまま、
G20に出席していたのだ。

国家情報院は外交関係の機密はもちろん、公務員の私的な電子メールまでもが中国ハッカー集団
に狙われていたことをすでに把握している。外交官が機密のやりとりを行う際には、インター
ネットとはつながっていない独自のネットワークを利用しなければならないはずだが、実際は
個人の電子メールを使用していた。つまり情報が勝敗を決する外交舞台で仕事をする外交官と
しては、絶対にやってはならないミスを犯していたのだ。

グーグルは最近、中国に拠点を置くハッカー集団がグーグルのGメールをハッキングしている
ことと、アジアで行われているハッカー攻撃の大部分は韓国のGメールが対象になっているこ
とを明らかにした。ここ数年の間に北朝鮮はDDoS(分散型サービス妨害)攻撃や農協ネット
ワークへの進入を行ったが、それらも中国にあるサーバーが利用されていた。重大なサイバー
攻撃はその影響が非常に大きいため、米国は武力による報復まで検討しているという。このよう
に各国がハッキングに対して非常に神経を使っている中にあっても、韓国の外交官や政府関係者
は、ハッキングの脅威に弱い商用の電子メールを使って国家機密を安易にやりとりしていたのだ。