東レがワンサイドゲームで圧勝
準決勝
東レアローズ 3(25-18,25-16,25-22)0 岡山シーガルズ

東レが全くの圧勝と言えましょう。
多少勝負になったのは、岡山が宮下のS1ローテから始まって4-0、8-4、12-8とリードした第三セットだけで、
そのセットも結局は東レが二枚替えで登場の白井、野呂で白井のサーブて崩して一気に逆転。最後も東レがきっちりと石川の強打ですんなり勝ちにつなげた。
トータルで見れば、大人と子供と言うのは言い過ぎにしても、東レからすると高校生相手の様なワンサイドゲームでした。

岡山はこの日も長Pをミドルでフル出場させた他、サーブで狙われて攻撃も冴えなかったレフト吉岡に代えて古川を後半は全出場。
長Pの良い速攻もありましたが、東レに多少通用したのはチーム全体から見て古川の強打だけでした。
対角の金田はサーブレシーブ対応で精一杯で、攻撃面は全くダメ。普通のアタックは殆どワンタッチを取られて相手のチャンスボールに。
何よりも全く威力が無かった。
第一セットは序盤からリードされ、第二セットも出だしでリードしたもののすかさず東レに逆転され、いいところなし。
先発セッターの宇賀神も後発の宮下も、ゲームメイク以前の問題。第三セットは先発でセッター宮下、対角を高柳有としたが、成功しなかった。高柳は特段攻守に際立ったものがある選手ではないが、邪魔になるタイプでもない。
「ミスをしてはならない」信条の筈の岡山としてはスパイクミスも多く(チャレンジシステムのあるゲームだったら色々と「手」もあったかもしれないが)今日の完敗ゲームを象徴するシーンとして、第三セット後半でフォワードに落とされたサーブを、オーバーで取ろうとした居村の混乱したサーブレシーブミス。すかさず作戦タイムののち、居村→川島としたのは河本監督らしさを感じたが。久光には何とか勝てても、打ち屋がワンサカいる正攻法の東レには歯が立たないのが現状の順位でしょう。