中田は視野が狭いんだよね。
久光の監督やってる時点で全日本監督として世界と戦うことを視野に入れてたんなら、
久光の強化というより日本バレー全体の底上げを考えなければいけなかった。
しかし、中田は「全日本監督の地位」欲しさに久光の強化にまい進した。
その手法が自チーム選手の徹底強化であれば問題ない。
しかし、中田がとった手法は選手の囲い込みだ。

石田瑞穂が久光を抜けデンソーに移籍した際、
石田抜きでも戦える戦力を持っているにもかかわらず、
移籍に同意せず、石田は1年間デンソーの戦力に加わることができなかった。

久光はこのような「敵チームの戦力強化阻止」アプローチに熱心だ。
有望な高校生・大学生を根こそぎ久光に囲い込むのも同系のアプローチだ。
これぞ中田イズムの神髄だ。
これによって「久光が楽に勝てる環境」が構築される。

しかし、これで日本バレー全体が底上げされるか?いや、全く逆だ。
これでは久光選手も世界レベル鍛え上げる必要はない。
また、他チームも戦意喪失する。

むしろ、中田が世界を狙うなら、
久光が国内の絶対強者になることを懸念すべきだった。
これは彼女の深刻な問題だ。インテリジェンスの問題だ。