0004名無しさん@見た瞬間に即決した
2019/08/12(月) 20:40:31.28ID:KpYhRdQShttps://egg.5ch.net/test/read.cgi/rongo/1524579725/2
2 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2018/04/24(火) 23:23:45.27 ID:WlJCnZ6W
67 名前:世界@名無史さん[] 投稿日:2010/12/01(水) 16:56:50 0
共和制は理解され難い観念だが、立憲君主制は理解され易い観念である。
即ちそれは、少数の者だけが探求できる複雑な法律や観念を包蔵していると共に、
多くの無教養の者にも理解し易い要素を持っているのである。
王室は時折、上品で優雅な事件によって、干涸びた政治を救っている。
即ち王室は、政治の中に政治と無関係な事件を持ち込む。
しかしこの事件は、庶民の心情に訴え、またその考えを捕えるのである。
要するに君主制は、興味深い行動をする一人の人間に、国民の注意を集中させる
統治形態である。これに対し共和制は、いつも面白くない行動をしている多数の人間に
向かって、注意を分散させる統治形態である。
ところで人間の感情は強く、理性は弱い。したがって、この事実が存続する限り、
君主制は広く多くの者の感情に訴えるために強固であり、共和制は理性に訴えるため
弱体であると言えるであろう。
ウォルター・バジョット