>>290
中古車業者はコストと引き換えに流動性というメリットを提供している。「もしもその流動性が不要ならば」そのコスト負担は削減できる。

非常に単純化して説明してみる。
仮に新車価格100万の車があり、これを10年で均等償却すると考える。つまり1年に10万ずつ価値が減っていき、10年後に車は廃車となって価値が0になる。
新車として買ってから5年後、中古車市場で売買される場合、車の価値は50万円である。しかし下取り価格と販売価格には必ず差がある。これを20万円としよう。
車の売り主が価値50万円の車を40万円で売り、買い主は60万円で買った場合、どちらも10万円の損が発生する。
この損は、新車を買って売らずに10年所有する場合は無い損である。