●トヨタ プレミオ&アリオン 試乗記 2001年
https://www.carview.co.jp/express/premio_allion/index.asp

プレミオ/アリオンの最大のセールスポイントは、
圧倒的なインテリアの広さと、驚異的な高品質感だろう。
前・後席に175cmの男性が座っても後席で足が組めるほど。
運転手付きのサルーンとして使用できるくらいである。

カローラからセルシオまで共通する基本レイアウトで
設計されたインパネ周りの高級感も、まさしく"クラウン並"といっていい。

同クラスのライバルといえばレガシィ、アコードあたりだろうが、
これら2車とプレミオ/アリオンでは各部の質がまったく勝負にならず、
プレミオ/アリオンの方が、2ランク〜3ランク上の車格に見える。

フットワークの味付けは、最近のトヨタ車の例にもれず、
滑らかな乗り心地とシッカリ感、そして、少々の荒っぽい運転でも
ラインを乱さないフトコロの深さが同居したレベルの高いもので、
ステアリングとブレーキのタッチが欧州車風にカッチリしているのも
最新トヨタの美点だ。
まあ、この種のセダンはトヨタが最も得意とするところで、
スポーツカーはともかく(失礼!)、プレミオ/アリオンで
ハズすことはあり得ないともいえる。

1.5リッターはもともと静かな上に音質もスカッと抜けているため、
高回転域まで回してもまったく苦にならない。
2リッターや1.8リッターと直接乗り比べでもしない限り、
高速道路や山道路も含めて"1.5リッターが非力"と感じるシーンはほとんどない。