当社も3〜4年前、薄利多売でヤフーオークションにて出品をしていました。
月間30台の販売実績を2年間継続しました。
が、例の京都の業者の走行距離改ざん摘発の事件から、一気にヤフー
オークションへの不信感がユーザーに浸透したのか、売れなくなり、
それまで店頭2割・ヤフー8割だったものを、店頭100パーセントに
変更しました。
下取車で店頭ではとても売れない粗悪車や走行距離が改ざんされている車両、または疑わしいもの
を時々ヤフーに出品していましたが、車検が付いていれば結構売れる様な気
がします。
ですが、皆様がお感じになっている通り、お客さんの質はかなりおちます。
ひどい人の場合、納車後、数ヶ月してから『室内にココナッツorバニラ』の
においがするとの事で、『瑕疵担保責任』を盾に一方的にキャンセルする落札者も
いました。(もちろん弁護士をいれて蹴りましたが・・・)
登録費用や整備費を頂戴できる店頭販売とは違い、車両のみの利益で業者
としてのある程度の販売責任を課せられるのが現状です。
でもヤフーをきっかけに、リピーターになってくれるユーザーが存在するのも
事実です。
販売方法はどうあれ、お客さんを誘致するツールとしては知名度があるので
利用価値は高いと思います。
皆様お感じの通り、ここ数ヶ月、問い合わせ&販売台数が激減しています。
新車&中古車問わず、非常に厳しい現状です。
売れないからといって、値段を下げるのか、車種を変更するのか、ヤフーオークション
に再度参画するのか・・・
指をくわえて『売れない』といっても日が経つごとに経費がかかり、従業員
を遊ばしているだけなので、できることはすべて行ってみようと思います。
ヤフーが『走行改ざん車や事故車等の粗悪車のオンパレード』といわれていますが
出品車の中には私たち業者が見ても『この価格だったら業者オークションに
出せば儲かるのに』と思う良質車も出品されています。(←一般ユーザー)
当方は『ヤフーはヤフーの販売形態』、『店頭は店頭の販売形態』と
完全に2分化しています。
契約書も違えば、接客態度・応対方法も違います。
お客様を案内する場所も違います。
ヤフーに出品している車両はGoo&カーセンサーには載せません。
完全に販売形態も営業方針も分けています。
ヤフーに参加すると『車屋として超えてはいけない一線を超えるのではないか』
という書き込みがありましたが、頭の中も方針も完全に2分化することで
業を営んでいます。
でも、以前にヤフーで販売して、名義変更せずに連絡が取れず、駐車伊違反を
重ねられ、ひどい目にあったこともあります。
ハイリスク&ローリターンであると思いますが、ヤフーオークションという
市場が成立しているのも事実です。
私は、店頭で売れないなら、ヤフーオークションに依存することなく、1つの
販売ツールとして業務に取り入れられてはいかがかと思います!