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中古本販売大手のブックオフコーポレーションが高級路線に力を入れている。
フリマアプリ「メルカリ」など、ネットを通じた個人間の直接売買が広がっているあおりを受け、主力の書籍やCDの売り上げが振るわなかった。
2017年3月期の純損益は11億円の赤字で、赤字は2期連続。

 対抗措置として打ち出すのが、競合の少ない富裕層へのアプローチだ。
子会社のハグオールは、伊勢丹などの百貨店で買い取りサービスを展開し、売り上げは前年の2・3倍となった。
ただ、事業の拡大ペースを見誤り、大型の物流倉庫を借りたため、採算が合わなかった。
今後は倉庫を縮小し、黒字化をめざす。堀内康隆社長は「富裕層でも、中古品を取引することへの抵抗感は薄れている。
戦い方を考えながら改革を進めていく」。

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