一般に日柱の天干通変星は空白である
しかしながら,この位置の通変星をあえて算出するならば
日干と日干(つまり同じもの)を比較するため
どんな命式でも日柱の天干通変星には比肩が入る

ゆえに,命式中に見つけることはできないが
誰しもが必ず一つの比肩を持っているのである

つまり,いつどこで生まれようと必ず全ての人間に与えられる星が比肩であり
逆にいえば比肩無しには,命式どころか人間そのものの存在も危ういのである

言うならば,比肩とは「自分」そのものであり,よく自我の星などと言われるが
重要なポイントは先ほども述べた通り,たとえ命式中に比肩が見つからなくても
”誰しもが必ず一つの比肩を持っている”ということである

ゲームに例えると,「比肩の数=残りライフ数」のようなものであり
命式中に比肩が無ければライフは1,まさしく命そのものということになるが
命式中に比肩が1つあればライフは2
命式中に比肩が2つあればライフは3となるため
たとえ身の危険を晒してでも,スリリングな世界で
余裕のある堂々とした振る舞いができるようになる

比肩と同じく劫財も自立星であるが
こちらは必ずしも全員に与えられる星では無いため
個人主義や一匹狼,マイペースなど,よりパーソナリティに特化した要素が強くなる

あれ...今まで思ってた比肩と劫財のイメージが逆になってきたぞ...