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【勉強会】The QABALISTIC TAROT【+雑談】Part9
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0001名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/02/25(木) 05:55:47.24ID:NcToXokI
近代タロットの理解にはカバラの知識が必須であることは、割とよく
知られていると思います。
しかしなから、タロットの理解に必要なカバラの知識って、日本に
おいては、あまり紹介されていないのが現実なんですよね。

というわけで、タロットの理解に必要なカバラの基本的知識を得るために
以下の本を引用、翻訳、考察しながら、色々と勉強していきたいと思います。

書名:The QABALISTIC TAROT
   A TEXTBOOK OF MYSTICAL PHILOSOPHY
   カバラ主義のタロット
   神秘主義的哲学の教科書
著者:Robert Wang

※話題への、ソコはちゃうやろ的ツッコミとか、雑談とかは歓迎ですが、
教えて的な質問に答えたりとかは面倒なので、スルーする可能性が高いです。
0301名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/11/25(木) 06:16:25.22ID:+diyrAg+
>>300
息抜きのカキコ、ありがとうございます。 (^o^)/

体力的や気力的というよりも、モチベーション的に息切れしつつありますが、
とりあえずゴールを目指して頑張ります。 (^^;

※そもそも人類は、ラスボスである「至高の三角形」の「小径」を攻略するには、
 レベルが低すぎるんですよね・・・。
0302名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/11/25(木) 06:22:49.67ID:+diyrAg+
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 246) ---
Almost everyone has had the experience of feeling that they have touched some special
reality in sleep, a lesson which on waking seemed absurd at best.
ほとんど誰もが、睡眠中に何かの特別な現実に触れ、そして目覚めたときには、どんなに
良く見ても不合理なように見える学課であると感じた経験を持ったことがある。

We may recall a few words which, when translated from the sleeping to the waking
condition appear absolute nonsense.
我々は、眠りから目覚めの状態に移った時には、完全に無意味であるように見える、
いくつかの言葉たちを思い出すかもしれない。

In fact, any idea which is disconsonent with our waking reality is usually dismissed.
実際に、我々の目覚めている現実と矛盾する、どのような考え方でも、通常は捨てられる。

Such ideas may be dangerous and disruptive to our perceptions of self and
environment, so we put them aside.
そのような考え方たちは、我々の自己と環境の認識たちにとって危険で破壊的である
かもしれないので、我々は、それらを脇に置く。

On the other hand, a great deal of the practical Great Work involves the assimilation
of concepts which contradict our mundane ideas of what is "real," and what is not.
その一方で、実践的な「偉大なる作業」の数多くは、何が「現実」で、何がそうでないか、
という我々の現世での考え方たちと矛盾する概念たちの融合を伴う。
--- ここまで ---

ここから先は、夢物語を語りたいということであれば、それはそれでいいのですが、
それは、カバラ主義に基づく解説ではなく、あくまでも個人的な夢物語であるという
ことを、我々は認識しておく必要があります。
つまり、ワタシが目指している「カバラ主義による宇宙創造論」とは、全く方向性の
異なるものですが、現実問題として、これは避けられないことなのでしょう。
0303名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/11/26(金) 06:16:43.80ID:qhs7RXEG
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 246) ---
Let it be clearly understood that THE FOOL, THE MAGICIAN and THE HIGH PRIESTESS
(Paths touching Kether) must be approached with a certain good natured whimsy.
「愚者」、「魔術師」、そして「高等女司祭」(「ケテル」に隣接する「小径たち」)は、
ある程度の善良な気まぐれで、取り組まれしなければならないことを、明確に理解しなさい。

As we realize that the experience of Kether means the total annihilation of Self
as we conceive it, we also see the irony of our attempt to grasp such refined
principles from an earthly perspective.
我々が、「ケテル」の経験は、我々がそれを考えるにつれて、「自己」の完全な全滅を
意味することを理解するので、我々はまた、地上の視点から、そのような洗練された原則
たちを把握するための我々の試みの皮肉も理解する。

We are, as Dion Fortune once noted, little children attempting to spell God.
我々は、かつてダイアン・フォーチュン氏が注記したように、「神」を綴ろうと試みる、
小さな子供たちである。
--- ここまで ---

何も知らない子供たちは、怖いモノ無しで、何でもチャレンジしますからねぇ。
星を取りたくて竿を振り回している弟に向かって、兄が屋根に上がれとアドバイスする
ヨタ話を思い出します。

いずれにしても、現状では、「ケテル」について何かを考えることは、労力と時間の無駄
でしかないわけですし、それについての文献をあさったところで、何も得られないという
ことですし、ワタシがここで何かを書くのも、それを読むのも無駄だということです。
ということで、この「0:愚者」の節は、全てが無駄なのでした。

え、なんでオマエは、そんな無駄なことをしているのかって?
まあ、今まで続けてきたということでの、単なる惰性ですよ。
そこに文字が綴られているから、翻訳してるだけですしおすし。
0304名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/11/27(土) 07:25:36.27ID:qX5OclaK
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 247) ---
However, once we recognize the impossibility of approaching the highest levels of
the Universe directly, we are driven forcibly into the key principle of the
Mysteries, As Above, so Below.
しかし、いったん我々が、「宇宙」の最も高い段階たちに直接接近することの不可能性を
認識するならば、我々は「神秘的教義」の鍵となる原則である、「上の如く、下も然り」
の中に、強制的に追いやられる。

We look into that which is "below" as a mirror reflection of that which is "above."
我々は、「上」であるものの鏡面反射として、「下」にあるものを調査する。
--- ここまで ---

「上の如く、下も然り」は、細かいことを抜きにすれば理解できなくもないのですが、
それはしばしば、「下の如く、上も然り」と誤解もしくは曲解して応用しようとする人が
少なからずいるのは、はっきり言って勘弁してほしいです。
要するに、それは我々のような下層の貧乏人が、上層階級の暮らしぶりを夢想するような
ものであり、何の役にも立たないということです。

我々のレベルと、この至高レベルにおける決定的な違いは、それが「特異点を持つ」という
ことであり、それは、我々のレベルにおいては、決して理解することのできない禁忌の概念
であり、それゆえ、我々の現在の想像力を拒否し続けるものであって、今のところ、それは
「オールマイティ」以外の概念では解消されるメドは立っていないわけです。

もちろん、「上」であるものを知るために、「下」のものを調査することは重要であり、
そのこと自体を否定するわけではありませんが、現状では、それによる成果は、単なる
夢物語以外のものは、何も得られていないことを、我々は理解しておく必要があります。

言ってみれば、今までずっと期待されてきた壮大なるタロットの物語が、最後の最後で、
超絶神頼みの最低な夢ヲチで終わってしまった超駄作であったという感じですかね。
まあ、ワタシとしては、そういう駄作批判もアリなのかな、とか思ってたりします。
0305名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/11/28(日) 06:40:40.80ID:C/B29Do2
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 247) ---
Every Key is, in fact, fourfold.
実のところ、どの「鍵(大アルカナ)」もみな、四重である。

And while THE FOOL is usually discussed in terms of the Highest Spirit of Atziluth,
it also appears in Briah, Yetzirah and Assiah.
そして、「愚者」は通常、「アツィルト界」の「最高の霊」の観点から議論されるとはいえ、
それはまた、「ブリアー界」、「イェツィラー界」、そして「アッシャー界」にも出現する。

Thus, somewhere in our basest and most comprehensible existence, we will find a
correlate to the upper activity of THE FOOL.
従って、我々の最も下劣で最も理解可能な存在の中のどこかに、我々は、「愚者」の上位の
活動との相関物を見つけるだろう。

The process is a kind of spiritual detective work.
この過程は、一種の霊的な探偵の仕事である。

We look deeply into Malkuth and find Kether!
我々は、「マルクト」の中を深く調べて、「ケテル」を見つけ出す!
--- ここまで ---

とはいえ、我々の「アッシャー界」の「マルクト」から、「アツィルト界」の「ケテル」を
探索しようとする試みは、実際には、ほぼ不可能と言えるほどのレベル差があります。
もちろん、ずっと将来にわたって可能性はゼロであるとは断言出来ませんが、将来的に
地球上の人類が絶滅するまでに、それが判明するとも思えないぐらい、困難です。

結局のところ、我々は、そのいかがわしげな「a kind of spiritual detective work/一種
の霊的な探偵の仕事」と言われているものに頼る以外の手は無いということになります。
そして、その手の何ら根拠の無い、いやいや霊的な探偵たちの仕事の結果として、現状で
様々なデザインの「0:愚者」たちが存在することになったということですよね。
0306名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/11/29(月) 05:59:23.71ID:q8bxpBHy
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 247) ---
This is the essence of what Teillard de Chardin, the great modern Catholic mystic,
was describing.
これは、偉大な現代のカトリック教神秘主義者である、テイヤール・ド・シャルダン氏が
述べたことの本質である。

The Divine Spirit is all that we know: we live within it, we breathe it, it is
ourselves.
「神の霊」は、我々が知るもの全てである:我々はその内に住み、それを呼吸し、それは
我々自身である。

Every thing is an expression of the energy symbolized by THE FOOL, which is the
beginning of all, as Aleph is the beginning of the alphabet.
あらゆる「物」は、「アレフ」がアルファベットの始まりであるように、全ての始まりで
ある「愚者」により象徴される精力の表現である。
--- ここまで ---

もはや論理など不要で、中身の無い空想論に終始してしまっております。

それはなぜかと言うと、「0:愚者」の本質は「air/空気」ではなく「empty/空」であり、
そこには一切の中身が無いものだからです。

そして、その「空」は、我々の住む物質世界の記述言語や数式とは、極めて相性が悪く、
それゆえ、誰もそれを明確に説明することが出来ないというわけです。

というわけで、ダラダラと無意味な記述が、いましばらく続きますので、そういう無駄話
に興味の無い方は、見ない方がよろしいかと思います。
ワタシとしても、こんな意味の無い翻訳&解説文を世間に晒すのも、あまり気乗りしない
というか、自分の無知さやアホさをひけらかすようで、なんか恥ずかしい気分ですしね。
まあ、罰ゲームの羞恥プレイ気分で、最後までやり続けたいと思います。←謎モチベww
0307名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/11/30(火) 06:20:22.57ID:hst0feHP
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 247) ---
To Aleph, the first of the maternal letters, is attributed Air which, in this
sense means the Life-Breath.
母字たちの最初である「アレフ」には、この意味で「生命の息吹」を意味する、「空気」
に帰属される。

And while most people believe that the East places more importance on the function
of breath than does the West, that is only true of exoteric religion.
そして、ほとんどの人々は、「東洋」は、「西洋」が行うよりも、呼吸の機能に、より
重点を置くことを信じているとはいえ、それは顕教的な宗教にのみ当てはまる。

In Western esoteric techniques, as in the East, breath is everything, both
practically and philosophically.
「西洋」の秘儀的な技術たちにおいては、「東洋」におけるものと同様に、呼吸は実践的
にも哲学的にも両方とも、何よりも大切なものである。
--- ここまで ---

我々が「アレフ」を考察しようとすると、どうしても低次元での例え話としてしか考え
られないわけですが、「アレフ」を「空気」とか「息」とか「呼吸」とかで例えると、
結局は、この手の、素人でも「わかりやすい話」に持って行くしかないわけです。

そもそも、「0:愚者」の「秘伝的な称号」は、「The Spirit of Aether/エテールの霊」
と称されているように、もはや物質的な「空気」とは何の関係も無い形而上のシロモノ
ですので、それを我々の知る「空気」や「呼吸」に結びつけて考えること自体が間違って
います。

そういう意味では、物質的な「空気」ではなく、物質の無い「空」という概念の方が、
より「0:愚者」に近いものではあるのですが、それでも五十歩百歩というか、我々の知る
「空」の概念は、「宇宙創造」における「空」には、全く足元にも及ばないものである
ことを知る、すなわち我々は絶望的に「無知」であることを知る必要があるわけです。
0308名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/12/01(水) 05:44:05.36ID:FJonnFwk
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 247) ---
In terms of the Tree of Life and Tarot, this may be expressed in another way.
「生命の木」と「タロット」に関しては、これは別の方法で表現されるかもしれない。

We described THE MAGICIAN as relating to "words," meaning vibratory patterns
underlying manifestation.
我々は、「魔術師」を、顕在化の根底となる振動様式たちを意味する、「言葉たち」に
関連するものとして述べた。

It is the power of breath, however, which expels the sound.
しかしながら、それは、音を吐き出す、息の力である。

THE FOOL activates THE MAGICIAN.
「愚者」は、「魔術師」を作動させる。
--- ここまで ---

まあ、「息」であるとか「言葉」であるとか、もはやどうでもよくね?、としか言えない
レベルですし、そもそも「0:愚者」や「1:魔術師」が何であるかさえ、そして本当に存在
するのかさえ明確ではないわけですので、そういう低次元な話でお茶を濁すのもどうかと
思うのですが、そういうのも含めて「マルクトでの、お仕事」と思えば、そんなに気には
ならないわけです。

そして、ワタシの書く文章も、「マルクトでの、お仕事」の一つであるわけですので、
何の意味も無いというわけです。

ということで、この章は、早く終わらせたいです。←本音ww
0309名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/12/02(木) 05:47:31.84ID:6CdXFnrD
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 247) ---
Crowley points out another way in which the attribution of Air may be considered.
クロウリー氏は、「空気」の帰属が検討されるかもしれない、別の方法を指摘する。

He describes the nothingness which is air as a vacuum, a fascinating concept when
related to the Tarot number of THE FOOL, zero.
彼は、空気である無を、「愚者」のタロットの番号である「ゼロ」に関連する魅力的な
概念である、「真空」として記述する。

The zero is a vacuum of fertile nothingness; it is the Universal Egg of Spirit,
the Egg of Akasha.
ゼロは肥沃な無の真空である;それは、「霊の万物の卵」であり、「アーカーシャの卵」
である。
--- ここまで ---

「愚者」は、「空気」ではなく「真」の「空」である、という概念は、クロウリー氏の
発想というよりも、マサース氏の着想であると思われます。

最後の文の「Akasha/アーカーシャ」というのは、インド哲学における「四大(地、水、
火、風)」を産み出した、第五の要素であり、概念的な空間要素である、「虚空」を意味
する言葉であり、これらを併せて「五大(地、水、火、風)」と呼ばれています。
西洋神秘学においては、この東洋の「アーカーシャ」の概念は、「エーテル」と同一視
されていますので、マサース氏の『"T"の書』における「0:愚者」の「秘伝的な称号」が
「The Spirit of Aether/エテールの霊」とされているのは、そういう意味です。

とはいえ、「0:愚者」が「真空」や「空」や「虚空」であるのかというと、カバラ的には、
そういう感じではなく、どちらかと言うと、「0:愚者」は「真空」や「空」や「虚空」と
いう「空間」を創造する、根源的な「創造主」に近い立場になります。

つまり、現状では、我々の地上の言葉で語ることは難しい存在であるということです。
0310名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/12/03(金) 06:26:55.77ID:Uhx0JsPH
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 247) ---
Mathematically, zero is the sum of plus one (male) minus one (female).
数学的には、ゼロは、プラス1(男性)マイナス1(女性)の和である。

Thus the egg of the Cosmos is a fertilized ovum of undefined sexuality.
従って、「宇宙」の卵は、定義されない性別の受精卵である。

It is neither male nor female, but is the potential for both.
それは、男性でも女性でもないが、両方の可能性がある。

THE FOOL is the androgenous energy which differentiates into the dramatis personae
of the other twenty-one keys.
「愚者」は、他の21の鍵たちの「登場人物」に分化する、両性具有の精力である。
--- ここまで ---

最後の文の「androgenous」は、「androgynous/両性具有」の誤記ですかね。

ワタシ的には、この「0:愚者」の高次の領域に、低次元の「男」や「女」の概念を持ち出す
こと自体に、違和感というか嫌悪感があります。

そもそも、「愚者」は、「男」と「女」の両方の性を有する「両性具有」ではなく、
そのような「性」の概念が存在しない「無性」の存在です。
生殖するにしても、それは「無性生殖」するレベルであり、他と交わること無しに、
それ自身で繁殖していく原生的な存在です。

つまり、どうしても擬人化して「登場人物」として描きたいのであれば、性的な描写は
一切不要であり、そういう意味では、マサース氏のゴールデン・ドーン版の改変は、
ワタシ的には、満足度が高いです。
そして、後に続く21枚の大アルカナの登場人物たちは、この一人の無性の子供が増殖し、
成長し、進化し、性を獲得して生殖していった姿たちである、といった考え方ですよね。
0311名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/12/04(土) 06:12:07.80ID:Fx8Ye/WN
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 247) ---
Unfortunately, the correct position of THE FOOL at the beginning of the Keys, has
been the subject of dispute.
残念ながら、「鍵たち」の最初の「愚者」の正しい位置は、論争の対象であり続けている。

In some works it has been shown placed in the irrational position of next to the
last card, i.e., as the card of Shin, letter of Maternal Fire.
いくつかの作品たちにおいては、それは、最後のカードの隣の、すなわち、「母字の火」
の文字である「シン」のカードとして、不合理な位置に配置されて示され続けている。

However, this placement appears to have been a purposeful attempt to conceal the
real mystery of THE FOOL from the profane.
しかしながら、この配置は、「愚者」の本当の神秘を、世俗から隠すための意図を持った
試みであったように見える。
--- ここまで ---

本来、「生命の木」や「ヘブライ文字の配置」や「タロットカード」は、独立した概念で
あり、それらをジグソーパズルのように組み合わせようとしたところで、絶対にピッタリ
と噛み合うことはありませんし、人それぞれに異なる組み合わせ方があったとしても、
それは当然のことだと思います。
実際のところ、マサース氏のゴールデン・ドーンの配列は、理論的に見て不自然な箇所が
いくつかあり、それを嫌ってか、ウェイト版では、公式的な組み合わせ方を公表していま
せんし、ウェイト版の「ヘブライ文字」との対応は、「0:愚者」=「シン(母字の火)」、
「1:魔術師」=「アレフ(母字の空気)」、「2:高等女司祭」=「メム(母字の水)」で
ある雰囲気が捨てきれません。

とはいえ、この「0:愚者」にとってカバラ的に最も重要なのは、「生命の木」における位置
であって、ウェイト版でも、「愚者」に「0」を割り当てていますので、カードの真の並び
は「0:愚者」が先頭となり、ゴールデン・ドーン理論通りに、「ケテル」と「コクマー」を
接続する「小径」に割り当てられていることは、おそらく間違いないものと思われます。
0312名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/12/05(日) 06:45:18.33ID:I0P2blkc
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 247) ---
Today the sequence of Keys described in the Golden Dawn Cipher Manuscripts is
generally accepted, as it was by the inventors of the three modern decks
illustrated here.
今日、ゴールデン・ドーンの『暗号文書』に記述される「鍵たち」の順序は、ここで説明
される三つの現代のデッキたちの発明者たちにより、そのままで、大体において受け入れ
られる。

THE FOOL belongs on the eleventh Path of Aleph, and nowhere else.
「愚者」は「アレフ」の11番目の「小径」に属しており、他のどこでもない。
--- ここまで ---

最初の文の「Cipher Manuscripts」は、「Cypher Manuscripts/暗号文書」の誤記ですかね。

ゴールデン・ドーンの『Cypher Manuscripts/暗号文書』には、従来のマルセイユ版の
解釈とは少々異なる、タロットの配置や番号についての記述があります。
そして、そのネタの一つとして、
・「愚者」の番号は「0」であること
・「愚者」が「11番目の小径」であること
・「愚者」の位置は、大アルカナの先頭であること
が示唆されており、基本的には、ゴールデン・ドーン版もウェイト版もトート版も、それに
準拠していますが、ウェイト版については、様々なオトナの事情もあって、解説本である
『The Key to the Tarot/タロットを解く鍵』においては、従来の並びの通り、21番目に
解説されています。

ちなみに、この改変による影響は、「21:宇宙」以外の全ての大アルカナの、「小径」と
「ヘブライ文字」との対応関係に影響を及ぼすという極めて重大なものであり、その結果
として、本来であれば、従来の大アルカナの解釈を大きく変更する必要が出てきます。
とはいえ、カバラを知らなければ、各自で自分勝手に解釈してもらえればいいわけですし、
知っていたとしても、どう解釈すればいいのかは、ワタシには分からないんですけどね。
0313名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/12/06(月) 05:40:51.47ID:c6lB22zg
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 247) ---
It has been suggested that the key to the function and order of the Cosmos is
imbedded in Aleph as it interacts with Lamed.
「宇宙」の機能と秩序の鍵は、「ラメド」と相互に作用するように、「アレフ」に埋め込ま
れることが示唆され続けている。

The Zohar, which describes Aleph as absolute unity, provides equally interesting
material on Lamed.
「アレフ」を絶対的な統一性として記述する『ゾーハル(光輝の書)』は、「ラメド」に
ついても、同様に興味深い素材を提供する。

That letter is discussed as central to the word [kaph][lamed][mem] (Melekh)
meaning King. (*280)
その文字は、「王」を意味する[kaph] [lamed] [mem](Melekh)という言葉の中心として
議論される。 (*280)
--- ここまで ---

ちなみに、(*280)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 278) ---
280. Zohar, Simon and Sperling trans., v. I, 11.
280. Zohar, 『ゾーハル(光輝の書)』、サイモンとスパーリング訳、第一巻、11ページ。
--- ここまで ---
とあります。

この「アレフ(Ox/雄牛)」と「ラメド(Ox Goad/牛突き棒)」の関係性については、
「生命の木」において、「ケテル」と「ティファレト(劣化ケテル)」の鏡像関係を構築
する主要な要素として、以前にも出てきていますので、詳しくは「11:正義」の節を参考に
してください。
とはいえ、「アレフ」を語るために「ラメド」を持ち出すことは、「下の如く、上も然り」
というアレな原則に基づくことになりますので、深入りすべきではないとも思います。
0314名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/12/07(火) 06:04:52.24ID:gc+2b3vA
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 248) ---
This points to Tiphareth as the central, directing force of Microprosopus, the
"Lesser Countenance."
これは、「小さな顔貌」である、「ミクロプロソプス」の中心的で指導的な力としての
「ティファレト」を指す。

This is the King over existence as we know it, its interaction of energies being
symbolized by the letters Mem, Lamed, Caph and by the corresponding Tarot cards,
THE HANGED MAN ([mem]), JUSTICE ([lamed]) and the WHEEL OF FORTUNE ([kaph]).
これは、「メム」、「ラメド」、「カフ」の文字たちと、対応するタロットカードたちで
ある、「吊られた男([mem])」、「正義([lamed])」、および「運命の輪([kaph])」
により象徴される、その精力たちの相互作用としての、我々がそれを知るような、存在の
上を覆う「王」である。
--- ここまで ---

なぜか「アレフ」ではなく「ラメド」の話になってしまっていますが、「アレフ」を語る
ネタが無いので、その対象物である「ラメド」を語ることで、ページを稼ぐ作戦ですね。
ということで、「ラメド」は、「ティファレト」である「王」を意味する[kaph] [lamed]
[mem]というヘブライ語の中心にあり、「ティファレト」は、我々の住む「実在の世界」
を、あまねく支配する「支配者としての王」であるということです。

そして、これにより、「マクロプロポソス(大きな顔)」の中心である「ケテル」が、
「大宇宙」の創造主である「親」であるのに対し、「ミクロプロソプス(小さな顔)」の
中心である「ティファレト」は、親から受け継いだ「大宇宙」を支配する「息子」であり、
そして「小宇宙」の輪廻を司る権限を与えられていると見ることが出来るわけです。

とはいえ、それは既に何度も説明されているものですので、改めて二番煎じされても、
何も得るものはありませんし、「アレフ」に対する追加情報も皆無です。
結局のところ、「0:愚者」のカード自身には、「アレフ」に関する核心的な情報は無く、
その解釈は他の下位カードからの憶測に依存する、ということなのでした。
0315名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/12/08(水) 05:52:25.50ID:T2yKLIqg
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 248) ---
THE HANGED MAN and the WHEEL OF FORTUNE are the Stabilizing Activating and
Stabilizing Formative extremes (see Figure 29) on the Tree of Life between the
Personality and the Higher Self.
「吊られた男」と「運命の輪」は、「人格」と「高次の自我」の間の「生命の木」の上の、
「安定化する活動的」および「安定化する形成的」な「極端たち」(図29を参照)である。

They are exact opposites.
それらは、正確な反対物たちである。

THE HANGED MAN is the water of Universal consciousness, while the WHEEL OF FORTUNE,
Caph-Jupiter, means the very principle of manifestation.
「吊られた男」は、「普遍的」な意識の水であり、その一方で、「運命の輪」である「カフ」
−「木星」は、まさしく顕在化の原理を意味する。

Thus, Lamed may be said to effect the perfect balance between the lower creative
principle and the consciousness on which it acts.
従って、「ラメド」は、下位の創造的原理と、それが作用する意識との間の完全な均衡を
もたらすと言われるかもしれない。

In this we know that Lamed means ox goad, the pointed rod which spurs on the ox,
i.e., Aleph.
これにおいて、我々は、「ラメド」は、雄牛、すなわち「アレフ」を駆り立てる、尖った棒
である、「牛突き棒」を意味することを知る。
--- ここまで ---

引き続き、「アレフ」ではなく「ラメド」の話になっていますが、どんなに「ラメド」を
語ったところで、全く次元の異なる「アレフ」を理解することは不可能です。
というか、このレベルにおいては、「アレフ」が「雄牛」を意味するとか、「ラメド」が
「牛突き棒」を意味するという低レベルな話は、すこぶるどうでもいいことですしね。
0316名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/12/09(木) 06:10:26.55ID:qcTn78PL
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 248) ---
Paul Case offers another explanation.
ポール・ケース氏は、別の解釈を提案する。

He writes that the word [pe][lamed][aleph] "represents the first outflow of
spiritual influence ([aleph]), effecting a continual equilibrium of forces in
action ([lamed]) resulting in the positive expression of the creative thought
([pe]) of the Universal Mind." (*281)
彼は、[pe][lamed][aleph] という言葉は、「『普遍的な精神』についての、霊的な影響の
最初の流出([aleph])を、作用する力たちの継続的な均衡([lamed])をもたらすことを、
創造的な思考の実際的な表現([pe])という結果をもたらすことを、表す」と書く。 (*281)
--- ここまで ---

ちなみに、(*281)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 278) ---
281. Case, Thirty-Two Paths of Wisdom, Lesson 7, 1.
281. ケース著、『知恵の32の小径たち』、第7課、1ページ。
--- ここまで ---
とあります。

ここは残念ながら、「[aleph]/アレフ」という文字ではなく、「[pe][lamed][aleph]/
アレフ」という読みの綴りの話になっていますね。
いずれにしても、ケース氏の言っていることは、「Universal Mind/普遍的な精神」に
関する、いわゆる「精神論」であって、宇宙創造における「アレフ」の役割に関しては、
具体的に何か役に立つような情報はありません。

とはいえ、現実的に見て、我々が必要とするものは、「上の如く、下も然り」の「下」の
部分であり、ケース氏の言葉は、そういう「下」の世界を生きるためには有効だと思うの
ですが、そうはいっても、好奇心旺盛な人は、たとえその知識が何の役に立たなくても、
「上」が何であるかは、ちょっと知りたいところですよね。
0317名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/12/10(金) 05:47:58.89ID:ZXxQkZqp
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 248) ---
This is all very complicated indeed, and one can all too easily become bogged down,
if not actually deceived by the over-zealous manipulation of letter and number symbols.
これは、全ては非常に本当に複雑であり、人は、文字や数字の記号たちの熱心すぎる操作
により実際に欺かれない限り、全く非常に簡単に行き詰まることがある。

What is clear, however, is that the sages who produced Qabalistic documents such
as the Pentateuch and the Zohar expected us to go through this process.
けれども、明らかなことは、「モーセの五書」や『ゾーハル(光輝の書)』などの、
「カバラ主義」の文書たちを創作した賢人たちは、我々が、この過程を通り抜けることを
期待していたことである。

Thus, we must run the risk of dead-end reasoning in attempting to understand the
subtle meanings imbedded in the texts.
従って、我々は、本文たちの中に埋め込まれた微妙な意味たちを理解しようとする試みに
おいて、行き止まりの推論の危険を冒さなければならない。

Is it stretching a point to suggest that implicit in the letters [lamed][aleph]
is all that is above and below, viewing Aleph as the One, with Lamed as the
central balancing energy between the One and that which it projects?
[lamed][aleph] の文字たちに暗示されるものは、「アレフ」を「一なるもの」と見なし、
「一なるもの」とそれが投影するものとの間の中心的な均衡の精力としての「ラメド」と
共に、上と下の全てのものであることを示唆するということである、というのは論点の
誇張し過ぎであるのか?
--- ここまで ---

そもそも、我々が認識できるのは「ティファレト」までという前提条件がありますので、
「ケテル」や「アレフ」を理解する試みの一つとして、その劣化版である「ティファレト」
や「ラメド」を引き合いに出すことは避けられないことは理解しておりますが、けれども
それはレベルが違いすぎて何の役にも立たないことも理解しておく必要があります。
0318名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/12/11(土) 06:19:20.71ID:/JB5IBDF
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 248) ---
At any event, these are sorts of ideas which, when applied to the Tarot images,
are likely to provide special insights.
いずれにせよ、これらは、「タロット」の画像たちに適用される時は、特別な洞察たちを
提供しそうな、考え方たちの種類たちである。

When we know the Qabalistic implications of the letter Aleph and apply it to the
image of THE FOOL, the correspondence of picture and ideas triggers something
unconscious in us.
「アレフ」という文字の「カバラ主義的」な含蓄たちを知り、そしてそれを「愚者」の画像
に適用する時、絵と考え方たちとの照応は、我々の内に、無意識の何かを引き起こす。
--- ここまで ---

まあ、ここに書かれているように、「愚者」が我々にもたらすものは、しょせん「something
unconscious/無意識の何か」であって、そもそも「意識世界」における言葉で語ったり、
絵に描いたり出来るようなシロモノではありませんし、それを理解できるはずもありません。

結局のところ、「0:愚者」の画像は、単なる「宇宙創造の妄想ネタ」の低次の表現の一つに
過ぎないのですが、それでも、我々の究極の探求テーマである「宇宙創造」についての、
重要な「ズリネタ」、いやいや「鍵」の一つであることには間違いないと考えています。

要は、そういう「絶対に見えない」ものを「見たい!」という「究極の無駄な努力」の
結果として、現在の「0:愚者」の三者三様のデザインがあるわけですが、それゆえ、この
究極のカードには、その作者の究極の理解力というか妄想力というか、「誰にも理解される
ことのない全く何の役にも立たないものに対する全力の想い」なるものが、良くも悪くも、
見事にカードの絵の中に表現されているというわけですよね。

ちなみに、ワタシ的には、この「0:愚者」のデザインについては、ゴールデン・ドーン版=
「才能アリ」、ウェイト版=「凡人」、そしてトート版=「才能ナシ」であると、勝手に
評価しております。←あくまでも個人的な見解ですw
0319名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/12/12(日) 06:37:28.10ID:dE27ok0a
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 248) ---
This may be particularly the case with the Golden Dawn FOOL, one of the Order's
most unusual contributions to Tarot art.
これは、特に、ゴールデンドーン版の「愚者」の場合、「タロット」の芸術への団の最も
並外れた貢献作品たちの1つであるかもしれない。

The child is intended to be Harpocrates, which in the Egyptian (Heru-p-khart)
literally means "Horus the Child." (*282)
子供は、エジプト語(Heru-p-khart)では文字通り「子供のホルス」を意味する、
「ハルポクラテス神」であることが意図される。 (*282)

Heru is also written Hru, known as the "Great Angel of the Tarot."
「ヘル(Heru)」はまた、「タロットの偉大な天使」として知られる、「ヘル(Hru)」
とも書かれる。
--- ここまで ---

ちなみに、(*282)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 278) ---
282. Budge, The Gods of the Egyptians, v. I, 469.
282. バッジ著、『エジプト民族の神々』、第1巻、469ページ。
--- ここまで ---
とあります。

この「HRU」は、『"T"の書』の本文冒頭に書かれた「H.R.U. THE GREAT ANGEL IS SET OVER
THE OPERATIONS OF THE SECRET WISDOM./H.R.U.なる偉大な天使は、秘密の知恵の作業の
上に配置される。」にあり、これは、古代エジプトの「天空神」であり、「オシリス神」と
「イシス女神」の「子」である「ホルス神」を示唆していることは明白です。
つまり、ゴールデン・ドーンの解釈では、我々の住む「大宇宙」は、「HRU(ホルス神)」
である「0:愚者」から始まることを示唆しており、さらに、この宇宙は、「親(宇宙)」
から産まれた「子(宇宙)」の一つに他ならないということも意味しているわけです。
0320名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/12/13(月) 05:34:19.34ID:U1ly2X3t
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 248) ---
There are a few Gods which incorporate so many diverse ideas as does Harpocrates:
He is the Child God; he is the God of Silence; he is the God of beginnings,
he is the God of the Sun at its dawning.
「ハルポクラテス神」のような、非常に多くの多様な考え方を組み入れる数少ない神々が
ある:彼は「子供の神」である; 彼は「沈黙の神」である; 彼は「始まりたちの神」で
あり、「夜明けの太陽の神」である。

He is also the son of Isis and Osiris, although it is not yet in that capacity
that he is shown on this Path.
彼はまた、「イシス神」と「オシリス神」の息子でもあるけれども、それはまだ、彼が
この「小径」に関して示されるのは、その能力においてではない。

He is their Child yet to be born.
彼は、まだ生まれていない彼らの「子供」である。

He is all potential!
彼は、全ての可能性である !
--- ここまで ---

ゴールデン・ドーン版「0:愚者」の子供像が「ハルポクラテス神=子供のホルス」である
とか、「タロットの偉大な天使」である「ヘル(HRU)」であるというのは、単なる憶測で
あって、エジブト神話における「ホルス神」の位置づけについては、重要ではありません。
重要なのは、それの「宇宙創造」に関する「属性」であり、その「役回り」にあります。

この場面にあるのは、シンプルに、主人公である「全裸の子供」、紐で繋がれた「黒い狼」、
子供が手を伸ばした先にある黄色(ティファレト?)の「薔薇の花」をつけた「薔薇の木」、
黄色(「0:愚者」?)の空、そして、緑色(「3:女帝」?)の地面のみです。

つまり、このカードは、「all potential/全ての可能性」という妄想の宝庫なのです。
0322名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/12/14(火) 05:53:35.35ID:DL0/Slbs
>>321
冷え込みが厳しくなって、冬本番といったところですよね。 (^^;;

とりあえず、のんびり焦らず、楽しみながら、ゴールを目指したいと思います。(^o^)/
0323名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/12/14(火) 05:58:13.58ID:DL0/Slbs
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 248) ---
He is the expression of the very meaning of the God Name of Kether, [he][yod][he][aleph]
(Eheieh) which is I will be.
彼は、「ケテル」の「神名」である、「私は在るだろう」である、[he][yod][he][aleph]
(「エヘイエ」)の、まさしくその意味の表現である。

So in the Golden Dawn card, the child is about to pluck the rose.
従って、ゴールデン・ドーン版カードにおいて、子供は「まさに」薔薇を摘もうとしている。
--- ここまで ---

「ケテル」の「神名」である [he][yod][he][aleph] は、『旧約聖書:出エジプト記』3:14
に出てくるのは「I am/私は在る」という現在形なのですが、ここではなぜか「I will be
/私は在るだろう」という未来形になっています。
つまり、この子供は、厳密には、まだ「私は在る」という以前の状態であって、つまりこの
カードは、限りなく「生まれる直前の瞬間」を表現していることになるわけです。
ちなみに、ウェイト版では、「生まれた直後の瞬間」として表現されているようです。

ここで大事なのは、「ケテル」は単独では存在できず、「至高の三角形」の頂点としてのみ
存在可能ということであり、それゆえ、その存在の第一歩として、この「0:愚者」が必要
不可欠であるということです。
そうは言っても、我々には「至高の三角形」は見えませんので、その存在は「劣化ケテル」
である「ティファレト」を通じてのみ、形而上的に知ることができるだけですけどね。

そして、もう一つ重要なのは、まだ「生まれていない」状態においては、「子供の神」と
「黒い狼」が紐付けられてペアになっているという構図であり、これは、「物質−反物質」、
「ホワイトホール−ブラックホール」、「宇宙−反宇宙」というような「対生成」の概念を
想定したものではないかと推定できます。
そして、その「対生成」の対称性を破り、真の「存在」へと導くものが、「黄金の薔薇」
という「運命の鍵」であり、ハズレを引けば「対消滅」し、アタリを引けば対称性が破ら
れて、めでたく「顕在化した宇宙」がビッグバンする、という感じでしょうか。
0324名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/12/15(水) 06:02:06.31ID:qb6A41tc
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 248) ---
In Waite's card the Fool is about to walk over a cliff.
ウェイト版のカードにおいては、「愚者」は、断崖の上を歩こうとしている。

Waite describes his figure as stationary, though it indicates the act of walking.
ウェイト氏は、彼の姿を静止していると記述するけれども、それは歩く行為を暗に示す。
--- ここまで ---

先に述べたように、ゴールデン・ドーン版「0:愚者」が、宇宙創造の「くじを引く直前」の
「虚時空(上なるエデン)」の場面であるのに対し、ウェイト版のカードは、「当たりくじ
を引いた直後」の「複素時空(中なるエデン)」の場面であり、そして人物像は、「黒い狼
を連れた子供」から、「白い犬を連れた若者」へと、一瞬のうちに進化しています。

ちなみに、ゴールデン・ドーン版もウェイト版も、従来のマルセイユ版「愚者」のような
「放浪」というイメージはありません。
つまり、良く言われているような「愚者の旅」というものは無く、あるのは、創造主として
の「愚者」の次元を超えた化身であって、言うなれば、大アルカナの人物像は全て「愚者」
の化身であると言うことも出来ます。←言うのは自由ですww
なお、ウェイト版では、「0:愚者」と「1:魔術師」がセットになっていて、「0:愚者」の
持つ棒が、「1:魔術師」の「魔法の杖」となり、そして「0:愚者」の棒に付けられた袋の
中には、「1:魔術師」の「四大元素の道具」が入っているということになります。

いずれにしても、このカードの「愚者」というタイトルは、その働きを正しく見る限り、
ふさわしくないように思えます。
それでも、敢えてタイトルを変更しなかったのは、ひとえに「誰にも理解されない理論」
であったからであり、学術的な「ビッグバン宇宙論」が提唱される以前に、このような
「カバラ的ビッグバン宇宙論」が提唱されたとしても、誰も気に留めなかったと思います。

つまり、それに気づいたマサース氏は、まごうことなき「超天才」であり、それを見抜いた
ウェイト氏も、それなりの能力を持つ者であったということです。←誰か忘れてるw
0325名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/12/16(木) 06:00:37.09ID:xq25A2Ew
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 248) ---
Because of the importance of Horus-Harpocrates to an understanding of THE FOOL in
the Golden Dawn tradition, we must briefly consider the origins of his cult.
ゴールデン・ドーンの流儀における「愚者」の理解に対する「ホルス神−ハルポクラテス神」
の重要性のため、彼の信仰の起源を、簡潔に考察しなければならない。
--- ここまで ---

「0:愚者」の解釈は、ゴールデン・ドーン版において、歴史的な大転換を迎えます。
それは、それまでずっと「遊び人」と思われていたカードが、至高の「超・大賢者」で
あったというぐらいの、究極の下克上イベントでした。
とはいえ、超天才マサース氏による、あまりの下克上のため、我々のような凡人には到底
理解できないレベルまで逝ってしまっており、我々から見れば、遙か彼方の雲の上の存在
というか、もはや影も形も気配さえも無くなってしまっています。

ということで、我々に残された道は、「上の如く、下も然り」の演繹的手法を誤用した
「下の如く、上も然り」の帰納的手法に頼る以外の手が無くなってしまうわけです。
ちなみに、同一レベルの話であれば、「帰納的手法」は、決して悪手ではないのですが、
全くレベルの異なるものに適用しようとすると、ギャグ以外の何ものでもない結果を招く、
すなわち、全く無意味なものになることを、重々承知しておく必要があります。

要するに、「ホルス神−ハルポクラテス神」の「下々の世界」のネタは、「0:愚者」の
理解についての何の手がかりも与えてくれないというわけです。
つまり、我々が、「ホルス神−ハルポクラテス神」の下々のネタ話から得られるものは、
単なるギャグレベルの「ネタ」でしかないということです。

そもそも、我々の知的レベルでは、絵にも描けない、文章にも書けない、そして想像すら
出来ないというシロモノですので、ウォン氏にしても、そしてワタシとしても、この手の
「ギャグレベルのネタ」でお茶を濁すしかないことを、重々ご理解頂ければと思います。

まあ、言い訳ばかりで空しいですけど、そういうのが「空」の本質とも言えますよね。
0326名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/12/17(金) 06:01:37.11ID:3AmZv0Aj
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 249) ---
The Child Horus developed from an earlier God, also known as Horus.
「子供のホルス」は、「ホルス神」としても知られる、初期の「神」から発展した。
This earlier Horus (actually a group of God forms, as was the Child Horus himself)
was one of the first Gods to be worshipped generally across Egypt.
この初期の「ホルス神」(実際には、『子供のホルス』自身がそうであったように、「神」
の集団が形成される)は、エジプトの至る所で一般的に崇拝された最初の「神々」の1つで
あった。

He was represented with the head of a hawk, suggesting that his nature related
to the greatest heights of the Heavens, (*283) an idea which would place Horus
comfortably on the eleventh Path.
彼は、「ホルス神」を11番目の「小径」の上に気持ちよく配置するであろう考え方である、
彼の性質が「天空」の最高の高所たちに関連したことを示唆する (*283)、鷹(タカ)の
頭で表された。
--- ここまで ---

ちなみに、(*283)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 278) ---
283. Budge, The Gods of the Egyptians, v. I, 78, 145.
283. バッジ著、『エジプト民族の神々』、第1巻、78、145ページ。
--- ここまで ---
とあります。

前にも述べたように、この「0:愚者」の人物像は、我々の顕在化した低次元宇宙の存在で
ある「ホルス神」でも「子供のホルス」でもなく、ましてや『"T"の書』に出てくる「偉大
なる天使ヘル(H.R.U)」(そもそも、天使は神以下の存在)というわけでもありません。
ここでのネタは、「この世で最も高い場所にあり、全ての神々の原形となり、全ての神々は
ここから派生したもの」という属性が、この「0:愚者」の人物像に似ているという点です。
つまり、我々の妄想の、さらにその上にある、メタな存在であるということですよね。
0327名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/12/18(土) 06:23:01.62ID:wgA9PL6S
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 249) ---
But the attributes of the early Horus-Gods were assumed in late dynastic times by
the Child who represented the beginning of all sequences, including the beginning
of the day with the Sun.
しかし、初期の「ホルス−神々」の属性は、後期王朝の時代においては、「太陽」を伴う
一日の始まりを含む、全ての一連のものたちの始まりを象徴した「子供」により推定された。

So Horus was related to Ra, and is most easily placed in Tiphareth.
従って、「ホルス神」は「(太陽神)ラー」に関連付けられ、そして、最も容易に、
「ティファレト」に配置される。

And once more, as in considering the [lamed][aleph], we find that we are moving
between the eleventh Path and the sixth Sephira.
そして、もう一度、[lamed][aleph]を考慮する中で、我々は11番目の「小径」と6番目の
「セフィラ」の間を移動していることを見つけ出す。

The correlations are as profound as they are obtuse.
相関関係たちは、それらは鈍感であるけれども、深遠でもある。
--- ここまで ---

何度も言いますが、「0:愚者」の人物像は、「ホルス神」そのものではなく、あくまでも
下界において我々が認識できるように「擬人化」された姿です。
そして、「ティファレト」が「劣化ケテル」である理由の一つは、我々は「ケテル」を
認識できないので、誤用である「下の如く、上も然り」を適用して、我々が少しでも認識
できるようにするための方便でしかないので、いくら我々が「ティファレト」を理解でき
ようとも、我々が「ケテル」を認識できるようになる、ということにはなりません。
つまり、我々が、いくら[lamed]である「11:正義」や「ティファレト」を理解しようとも、
[aleph]である「0:愚者」や「ケテル」を理解することは、決して出来ないのです。

要は、ワタシ的には、「0:愚者」について、考えるだけ無駄であるというのが結論なのです。
0328名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/12/19(日) 05:41:06.22ID:yRch+Sox
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 249) ---
One other interesting point about Horus is that he was traditionally shown as a
child with one lock of hair at the side, and a finger on his mouth as an infantile
gesture.
「ホルス神」のもう1つの興味深い点は、彼は、片側に一房の髪があり、子供のような
身振りのように彼の口の上に指がある子供として、伝統的に示されたことである。

This gesture was misunderstood by the Greeks to be a "sign of silence," and when
the God was given the Greek name Harpocrates, silence was a key attribute. (*284)
この身振りは、ギリシア人たちにより「沈黙の合図」であると誤解され、「神」がギリシア語
の名前である「ハルポクラテス」を与えられた時には、沈黙は重要な属性であった。 (*284)
--- ここまで ---

ちなみに、(*284)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 278) ---
284. Goblet D'Alviella, The Migration of Symbols, Wellingborough, 1979.
284. ゴブレ・ダルヴィエラ著、『象徴たちの移住』、ウェリングボロー、1979年。

Carl Jung's work, which some may find antiseptic and dispassionate.
冷たさや冷静さを感じる人もいるかもしれない、カール・ユング氏の著作。

Yet the inner process of encountering these archetypes was overwhelming as Jung
explains in personal terms, in his autobiographical Memories, Dreams, Reflections,
New York 1973.
それでも、ユング氏が、彼の自伝的な『思い出・夢・思想』、ニューヨーク、1973年、の中で、
個人的な言葉たちで説明するように、これらの元型たちに遭遇する内なる過程は圧倒的だった。
--- ここまで ---
とあります。

まあ、この世の全ての始まりである「0:愚者」にとっては、もはやどうでもいいネタ話です。
0329名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/12/20(月) 06:05:39.22ID:EC1C+BiV
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 249) ---
However such attributions may have happened, whether by design or "accident" the
symbolism fits remarkably.
しかしながら、そのような属性たちは、計画的であろうが「偶発的」であろうが、象徴主義
が著しく適合することが、偶然起きたことがあるかもしれない。

What could be more perfect than THE FOOL as silence prior to THE MAGICIAN who has
been described as the first sound?
最初の音として説明されたことがある「魔術師」より前の沈黙として、「愚者」よりも完璧
なものであることが出来るものは何か?

Here one must believe that symbol systems can evolve in accordance with truly
universal archetypes. (*285)
ここで、人は、象徴体系たちは真に普遍的な元型たちに従って進化することができること
を信じなければならない。 (*285)
--- ここまで ---

ちなみに、(*285)は、NOTES/注記の項には存在しませんでした。
おそらく誤植により、前節の(*284)の二行目以降の「Carl Jung's work, …」が、本来は
(*285)であったと推定されます。

さて、、「子供のホルス神」である「ハルポクラテス」の「口に指を当てる沈黙のポーズ」
ですが、元々は、指しゃぶりをする、すなわち「口唇期」にある「子供」を意味するもの
であって、そもそも常に泣いたりわめいたりおしゃべりしている子供が、じっと静かにして
いることなんて無いわけですし、勘違いするにしても、はなはだしいわけです。
そもそも、「0:愚者」のデザインのどこに「沈黙」の要素があるのか、ワタシには到底理解
も説明も出来ないですしね。

ワタシとしては、「0:愚者」の人物像は、あくまでも「生まれたばかりの純真無垢の幼児」
という属性のみが重要であって、それ以外の属性は、全くもって不要であると考えています。
0330名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/12/21(火) 06:20:03.56ID:XrZRRxmy
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 249) ---
THE FOOL is, in fact, an archetype, as is the companion animal appearing in every
version of the card.
「愚者」は、実際には、カードの全ての版に登場している相棒である動物と同様に、元型
である。

The Marseilles deck shows a brown dog tearing a hole in his master's pants leg;
Waite represented a small white dog in the same essential pose as the Marseilles
dog, though following playfully; Crowley's version, with the tiger "fawning about"
(*286) The Fool, is the most curious.
マルセイユ版デッキは、茶色の犬が彼の主人のズボンの脚に穴を開けるところを示す;
ウェイト版は、マルセイユ版の犬と同じような本質的な姿勢ではあるが、戯れて随伴して
いる、小さな白い犬を表現した;「愚者」に「じゃれつく」 (*286) 虎を連れた、
クロウリー氏の版は、最も奇妙である。
--- ここまで ---

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 278) ---
286. Crowley, Book of Thoth, 69.
286. クロウリー著、『トートの書』、69ページ。
--- ここまで ---
とあります。

全ての版の「0:愚者」に描かれている「動物」の属性は、実は全て異なっています。
最初のマルセイユ版では、物理的な危害を与えて「愚者」を妨害している、怒りに満ちた
害獣として描かれていました。
一方で、ウェイト版では、足元で陽気に飛び跳ねている害の無い仲間として描かれており、
トート版では、猫のように足にじゃれついて、甘噛みしている虎の姿が描かれています。
つまり、ウェイト版やトート版では、既に完全なる主従関係が成立しており、それゆえ、
この「愚者」の人物像は、もはや「愚者」などではなく、むしろ究極至高の「創造神」で
あることを表しているということになるわけですよね。
0331名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/12/22(水) 06:12:32.65ID:HTszkyQL
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 249) ---
Finally, the Golden Dawn card shows a wolf on a leash being held by the small child
whom we have equated with Harpocrates.
最後に、ゴールデン・ドーン版カードは、我々が「ハルポクラテス」と同一視し続けている
小さな子供により握られる革紐(かわひも)で繋がれている狼(オオカミ)を示す。
--- ここまで ---

制作された年代は、マルセイユ版<ゴールデン・ドーン版<ウェイト版<トート版なのです
が、レベル的には、マルセイユ版<トート版<ウェイト版<ゴールデン・ドーン版ですので、
ここではそれにふさわしく、大トリでの解説となっています。
要は、あまりにもマサース氏の変態度、いやいやレベルが高すぎて、当時の並の変態ども
には、その重要性が理解できなくて、日和ってしまったということなのでしょう。

まあ、カバラ主義的な「0:愚者」に対するマサース氏の妄想力、いやいや洞察力は、当時の
「宇宙創造」に関する科学知識をはるかに凌ぐものであったことは確かですので、この
「0:愚者」のカードのデザインは、当時の人智を超えた天才が、絵として描けるものの
限界を攻めたものではないかと、考えています。

まず、この「全裸の小さな子供」と「黒い狼」が「紐」で繋がれて存在しているという
構図ですが、最初は、「○」と「●」という、極性が異なること以外は全く同等の二つの
ものが、「○〜●」のように対称的に虚数空間に出現したものと考えられます。
本来であれば、この対称的ペアは、即座に対消滅してしまうのですが、どちらか一方が、
「生命の木」みたいなものに実る「当たりくじ」を引いてしまい、その瞬間に、「○」は
「小さな子供=優位」に、そして「●」は「黒い狼=劣位」になってしまった(対称性の
破れ)ということなのでしょう。
そして、この「黒い狼」は、「反物質」のように、表舞台からは退場し、そして選ばれた
「子供」が「創造主」となって、「宇宙」が顕在化していくという流れですかね。

とはいえ、ここに描かれた「生命の木」みたいなものが何であるのかは、何も分からない
のでした。←人類の妄想力の限界ww
0332名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/12/23(木) 06:10:48.51ID:OXLqw9w9
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 249) ---
All of these cards make a symbolic statement about the relationship of the animal
nature to the higher spiritual processes.
これらのカードたちの全ては、より高次の霊的過程たちに対する動物の性質との関係に
ついて、象徴的な陳述をする。

It has also been suggested that the small dog is the intellect, man's faithful
companion.
小さな犬はまた、人間の忠実な仲間である、「知性」であることが提案され続けている。

The Golden Dawn and Crowley cards, however, offer a more complicated explanation.
しかしながら、ゴールデン・ドーン版とクロウリー氏のカードたちは、より複雑な説明を
提供する。
--- ここまで ---

このウォン氏の説明は、ウェイト版の「白い小さな犬」が「intellect/知性」を表して
いるようにも見えますが、実際のところ、この究極至高のレベルにおいて、どう見ても
場違いな「人間の忠実な仲間」なんていう俗世間の話題を振ってこられても困るわけです。

ワタシ的には、ウェイト版は、ゴールデン・ドーン版の「○〜●」から「子供〜狼」の
次に続く進化の過程を表しており、あえて例えるならば、正と負の電荷を持つ対称粒子
である「原始陽子〜原始陰子(反陽子)」の対称性が破れて、「陽子〜電子」という、
電荷以外は質量も大きさも異なる「人間(陽子)〜子犬(電子)」のペアとして、この
宇宙に「水素原子」として、最初に顕在化したというようなイメージにも思えます。

ちなみに、トート版では、先に述べた、足にじゃれつく黄色の「虎」の他にも、足下には
黒っぽい「鰐(ワニ)」が描かれており、クロウリー氏の『トートの書』にも、「鰐」に
ついてのこだわりが、色々と綴られています。(ようわからんけど…)
ワタシ的には、黄色の「虎」はウェイト版の「白い犬」で、黒っぽい「鰐」はゴールデン・
ドーン版の「黒い狼」をイメージしたもののようにも思えます。
0333名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/12/24(金) 05:42:44.67ID:yy1kl3gY
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 249) ---
The wolf in the Golden Dawn card is perhaps the most explicit in its symbolic
statement, for from the earliest times the wolf has been considered a destroyer.
ゴールデン・ドーン版カードにおける狼は、おそらく、大昔の時代から、狼は「破壊者」
であると見なされ続けているため、その象徴的な陳述の中において、最も明示的である。

And in the context of the eleventh Path, it is like the Fenris wolf which devoured
Odin, Father of the Gods, what Manly Palmer Hall calls "those mindless powers of
nature that overthrew the primitive creation." (*287)
そして、11番目の「小径」の文脈においては、それは、マンリー・パルマー・ホール氏が
「原始の創造を打ち倒した、それらの自然の無分別な力たち」と呼ぶ、「神々の父」である
「オーディン神」をむさぼり食った「フェンリル」の狼に似ている。 (*287)
--- ここまで ---

ちなみに、(*287)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 278) ---
287. Manley Palmer Hall, Encyclopedic Outline, XCII.
287. マンリー・パルマー・ホール著、『百科事典的な概要』、92ページ。
--- ここまで ---
とあります。

この注記の「Manley」は、「Manly」の誤記ですかね。

もちろん、ゴールデン・ドーン版の「狼」と、「フェンリル」の狼とは、全く次元の異なる
ものであって、例えとしては不適切ではありますが、それでも「天地創造」を妨害する存在
という意味においては、似ているとも言えます。

そもそも、ゴールデン・ドーン版の「子供」と「狼」が、その存在自体は、極めて対称的と
いうか対等的でありながらも、異なる姿で描かれているのは、あくまでも我々から見れば、
一方が宇宙の創造主となり、もう一方は、その対抗者であったという理由だけですからね。
0334名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/12/25(土) 07:10:09.32ID:8w6sNWS6
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 249) ---
The implication is that the Creator's will holds in check that
counter-energy which would otherwise destroy creation as it happened.
暗に意味するものは、「創造主」の自己表現へと向かう意志は、さもなければ、それが
起こった時に創造を破壊するであろう反対勢力を阻止する、ということである。

Yet the wolf must eventually be unleashed, freed back into nature, destroying
creation and returning it to the state from which it originally emerged, i.e.,
the Ain Soph Aur.
けれども、狼は、最終的には革紐を外されて、自然の中に解放され、創造を破壊し、
そしてそれが元来そこから出現した状態へ、すなわち「アイン・ソフ・アウル(無限の
光)」に、それを戻さなければならない。
--- ここまで ---

この「Creator's will to self expression/「創造主の自己表現へと向かう意志」なる
ものの存在は、『旧約聖書』により暗示される「神の意志」と同意であると思うのですが、
ワタシ的には、そもそも、そんな下俗の我々にとって都合の良い「神」が存在するのか、
という、この手の「ご都合主義」的な解釈に対しては、かなりの疑問があります。

そもそも、我々のような知的生命体が発生したのも「偶然」の進化の結果であると推定
されていますし、「下の如く、上も然り」の誤用原則を適用すれば、「宇宙創造も偶然
の産物」であると推定することも出来るわけです。
まあ、下々の我々から見れば、神の意志であろうが、偶然の産物であろうが、どちらでも
構わないというか、どうでもいいことではあるわけですけどね。

そして、この創造主により創造された宇宙が「eventually/最終的に」どうなるのか、
という話ですが、これについても、我々から見れば、すこぶるどうでもいいことですし、
ワタシとしても、この宇宙の終末がどうなるのかなんて、全く想像も出来ません。
結局のところ、誰にも未来は分からないので、各自で好き勝手に予想して、それぞれが
好き勝手なことを言っているのが、現状なんですよね。←始まりも終わりもカオスww
0335名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/12/26(日) 06:32:35.95ID:C1YQiq1L
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 249) ---
The child and wolf are the balance of creator-destroyer, and are the first statement
in the Tarot of the principle that every thing contains its opposite, the real key
to esoteric studies.
子供と狼は、創造主−破壊者の均衡であり、そして、全ての「物事」は、その反対物であり、
秘伝的な研究たちにとっての真の鍵を含むという原則のタロットにおける最初の陳述である。

The principle is especially important in relation to THE FOOL, a card in which
Waite says "Many symbols of the Instituted Mysteries are summarized." (*288)
原則は、ウェイト氏が、その中で「『神秘主義団体』の数多くの象徴たちが、要約される」
と述べるカードである「愚者」に関して、特に重要である。 (*288)
--- ここまで ---

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 278) ---
288. Waite, Pictorial Key, 153.
288. ウェイト著、『(タロット)図解』、153ページ。
--- ここまで ---
とあります。

シンプルかつ革新的なゴールデン・ドーン版と比べると、ウェイト版は、割と世俗的とも
思える神秘主義的象徴を多用しており、商業的な目論見からも、どちらかというと一般人
受けを敢えて狙ったような感じのデザインとなっています。
そういう意味では、ゴールデン・ドーン版とウェイト版は、それぞれ補完する関係として、
併せて解釈する方が、よりわかりやすいのではないかとも思います。

いずれにしても、最初は全く対等の関係として虚次元に仮想的に出現した「○」と「●」が、
「生命の木」との運命の出会いにより、「選ばれた子供(創造主)」と「選ばれなかった
黒い狼(破壊者)」になり、そしてその後、「高貴な若者」と「じゃれつく白い小犬」と
いう非対称の関係へと遷移していくという流れは、原始宇宙の次元の対称性が徐々に破れて、
我々の宇宙が顕在化していくという宇宙創造のプロセスを、何となく想像させてくれます。
0336名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/12/27(月) 06:07:52.34ID:+GNmW/Z1
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 250) ---
Waite's discussion of the symbolism in his own cards was very cryptic, and it fell
to Paul Case to explain the symbolic complexities woven into the Rider deck.
彼自身のカードたちの象徴主義についてのウェイト氏の議論は、非常に不可解であり、
そして、ライダー版デッキに織り込まれた象徴的な複雑さたちを説明することは、ポール・
ケース氏に委ねられた。

He explains the Wheels of Spirit on the Fool's robe, the wand as a symbol of will,
the wallet with an Eye of Horus, the rose meaning freedom from lower forms of
desire, and the girdle of twelve ornaments suggesting the Zodiac. (*289)
彼は、「愚者」のローブにある「霊の車輪たち」、意志の象徴としての杖、「ホルス神の目」
が付いた財布、欲望の低次の形態たちからの自由を意味する薔薇、そして黄道十二宮を示唆
する12の装飾たちの腰ひもを説明する。 (*289)

On the other hand, it is possible that in his enthusiasm, Case may describe more
than Waite intended.
一方、彼の熱意のため、ケース氏はウェイト氏が意図した以上に説明しているかもしれない。
--- ここまで ---

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 278) ---
289. Case, The Tarot, 29ff.
289. ケース著、『タロット』、29ページ以降。
--- ここまで ---
とあります。

ウェイト版は、ゴールデン・ドーン版の思想を受け継いではいるものの、それが意図する
ものは、より低次な次元のもの、すなわち、宇宙誕生の瞬間からは、少し時間が経過して
宇宙の顕在化がより進んだものになります。
ケース氏の説明は、どちらかというと、そういうウェイト版の低次の様相の説明がメインと
なっていますので、真に本質的な部分については、何も分からないと思うのでした。
0337名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/12/28(火) 06:34:25.70ID:AJ0HXeNE
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 250) ---
It is at least fortunate that Crowley, being a prolific writer, explained his own
deck in great detail.
多作の作家であるクロウリー氏が、彼自身のデッキを非常に詳細に説明したことは、少なく
とも幸運である。

The discussion of his version of THE FOOL is complicated and lengthy, drawing upon
a variety of legends.
「愚者」の彼の版の論考は複雑で長く、さまざまな伝説たちを利用している。

To summarize, these are:
要約すると、これらは以下である:
--- ここまで ---

まあ、この「0:愚者」については、「知る者は言わず、言う者は知らず」の典型例みたいな
ものであり、そしてウォン氏が、クロウリー氏のことを「prolific writer/多作の作家」
と表現していることからも、その点は、何となく理解できるかと思います。

クロウリー氏の論調の何がいけないのかと言うと、各種の古典的な伝説、すなわち下界に
おける原則に基づいて、下界の論理で色々と詮索し推理していくという、いわゆる典型的な
「下の如く、上も然り」の間違った手法に頼ってしまい、元となるゴールデン・ドーン版の
暗示していいるものを全く何も理解していないままで、自分勝手な空理空論を、ひたすら
垂れ流しているというのが、あからさまに感じられるわけです。

さらに、この期に及んで、俗界のエロネタまでも絡めてきているので、一部の人々からは、
「このおしゃべり金玉が!」と揶揄されるレベルではないかとも思ったりするのでした。
あ、もちろん冗談ですよ? ハハッ(笑)。
0340名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/12/29(水) 05:53:10.68ID:Z27vxDpJ
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 250) ---
1. The Green Man - the very personification of spring.
1. 「グリーン・マン(緑の人)」− まさしく春の擬人化。

2. The "Great Fool" of the Celts - this is the inspired madman who is also a savior.
2. 「ケルト族の『偉大なる愚者』」− これは、また救世主でもある、霊感を受けた狂人
である。

3. The "Rich Fisherman": Percivale - Crowley calls the Parsifal legend "the western
form of the tradition of the Fool."
3. 「『豊かな漁師』:パーシバル」− クロウリー氏は、「パーシバル」の伝説を「愚者の
伝統の西洋の形態」と呼ぶ。

Parsifal represents the foolishness of youth and innocence which, through its purity,
achieves the Holy Grail.
「パーシバル」は、その純粋さを通して、「聖杯」を成し遂げる、若さと純潔さの愚かさを
表す。

4. The Crocodile - In ancient Egypt the crocodile symbolized the greatest creative
energy, for the rather paradoxical reason that it was not believed to have the
means of perpetuating its own species.
4. 「ワニ」− 古代エジプトにおいては、ワニはそれ自身の種を永続させる手段を持つとは
信じられていなかったという、少々逆説的な理由のために、最大の創造的精力を象徴した。

5. Harpocrates
5. 「ハルポクラテス神」
--- ここまで ---

三番目と四番目の文の「Percivale」や「Parsifal」は、「Percival/パーシバル」の誤記
ですかね。
0341名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/12/30(木) 06:06:45.27ID:VN63i6na
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 250) ---
6. Zeus Arrhenothelus - a deliberate confusion of masculine and feminine; the
Divine Hermaphrodite.
6. 「ゼウス・アルヘノテルス神(両性具有のゼウス神)」− 男性と女性の意図的な混同;
「神性の両性具有者」。

7. Dionysus Zagreus. Bacchus Diphues - Zagreus was a horned deity torn apart by
the Titans.
7. 「ディオニュソス・ザグレウス神」。「バッカス・ディフュエス神(二重のバッカス神)」
− 「ザグレウス神」は、「ティターン族」によりバラバラに引き裂かれた、角のある神で
あった。

His death symbolized initiation.
彼の死は、秘儀参入を象徴した。

Bacchus Diphues (meaning double-natured) was a bi-sexual God made mad by intoxication,
and thus related to the idea of divine ecstasy.
「バッカス・ディフュエス神」(二重の性質を意味する)は、陶酔により熱狂させられる
両性愛者の「神」であって、従って、神の法悦の考え方に関連付けられた。

8. Bahomet - according to Crowley, this is a form of the Bull-slaying God, Mithras,
worshipped by the Knights Templar as an ass-headed deity.
8. 「バフォメット神」− クロウリー氏によると、これは、「テンプル騎士団」により
驢馬(ロバ)の頭の神として崇拝される、「雄牛を殺す神」である「ミトラ神」の、
一形態である。

He further associates Bahomet with Set, Saturn and Satan.
彼はさらに、「バフォメット神」を、「セト神」、「サートゥルヌス神」、「サタン(悪魔)」
と関連付ける。
--- ここまで ---
0342名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/12/31(金) 07:00:46.97ID:EM3cOOZs
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 250) ---
Crowley has included some reference to all of these ideas in his card, making it
one of the most complicated in his deck.
クロウリー氏は、これらの考え方たちの全てについて何か関連するものを、彼のカードの
中に含めてしまったので、彼のデッキの中で、それを最も込み入ったものの1つにしている。

The horns on the male figure are those of Dionysus Zagreus; his green clothing is
that of the Green Man of Spring; grapes at his feet refer to the ecstasy of Bacchus,
the Crocodile is at his feet swimming "in the Nile."
男性の人物像の角たちは、 「ディオニュソス・ザグレウス神」のものである;彼の緑色の
衣類は、「春のグリーン・マン」のものである;彼の足元にある葡萄(ブドウ)たちは、
「バッカス神」の法悦を参照し、「ワニ」は、彼の足元で「ナイル川の中で」泳いでいる。

Other symbols included here are the dove of Venus and the vulture of Maat, both
referring to the Godhead.
ここに含まれる他の象徴たちは、「ビーナス女神」の鳩と、「マアト女神」の禿鷲(ハゲ
ワシ)であり、両方とも「神性」を参照している。

All of these images are linked by the triple egg-shape created by the Caduceus in
motion, and symbolizing the Ain Soph Aur.
これらの画像たちの全ては、動いている「カドゥケウスの杖」により創造される三重の卵形
により結合され、そして「アイン・ソフ・アウル(無限の光)」を象徴している。
--- ここまで ---

まあ、何というか・・・。
最後の最後で、クロウリー氏の化けの皮が剥がれたというか、容疑者が最後のシーンで、
聞いてもいないことをベラベラと語り出すというような感じですかね。
何度も言いますが、既存の「神性」では、この「0:愚者」の本質は何も語れないのです。
そういう基本的なところに気づけなかったクロウリー氏は、残念ながら、「カバラ主義」
なるものを、表面的にしか理解できていなかったということなんですよね。
0343名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/12/31(金) 07:02:50.10ID:EM3cOOZs
ということで、今年は、これが最後のカキコになります。
今年も長々とくだらない話にお付き合い頂き、ありがとうございました。 m(_ _)m

ちなみに今年は、ホッコリ系にハマっていて、今期は「古見さん」とか「大正オトメ」とか
「やくも」なんかを見てました。
プリキュアも、前期のビョーゲンズよりは、今期のヤラネーダの方が面白いですね。
でも、「愚者の棺」が何なのかは、ここでの「0:愚者」の話の中ではコメントできなさそう
なので、ちょっと残念ではあります。←すこぶるどうでもいいww

それでは皆さん、よいお年を。 (^_^)/
0344名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/01/01(土) 06:14:32.17ID:uTox+ycP
皆さん、あけましておめでとうございます。(^_^)/

当初、10年計画で始めたこのスレですが、もう既に9年半近く経っていますので、
今年でついに10周年を迎えることになります。
そして、ほぼ当初の計画通りに、今年中に終了することが出来そうな感じです。
これもひとえに、見えない言わない聞こえない皆様方の生暖かい声援の賜物ではないか
などと、勝手に妄想しているのでした。←自意識過剰ww

それでも、もし本当にチラシの裏に書いていたら、絶対にここまで長続きしなかったと
思いますし、そもそも、2chのスレは、リアルなチラ裏とは異なるプレッシャーも
ありますので、ワタシとしては、ここへのカキコを選んだのは、結果として良かったと
思っていますし、そういう意味でも、見えない読者様には、とても感謝しているのでした。

ということで、最後までマターリと、みんなでカバラを勉強していきましょう。 (^^)/
0345名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/01/01(土) 10:19:29.00ID:fSYQQ5xB
あけましておめでとうございます

>>344
ほんと長いこと頑張ってきましたねー
素直にすごいと思います
0346名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/01/02(日) 06:57:11.90ID:GueqDlgq
>>345
あけましておめでとうございます。 (^_^)/

まあ、一人だけでは、途中で飽きて続けられなかったとは思いますが、
途中でオナニー君が乱入してくれたおかげで、何となくモチベーションが
高まったりして、その後の乱入者を期待しつつ、今まで続けてこれたような
感じですかね〜。

つまり、ワタシの性格の悪さが、このスレの原動力と言っても過言ではないかと。 (^^;;
0347名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/01/02(日) 07:00:42.26ID:GueqDlgq
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 250) ---
Finally, one must call attention to the fact that while Crowley emphasizes
Harpocrates on this Path, he represents that God most explicitly on the twentieth
Path, JUDGMENT (what he calls The Aeon).
最後に、人は、クロウリー氏が、この「小径」の上で「ハルポクラテス神」を強調する
一方で、彼は、その「神」を、20番目の「小径」である「審判」(彼が「永劫」と呼ぶもの)
の上で、最も明示的に表わしているという事実に注意を向けなければならない。

It is thus implied that Shin-Fire is the fullest expression of that which began
with Aleph-Air, and then Mem-Water.
従って、「シン−火」は、「アレフ−空気」、次に「メム−水」で始まったものの、最も
満ちた表現であることが暗示される。
--- ここまで ---

トート版の「20:永劫(えいごう)」のカードには、「ハルポクラテス神」に似た人物像が
描かれていますが、その意味するものは、ワタシには理解困難です。
とはいえ、「20:永劫」の「ハルポクラテス神」には、おちんちんが付いていますので、
両性具有的な「0:愚者」の「ハルポクラテス神」とは、全く次元が異なるものと解釈して
おく方が良いかと思いますし、そもそも、既存の「神性」を持ち込んで、「0:愚者」を
解釈するべきではありませんしね。

ちなみに、「三母字」と「0:愚者」の関係については、ウェイト版にあるように、それ自身
に配属される「アレフ」と、人物像のローブに描かれた「メム」と「シン」の文字のように、
全ての母字の元型は、この中に含まれていると考える方が、ワタシには合っています。

ということで、最後までグダグダな感じで、この「生命の木に基づく大アルカナ」の章を
締めくくりたいと思います。
ワタシとしては、カバラ主義とタロットとの関係付けに対する、マサース氏の偉大さと、
ウェイト氏の真摯さ、そしてクロウリー氏の残念さが分かったことは、それなりに
大きな収穫ではあったよな〜、とか勝手に思っていたりするのでした。ww
0348名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/01/02(日) 12:40:08.87ID:83owKpv1
あけましておめでとうございます。
生暖かく見守っています。
せっかくだから終わったら書き込みそのままコピペしてKindleで出版したら良いのに。
0349名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/01/03(月) 06:09:34.92ID:NxDw+Xm8
>>348
あけましておめでとうございます。 (^_^)/
そして暖かい見守り、ありがとうございます。

出版については、著作権などの話もありますし、単にコピペするだけで
出版できるようなものでもありませんので、かける手間ヒマを考えると、
面倒くさくて、ヤル気が出ないのです。

前にも言いましたが、ワタシの著作に関わる権利は全て無償提供しますので、
出版に関しては、やりたい人が、好きにやってください。 (^_^;
0350名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/01/03(月) 06:22:53.05ID:NxDw+Xm8
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 251) ---
PRACTICAL WORK
実践的な作業

SKRYING
スクライング
--- ここまで ---

長々と続いた「カバラ主義とタロット」に関する「理論編」が終わり、ここからは、
「実践編」の新しい章に入ります。

ともあれ、難しい理屈が苦手な人は、説明書を読まずに家電を操作するように、理屈抜きで
直感的に、とりあえず使ってみるというのも、ワタシはアリだと思っています。
そもそも、家電のような感電や怪我の危険もありませんし、タロットの誤操作で死んだと
いう事例もおそらく無いと思いますので、怖がらずに気軽に触って頂ければと思います。

さて、この「実践編」での、最初の項目は「SKRYING/スクライング」と呼ばれるものです。
これは、一般的な「Scrying/スクライング」、いわゆる「水晶玉占い」とは、言葉の綴りが
一部異なっていますが、これは「Kabbalah/Cabala/Qabalah」の違いと同じく、魔術界の
専門用語、つまりは、「厨二病」的な用語として認識しておいてもらえればと思います。

ちなみに、この「SKRYING/スクライング」という用語は、『The Golden Dawn/黄金の
夜明け魔術全書』の第四巻の「OF SKRYING AND TRAVELLING IN THE SPIRIT-VISION/
スクライングおよび霊的幻視の旅について」の章のタイトルとしても使われています。
この文書は、「ミナちゃん」作となる貴重な文書ですので、ミナちゃんファンの人は、
この文書を参考に、ミナちゃんが一人で妄想を膨らませて作業しているところを併せて
想像しながら、ハァハァしてみるのも良いかと思います。
なお、この文書の中では、妄想ネタとして、「タットワ・カード」が使われていますが、
同様に「タロット・カード」でも妄想することが可能ですので、参考にしてみてください。

ということで、あまり難しいことは考えなくてもいいので、各自が好きな「妄想ネタ」を
準備して、実践的な(妄想)作業である「スクライング」を楽しんでみてください。
0352名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/01/04(火) 06:22:57.65ID:yZNsnhE2
>>351
どうなったんでしょうね〜。

そもそも、国書イチオシの『現代魔術体系』の第一巻に予定されていたように、
ワタシが個人的にでも翻訳してみたいと思えるような国際的な名著ですし、
読者が限定される魔術向けだけでなく、幅広く人気のある占い方面にも
需要があるので、出せば売れることが確実だと思われるんですけどね〜。

このスレを読み返せば、その原因が推測できるかもしれませんけどね〜。
0353名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/01/04(火) 06:31:47.33ID:yZNsnhE2
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 251) ---
Skrying, meaning the projection of oneself into an inner vision, is actually very
simple.
内なる幻想への自分自身の投影を意味する、「スクライング」は、実際には非常に簡単である。

It involves nothing more than sitting quietly in front of a Tarot card (or other
stimulus), closing one's eyes and stepping into that card in imagination.
それは、タロット・カード(もしくは他の刺激)の前に静かに座り、人の目を閉じ、そして
想像力でそのカードの中に足を踏み入れることだけを必要とする。
--- ここまで ---

最初にお断りしておきますが、「スクライング」は、実際には非常に簡単ではありません。
まあ、「誰でも簡単に稼げます」なんていう詐欺師のセールス・トークはともかくとして、
「○○なんて簡単だよ!」とかいう人の言葉を信じて始めて見ると、言うほど簡単でもなく、
面白くもなく、すぐに興味を失ってしまうことも、ままあるわけです。
結局のところ、人には向き不向き、すなわち「才能アリ/ナシ」がありますので、試して
みて、自分には向かないと思うのであれば、無理してやる必要は無いかと思います。

さて、「スクライング」という言葉の意味自体は、対象物を「じっと見つめる」ことなの
ですが、じっと見つめたままでは、外部からのカードのビジョン(画像)が足かせとなり、
内なるビジョン(幻想)に繋げることが難しくなります。
なので、普通の人は、目を開けた「カードの外観の凝視」から始めて、それから、目を
閉じた「カード内部への幻想」へと移行することで、(※個人的な感想として)色々な
ものを見たり聞いたり感じたりするという感じになるかと思います。
あくまでも個人的な感想ですので、一般論を述べる必要はありませんし、正しい答えを
導き出したり、優劣を付ける必要も無いわけですので、ブレイン・ストーミングと同様に、
見えた結果を批評することは厳禁です。

ちなみにワタシは、占い業界にいる関係上、才能アリだと自称しておきます。
まあ、見えないものまで見えるので、いつも「見えた!」とカキコするタイプですね。ww
0355名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/01/05(水) 05:57:30.96ID:Fi4sxQNI
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 251) ---
The essential principle is that we create "day dreams," allowing our minds to flow
within the given structure of a Tarot card.
本質的な原則は、我々が、「白昼夢」を生み出し、我々の精神たちが、タロット・カードの
与えられた構造の範囲内で流れ出ることを許すことである。
--- ここまで ---

人間の「見る」という機能は、近年の「ディープ・ニューラル・ネットワーク」による
「ディープ・ラーニング」の研究と実用化に伴い、科学の分野においても、理論的という
よりもむしろ感覚的な理解が深まってきています。
そういう観点で、人間の「見る」機能を、ざっくりと分析すると、

  (1) 入力デバイス(目)
┌───→↓
│(2) 無意識ニューラル層(特徴抽出→要素分析→感情的認識→画像生成)
├───←↓
│(3) 意識ニューラル層(理性的認識)
└───←┘

という、多重のフィードバック・ループで構成されていると考えられます。
つまり、我々の「意識」が見ているものは、目からのリアルな入力画像そのものではなく、
「無意識層」により再構成されて画像生成された、どちらかというと「思い込みによる
画像」とか「無意識的に見たい画像」だということになります。

そして、我々が夜に夢を見ている時は、目は閉じて機能せず、そして意識層の大部分は
活動休止していますので、主に「無意識層」がセルフ・フィードバックすることで生成
された「セルフ・プロデュース画像」、すなわち「夢」が見える状態になるわけです。

要するに、我々が目を閉じ、そして「意識層」の理性的活動レベルを自制することが出来
れば、我々の脳には、「夢」という「画像」を自慰的に生成する能力があるということです。
0356名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/01/06(木) 05:44:56.12ID:LWZXc/cP
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 251) ---
Soon most students discover that what they experience could not possibly be of
their own making.
まもなく、たいていの学徒たちは、彼らが経験することが、彼ら自身が作り出したもので
あるはずはないことに気づく。

At very least, most are astonished by the vitality and spontaneity of the images
which the Tarot cards evoke.
少なくとも、ほとんどの人は、タロット・カードが呼び起こす画像たちの生命力と自発性
により驚かされる。
--- ここまで ---

ウォン氏は、「スクライング」の画像は、他人(上位レベルの存在?)のせいにしようと
していますが、実際には、その人自身の「脳」による「自己生成画像」、すなわち肉体的
な生理現象としての「妄想」に他なりません。
つまり、画像入力を遮断し(目を閉じて)、意識(理性的活動)レベルを低下させることで、
多くの人は、脳内映像を自己生成する、すなわち「妄想」状態に入ることが可能です。

ちなみに、ワタシの経験上、この手の「映像系」では、どちらかというと男性よりも女性
の方が、そして「理性」よりも「感性」が優位にある人の方が、そして芸術分野(美術、
演劇)の人の方が、うまく「妄想」できる人が多いように感じます。
とはいえ、ワタシは「理系出身」ですし、そもそも男性は能力者であっても「理系出身」
の割合が多いので、ステレオタイプ的な分類は、あまりすべきではないかとも思います。

なお、ワタシの場合は、「妄想力」は優れていると自認しており、繊細かつ不可思議な
ファンタジー&ホラー系の画像を容易に脳内生成できるのですが、残念ながら「画力」の
才能には全く恵まれていませんので、脳内で合成された映像を、媒体に出力することが
出来ないことが、とても残念です。
それでも、昨今のアニメ等のファンタジー的かつカオス的な映像表現を見ていると、
きっと同類なんだろうなぁ、とか感じることもあったりするわけです。
0357名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/01/07(金) 06:06:17.59ID:UX9vSl+a
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 251) ---
If we make no attempt to directly encounter these images and energies, the whole
system of Qabalah and Tarot is utterly useless.
もし我々が、これらの画像たちや精力たちに直接遭遇する試みを行おうとしないのであれば、
「カバラ主義」と「タロット」の全ての体系は、全く無益なものである。

It is, as Lewis Carroll's Alice said, "only a pack of cards."
それは、ルイス・キャロル著(『不思議の国のアリス』)の「アリス嬢」が言ったように、
「ただのカードのパックだけ」である。
--- ここまで ---

ここ、重要です! テストにも出ます!
要は、「カバラ主義」と「タロット」は、これを使って「妄想」することに価値がある、
すなわち「スクライング」用として使うことこそが、価値があるということです。

もちろん、「妄想」すること自体は、誰にでも出来るものですし、それを意図しなくとも、
人は毎夜、「夢」という「妄想」を生み出しているわけです。
でも、そこから何かの価値を生み出そうとするならば、「カバラ主義+タロット+妄想」
という組み合わせが、実用的でありオススメである、ということですよね。

ちなみに、「カバラ主義」や「タロット」の学習は、基本的には「意識(理性的活動)
レベル」で行いますし、その学習記憶も、その多くは「意識レベル」に存在しますし、
「無意識レベル」から出力される「妄想画像」を後で参照するために記憶しようとすると、
「意識レベル」での補助が必要となります。
つまり、「カバラ+タロット」の妄想状態においては、一部の必要な「意識レベル」を
保っておかないと、「暴走(フリーラン)」して何の役にも立たなかったり、「寝落ち」
して何も覚えていないということになりますので、ご注意ください。

ということで、「スクライング」がうまく使えない人は、「カバラ主義」や「タロット」を
学習する意味が無くなりますので、しっかりと訓練しておくことを、強くお勧めします。
0358名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/01/08(土) 06:17:30.67ID:qi9CU4pp
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 251) ---
Qabalah, Christianity, Hinduism, Buddhism, etc., all reduce to trivia if not applied.
「カバラ主義」、「キリスト教」、「ヒンドゥー教」、「仏教」などは、もし適用されない
のであれば、全ては、どうでもいいことになる。

This means self-exploration in meditative exercises with the cards, or whatever
system we may choose.
これは、カードたちを用いた、もしくは我々が選択できる体系たちが何であれ、瞑想の
練習たちにおける自己探求を意味する。

There is no other way.
他に方法は無い。
--- ここまで ---

今時の○○○の流行に乗っかって話をしますと・・・。
「進化」に必要なものは、まずはランダムな「突然変異」であり、それからの「自然選択」
となります。

まず、目を開けた状態では、脳内で生成される画像は、常に目からの画像入力のフィード
バックにより修正されて、「突然変異」は起きずに、見えた画像のままで固定されます。
この状態で目を閉じると、今まで見えていた画像を元にして、無意識層におけるノイズで
次々と突然変異が起こり、様々な脳内画像が多数生成されてきます。
その際の意識層におけるフィードバック用フィルタとして、どんな体系を使うのかが重要
であって、カバラ主義タロットにおいては、入力画像の元ネタとして「タロット」の絵が、
そしてフィルタとして「カバラ主義」などの密教的教義が主に使われることになります。

ちなみに、ここで用いるフィルタは、伝統的な密教的教義に限ったものではなく、世俗的
な芸術系(美術、音楽、演劇など)や、自然科学系(物理学、化学、医学、数学など)でも
有効ですので、タロットの入力画像を元ネタにして、自分の好きなジャンルを選んで、
各自で好きなように「妄想」、いやいや「スクライング」してもらえればいいわけです。
0359名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/01/09(日) 05:41:47.05ID:ULC10YTZ
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 251) ---
A great many people are apprehensive about such exercises.
非常に多くの人々は、そのような練習たちについて心配する。

They fear the unknown.
彼らは未知のものを恐れる。
--- ここまで ---

世間では、タロット・カードを使って占いをする「占い師」については、割と認知されて
おり、それなりに人気があったりします。
その一方で、タロット・カードを使って妄想、いやいや「スクライング」をする、いわゆる
「魔術師」については、世間からは、変人扱い、もしくは秘密結社同好会のヲタク扱い
されているようにも思えます。
まあ、そういう認識は、あながち間違いではないですし、そもそも「クロウリー好き」を
自称している人が、世間から好奇の目で見られることは、避けられないと思われます。

まあ、それはともかくとして、この「スクライング」というものが、一般人にとっては、
未知なるものであることは確かですし、そもそも「進化」のために「真剣に妄想する」と
いう行為は、(目の前にあるものしか見ようとしない)現実主義者たちにとっては、
決して受け入れられることのない作業です。←夢みたいな話をせず、汗水垂らして仕事しろww

ちなみに、ある有名な人の言葉に、「Genius is one percent inspiration and ninety-nine
percent perspiration./天才は、1パーセントの霊感と99パーセントの発汗である。」と
いうのがありますが、この意味をよく考えると、「1パーセントの霊感を持つ、選ばれた
天才」と、「霊感を持たない、その他大勢の一般人」という構図になります。

つまり、「非常に多くの人々(一般人)」が「スクライング」を恐れることは、ごく自然な
ことであり、人生において何の役にも立たないどころか、自分のことを「天才」であると
勘違いしてしまう恐れもあるので、そういった勘違いを防ぐ意味でも、「魔術ヲタクの、
気味悪い妄想」という世間での認識を甘んじて受け入れておく方が無難かと思います。
0360名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/01/10(月) 06:16:10.57ID:WGou1UvN
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 251) ---
But work with the Tarot is quite safe for the well balanced personality.
しかし、「タロット」を用いた作業は、適切に均衡の取れた人格にとっては、全く安全である。

The truth is that meditative exercises are a great deal of work, and may quickly
become boring!
実を言うと、瞑想的な練習たちは、かなり大変な作業であるので、すぐに退屈になるかも
しれないということである!
--- ここまで ---

「well balanced personality/適切に均衡の取れた人格」を持つ人間なんて、この世に
存在するのか、とか言われそうですが、「スクライング」を可能にするための精神世界的
なバランス感覚というか、要するに、妄想画像を作り出す「無意識層」のゲインと、その
妄想画像をスクリーニングする「意識層」のフィードバック・ゲインの調整が必要とされる
ということです。
通常は、「無意識層」のゲインを低めに、「意識層」のフィードバック・ゲインを高めに
して、不要な「妄想」を発生させないようにしていますが、「スクライング」では、意識
して「意識層」のフィードバック・ゲインを低下させるという作業が必要です。

元々、「無意識層」のゲインの高い一部の人々(妄想癖のある人)や、元々「意識層」の
フィードバック・ゲインが低い一部の人々(糖質気味の人)はともかく、多くの人は、
積極的に妄想するという訓練は、今まで経験したことが無いと思いますし、そもそも
一般人は、妄想すること自体が苦手ですので、そういう行為自体を嫌う傾向があります。
そもそも、「99パーセントの発汗」側の人は、「1パーセントの霊感」を持つ側の人を
理解できませんし、「霊感」なしでも「妄想」しているアレな人も多い玉石混交状態です
ので、人生経験上、妄想しがちの人間を嫌うことは、ごく当然のことだとも言えます。

まあ、「進化」は妄想から始まると言っても、前例とかソースとかを言いだして、変化を
妨げる多数派の人々にとっては、そういう「進化」自体が、戯れ言であり、目障りになる
のだとも言えますよね。
0361名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/01/11(火) 06:02:21.51ID:Ao1irnib
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 251) ---
There is little for most to fear, because we have all sorts of protective mechanisms
built into our systems.
我々は、我々の体系たちの中に組み込まれる、あらゆる種類の保護的な機構たちを持って
いるため、ほとんどの人にとって恐れるようなことは、ほとんどない。

On the other hand, the person who approaches these materials with a desire to escape
from an unpleasant earthly environment runs the risk of disassociation.
その一方で、不愉快な世俗的環境から逃避したいという願望を持って、これらの題材たちに
接近する人は、解離の危険を冒す。
--- ここまで ---

基本的には、脳内世界での話ですので、正常な人にとっては、厨二病の罹患の可能性という、
若干のリスクはあるものの、ほとんどの場合は無症状もしくは軽症で治癒してしまうので、
物理世界でのリスクを伴うということは、ほとんどありません。

リスクの一つとしては、厨二病をこじらせて重症化しまう人が、一部見られることですが、
これについても、大抵の場合は、保護的機構の発動、すなわち自己免疫機能により、時間が
経てば、「飽きる」とか「目が覚める」いうことで、ほぼ解決できる問題です。

もう一つのリスクは、保護的機構、すなわち自己免疫機能に欠陥のあるアレな人々が、この
「スクライング」という妄想ネタに興味を持ってしまうことです。
結果的には、「スクライング」が「毒」になったり「薬」になったり、どう作用するかは
予測不能ですが、どっちに転んだところで、「面倒臭い」ことになるのは確実です。
まあ、言ってみれば、自分勝手な「妄想」を膨らませて、「ワクチン陰謀論」を大まじめに
煽るような人々のようなものですよね。

まあ、そういう事故みたいなものは、こういう業界では不可避ではありますが、知り合いに、
そういう人がいる場合は、なるべく関わらないようにするのが無難です。
クロウリー氏の挑発を完全スルーしたウェイト氏のように、ですよね。
0362名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/01/12(水) 06:02:39.70ID:YfbklYps
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 251) ---
This means that the fantasy life intrudes on the normal waking consciousness, and
it becomes difficult to separate one from the other.
これは、空想生活が通常の覚醒意識に侵入し、そして一方を他方から分離することが困難に
なることを意味する。

It is an illusive feeling of "floating," of being unable to relate to solid things
ordinary to our sensory condition.
それは、我々の感覚の状態にとって、通常の堅い物たちとは関連させることができない、
「浮遊する」という幻想的な感覚である。
--- ここまで ---

要するに、「スクライング」には、「統合失調症」を悪化させるリスクがあるということ
なのですが、まあ、これについては、かなり面倒な問題ではあります。
もちろん、薬物を常用して「スクライング」を行った結果、薬物中毒になってしまうような
極端な例はともかくとして、幻想と現実の区別が付かなくなるような脳内状態は、通常の
生活においても、結構な頻度で現れますし、深夜に繁華街を歩けば、そういう状態になった
人を、よく見かけますよね。

つまり、ここで問題となるのは、正常な状態に「戻って来れるか」ということであって、
この点においては、先天的なもの、つまり血縁者に「統合失調症」がいる人とか、後天的
なもの、つまり精神的ストレスなどで精神障害を経験した人は、「妄想行為」に対して
慎重になるべきである、つまり、「戻ってくることを意識する」ことが必要となります。

ちなみに、ワタシの経験上は、「スクライング」が要因となって、病気が悪化する例は、
見たことは無いですし、そもそも、この手の病気が悪化する原因は、「幻想世界」では
なくて、ほぼ「現実世界」にあると考えても良いと思っています。

結局のところ、「スクライング」で重要なことは、「幻想」と「現実」の区別を付ける
ことと、「幻想」と「現実」をどう関連付けするか、という点にあると考えています。
0363名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/01/13(木) 05:59:09.53ID:vq7QAF25
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 251) ---
But, again, we are filled with self-protective mechanisms.
しかし、繰り返すが、我々は自己防衛の機構たちで満たされている。

The person for whom such exercises are not right will quickly give them up, either
because they prove dull, or because they prove uncomfortable.
そのような練習たちが正しくない人は、それらが退屈であると証明するか、それらが気持ち
悪いと証明するために、すぐにそれらをあきらめるであろう。
--- ここまで ---

実際、ほとんどの人は、この「self-protective mechanisms/自己防衛の機構たち」により
保護されている、すなわち、必要以上の「妄想」は抑制されてしまうので、退屈であるとか、
気持ち悪いとかを感じて、「スクライング」の練習を止めてしまいます。
要するに、一人のオナニーに飽きて、他人を絡めた面白そうなこと、例えば次に出てくる
「占い」とかに行ってしまうんですよね。

まあ、ワタシはそれが普通の人の傾向だと思いますし、体質的に合わないのに、無理して
まで、「スクライング」の練習を続ける必要は全く無いと思っています。
そもそも、普通の人には、「スクライング」は、ほぼ何の役にも立たないものですしね。

じゃあ、普通でない人には、「スクライング」はどんな役に立つの?という話になるわけ
ですが、まず、ここで言う普通でない人とは、前に述べた「1パーセントの霊感」を持つ
人であり、その人にとっては、この「カバラ・タロットによるスクライング」は、絶好の
テンプレート、すなわち「妄想」を現実化するための、極めて有効な手法の一つであり、
また訓練法であるということです。
特に、「生命の木」の複雑な上下左右に組み合わされたバランス感覚は、他に類を見ない
テンプレートであり、ワタシ自身は、これほど実用的なモノは、いまだかつて見たことは
ありません。
だからこそ、そういうものがあることを、一部の「普通でない人」に、知ってもらいたい
という意図もあって、ここに長々とネタとして書いているということなんですよね。
0364名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/01/14(金) 05:43:46.99ID:x9FRJ7wK
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 252) ---
Thus, the student should boldly attempt skrying; there is everything to gain.
従って、学徒は、スクライングを思い切って試みるべきである;そこには得ることだけが
ある。

Our own Higher Selves will protect us more than we understand.
我々自身の「高次の自我たち」は、我々が理解している以上に、我々を保護するだろう。
--- ここまで ---

まあ、「スクライング」を試してみても、失うものは皆無ではありますが、得られるものが
あるのかと言われれば、なかなか微妙なところです。
そもそも、「1パーセントの霊感」側の人であっても、「99パーセントの発汗」側の人で
あっても、人には体質とか好みというものがありますので、あまり期待値のハードルを
上げない方が無難かと思いますし、実際にそれを実利に繋げられる人は、「1パーセント」
側の人であったとしても、少数派でしょう。

それでも、試してみるだけならタダですし、うまくすれば、この後の長い人生において、
何らかの役に立つものが得られるかもしれませんし、「スクライングやってみた」という
ネタ話として語ることもできます。
そして、「99パーセント」側の人は、ほとんどの場合は、単なる「妄想ネタ」として終わる
ので、わざわざ「高次の自我たち」が、しゃしゃり出てくるようなこともありません。

とはいえ、「1パーセントの霊感」側の人と、「10パーセントの病気持ち」の人の場合は、
「高次の自我たち」の抑制機構が働くことが予想されます。
気持ち悪いと感じたなら、それ以上は無理せず、速やかに着地するよう、心がけてください。
基本は、イヤなら止める、強制はしない、薬物などを使った強制妄想は絶対禁止!です。

まあでも、実際にやってみると、結構楽しくてハマる人もいますし、ミナちゃんもピクシー
たんも、妄想、いやいや「スクライング」が大好きな種族でしたので、芸術系に興味のある
人であれば、ダメ元で試してみる価値は充分にあるのではないかと思うのでした。
0365名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/01/15(土) 06:54:05.67ID:MwgPIoKG
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 252) ---
This is the principle of THE HANGED MAN, that we are not the pursuer, but the pursued.
これは、我々は、「追求者」ではなく、「追求される者」であるという、「吊られた男」の
原則である。

We are also not the protector, but the protected, and a great deal of what we do
must be predicated on this article of faith.
我々はまた、「保護者」ではなく、「保護される者」でもあり、そして、我々が行う非常に
多くのことは、この信頼の信条に基づかなければならない。
--- ここまで ---

「スクライング」とは、「脳内妄想」という「実践的な作業」であるわけで、特別な事情の
無い限り「99パーセント」の人は安全であり、すなわち、「毒」にも「薬」にもならない、
単なる「偽薬」みたいなものであって、そこから得られるものは、いわゆる「プラセボ効果」
みたいなものであると考えてもらってもいいです。

参考までに、残りの「1パーセント」の人についても、その「実践的な作業」から得られる
ものの「99パーセント」は、単なるガラクタでしかなく、せいぜい残り「1パーセント」が、
何らかの有効成分であって、何度も何度も繰り返して、その有効成分の効果を確認し、
少しずつ抽出して、この現実世界へと導き出すという、地道な作業が必要とされます。
要は、単なる「思いつき」や「ひらめき」だけでなく、その原石を磨いて、「形あるもの」
として、この世に出現させるまでが、「実践的な作業」となります。
慣れないうちは、磨きが不器用で時間も手間もかかりますが、慣れてくると、そういう
地道な作業も、楽しめるようになるのではないかと思います。
でもまあ、しょせん「脳内作業」ですので、いつでもどこでも出来ますし、誰かに迷惑を
かけるわけでもありませんので、好きなときに、好きなだけ、好きなようにやって下さい。

いずれにしても、「スクライング」は、誰にでも出来るものではありますが、それが本当に
「役に立つ=実践的」かどうかは、実際にやってみないと分からないし、ほとんどの人は
おそらく役には立たないであろう、というのが、ワタシの結論です。
0366名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/01/16(日) 06:08:23.93ID:u2oooEJN
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 252) ---
The following books are highly recommended for those who wish to understand the
skrying process:
以下の本たちは、スクライングの過程を理解することを望む人々に強く推薦される:
--- ここまで ---

「スクライング」は、人間の基本的な機能である「脳内妄想」を積極的に活用するための
「実践的な作業」であり、オカルトを学ぶ者にとっては、必須のスキルであると言っても
過言ではありません。
特に、近代の「儀式魔術」においては、これ無くしては成立し得ないものであるゆえ、
ここでは「魔術」に関する書籍がメインで紹介されていますが、「スクライング」自体は
「魔術」だけのものではなく、適性の有無にかかわらず、ほぼ全ての人が経験し実践して
いる、全ての人間が持つ基本的機能であることを、忘れてはいけません。

なお、以下の本は、基本的には中・上級者、いわゆる「1%」の人向けにお勧めなのですが、
「99%」の人にとっては、「1%」の人の行動を理解する上での基礎知識として、一通り経験
して、自身で感じてみるというのも、アリだと思います。

「1%」の人は、様々な分野で、「進化」の起点となることが多いのですが、残り「99%」に
属する「理解ある人」の協力無しでは、そう簡単には「進化」は達成できません。
ですので、もし自身が「99%」側であるという自覚があっても、「進化」することを望む
人は、進化に繋がる「1%」の人を探しだし、その人のパートナーとして、つまり、指揮官と
軍師という関係で「進化」を達成するためにも、事前にそういう「自分の知らない世界」が
あることを知っておくと良いのかもしれません。
そして、「1%」の人にも、色々なタイプがありますので、自分にとって「最適な人」を選ぶ
ための予備知識としても、活用できるかもしれません。

要は、マイノリティである「1%」の人の「見えざる能力」を活用するためにも、マジョリティ
である「99%」の人には、そういう人を多数決的に排斥するのではなく、少しでも理解して
あげる努力をしてほしいという思いが、少なからず、あったりするわけですよ。
0367名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/01/17(月) 06:08:56.40ID:aQcLUphO
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 252) ---
The Golden Dawn by Israel Regardie.
イスラエル・リガルディー氏による『ゴールデン・ドーン』。

Attention should be devoted to the Lesser Banishing Ritual (*291) and to the sections
on Tattva and skrying.
注目は、「小追儺儀式」 (*291) と、「タットワ」とスクライングの節に向けられるべき
である。
--- ここまで ---

ちなみに、(*291)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 278) ---
291. Regardie, Golden Dawn, I, 106.
291. リガルディー著、『ゴールデン・ドーン(黄金の夜明け魔術全書)』、第1巻、106ページ。
--- ここまで ---
とあります。

まず最初の参考書は、『The Golden Dawn/黄金の夜明け魔術全書』です。

最初の「Lesser Banishing Ritual/小追儺儀式」は、第一巻の「First Knowledge Lecture
/第一講義文書」の「THE QABALISTIC CROSS AND LESSER RITUAL OF THE PENTAGRAM/五芒星
小儀式」および「THE USES OF THE PENTAGRAM RITUAL/五芒星儀式の使用法」あたりを、
「Tattva and skrying/タットワとスクライング」は、第四巻の「CLAIRVOYANCE/霊視」、
「OF SKRYING AND TRAVELLING IN THE SPIRIT-VISION/スクライング及び霊的ヴィジョン
の旅」、および「THE GRADE OF PHILOSOPHUS ADDITIONAL LECTURE ON THE TATTWAS OF THE
EASTERN SCHOOL/東洋の学派のタットワ」あたりを参考にしてもらう感じですかね。

ちなみに、ワタシ自身は魔術師ではないので、「小追儺儀式」や「タットワ」を使った
瞑想は未経験ですので、特にコメントすべき内容は無いです。
もし、この件で何か言いたいことがある人は、ぜひここに書いていってください。
0368名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/01/18(火) 05:45:03.21ID:vuijEU8o
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 252) ---
The Art and Meaning of Magic by Israel Regardie.
イスラエル・リガルディー氏による『魔術の技法と意味』。

This is a collection of essays by Regardie which is required reading for the serious
student of the Hermetic Qabalah.
これは、「ヘルメス主義的カバラ」の真面目な学徒にとって、読むことを必要とされる、
リガルディー氏による随筆集である。
--- ここまで ---

ワタシは「ヘルメス主義的カバラ」の真面目な学徒、すなわち、魔術師ではありませんので、
まだ読んだことはありません。
よって、コメントは差し控えさせていただきます。

もし、読んだ方がおられましたら、追加コメントをお願いします。
0369名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/01/19(水) 06:26:25.01ID:ldOfF4Tb
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 252) ---
The Inner Guide Meditation by Edward C. Steinbrecher.
エドウィン・C.スタインブレッシャー氏による『内なる案内人の瞑想』。

This book applies Jung's insights to Path-working.
この本は、ユング氏の洞察たちを「パス・ワーキング」に応用する。

It is an extremely valuable work, though somewhat marred by the author's egocentricity.
著者の自己中心性により、多少損なわれているけれども、それは極めて価値のある作品である。
--- ここまで ---

最初の文の著者名の「Edward」は、「Edwin/エドウィン」の誤記ですかね。

著者であるエドウィン・チャールズ・スタインブレッシャー氏(Edwin Charles Steinbrecher,
1930-2002)は、アメリカの占星術師であり、オカルト研究者としても、いくつかの著書を
残しています。
とはいえ、色々な意味で一般の人とは少々異なる人だったようです。

なお、「パス・ワーキング」に関しては、国書からも『現代魔術体系』のシリーズとして、
『魂の旅路』と『輝ける小径』という邦訳本が出でいますので、一般の方には、そちらの
方をお薦めします。

ちなみに、ワタシは、その手の本は、少々苦手としております。
他人の「黒歴史ノート」というか「オ○○−手記」を覗くのって、ちょっとした恥ずかしさ
みたいなものがあるんでしょうかね。
まあ、ワタシとしては、個人的に実用的な結果が得られればそれでいいので、「特に手段は
選ばず」、つまりワタシにとっては、「パス・ワーキング」は目的ではなく、あくまでも
手段の一つでしかない、という感じなんですよね。
まあ、真面目な学徒側の人から見れば、いいかげんなヤツなんでしょうね。←自覚ありww
0370名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/01/20(木) 06:07:16.26ID:ItaN9Sdf
>>369
誤記訂正です。 m(. .)m

> なお、「パス・ワーキング」に関しては、国書からも『現代魔術体系』のシリーズとして、

の行の部分を、以下の通り訂正します。

『現代魔術体系』→『現代魔術大系』
0371名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/01/20(木) 06:10:34.23ID:ItaN9Sdf
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 252) ---
Astral Projection, Magic and Alchemy, edited by Frances King.
フランシス・キング氏により編集された、『星幽体投射、魔術、および錬金術』。

This is a collection of important Golden Dawn essays first published in 1971.
これは、1971年に最初に出版された、重要な「ゴールデン・ドーン」の随筆たちを収集した
ものである。

King's introduction is, as is typical of his work, authoritative and informative.
キング氏の序章は、彼の著作の典型であるように、権威があり、有益である。
--- ここまで ---

最初の文の著者名の「Frances」は、「Francis/フランシス」の誤記ですかね。

ちなみに、この本は、国書から『黄金の夜明け魔法大系』のシリーズとして、邦訳本が
出ていますが、タイトルは『飛翔する巻物』となっておりますので、ご注意ください。

内容的には、「ゴールデン・ドーン」内部の「黒歴史ノート」という感じであり、当時の
現場の雰囲気が、何となくわかる感じがして興味深いですし、魔術の実践者にとっては、
現代においても、とても参考になる資料ではないかと思います。
そして、魔術を実践していない人にとっても、オカルトに興味のある人、特に、過去に
「黒歴史ノート」を綴ったことのあるレベルの人にとっては、かなり有益で重要なものも
含まれていますので、ヒマがあるなら、一読してみることを、お薦めします。

ちなみに、ワタシにとっては、このスレが「黒歴史ノート」そのものとなっております。
出版してくれ、などという声もありますが、恥ずかしすぎて、これ以上、人前に晒す勇気は
ありません。
つまり、ワタシ的には、黒歴史が多数綴られている2chスレなら、ギリ許容範囲ということ
なんですよねww
0372名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/01/21(金) 06:18:01.17ID:9U7gqgOD
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 252) ---
DIVINATION
占術
--- ここまで ---

ここから、「実践的な作業」の章の中での新しい節になります。

サブタイトルは「占術(タロット占い)」です。

古来より、人は未来予測のために、ありとあらゆるものをネタとして利用してきました。
亀の甲羅焼き、蹴り上げた下駄、コインの裏表、花や葉の数、人相や手相、星の配置。
そして、天文学と占星術、医学と血液型占いが、同じ単語を使っているにもかかわらず、
全く異なる知的活動であるのと同じように、「カバラ主義」と「タロット占い」は、同じ
カード、同じ用語を使っていても、その中身は全く異なるものであることを、理解して
おく必要があります。

言ってみれば、同じ「実践的な作業」に分類されているものの、前節の「スクライング」
が「1%の人向け」であるならば、「タロット占い」は、「99%の人向け(1%の人を含む)」
という感じで、ほとんど誰にでも出来るものですし、実際、この節に書かれていることは、
誰もが興味を持って実践できる、「簡単なお仕事」ではないかと思います。。
だからこそ、「ジプシー」と呼ばれた人々にとっても、重要な「実践的な作業」、すなわち
「金儲けの手段」となり得たわけですよね。

要するに、「タロット占い」には、今まで勉強してきた「カバラ主義」や「スクライング」
の知識や経験は、必ずしも必要ではないということです。
もちろん、基礎知識として知っていることは無駄ではありませんし、それなりに有用では
あるのですが、知らなくても不自由することはありませんし、学歴・経歴・性別不問です。

つまり、「タロット占い」だけを目的としている人は、この節だけを読んでおけば、ほぼ
誰でも「タロット占い師」になれる、ということなんですよね。←絶対怪しい宣伝文句ww
0373名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/01/22(土) 06:18:05.84ID:d5a8uo8i
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 252) ---
It may come as a suprise to some to learn that the primary reason for divination
in the Great Work is not to learn the future.
「偉大なる作業」において、占術の主要な理由は、未来を知ることではない、ということを
知ることは、ある人たちにとっては驚きかもしれない。
--- ここまで ---

この文の「suprise」は、「surprise/驚き」の誤記ですかね。

さて、いきなり最初から「全開モード」ですね〜。
とりあえず、ワタシが知っている範囲で言い訳させてもらいます。

まず知って欲しいことは、「偉大なる作業」に従事する「魔術師」と、いわゆる「タロット
占い師」とは、似て非なるものである、ということです。
「魔術師」の究極の目的が、「神との合一」、すなわち「自身が神になる」ことであると
するならば、「タロット占い師」の究極の目的は、「日々の糧を得ること」になります。

え、「タロット占い師」の目的は「未来を知ること」ではないのか、ですって?
まあ、ぶっちゃけて言うと、「未来を知ること」が出来る「タロット占い師」であれば、
自身で賭博や投機や投資をして稼ぐとか、正解ルートを選んで裕福に暮らしてもらえれば
いいわけであって、わざわざ見ず知らずの人の相談に乗って、ちまちまと小銭を稼ぐ必要
は無いということになるんですよね。←占い師に言ってはいけない暴論ww

もちろん、「タロット占い」により、現世における未来を知ることは出来ますし、それが
全くの役立たずであると言うつもりもありません。
ただし、ここでも、以前に述べた「1%の人」と「99%の人」の話が蒸し返されることに
なってくるわけです。
つまり、同じように見える「タロット占い」であっても、人により、それを行う意味や
意義が全く異なるというのが、正直なところではないかと思うのでした。
ちなみに、ワタシは賭博で少しだけ試してみましたが、役には立ちませんでした。ww
0374名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/01/23(日) 06:00:07.75ID:1z23ZWic
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 252) ---
Rather, it is for the development of psychic faculties.
むしろ、それは心霊的な能力たちの発達のためである。
--- ここまで ---

「psychic/心霊的な」という用語は、「超能力」や「超自然的」というような、人智を
超えたものというか、物理的に説明できない世界、要するに「マルクト」の上位にある
世界を知るための能力と言い換えることが可能です。
そして、そういう「心霊的能力」を開発する基本ツールの一つとして「タロット」があり、
それの実践的手法が、「タロット占術」ということになるわけです。

まとめると、「タロット占い師」による「タロット占い」の目的が「現世界の時間軸に
おける未来を知ること」であるとすれば、「魔術師」による「タロット占術」の目的は
「現世界の上位にある霊的世界を知るための心霊的能力の開発」であるということです。
まあ、「魔術師」は「自身が神になる」ことが目標ですので、わざわざ「タロット占い」
で「神から与えられた未来を知る」必要は無くて、自身が神となって自分が主役となる
未来を作ればいいだけですので、「タロット占い」の結果の未来には、それほど興味は
無いのかもしれませんね。

そう、未来は他人(もしくは神)から与えられるものではなくて、自分自身の力で切り
開いていくものですし、占い業界にいるワタシが言うのもなんですけど、そういう意味
でも、「タロット占い」に限らず、「占い」に過度に依存するのは、避けておいた方が
無難だと思うのでした。
まあ、「占い」そのものを否定するわけではありませんが、単なる未来予知に関しては、
現代においては、「占い」よりも精度の高い論理的手法も色々とありますので、基本的
には、「占い=エンターテインメント」と考えて、お付き合い頂けますと幸いです。

ということで、ここから先は、単なる「占い=未来を知ること」ではなく、「自らの意思で
未来を変える」という「偉大なる作業」的な意識を持って「タロット占術」を見ていく
ことにしましょう。←どう見ても詐欺的な宣伝文句ww
0375名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/01/24(月) 06:16:48.33ID:ZGuZtZ/o
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 252) ---
The more one uses the Tarot cards to find answers to given questions, the more
that person taps into unseen currents.
人は、与えられた質問たちへの回答たちを見つけるために「タロット」カードたちを使用
すればするほど、その人は、見えない流れたちとの関係を持つようになる。
--- ここまで ---

この文の最後は、「持つようになる」ではなく、「持つようになるかもしれない」の方が、
個人的には宜しいかと思います。
要は、「人による」ということであり、「※あくまでも個人の感想です。効果には個人差
があります」の典型例ですからね。

「タロット占い」の初心者は、基本的には「マルクト」内部の存在です。
ゴールデン・ドーンで言うところの、「ニオファイト」の位階ですかね。
そして、このレベルでは、全ての「大アルカナ」は「不活性」であり、何の役にも立たない
どころか、百害あって一利無しの状態です。
とはいえ、一般の客は、そういう「マジメか!」的なものは求めておりませんし、何となく
それっぽく辻褄を合わせて語っておけば、大体において許されるものです。
つまり、マルクトで有効な「小アルカナ」を主体にして、スパイス的に「大アルカナ」を、
それっぽく振り掛けておけば、それなりに「タロット占い」が出来るということです。

さて、そういう流れで「タロット占い」を続けていると、一部の人は、今まで見えなかった
「大アルカナ」の「unseen currents/見えない流れたち」の気配を感じることが出来る
ようになってきます。
例えて言えば、人には見えない地磁気の流れを「方位磁石」で検知できるように、心霊的な
見えない流れを「大アルカナ」が検知して表してくれているような感じですかね。
そして、その準備が出来た人は、「生命の木」という上位存在を感じることが出来る地点に
到達し、そして「大アルカナ」にも、本格的にアクセスできるようになるという感じです。
ここは、ゴールデン・ドーンで言うところの、一つ上の「ジェレーター」の位階ですかね。
ということで、ここから先は、「少し分かった人」向けの話になることを、ご了承願います。
0376名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/01/25(火) 06:03:42.86ID:UA60OxF1
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 252) ---
Those who have used the Tarot cards for years will attest to the fact that there
comes a point where the cards are not longer necessary to an accurate divination.
「タロット」カードたちを何年間も使用し続けている人々は、正確な占いに、もうカードは
必要ない地点に来ているという事実を証明するであろう。
--- ここまで ---

つまり、普通では見えない地磁気の流れを「方位磁石」という道具で検知していた人が、
熟達して地磁気の流れが見えるようになれば、「方位磁石」が不要になるのと同じように、
普通では見えない心霊的な流れを「タロット」という道具で検知していた人が、熟達して
心霊的な流れが見えるようになれば、もはや「タロット」さえも不要になるわけです。

これは「事実」なのか、と聞かれれば、確かに「一部の人」にとっては「事実」です。

おそらく、「1%」側の「占い」が出来る人は、「弘法は筆を選ばず」という感じで、
ある程度熟練してきて、流れが見えるようになれば、使う道具は問いませんし、たとえ
道具無しでも、何とでもなります。
とはいえ、手ぶらで占うと、お客様の占いに対する期待感に添えずに満足度が下がるので、
デモンストレーション的に、カードを展開したり水晶玉を眺めたり、相手の期待に添える
よう、営業努力することは大事なことだと思います。
要は、「占い」業務とは、「未来を知ること」ではなく、あくまでも「お客様の期待に
応え、満足して頂き、その対価を頂く」というスタンスなのです。
これは、特に、一般人である「99%」側の人にとっては、重要な考え方になりますし、
そもそも、客のほとんどは「99%」側の人ですしね。

そういう意味では、「1%」側の「占い師」は、少々苦労を重ねる、というか、既に人生の
上で多くの苦労を重ねてきた人も、多くいます。
でも、その苦労話は、あくまでも「1%」側の話であり、「99%」側の人には伝わりにくい
面がありますので、そのあたりの「見え方の違い」、いやいや「考え方の違い」というもの
を、しっかりと「一般常識」として学習しておく必要が出てくるわけですよね。
0377名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/01/26(水) 05:56:58.17ID:Z8xp9/Hi
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 252) ---
Answers to specific problems are simply "felt."
具体的な問題たちへの回答たちは、単に「感じられた」ものである。
--- ここまで ---

要するに、「タロット占い」の本質は、「タロット・リーディング」(目に見えるカードの
絵を、一つずつ読み解くこと)ではなくて、「タロット・フィーリング」(カードの並び
から、目に見えない心霊的な流れを感じること)ということになります。
裏を返せば、難しい理論や根拠は無視して、単なる主観的感覚のみで、自分勝手に好き放題
出来るということでもあって、それゆえ「タロット占い師」は、玉石混交の業界であると
いうことなんですよね。
つまり、出版されているタロット占いの解説本が玉石混交なのは、そもそもリーディング
自体がアレなものですので、それに準じた解説本もアレなものであるということなのです。

さて、そういう業界の方々の話は置いといて、少々真面目な話をしますが、ここで言う
「felt/感じられた」という用語は、少々大げさかもしれませんが、一般の人が思っている
ものとは、かなり次元の異なるものです。
とはいえ、この「感じ方」も、極めて個人差の大きいものであるゆえ、「※あくまでも
個人の感想です。効果には個人差があります。」ということを、ご承知おきください。

通常の人間の意識は、基本的には「マルクト」の領域で作動しており、上位の「人格」の
領域である「イェソド」「ホド」「ネツァク」を、有効活用出来ているとは言い難い
状態です。
つまり、最初のステップは、上位の「星幽的三角形」の領域を感じることであり、その後
さらに上位の「霊」である「ティファレト」を感じることになります。
そういう意味においては、「タロット占い」と「魔術」は、この「感じる」という点に
おいては、接点があり、それゆえ「魔術師」は「感じる」ための訓練の一つとして、この
「タロット占い」を活用することが出来るということなんですよね。
とはいえ、この手の「感じ方」というのは、人により千差万別であって、そもそも「正解は
無い」ものなので、うかつに手を出さない方が無難かと思います。
0378名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/01/27(木) 06:14:23.50ID:ImWqzZvM
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 252) ---
Most people tend to consider psychism a natural talent, something with which one
is born, and that is true.
ほとんどの人々は、心霊説(的能力)を、天性の才能であって、人が生まれながらに持つ
何かであると考える傾向があり、そしてそれは真実である。

It is, however, possible to consciously develop psychic abilities.
しかしながら、心霊的能力たちを、意識的に発達させることは可能である。
--- ここまで ---

「タロット占い」の本質が、「見えない心霊的な流れを感じる」、すなわち「第六感」と
いうことであれば、それは一種の天賦の才である、と考える人が多いということですが、
まあ、ワタシの個人的経験からしても、大体あっていると思います。
とはいえ、この「第六感」にも色々と種類があって、大別すると、
・質の良いもの=特定の感覚がずば抜けて優れている状態
・質の悪いもの=感覚を制御する機構に欠陥があって、妄想がダダ漏れしている状態
というのも、実感としてあるわけです。
後者は、特に脳の働きに異常がある場合に見られるもので、精神病や薬物、強いストレス
などにより、そういう状態に陥ります。
そして、強いストレスを受けたり、大きな病気や怪我をした結果、心霊的能力が覚醒する
といった人も一部にはいますが、あくまでもそれは一時的な状態というか、リミッターを
外した暴走状態ですので、なるべく早く、正しい状態に戻してあげることが大事です。

じゃあ、心霊的能力である「第六感」の発達には、どういう方法が、お薦めなのかと言わ
れると、基本的には、いつも我々の回りにあって我々を導いている我々には見えない流れの
存在に「気づいてあげること」に尽きるわけです。

具体的には、どうやって?
そこで、「意識層」と「無意識層」の連携強化のための、「タロット・カード」、そして
「タロット占術」が、訓練手段として、登場するわけですよ。 ( ̄^ ̄)ノ ジャジャーン!!
0379名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/01/28(金) 06:05:20.81ID:dyZAod88
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 252) ---
To this end, it is necessary to test these growing abilities fearlessly, by expressing
feelings about situations and being willing to be completely wrong!
この目的のために、状況たちに関する感情たちを言い表すことにより、そして完全に
間違っていることを厭わないことにより、これらの成長する能力たちを恐れることなく
試すことが必要である!

Yet the student of Tarot will find that his "guesses" are increasingly correct,
as his friends' responses will corroborate.
それでも、「タロット」の学徒は、彼の友人たちの返答たちが確証するであろうにつれて、
彼の「推測たち」が、ますます正しいことに気付くであろう。
--- ここまで ---

「タロット占い」は、完全に意識層のみで、すなわち、「コールド・リーディング」と
「ホット・リーディング」とを併用する「タロット・リーディング」の手法を用いたり、
一種の「カウンセラー」的な立場で、言葉を交わしながら行うことも可能ですし、むしろ
そういう方が、分かりやすくて、顧客ウケは良いのではないかとさえ思います。
そもそも一般客は、問題解決を期待して占いに来るのではなく、気分転換できる話し相手
を求めて占いに来るような場合も多いですので、相手の言い分に合わせて、適当に相づち
を打っておく方が良い場合だって、あるわけですしね。

それはともかく、魔術修行における「タロット占術」は、基本的には「スクライニング」
の延長上にあり、「無意識層」で感じたものを「意識層」で受信して言語化するという
手順については共通です。
異なる点は、「タロット占術」では、複数枚のカードを展開し、その空間的、時間的、
そして状況的な「流れ」を感じ取る、という、ちょっと複雑化するところです。

なお、上記の文では、「his friends' responses/友人たちの返答たち」を必要とする
ように思えますが、リアルで友達のいない人は、「脳内世界のバーチャルな友達たち」で
あっても、特に問題ありませんので、興味のある方は、ぜひ実践してみて下さい。
0380名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/01/29(土) 06:23:51.41ID:mOtCYY8L
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 252) ---
Some may find that they develop a psychism which is particularly state-dependent,
i.e., they may be more sensitive when using alcohol or other drugs.
ある人たちは、彼らは、特別な状態に依存するものが、心霊説(的能力)を発達させる
ことに気付くかもしれない、すなわち、彼らは、アルコールもしくは他の薬物たちを使用
する時に、より敏感になるかもしれない。
--- ここまで ---

まあ、意識層のタガを外して、無意識層を活性化させる薬物(アルコール含む)を使用
すれば、色々な暴走が見られるわけですが、ワタシとしては、酒を飲んで占いをすることは
非推奨としております。
ましてや、禁止薬物を使うことは、犯罪ですので絶対禁止事項です。
さらに言うと、強い肉体的・精神的ストレスを伴う、よくある宗教的な「修行」も、自身の
脳内麻薬による「強烈な幻覚症状」を誘発しますので、非推奨です。

とはいえ、通常の覚醒状態における、意識層の無意識層に対する強い締め付けは、ある
程度は緩和してあげる必要があります。
つまり、「寝る」とか「瞑想する」とか「妄想する」とか、意識が緩和されて、ポーッと
しているような脳内状況を、意識して作り出してあげるわけです。
そのためには、外部からの刺激(強い光、視界内で動くもの、異臭、大きな音、体を締め
付けるもの、などなど)を極力減らし、淡い光源、心地良い香り、静かな場所、緩めの服装
などの、自分自身がリラックスできる環境を準備しておくと良いかと思います。
まあ、これについては、魔術の修行と同じようなものですよね。

そういう意味では、意識層の活動が低下する就寝前に「占いの練習をする」ことは、
それなりに有効ですし、寝付きの悪い人であれば、、ベッドで寝ながら、脳内でカードの
復習をするとか、脳内でカードを展開して占ってみるというのも、それなりに有効です。
そもそも、「夢占い」というジャンルもありますので、もし夢の中でも占いが出来るので
あれば、ぜひチャレンジして頂きたいと思います。
そして、この学習過程を、「修行」とは思わずに、「楽しんで」頂ければと思います。
0381名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/01/30(日) 06:52:10.26ID:KKJjtDAo
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 252) ---
There are many different methods for using the Tarot cards as divinatory devices,
the most complex being that of the Golden Dawn (called by some the "all day method"),
as described in Regardie's monumental Golden Dawn and in An Introduction to the
Golden Dawn Tarot by the author of this present book.
「タロット」カードたちを、予言的な装置として使用するための、様々な方法たちがあり、
最も複雑なものは、リガルディー氏の記念碑的な『黄金の夜明け』と、この現在の本の著者
による『黄金の夜明けタロット入門』の中に記述されるように、「ゴールデン・ドーン」
のもの(「終日方法」と呼ぶ人もいる)である。
--- ここまで ---

「タロット占い」の具体的な手法、つまり、カードをシャッフルしてスプレッドして
リーディングする方法には、基本的には、各人が好きなやり方で占ってもらえれば
いいと思います。

そうはいっても、最初は何らかの手本が必要ですよね。
とりあえず、ゴールデン・ドーン系タロットを占いで使う場合に、参考になるのは、
「ゴールデン・ドーン」公式の占い手法である、『The Golden Dawn/黄金の夜明け
魔術全書』の第四巻の「TAROT DIVINATION/タロー占術」の節にある、「THE OPENING
OF THE KEY/開鍵式」という手法ですが、これは、「all day method/終日方法」とも
呼ばれているように、時間も手間もかかります。
あと、ウェイト氏の『The Key to the Tarot/タロットを解く鍵』にある、「An Ancient
Celtic Method of Divination/古代ケルト占いの手法」も有名ですが、これもズブの
素人が、いきなり使えるようなものでもありません。

ということで、最初は一枚スプレッド(全般)から始めて、三枚(過去、現在、未来)、
四枚(過去、現在、近未来、最終結果)というように、基本的な手法を習得してから、
本格的な手法にチャレンジしていけばいいかと思います。
とはいえ、前にも述べたように、熟練した占い師は、もはやカードを必要としません
ので、「ワンオラクル(一枚占い)」でも、必要十分なんですよね。
0382名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/01/31(月) 05:52:29.19ID:rc/SZ4Ks
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 253) ---
But one of the best methods is also the simplest, the Fifteen Card Spread.
しかし、最も良い方法の一つは、また最も単純でもある、「15枚カード展開」である。

This method is not so well known as the "Ancient Celtic," ten-card spread, but
it has the advantage of depending upon neighboring cards, offering an enormous
number of possible card combinations, and being more fluid than other methods.
この方法は、「古代ケルト」の10枚カード展開ほどには良く知られていないけれども、
それは、隣接するカードたちに依存し、膨大な数のカードの組み合わせたちを提供し、
そして他の方法たちよりも、より流動的であるという利点を持つ。
--- ここまで ---

「シンプル・イズ・ベスト」という普遍的観点から見れば、「15枚カード展開」は、
「10枚カード展開」よりも劣りますし、世間に知られていないというのも、ある意味、
当然ではないかとも思います。
ちなみに、最もシンプルな手法は「0枚カード展開」ですが、それだともはや「タロット
占い」とは呼べませんので、その次にシンプルな「1枚カード展開」が、ベストと言える
「タロット占い」となりますし、実際、デキる人は、それで必要十分かとも思います。

とはいえ、そういう極端な手法は、極端な人、すなわち「1%」側の人にのみ通用するもの
であって、それ以外の「99%」側の人にとっては、選択肢を増やし、解釈に幅を持たせて、
うまいぐあいに相手の話に合わせられるか、という点も重要となってきます。
要するに、「フィーリング」ではなく「リーディング」の観点からは、枚数が多い方が、
読みやすいというか、ごまかしやすいというのもありますし、それ以上に、客に対して
「見栄えの良さ」をアピールできたりするわけです。

要は、客の評価としては、「あっちの占い師は、たった一枚しかカードを引いてくれな
かったし、話も一方的で、つまらなかった」とか、「こっちの占い師は、15枚もカードを
引いてくれたし、色々と話を聞いてくれたので、すごく得をした気分になれた」という
感じですかね。
0383名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/02/01(火) 06:36:58.75ID:SlwQBnjP
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 253) ---
Before any divination it is wise to invoke some Higher Force.
どんな占いの前でも、何らかの「高次の力」を召喚することは賢明である。

In its simplest form, this may involve visualizing a sphere of brilliant white
light over one's head, and a prayer that the Divine Powers may guide the operation
of the cards.
その最も簡単な形式においては、これは、人の頭の上の輝く白色光の球体を視覚化する
ことや、「神の力たち」がカードたちの作用を導くかもしれない祈祷を、伴ってもいい。
--- ここまで ---

この「高次の力を召喚する」というのは、要は、通常は「意識>無意識」という関係性を、
意識して「無意識(高次の力)>意識」の状態に持って行くということになります。

その際に用いられる「神への祈祷」ですが、可能な限り、言語化された戒律(タブー)を
持つ神の呼び出しは、「意識」を活性化させることになりますので、避けた方が無難です。
要するに、神名は「イエス・キリスト」であっても「お釈迦様」であっても良いのですが、
あくまでもそれは「神」を象徴する記号としてであって、間違っても、意識を、その経典
の内容や戒律や道徳感で縛ってはならない、ということです。

ちなみに、ゴールデン・ドーンでは、その手の問題を避けるために、既存の神の名を使わず、
以下のように唱えています。(『黄金の夜明け魔術全書』第四巻「タロー占術」参照)

「In the divine name IAO, I invoke Thee thou Great Angel HRU who art set over the
operations of this Secret Wisdom. Lay thine hand invisibly on these consecrated
cards of art, that threby I may obtain true knowledge of hidden things, to the
glory of the ineffable Name, Amen./神聖なる名前IAOにおいて、我は、秘密の知恵の
作業の上に配置される偉大なる天使HRUである汝を召喚する。汝の見えざる手を、これらの
捧げられた術のカードたちの上に置きなさい、それにより、口にすべからず御名の栄光に
おいて、我は隠された物事の真の知識を得られるであろう、アーメン。」
0384名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/02/02(水) 06:26:47.36ID:0oEDsryR
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 253) ---
Following this invocation, the cards should be thoroughly shuffled.
この召喚に続いて、カードたちは徹底的にシャッフルされるべきである。

This is the most important step in a divination, and should be done with the mind
as clear as possible.
これは、占いにおける最も重要な段階であり、可能な限り澄み切った精神で行われるべき
である。
--- ここまで ---

一通り、クライアントの相談事を聞いた後、精神を統一して、「神への祈祷」を唱え、
そして、神の如き「高次の力」なるものを、我が頭上に「召喚」した後、心を無にして、
カードを机の上に広げてシャッフルし、手の中に集めてカットしていきます。
そして、シャッフル・カットの期間は、「高次の存在」と「自分自身」と「カード」が、
一体感が出る感じというか、なんかそういう「来たかな」というイメージが沸くまで、
わしゃわしゃとシャッフルしてることもあります。
まあ、気が乗らない時は、適当にやっちゃってますが、それはそういうものなのかな、
という感じで、深くは考えず、ある程度は適当にやっちゃってます。
まあ、全ては「神のみぞ知る」という、「無責任」かつ「適当」な作業ですからね。

ちなみに、「邪念」を持ってカードをシャッフルすると、どういう結果になるかについて
は、各自で実験してもらえればいいかと思います。
特に、自分自身に関する占いをする時は、この「邪念」というか「希望」が入りやすい
傾向があり、それがシャッフル時とリーディング時の両方で効いてきますので、「自らの
望む結果の出るカードを引き当てる」という人もいます。

そういう意味では、ワタシの経験上は、初心者、熟練者を問わず、自分自身を占った結果は、
あまり信用できない傾向があることは確かだと思います。
逆に、信用出来ないことを逆手に取って、自分自身を練習台にして、色々なパターンを
出してリーディングしてみるというのも、アリだとも思います。
0385名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/02/03(木) 06:03:00.18ID:I15ufRaD
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 253) ---
All extraneous thoughts should be eliminated, and the mind made completely passive.
全ての外部からの思考たちは除去されて、精神は完全に受動的にされるべきである。

In the event that the divination is for a person not present, it maybe helpful
to visualize the person as the shuffling is taking place.
占いが同席していない人のためである場合には、シャッフルが行われている時に、その人を
視覚化することが役に立つかもしれない。
--- ここまで ---

当たり前のことですが、占いの際には、余計なことは考えず、とりわけ「邪念」をしっかり
払っておかないと、後のカードの展開やリーディングに影響が出てしまいます。

そうはいっても、占者の体調や精神状態は何ともしがたいものはありますし、クライアント
の見た目や言動に、占者の心が左右されてしまうというのもありますので、完璧なものを
求めるつもりはありませんので、これはあくまでも「努力目標」ということです。
未来予測では、何をするにしても、「予測誤差」というものはありますからね。

ちなみに、完全なる受動状態となると、他の占い手法におけるパフォーマンスの一つと
しての「神に憑依された状態」というものがありますが、タロット占いにおいては、
占者が解離性同一性障害でない限り、そのような派手なテクニックは使われません。
もちろん、タロット占いはエンターテインメントであり、「憑依状態」を売りにする
ことは何の問題も無いのですが、それは、世間の求めるイメージとは異なるようで、
そういうパフォーマンスをする人は、ワタシ自身は見たことがありません。

つまり、完全に「あっちの世界」に逝くのではなく、「半分半分」の状態になるという、
まさに「バランス芸」が求められるということですよね。
例えれば、完璧なるタコ焼きが、中がトロットロ(無意識レベルでは神との合一)で、
外がカリッカリ(意識レベルでは冷静にクライアントと対話)で、ソースとの相性が
最高(繰り出す話題に絶妙な味があって興味深い)というような感じですかね。
0386名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/02/04(金) 05:32:40.65ID:MLmtAC+b
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 253) ---
The cards will then be placed on a table in the following order:
カードたちは、それから、以下の順序でテーブルの上に配置されるだろう:
--- ここまで ---

ちなみに、ワタシの場合の、占いルーティンは、以下のようになります。
1. 質問者(クライアント)から、質問の内容を聞く。
2. 瞑想し、脳内呪文を唱え、自身を頭上から降りてくる上位存在と接続する。
 ※瞑想開始からグラウンディングまでは、占いに関すること以外の話は、極力控える。
3. カードをシャッフルし、カットして、一つの山(パイル)にまとめてテーブルに置く。
4. テーブルの上で、三つの山(パイル)に分ける。
5. 質問者に、三つの山と、正位置となる方向(上か下か)を選んでもらう。(選択肢は6カ所)
6. 質問者が選んだ山と方向を一番上にして、残りのカードと一緒にして、一つにまとめる。
7. スプレッドする。
8. リーディングする。
9. 占いが一通り終わったら、カードを一つにまとめ、身体をグラウンディングする。
10. お会計して終了。←プロの場合のみ

ちなみに、ここでのグラウンディングというのは、魔術における追儺の儀式に相当するもの
であり、身体内部に溜まった上位存在を、大地に流し出して、自分自身のマルクトの感覚を
取り戻すために行うもので、ワタシの場合は、手のひらを大地に向けて、体内に溜まった
静電気を、アースして大地に逃がすような感覚で行っています。
ちなみに、上位存在と接続せずにリーディングを行う人は、瞑想もグラウンディングも
必要としませんが、元々のカード占い自体が、一種の遊びみたいなものですので、そういう
遊び感覚で使ってもらうのも、全然アリだと思います。

まあ、「タロット占い」も含めて、オカルトの世界には、客観的な「公式」なるものが存在
しませんので、全ては「自己責任」で、やってもらえれば良いかと思います。
とはいえ、プロの世界では、「売り上げ」という客観的な評価基準がありますので、ワタシ
としては、接客業としての「占い」には、ある一定のクオリティは、求めたいところです。
0387名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/02/05(土) 06:46:22.00ID:s6HNDTqU
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 253) ---
INTERPRETATION:
解釈:
--- ここまで ---

この副節に入る前には、以下のようなカードの展開図が描かれています。

 [13][ 9][ 5]  [ 4][ 8][12]
      [ 2][ 1][ 3]
 [14][10][ 6]  [ 7][11][15]

図が少々ズレているかもしれませんので、念のために説明しておきますと、全体的には
「X」みたいな縦三行横七列の配置で、[5][2][6] と [4][3][7] が縦一直線の並びです。
ゴールデン・ドーンでも定番である「象徴札」は使われていませんが、人を外見や人種
だけで判断する行為は、現代においては、廃止しても差し支えないとも思います。

カードの位置に対する意味の概要は、以下の通りです。
・[1]: クライアント自身の現在の状況
・[2][3]: 現在の状況に対する鍵
・[4][8][12]: 予想される未来(何も行動しない場合)
・[5][9][13]: 代替案としての未来(何か行動した場合)
・[6][10][14]: 援助者
・[7][11][15]: 対処すべき障害

なんか、使いやすいのか、使いにくいのか、よくわかりませんが、ワタシの個人的感想
では、「過去−現在−未来」の流れが掴みにくく、説得性のあるストーリーを立てにくい
ので、いまいち客にはアピールしにくいのかなぁ、という印象があります。
まあ、15枚もカードを展開するという時点で、いまいち乗り気ではないんですけどね。

というわけですので、実際に使っている人がいれば、ぜひ感想を、お聞かせください。
0388名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/02/06(日) 06:07:43.93ID:H+vggkqz
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 253) ---
Card One: This represents the Querent, the problems surrounding him, his present
situation and primary influences.
「カード1」:これは、「相談者」、彼を取り巻く問題たち、彼の現在の状況、そして主要
な影響たちを表す。

A Court Card (King, Queen, Prince or Princess) in this position may mean either
the Querent or some dominant individual (see general Court Card descriptions in
the following section).
この位置における「コート・カード」(「王」、「女王」、「王子」、もしくは「王女」)
は、「相談者」か、もしくは支配的な個人のいずれかを意味するかもしれない。(以下の
節にある、概略的な「コート・カード」の説明たちを参照すること)。
--- ここまで ---

最初の一枚目のカードは、センター位置に置きます。

意味としては、「相談者自身の置かれた状況」です。
相談者本人の場合もありますし、対人関係の悩みであれば、その人との関係も示唆すること
になります。
熟練者であれば、このカード一枚で、ほぼ全てお見通しとなるわけですが、そうでない人は、
後に続く二枚目と三枚目の「鍵カード」と関連付けて、現状を読み取っていきます。

何にしても、センター位置ですし、本人に最も関係するカードですので、当然ながら
「最も重要視」すべきカードであり、ここに不吉なカードが出ていれば、どんなに未来を
表すカードが良くても、先行きは怪しいものになることが予想されます。

なお、カードを展開していく際は、主観を入れずに、そして決して自らの感情を表に出さ
ずに、単なる上位存在のしもべとして、黙々と上位存在にスプレッドの状況をライブ中継
するという裏方作業に徹してください。
そして、カードを展開した後は、静かに、上位存在から神託が降りてくるのを待ちましょう。
0389名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/02/07(月) 06:07:09.07ID:KzkCRllI
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 253) ---
Cards Two and Three: These, in conjunction with card One, are the key cards in
the spread.
「カード2と3」:これらは、カード「1」と連携して、スプレッドにおいて鍵となるカード
たちである。

They give extended information on the situation and personality of the Querent.
それらは、「相談者」の状況と人格に関する拡張された情報を提供する。
--- ここまで ---

一枚目のカード([1])をセンター位置に置いた後、その左隣に一枚([2])、そして右隣に
一枚([3])のカードを置きます。

ここでは、シンプルに「key/鍵」カードと呼ばれていますが、[1]、[2]、[3] を一体化
してコンビネーションで読んだり、[1]=現在、[2]=過去、[3]=未来、という時間経過
で読んだり、[1]=主観、[2]=客観、[3]=内なるもの、というような意識面で読んだり
というように、他にも色々な読み方があります。
あと、[5][9][13]の未来に至る鍵が[2]で、[4][8][12]の未来に至る鍵が[3]であるという
見方も出来ますよね。

とはいえ、この複数ある「鍵」には、定番的な読み方はありませんので、各自の霊感と
いうか直感に従って判断してらうことになりますので、そういう直感的な選択肢の多さ
という点においては、初心者向けという感じではないですし、きちんと使いこなそうと
すると、相談者が納得できるストーリー作りというかシナリオ作成という面において、
それなりの人生経験と占術の慣れが必要となりそうな感じがします。

そういう意味では、シンプルに一枚一枚の役割が明確に決まっている、ウェイト氏推奨
の「An Ancient Celtic Method of Divination/古代ケルト占いの手法」の「10枚カード
展開」方が、初心者にとっては、とっつきやすいのではないかと思いますし、ワタシと
しても、これからタロットを始める人には、こちらの方を強く推奨します。
0390名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/02/08(火) 06:24:57.26ID:fEeJ8/IO
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 253) ---
Cards Four, Eight and Twelve (Upper right): These show the direction that the Querent's
life will naturally follow, unless some action is taken to change this course.
「カード4、8、および12」(右上):これらは、この過程を変更するために何らかの行動が
取られない限り、「相談者」の人生が本来続くであろう動向を示す。

Cards Thirteen, Nine and Five (Upper left): These are the possibilities for alternative
action, which may be desirable or undesirable, depending on the other cards in
the spread.
「カード13、9、および5」(左上):これらは、選択肢である行動の可能性たちであり、
それは、スプレッドにおける他のカードたち次第で、望ましいものである場合と、望ましく
ないものである場合があるかもしれない。
--- ここまで ---

一般的なタロット占いでは、単一の質問に対して、単一の最終結果(未来)で答えることが
多いのですが、この占いの場合は、複数の選択可能な未来の可能性を結果として示します。

つまり、「プロポーズしたいのですが、どうですか?」という質問に対して、一般的には
「プロポーズする」という流れで見るところを、「プロポーズという行動を取らずに、
ズルズルと自然の流れに任せた場合と、プロポーズという行動を積極的に取った場合」、
という感じですかね。

まあ、運命論的に見て、「全ては神の導くままに」という宗教的な考え方と、「自らの
自由意志で未来を切り開く」という、どちらかというと魔術的な考え方の違いとも言え
ますが、実際問題として、客にそういう「自ら判断する選択肢」を提示したとしても、
それが「占い客」の望むものなのかという点では、少々難しいものがあります。
つまり、「プロポーズをするか、しないか」という判断が自分では出来ないので、
「かみさまのいうとおり」という感じで占い相談に来ているわけですので、客は、
投げたボールを投げ返されるような責任回避的な占いには、違和感を持ちそうです。
どちらかというと、自己で責任を取れる「自分占い」向きなような感じですかね。
0391名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/02/09(水) 06:09:25.55ID:Z1uizG/u
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 253) ---
Cards Fourteen, Ten and Six (Lower left): These cards will assist the Querent in
making whatever decision may be necessary.
「カード14、10、および6」(左下):これらのカードたちは、必要であるかもしれない
決断が何であれ、「相談者」を援助するであろう。

In the case of an older person, one past middle age, they mean past activities
which bear on the question.
中年を過ぎた、年上の人の場合、それらは、質問に関係する過去の活動たちを意味する。

In younger persons they indicate the future.
年下の人においては、それらは、未来を示す。
--- ここまで ---

これらは、「assist/援助する」カードであり、それは「人物」である場合と、「事物」
である場合、すなわち「人生に関係する事件」であることが想定されます。
そして、ポジティブな関わりを持つものが、[14]、[10]、[6] であり、ネガティブな関わり
を持つものが、次の[7]、[11]、[15] という関係になるわけです。
とはいえ、ポジティブとかネガティブというのは、「昨日の敵は今日の友」と言われている
ようように、状況により変化しますので、あまり表面的に見ない方がいいですし、そもそも
「生命の木」理論においては、両者のパワーバランスが重要であって、ネガティブなものを
切り捨てるという発想は、絶対にしてはならないとも思います。

さて、この「援助者/事件」ですが、年上の人は、過去に出会った人/過去に起こった事件
の影響が大きく、年下の人は、未来に出会う人/未来に起こる事件の影響が大きく出ると
いうことですが、常識的に考えれば、人生リタイア組の老人は、新しい出会いは少なくなる
でしょうし、まだ社会に出ていない未成年の学生は、人生を左右するような出会いは、まだ
これからの話ですしね。
ちなみに、人生において現役バリバリの人にとっては、「現在」の出会いそのものになる
わけですので、割と分かりやすいのではないかと思うのでした。
0392名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/02/09(水) 17:05:40.28ID:1PVbrBx1
やっぱり時間の概念が入るといろいろ大変よね
個人それぞれの観測状では時間ってものは伸び縮みするものでもあるし

毎度更新おつかれさんです
0393名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/02/10(木) 06:00:59.49ID:DoAbZVZG
>>392
カキコありがとうございます。 (^_^)/

タロットは、星と違って、時間のスケールが、感覚でしか掴めないので、
慣れないと、なかなか難しいところはありますよね。
近々とか、数ヶ月以内とか、一年以内とか、ずっと先とか、そんな感じで
カードと相談しながら、使い分けています。
タロット占いにおいては、全ての言葉は、感覚的ですww
0394名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/02/10(木) 06:07:45.25ID:DoAbZVZG
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 254) ---
Cards Seven, Eleven, and Fifteen (Lower right): These show forces operating beyond
the control of the Querent, which cannot be changed, but to which one can adapt.
「カード7、11、および15」(右下):これらは、「相談者」の制御を超えて作用する力たち
を示し、それらは取り替えられることはできないが、それらに人は適応することができる。
--- ここまで ---

ここは、[5]、[9]、[13] の、「何か行動した結果の未来」に繋がると考えても良さそう
ですし、そのように考えておかないと、「代替案としての未来」を、どうやって実現して
いくかというアドバイスのためのネタがありませんからね。

とはいえ、このスプレッドは、各項目自体が、かなり漠然としている感じもあり、さらに、
各項目が三枚のコンビネーション・リーディングとなっているので、初心者にとっては、
全体的に辻褄の合うストーリー作りが難しいのではないかとも思います。

リーディングの際に、よくわからない時は、とりあえず、大まかな幹となる部分を見つける
というか、全体の雰囲気を感じ取ることが重要であり、その漠然とした感覚に従って、枝葉
の部分を描き出していくという感じになります。
その際には、個々のカードの意味は、あまり重要視せず、感覚的に感じるものを、ストーリー
として展開していくと、それっぽい感じになるかと思います。
くれぐれも、単純に個々のカードの意味を繋げるストーリー作りをしないようにしましょう。

あと、客へのアドバイスとしては、具体的にあれをしろ、これをしろ、というのも悪くはない
のですが、客の能力的に可能であれば、問題点だけを提示しておいて、解決策自体は、
客に考えてもらって、その策について相談に乗る方が、喜ばれる場合もあります。

いずれにしても、基本的には、「占いの仕事」は「エンターテインメント」ですので、
その結果がどうであれ、気持ちよく帰っていただくという姿勢は大事です。
客の話を真剣に聞いてあげるだけでも、それなりに助けにはなりますし、実際、それぐらい
しか出来ないこともあるわけですしね。
0395名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/02/11(金) 05:57:05.29ID:H/JQ83r4
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 254) ---
ADDITIONAL CONSIDERATIONS:
付加的な考慮事項たち:
--- ここまで ---

ここからは、「DIVINATION/占術」の節の中の、新しい副節になります。

ここの内容は、基本的には、『The Golden Dawn/黄金の夜明け魔術全書』の第四巻の
「TABULATED RULES/一覧化された法則たち」からの部分的な引用になります。

ちなみに、この「付加的な考慮事項たち」、すなわち展開されたカードを数えて、全体的
な傾向を評価するという作業を、どのタイミングで行えばいいのか、ということですが、
「フィーリング」派のワタシの場合は、瞑想で直感的に大まかなストーリーを感じ取った
後に、ストーリーを修正しながら言語化する時点で、考慮することが多いです。
でも、「リーディング」派の人は、事前にカードの傾向を分析した上で、ストーリー作り
に役立てた方が良いかもしれません。

とはいえ、これらは、あくまでも「付加的な考慮事項たち」ですので、あまり最初から
重要視してしまうのも、少々考えものです。
というか、取り立てて言うほどの重要性は無いというか、全体的なリーディング結果が、
ここに書かれているような傾向を示す、という程度の、結果論的なものと考えておいた
方が良いかと思います。
そういう意味では、事前に余計な外見バイアスを入れることなく、ストーリー作りをした
方が良いと思うのですが、そういうフラットな状態でストーリー作りをすることが苦手な
人もいるわけですので、各自が好きなタイミングで、やってもらっても構いません。
というか、やっても、やらなくても、さほど問題は無いと思います。

いずれにしても、こういうローカル・ルール的なものは、各自の個人的な感覚に、かなり
依存しますので、この手のルールに、変にこだわることなく、自身の直感を最重要視して、
自由にストーリーを組み立ててもらえれば良いのではないかと思うのでした。
0396名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/02/12(土) 06:38:49.94ID:p2cMhGhZ
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 254) ---
The Princes and Queens, when they appear in a reading, almost invariably represent
actual men and women connected with the subject at hand.
「王子たち」と「女王たち」は、それらが解釈において出現する時は、ほとんど決まって、
手近にある主題に関連付けられる、実際の男性たちと女性たちを表す。

But the Kings sometimes represent either the coming on or going off of a matter:
arrival or departure, according to the way in which the cards face.
しかし、「王たち」は、時々、カードたちが向いている方向に応じて、問題の到来もしくは
退去:到着もしくは出発の、どちらかを表す。

The Princesses may show opinions, thoughts or ideas, either in harmony with or
opposed to the subject.
「王女たち」は、主題に調和するか、もしくは反対するかのいずれかの、意見たち、見解
たち、もしくは考え方たちを示すかもしれない。
--- ここまで ---

この「the way in which the cards face/カードたちが向いている方向」というのは、
基本的には、カードの正位置とか逆位置ということではなく、カードに描かれた人物像の
顔の向きになります。
そもそも、ゴールデン・ドーン版には、正位置とか逆位置という概念は無いですからね。
コート・カードでは、この人物像の顔の向きというものが、イメージを膨らませる上では
重要な働きをするのですが、ここでの問題は、個々のスプレッドにおいては、リーディング
する向きというものが、曖昧である場合かあることです。
一列に並べて、右から順に読むとか、左から順に読むということであれば、顔が正対する
向きなのか反対向きなのかが分かるのですが、そうでない場合は、ウェイト版であれば、
正位置と逆位置でも代用することが出来ますし、この「15枚カード展開」のように、3枚の
コンビネーション・リーディングであれば、グループ内で内向きなのか外向きなのかとか、
影響力の強いカードの方を向いてるのか、などとイメージを膨らませながら、どちら向き
なのかを、各自の判断で感覚的に判断していくことになります。
0397名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/02/13(日) 07:03:06.96ID:rf1eXi4A
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 254) ---
A Majority of Wands: Energy, quarrelling, opposition.
「棒たちの多数派」:活動力、口論、反対。

A Majority of Cups: Pleasure and merriment.
「杯たちの多数派」:快楽と歓楽。

A Majority of Swords: Trouble and sadness, sometimes sickness, even death.
「剣たちの多数派」:心配事と悲しみ、時には病気、死さえも。

A Majority of Pentacles: Business, money, possessions, etc.
「五芒貨たちの多数派」:職業、金銭、財産など。
--- ここまで ---

スプレッドにおける小アルカナの出現傾向は、それが現実世界の状況を反映しているという
点で、比較的、重要視されるべきポイントになります。
スプレッド全体の傾向だけでなく、局所的な傾向、すなわち、この「15枚カード展開」の
場合では、それぞれ三枚のグループ内での傾向も見ることが必要です。

一番良いのは、全体的なバランスが取れていることであり、最終的には「杯たちの多数派」
に至るというのが理想的ですが、現実は、そう甘くは無いですよね。

とはいえ、あくまでも傾向であって、それが最終結果を大きく左右するということまでは
言い切れないので、あくまでも参考ということにしておいた方が無難です。
人生、楽(杯)あれば苦(棒)あり、苦(棒)あれば楽(杯)ありですし、若いうちの
苦労(剣)は、後で財産(五芒貨)になったりするわけですので、目先の占い結果に、
一喜一憂することは、長い人生にとっては、もはや害でしかないわけですしね。

そういう意味でも、占いは「賢く使う」ことが大事なわけですが、一般客相手の占いでは、
そういう「綺麗事」は言っていられないのが、悩ましいところですよね。
0398名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/02/14(月) 06:21:15.51ID:l+L2+R3U
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 254) ---
A Majority of Trumps: Forces of considerable strength, often Karmic forces beyond
the enquirer's controls.
「切り札たち(大アルカナ)の多数派」:かなりの強さの力たち、しばしば質問者の制御
たちを超える「業(カルマ)」の力たち。

A Majority of Court Cards: Society, meeting with many persons.
「コートカードたちの多数派」:社会、多くの人たちとの出会い。

A Majority of Aces: Strength, generally, as the Aces are always strong cards.
「エースたちの多数派」:強さ、概して、「エースたち」は常に強力なカードたちである
ので。
--- ここまで ---

スプレッドにおいて、「大アルカナ」の出現は、基本的には厄介な存在です。
イメージ的な存在感は強いものの、それがリアル世界に及ぼす影響は、我々にはダイレクト
には届かず、ほぼ裏方に徹しているので、その影響を感じることが出来ないというか、
要は、あっても無くてもいいというか、明確に語ることは出来ないという感じですかね。
それに、「質問者の制御たちを超える業(カルマ)の力たち」であって、我々にとっては、
どうにも出来ないものですし、そういう意味でも、どうでもいいものですし、それに、
何でも「神頼み」にしてしまうと、自分では努力せずに全てを「神のせい」にしてしまう
ようなロクな人間にならないわけですからね。

ちなみに、「大アルカナ」の強い力と比べて、「エース」の強い力は、リアル感のある
「力強さ」という「大いなる可能性」というものを、強く感じます。
それゆえ、最終的にそれが「大吉」(杯や五芒貨の10)と出るか、「大凶」(棒や剣の10)
と出るかは、やってみてのお楽しみという感じですよね。

そして、「コートカード」は、良くも悪くも対人関係を表しますので、単純に多ければ
多いほど良いということでもありませんので、そんなに気にしなくてもいいです。
0399名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/02/15(火) 06:23:03.02ID:/rRwkStt
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 254) ---
OUTLINE OF DIVINATORY MEANINGS (*292)
占いの意味たちの概要 (*292)

(As taught by the Hermetic Order of the Golden Dawn)
(「ヘルメス主義団体ゴールデン・ドーン」により教えられたものと同様)
--- ここまで ---

ちなみに、(*292)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 278) ---
292. These meanings are extracted from several sections of Regardie's Golden Dawn.
292. これらの意味は、リガルディー氏の『ゴールデン・ドーン(黄金の夜明け魔術全書)』
のいくつかの部分たちから抽出される。

The language is that of MacGregor Mathers.
言葉は、マグレガー・マサース氏のそれである。
--- ここまで ---
とあります。

さて、ここからは、「DIVINATION/占術」の節の中の、新しい副節になります。

ここの内容は、『The Golden Dawn/黄金の夜明け魔術全書』第四巻の、「TABULATED RULES
/一覧化された法則たち」の「大/小アルカナ」の説明文と、「BOOK "T"/"T"の書」の
「小アルカナ」の説明文からの引用になります。

とりあえず、ゴールデン・ドーン系カードで占いをするのであれば、「"T"の書」の冒頭に
ある「THE TITLES OF THE TAROT SYMBOLS/タロットの象徴たちの称号たち」ぐらいは、
一通り覚えておいて、損は無いと思います。
あと、細かい意味については、丸暗記でもいいのですが、占いを学習していく過程で、
感覚的に体で覚えていくという感じの方が、ワタシとしては、お薦めです。
0400名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/02/16(水) 06:11:03.45ID:Y5q4vyYf
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 254) ---
THE FOOL.
「愚者」。

Idea, thought, spirituality, that which endeavors to rise above the material
(That is, if the subject which is enquired about be spiritual).
考え方、思考、霊性、物質的(肉体的)なものを超越しようと努力するもの
(もし、それが問い合わされた主題が霊的なものに関する場合)。

If the Divination be regarding a material event of ordinary life, this card is
not good, and shows folly, stupidity, eccentricity and even mania, unless with
very good cards indeed.
「占い」が、日常生活の物質的な出来事を見ている場合、このカードは良くなく、本当に
非常に良いカードたちがない限り、愚行、愚かさ、奇行、さらには躁病さえも示す。

It is too ideal and unstable to be generally good in material things.
それは、あまりにも理想的すぎて不安定すぎるため、物質的な物事たちにおいては、
一般的には良くない。
--- ここまで ---

この「0:愚者」の称号は、「The Spirit of Aether/エテールの霊」です。

このカードは、あまりに「崇高」すぎるというか「天才的」すぎるというか「現実離れ」
しすぎているので、現世においては、百害あって一利無しのようにも見えます。
そして、このエネルギーに突き動かされて行動した場合は、周囲の非常に良いカードたちの
サポートが無い限りは、大失敗の道をたどります。

でもまあ、そういうのも、「大アルカナ」による運命の流れと割り切って考えることも出来る
わけですので、好むと好まざるとにかかわらず、自ら足を踏み外して奈落の底に落ちる人生
というのも、運命的にはアリなのかな、とも思います。←無責任きわまりない発言ww
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