オンライン授業のことで思いもよらぬ反応があり驚いたのだけど、調べてみたら文科省など関係省庁は「統計」を一切出してないんだな、
マスコミも9月入学利権に忖度して「報道しない自由」を行使している
調べたり関係業界にいれば自明なので説明しないが、現状として、15年前から東大が世界に先駆けて研究を始め、四、五年前から各大学とくに教育系へその専門家を送り込んできていた効果で、
まず大学ではすべての大学がオンライン授業に移行していて、貴重な知見とノウハウと論文、なにより重要な人脈が世界に類を見ない規模と質で形成されつつある
母国にいる留学生も一緒のルームで講義を受け、ゼミに出ているから、今年度はこのままでいいじゃないか、という話さえ出てきている
そして彼ら大学教員が小中高教員を教育しているので、私立の主要な小中高(公立のことは全然知らないが、地方ならともかく人口の大部分が集積している都市部では私立だけ見ておけばいい)も、
多種多様なやり方でオンライン授業を四月からやっていて、これもけっこう評価が高い
米国からはやたらに日本のこういうやり方についての調査が入ってくるようになった
そしてこのやり方のエキスパートである教育者や大学の研究者が、この二ヶ月ですでに、100万人単位で育成された状態であること、
電子空間がメインの公共の場だという感覚と、そこでの振る舞い方と有利な利用の仕方を理解した大学生数百万人と小中高校生が出現したことは、
短期では見えてきにくいが、中長期的に今後の日本の運命を大きく変えることになることは、間違いないのではないか