>>17最後

欽天派:飛星派をさらに先鋭化させた流派。
    使う星は飛星派よりもさらに少なく、甲級主星と一部の甲級副星しか使わないうえ、
    飛星についても、飛星派がアホみたいに所構わず星飛ばすのに対して、
    この流派は「自化」と「対宮へ飛ばす四化(向心力)」しか重要視しない。
    また使う星すべてに男女の性別が与えられており、それに従って宮位転換して見る。
    「身宮」を採用せず、変わりに「來因宮」なるものを重要視する。
    四化については、生年四化は化忌でもその人の武器になるとしているが、
    自化に関してはたとえ化禄であっても人生に悪影響を与えるとしている。
    また一つの宮に「化禄と化忌」もしくは「化権と化科」が「生年四化+自化」という形で同宮していると、
    その宮は「破れている(破格)」として、細心の注意を払わなければならないとする。
    他にも「天地人」「必定」など、絶対避けられない運命をも鑑定する事は可能との事。
    ただこの流派、人生のマクロ的なものを見るのはいいんだけど、1年運などミクロ的なものを見るにはあまり適してない。
    実際、1年運鑑定は飛星派の見方を採用しているし。
    代表的な占者は、田中宏明氏。
    書物は「欽天四化紫微斗数の世界〜因果を乗り越えて〜」(只今再販待ち中)。
    書物のタイトルからもわかるように、「因果」だったり「宿命」だったりそういう重たいものを見るのがこの流派の特徴。
    信じるか信じないかはあなた次第。