>>95
ご心配には及ばないと思います。
まず、結論から申しますと、貴方のお考えの通りです。
蔵干の印星は存在はしていますが、作用としては考慮する必要はありません。
五行の火が優勢の場合は、蔵干での金は相剋されてしまいます。
天干、地支ともに自星、印星が無く、蔵干への透干、通根が無ければ存在しないのと同じだと思います。
この場合、もし仮に蔵干の金が成立するとしたら、強力な地支合や方合の金三合でも起こらない限り難しいと考えます。
日本や中華圏の一部の流派では蔵干を全て算出して、五行の力量を計算する事もありますので、印星としては存在すると言う考えも出来ます。
しかし、それが「従格」への成格を妨げる要素にはならないと言えます。これは蔵干の本気しか採用しない流派なら尚更です。
この命式の場合、火の優勢も条件の一つではありますが、蔵干に自星が無かった事も条件の一つだと考えます。
天干、地支が全て財星でも蔵干に自星や印星があれば、通根と見做されて「従格」の破格となります。
これは私が43で紹介した命式をご参考にして頂きたいと思います(一つだけ食神がありますが)。