>>129
この命式も興味深いものでした。
これも自動鑑定サイトだと「従格」に入命してしまうぐらい看命の難しいものです。
私も貴方と同じで内格の身弱だと考えました。
以下にその理由を書かせて頂きます。
ご指摘に通りで、月支の蔵干と時支の蔵干に通根、透干があります。これが従格の成格を妨げているように考えました。
ただ、通根の程度は月支ですので強力ですが、時柱や年柱だけなら「仮従格」もあり得るのでは思いました。
故に月支への通根が存在しますので、内格だと私は思います。
しかし、透派などだと「従格」として考えるかもしれません。今まで色々な方がこの掲示板に命式を書き込んでくれています。
それらの方の命式もかなり看命の難しいものでした。
仮に従格だった場合ですが、「従児格」か「従殺格」のいずれか判断が難しいですね。
月支元命が正官になりますから、内格ならば「正官格」をとります。
しかし、「傷官」、「食神」共に強い命式ですから五行の強弱は官星と同等かそれ以上になるのではと思います。
日本の四柱推命では「従児格」として看命されるかもしれません。
ただ、中華圏の八字の従格の条件に月支元命での格局と命式上の旺じている財星、官星、洩星のいずれかが一致している事が挙げられていました。
この事を考えると月支元命と旺じている五行が異なる事になりますから「従勢格」として振り分けられたのかもしれません。
私がもし「従格」としてこの命式を考えた場合は「従殺格」と考えるかもしれません。
月柱への官星の透干が決め手となりますので、月支元命と矛盾しない「従殺格」が妥当の様に思います。
繰り返しますが、非常に看命が難しい命式です。