しかし現在の改正憲法案や軍の位置付け等の法構造は、現代社会どころか中世の宗教的な社会でもまともに機能し得ない、古代の代物だ。
推進者も批判者も現実から目を背け、お互い幻想の中に逃げ込んでいるからに他ならない。海王星的夢幻の世界に、前後日本人は封じ込められている。
奇跡が起きて突然に日本人が覚醒しても、こういう国家システムの改造または想像は、一朝一夕にはできない。
歴史を鑑みるに、しばしばあることだが、一世代(30年)はかかる。システムの構想だけでそうで、組織作りはそこからだ。