わたくし国家股間マッサージ伝説ひろしが、海王星がどの様に作用しているのか、具体的に解説して進ぜようぞ。
たとえば、「ドライブ好き」という海王星を持っている人がいるとする。
彼は、ヒマさえあれば、近所をドライブ、嬉しいときも悲しいときも、ふらっとドライブしてしまう。
ドライブのコストは、ガソリン代や車検や税金、維持費も馬鹿にならない。
でもやめられない、趣味とかのレベルをこえて、彼の現実逃避行為でもあるわけだ。
・・・そして、10年後、20年後、彼に何が起きるか?
彼は道路網に異常に詳しくなるのだ。何曜日のこの時間帯は、このルートは渋滞するので、
この裏道を通ってどこそこの道に出ると良いなど等・・。
これが海王星作用の全てだ。
つまり、これら日々のドライブ行為は、あてもなく夢遊病のように近所をふらついているような、
意味の無い行為、「失敗」とか「幻想」とか無駄な行為のようだと、
一般的にはとらえられているわけだ。
しかし、実質的な経験に支えられた生きた知恵、「物事を知る」という行為は、日々の
一見無駄に見える、行為の蓄積からしか生まれてこないのだ。
社会的にかくあれしとマニュアルの容易されたモノは、応用が利かない。
絵の上手いひとは、海王星に才能を授けられたから、上手いのではない。
ひたすら、現実逃避のように描きつづけられるので、その膨大な経験の蓄積が、
絵の描く底力となって現れる。(膨大な経験の蓄積=海)
広大な海を自在に航海できる力だ。海王星の強い作用を持つジャンルはその道の航海士と言える。
この膨大な経験の蓄積のことを、モノを知らないみなさんは、失敗の蓄積と言っている。
海王星を使いこなすとかなんと言われるかたがおられるが、
そもそも失敗(ドライブ)を蓄積しなければ、どの道も究められないのだ。
「使いこなす」のではなく、「過去の失敗経験の蓄積が道を示す」のだ。
この道はひたすら弱者の道だ。モノを指示する立場になると人はナゼか決まって、
実践や現場作業を嫌がる。現場作業は無意味で底辺のやる仕事だと考えがちだからだ。
現場を嫌がる自称ホワイトカラーは、そのうち現場の実情からかけ離れた無能老害となる。
現場の底辺を見れば、その上位の組織構造の実態が浮き彫りになってくる。続く