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【勉強会】The QABALISTIC TAROT【+雑談】Part7©2ch.net
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0001名無しさん@占い修業中 転載ダメ©2ch.net
垢版 |
2017/07/11(火) 06:22:40.12ID:QE4/wbCN
近代タロットの理解にはカバラの知識が必須であることは、割とよく
知られていると思います。
しかしなから、タロットの理解に必要なカバラの知識って、日本に
おいては、あまり紹介されていないのが現実なんですよね。

というわけで、タロットの理解に必要なカバラの基本的知識を得るために
以下の本を引用、翻訳、考察しながら、色々と勉強していきたいと思います。

書名:The QABALISTIC TAROT
   A TEXTBOOK OF MYSTICAL PHILOSOPHY
   カバラ主義のタロット
   神秘主義的哲学の教科書
著者:Robert Wang

※話題への、ソコはちゃうやろ的ツッコミとか、雑談とかは歓迎ですが、
教えて的な質問に答えたりとかは面倒なので、スルーする可能性が高いです。
0049名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/03/17(土) 06:11:04.80ID:/4LjWkus
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 168) ---
One key symbol of THE TOWER is its very isolation.
「塔」の1つの鍵となる象徴は、まさしくその孤立である。

It stands on a desolate mountain top.
それは、荒廃した山の頂上に立つ。
--- ここまで ---

さて、もう少し詳しく、この「16:塔」のカードを見ていくことにしましょう。

まず目につくのが、このカードが、今まで出てきた「21:宇宙」から「17:星」までのもの
とは全く異なる雰囲気にあるということです。
そして、雰囲気的には、この後に出てくる「9:隠者」に近いものがあります。

「塔」は、「人格」を司る「星幽的三角形」の最後のカードであり、この地上において、
ほぼ完成した「人格」を統合する立場にあります。

人が地上界の人間社会で馴れ合ったり忖度しながら生きていくためだけであれば、おそらく
この「16:塔」は不要というか、忌むべきものというか、神の前では慎み深くあるべきとか
言われて、ネットで叩かれるものとして扱われるのではないかと思われます。

まあ、このように、見た目がアレなカードですので、これの本質を理解してもらうのは
なかなか難しいかと思いますが、実はこれは、「上位世界への関門」であり、さらなる
「上への挑戦」のカードということになっているわけです。
全ての「大アルカナ」に描かれているのは、宇宙を読み解くための「鍵」となっており、
その鍵の全てが揃わないと、この宇宙の神秘を開くことは出来ません。

つまり我々は、自らを「孤高の塔」という「宇宙を読み解く鍵」として、誰も来ないような
高い山の頂きに立ち、繰り返し神への挑戦を行わなければならないということですよね。
まあ、その後で、神の雷に打たれて堕ちるというオチが付きますけど。(苦笑)
0050名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/03/18(日) 06:02:53.82ID:4ic0vco5
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 168) ---
Most individuals perceive themselves in this way, as totally separate units of
consciousness.
大多数の個人たちは、意識の全く別々の個体たちとして、彼ら自身を知覚している。

So the destruction of the Tower means to experience the True Ego, which is not
ours alone.
つまりは、「塔」の破壊は、我々が孤立しているのではないという、「真の自我」を
経験することを意味している。
--- ここまで ---

とりあえず、我々は、自らを遙かなる山の頂にそびえ立つ「孤高の塔」として建立し、
「神の雷」という、神からのメッセージを受け取る準備をするわけです。

神からのメッセージは、ぶっちゃけて言うと、「お前は、ぼっちではない」という、実に
ありきたりというか、お決まりの内容なのですが、これがマンガやアニメの決めゼリフと
決定的に異なのは、それが単なる「うわべだけの言葉」ではなくて、「内なる経験」である
という点です。

まあ、「内なる経験」という言葉が出てきた時点で、一般人お琴割ということになるの
ですが、そもそも、神の雷に打たれるなんてことは、一般人にとっては危険すぎるという
か、そもそも希望者がおりませんので、そういうわけで、この「16:塔」というものは、
一般人にとっては、全く人気の無いカードであるわけなのです。

まあ、「そんなことして、何か意味あるの?」と聞かれてても、言葉に出来る意味なんて
全く無いわけですので、「日々の生活には、全く何の意味もメリットも、ございません」
としか答えようがないわけです。
それでも、ド変態ども、いやいや神秘主義者たちは、意気揚々と「神との直接コンタクト」
を目指して、日々勤しむわけであり、いやもう、マジでヤバい連中だと思いますよね。
0051名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/03/19(月) 06:14:07.83ID:JSH/gunJ
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 168) ---
The lightning flash on the Tower is a sudden realization, or flash of perception,
of our real identities.
「塔」の上の稲妻の閃光は、我々の真の自己同一性の、突然の実現、または知覚の
ひらめきである。

That lightning is in the shape of the circle and spear of Mars to indicate the
power which initiates the experience.
その稲妻は、経験を伝授する力を示すため、「火星」の円と鎗の形をしている。
--- ここまで ---

「神の雷」に打たれることで、「私」が築き上げてきたキャラが崩壊して、本当の自分が
露わになり、そして「真の私とは、一体何者なのか」を知るという「真のリアルの経験」
をすることが、このカードの真髄となります。

まあでも、これは「言うは易く、行うは難し」の典型的なものですので、普通の人は、
あまり近づかない方がいいわけです。
そもそも、この手の「自分を知るセミナー」なんてものは、ほとんどが何の役にも立たない
というか、まあ役に立たない方がまだマシというか、単なる詐欺商売のようなものも多い
ですし、どこかの本に出ているような「ワタシはこれで人生がバラ色に変わりました!!
(※個人的な経験談です)」なんてのは、ほぼ間違いなく、商業ライターが作文した
「釣りネタ」と考えておいた方がいいわけですからね。

それはともかく、まあ間違っても、「真の自分を知ると幸福になれる」なんて考えない
方がいいわけで、普通はどう考えても、「知らない方が幸せ」なんですよね。

まあ、「幸せ」というものの考え方は、人それぞれではありますが、M系趣味に興味の
無い、ほとんどの人にとっては、このカードは「不幸をもたらすもの」と考えておいて、
差し支えないとも思うのでした。
逆に、M系趣味の人々にとっては、最高の至福ではあるわけですが。(笑)
0052名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/03/20(火) 05:59:40.27ID:RtxQr3Ih
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 168) ---
On the Golden Dawn and Waite cards the lightning strikes the Crown at the top of
the Tower, an obvious reference to the Crown of Kether.
ゴールデン・ドーン版とウエイト版のカードたちについては、稲妻が、明らかに「ケテル
の王冠」に関係する、「塔」の頂上にある「王冠」を打つ。

But what is symbolized here is the false crowns of our existence, those man-made
values which we believe to control us.
しかし、ここに象徴されているものは、我々の存在における偽りの王冠たちであり、
我々を支配していると我々が信じている、それらの人造の価値たちである。
--- ここまで ---

勘違いされないように、最初に言っておきます。
頭の悪い人ほど、「ワタシは悪くない。ワタシは常に正しくて、悪いのはいつも相手の
せいだ。」と思い込んでるフシがあり、その結果、この「塔」はワタシのことではなく、
常に相手に災いが起こるなどと考えて、全く反省しないというか成長できない人がいる
わけですが、そういうのは、言うまでもなく誤りです。
大アルカナというものは、ほとんどが「自らの内面世界」に関するイベントとなります
ので、「全ては自己責任」の世界ですからね。

さて、我々は、ここに存在して日々生活していると自覚しているわけですが、それは我々
自身の行動を支配している「自我」という存在があるからです。
つまり、神の稲妻が打ち砕いているのは、我々の持つ「自我」、すなわち「星幽的三角形」
が司る「人格」そのものなわけであって、要するに、今までこの場で勉強してきたことを、
神は「全否定」しているわけなのです。

要は、この「16:塔」を理解し突破できるのは、「人格的に良い人」とか、「万人に認め
られている人」というわけでは無いということなんですよね。
でもまあ、相手がどんな人であっても、神は「おまえのことなんて決して認めないぞ!」
とかホザきながら、とりあえず雷を落とすのではないかと思うわけなのでした。
0054名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/03/21(水) 06:48:28.63ID:+WmmWNjd
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 168) ---
And one of the meanings of the Crown here is the will, the Primal Will of Kether
which is the only true reality.
そして、ここでの「王冠」の意味たちのうちの1つは、「意志」、唯一の真の実在である
「ケテルの原初の意志」である。

Our conscious attempt to align ourselves with this Primal Will brings about the
destruction of our belief that we actually have a personal will.
この「原初の意志」と提携する我々の意識的な試みは、我々が実際に個人的な意志を
持っているという我々の確信の破壊を引き起こす。
--- ここまで ---

「ケテル」の神名は「AHVH」であり、これは、『旧約聖書:出エジプト記』3:13にある
「I AM/私はある」と名乗った神に由来しています。

つまり、この「16:塔」の王冠は、天上の「ケテル」の、下界における劣化コピーであり、
そしてそれは、神の「私はある」の、我々の内における劣化コピーでもあるわけです。

要するに、我々には「個人」としての自由意志は無くて、全ての人間は、しょせん「神の
意志」に操られる「劣化コピーロボット」であるということになるわけです。

とはいえ、ここまでの「真の悟りの領域」に到達できる人は、ほとんどいないわけですので、
世の中の多くの人々は、自分の意志を持ち、自分の判断で、まるで自身が「神」であるかの
ように振る舞っているわけなのですが、まあ、その方が幸せであるということですよね。

いずれにしても、「自らが神である」というような自覚は、世間知らずの無知からくる
錯覚であって、真の神の存在に気づくことができる者のみが、自らが「ニセモノ」である
ことを自覚できるということなのです。
え、そんなこと自覚できなくてもいいし、すこぶるどうでもいいって?
まあ、一般の人にとっては、この「16:塔」は、どうでもいいカードですからねぇ。
0055名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/03/23(金) 06:00:02.84ID:9mQD+yH/
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 168) ---
The reference to Mars on the 27th Path points to the Path's correspondence with
Geburah, the fifth Sephira.
「27番目の小径」に関する「火星」への参照は、5番目の「セフィラ」である「ゲブラー」と
「小径」との対応関係を示す。

Here the activity of Geburah in tearing away obsolete values takes place.
ここでは、廃れた価値たちを引きはがすという「ゲブラー」の活動が起こる。

Of course, it must be reiterated that the Sephiroth are the centers of objective
energy, while the Paths are our subjective use of those energies.
もちろん、「セフィロト」は客観的な精力の中心たちであり、その一方、「小径たち」は
それらの精力たちの我々の主観的な使用であることは、繰り返し言わなければならない。
--- ここまで ---

「セフィラ」である「ゲブラー」と、「小径」である「16:塔」には、同じ「火星」と
いう惑星が配属されています。
まあ、両者を同列で考えるのはどうかと思いますし、ほとんどの人は勘違いすることに
なりますので、あまり言葉で説明するべきではないとも思うのですが、ざっくり言うと、
その根底にあるのは、「火星」の精力の「顕在化したもの」と「潜在的にあるもの」と
いうことになります。

いずれにしても、「破壊」というものは、一般受けしないというのは確かですし、それゆえ
周囲からは、反発や疎外というものが起こります。
そういう困難に敢えて立ち向かい、これまでの意識の無い神の操り人形としての「リアル」
を断ち切り、覚醒した意識状態で「バーチャル」な道を切り開いていくというのが、この
「小径」の効用であるということなのですが、やっぱり一般受けはしないようにも思えます。

どう考えても、「リアル」にとっては良い方向には向かいませんし、それこそ一般人に
とっては、「何の得にもならない」ものですからねぇ。
0056名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/03/24(土) 06:07:16.46ID:zoy7JeCS
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 168) ---
In varying degree, the energies of all of the Sephiroth are on all of the Paths,
in this case that of Geburah being predominent.
変化している段階においては、「ゲブラー」が優勢である、この場合においては、
「セフィロト」の全ての精力たちは、「小径たち」の全ての上にある。

We also recall that Netzach and Geburah, Venus and Mars, are integrally linked, and
that the Gods associated with both Hod and Netzach are called the Gods of Armies.
我々はまた、「金星」と「火星」である「ネツァク」と「ゲブラー」が一体的に連結され、
そして「ホド」と「ネツァク」の両方に関連づけられた「神々」が、「軍隊の神々」と
呼ばれていることも思い出す。
--- ここまで ---

「predominent」は、「predominant/優勢な」の誤植ですね。

「生命の木」においては、各々の「セフィラ」は、直接結合しているわけではなく、
必ず「小径」を経由して、周辺の「セフィラ」と結合しています。
このため、各「セフィラ」からの状態遷移の時は、必然的にその変化するエネルギーは、
全て「小径」に一旦流入した後に、隣の「セフィラ」へと流入するということです。

ちなみに、「ネツァク」の神名は「イェホヴァ・ツァバオス/万軍の主」であり、「ホド」
の神名は「エロヒム・ツァバオス/万軍の神」となっています。

要するに、この「16:塔」を通過する変化の過程において、この周辺には、「火星」とか
「軍隊」の影響が甚大であるということであり、そういう意味では、一般人にとっては、
結構しんどい場所だったりするわけですよね。

とはいえ、一方的な反戦主義や平和主義では、この世界に新しい変化をもたらさないわけ
ですので、我々は何も進歩できず、ただ腐敗し衰退していくいうことにもなるわけです。
まあ、我々みたいに下界に住む一般人にとっては、割とどうでもいい話なんですけどね。
0057名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/03/25(日) 06:07:33.40ID:Q2Qr1LjZ
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 169) ---
It is for good reason that Crowley sub-titled his card War.
もっともな理由のため、クロウリー氏は彼のカードに「戦争」という副題を付けた。

Throughout esoteric literature spiritual self-development is often described in
martial terms.
秘伝的な文学の至る所において、霊的な自己開発は、戦争の用語で、しばしば説明される。

The Bhagavad Gita, for instance, describes a symbolic battle of the component
parts of the Self: Krishna is the Higher Genius, guiding Arjuna onto his inner,
and personal, field of battle.
例えば、『バガヴァッド・ギーター』は、「自我」の構成部分たちの象徴的な戦いを説明
する:「クリシュナ」は、「高次の聖霊」であり、「(低次の自我である)アルジュナ」
を、彼の内なる、そして個人的な、戦いの場へと導いている。
--- ここまで ---

「16:カード」の印象からは、どちらかというと「天罰」という、割と受動的というか
ネガティブなイメージを受けるのですが、そういう俗世的な解釈は、間違いですよね。

本当の意味は、神の雷光の助けを借りた、「自我の真の目覚め」を意味するものですので、
そこには、「真の自我」を取り巻く、全ての「偽りのもの」との、外なる戦いと内なる戦い
というものが、必然的に発生してきます。
要は、典型的な「反抗期」ということであり、「厨二病の発症例」ということですよね。

とはいえ、ほとんどの人は、こういう「反抗期」を経験しても、上位世界に目覚めること
なく、あえなく地面に堕とされて、大人しく「オトナ」になっていくわけですが、ごく
一部のド変態と呼ばれる、いやいや神秘主義者と呼ばれる人生の落伍者、いやいや神に
選ばれし方々は、まさしく死ぬまで「○○との戦い」に明け暮れることになるわけです。
まあでも、「あきらめたらそこで試合終了ですよ」と言われるのがわかっているので、
「私たちは絶対にあきらめない!」とか言いながら、見えない敵と日々戦っているのでした。
0059名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/03/26(月) 05:55:51.49ID:/NuT8xLG
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 169) ---
Far too many people make the mistake of assuming the process of spiritual development
to be one of "sweetness and light," a misconception fostered primarily by Christianity.
あまりに多くの人々が、主としてキリスト教により助長された思い違いである、霊的な
開発の過程を「甘美と光明(温和と理性)」の1つであると思い込むことの誤りを犯す。

THE TOWER points out that inner growth must be a painful and overwhelming process.
「塔」は、内なる成長が、苦痛を伴う抗い難い過程であるにちがいないことを指摘する。
--- ここまで ---

大衆を勧誘する必要のある商業主義的宗教は、どうしても甘い言葉や、現状への不安を
煽る言葉を使って、客を勧誘する必要があります。
つまり、「これをヤレば、もっといいことがあるよ」とか、「この世は真っ暗闇だから、
もっと日の当たる世界に出よう」という、甘い言葉で誘うわけです。
まあ、騙されたままの方が幸せなことも多いですので、それはそれでいいのですが、
神様は、「天国ちゅうとこはそんなに甘いもんやおまへんのやもっとまじめにやれ」
とか言いながら、天から雷を落としてくるわけです。

ほとんどの人は、そういう「天からの痛み」を避けようとして、宗教に走ります。
つまり、「お賽銭」とか「お布施」を、プロ宗教者に払うことで、自らを変えることなく、
つまり成長することなく、苦しみから逃れたいということであり、プロ宗教者も、
そういう需要に応えることで、宗教がビジネスとして成立しているわけです。

でも、それって、何かおかしいですよね。
そう、宗教ビジネスは、個人の「内なる成長」を確実に阻害しているのです。
もちろん、我々のような一般人にとっては、「内なる成長」は無縁のものであり、
その点においては、宗教ビジネス自体が問題視されるべきとは思っていませんが、
その結果として、「内なる世界」のことを誤解してしまう、つまりキラキラでワクテカな
ファンタジー世界であると思い込む人が多発するというのは、ちょっとなんだかなぁ
という思いもあるのでした。
0060名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/03/28(水) 09:22:49.07ID:IOj8lRCv
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 169) ---
Most of all, it is often not what we expect.
何よりも、それは、よくあることだが、我々が予期するものではない。

The branches of the Tree of Life are, as this card suggests, filled with surprises!
「生命の木」の枝たちは、このカードが示唆するように、驚くべきことたちにより満たさ
れている!
--- ここまで ---

「Nature/自然」は、我々に親切であるわけでもなく、我々が「期待」したり「予期」
したりできるものでもなく、良い意味でも悪い意味でも、我々の予想のはるかに上を行く
ものであり、だからこそ、神は常に「人智を越えた存在」であり続けているわけです。

とはいえ、神は決して「神聖にして侵すべからず」という存在ではなく、神への挑戦は、
誰もが可能なことであり、我々の全ての者に対して、その門戸は開かれています。
でも、どうせ正面切って戦っても負け戦となるのが目に見えていますので、人はあらゆる
小細工を使って、神の一部だけでも知ろうとするわけですよね。
要は、「上に政策あれば下に対策あり」ということで、我々下々の者どもは、何とかして
「神の手」の一端だけでも知ることができれば、それを我々の日々の生活に活かすという
ことも、理屈としては可能なわけです。

でもまあ、そういう「神(自然)への本気のチャレンジ」というのは、一部の科学者に
任せておけばいいんじゃないのか、というのもあるわけで、どちらかというとワタシと
しては、興味本位で「神(自然)へのツッコミ」をネタにして、駄文を綴るいうことを
趣味の範囲で行っているわけでした。

え、もっとマジメにやれって?
まあ、マジメにやることが、結果に繋がるのであれば、努力しようかな、とも思うの
ですが、経験上、結果を「期待」できるというものでもないですからねぇ。
0061名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/03/29(木) 06:44:19.04ID:1qVAmIFA
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 169) ---
The surprise and suddenness of insight is symbolized both in the Golden Dawn and
in the Waite card by the lightning flash.
洞察力の不意打ちと突然さは、ゴールデン・ドーン版とウェイト版カードの中の両方に
おいて、稲妻の閃光により象徴されている。

Crowley's version represents the same principle, but attempts to demonstrate some
of the more subtle shades of meaning of the Path.
クロウリー氏の版は、同じ原則を表しているけれども、「小径」の意味のより微妙な相違の
いくつかを示すことを試みている。
--- ここまで ---

ゴールデン・ドーン版、ウェイト版、そしてトート版の意味の原則は同じでありながらも、
微妙に解釈の違いが出ています。
まあ、カードだけを普通に見ていても、なかなかその違いは判別できないかと思いますが、
それぞれの作者の解説文を読んでいくと、その解釈の方向性の違いというか独自性というか
個性というものが、それなりに出てきているのが分かるかと思います。

この「16:塔」は、個性である「人格」を司る最後の「小径」ですので、そういう意味でも、
こういう上位概念の解釈の微妙な違いを、じっくりと比較検討してみるというのは、
それなりに価値があることだと思います。

いずれにしても、「神との出会い」は、突然であり、驚きであり、そして(象徴的に見て)
破滅的であることは、このデザインからは、何となくわかるかと思います。
そして、それが持つ深い意味は、「神」を知る者と「神」を知らない者の間では、おそらく
正反対の解釈になるということも、想像に難くありません。
まあ、「神(自然)とはそういうものなんだ」ということが、ある程度分かってさえいれば、
そんなにビクビク恐れることはありませんし、そういう「大いなるもの」に立ち向かう勇気
というか興味も出てくるのではないかと思ったりするのでした。
0062名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/03/30(金) 05:51:01.89ID:wyLrif97
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 169) ---
He tells us also that his card represents the "preface" to the coming of a new
era shown in the 20th Key, JUDGMENT.
彼は、彼のカードが、第20番目の「鍵」である「審判」において示された新しい時代の
到来の「前触れ」を象徴していることを、また我々に語る。

His version of THE TOWER represents the destruction of the old order.
「塔」の彼の版は、古い秩序の破壊を表している。
--- ここまで ---

解釈上では、最も古いゴールデン・ドーン版が、若干ネガティブな解釈を引きずっている
のに対して、ウェイト版では、ネガティブさは減っており、そして最も新しいトート版の
解釈においては、より積極的な意味へと変化しています。

ここまで来ると、通常のタロット占いにおける「塔」の意味とは、全く異なる解釈になる
わけですが、ほとんどの(トート使いの)占い師は、そういう本来の意味を全く知らずに、
従来通りの勝手な解釈で占いをやっているわけです。
まあ、しょせん占いなんてエンターテインメントですし、お客様を楽しませてナンボの
世界ですので、細かいことはどうでもいいわけですが、もうちょっとマジメにやってくれ
てもいいのになぁ、とか思うわけです。

とはいえ、この「16:塔」の本来の意味を理解するには、それなりの「高度な知恵」や「深い
経験」が必要とされるわけですので、現状の占い師やお客のレベルを考えると、全く期待
できないというのも事実です。
まあ、そういう意味でも、ワタシは、タロット占いには「大アルカナ」は理解不能であり
役に立たないものであるため不要である、という暴論を持っているわけなのですが、でも
それだと、タロット占いという、見た目重視なエンターテインメントは成立しないわけです
ので、なかなかに難しい問題だったりします。

というわけで、「16:塔」のパワーで、色々と行き詰まった現状を打開していきましょう。
0063名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/03/31(土) 06:30:37.13ID:FA7Vhek6
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 169) ---
As in THE STAR, Crowley uses straight, geometric lines to mean that which is made
by man.
「星」と同様に、クロウリー氏は、人により作られたものを意味するために、直線的で
幾何学的な線たちを使用する。

He points out that since perfection is Nothing (literally no-thing): "all
manifestations, however glorious, however delightful, are stains." (*130)
彼は、完成とは「無」(文字どおり、何も無いこと)であるゆえに:「どんなに輝かしい
ことであっても、どんなに喜ばしいことであっても、全ての顕現は、染みたちである。」
ことを指摘する。(*130)
--- ここまで ---

ちなみに、(*130)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 272) ---
130. Crowley, Book of Thoth, 108.
130. クロウリー著、『トートの書』、108ページ。
--- ここまで ---
とあります。

要は、宇宙レベルで見ると、この顕現して物質化した宇宙は、大きな「染み(stain)」で
あり、そして、この宇宙の最終形(perfection)は「無(Nothing)」であるということです。
つまり、この宇宙の中で生まれた我々の存在は、ちっぽけな「しみ(stain)」にすぎないと
いうことになります。
そして、それらの「染み」は、「無」に帰することで究極の「完成」に至る、つまりは
真の輝きと真の喜びを獲得するということになるわけですよね。

何かアブない系の宗教のような教義ですし、しょせん我々のような一般人にとっては、
何のメリットも無い理論ですので、いずれにしても、ある程度のレベルに達していない
普通の人は、この危険思想の「16:塔」には、あまり近づかない方が賢明なのでした。
0064名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/04/01(日) 06:23:45.49ID:C4bOF/5p
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 169) ---
In his card the all-seeing Cosmic Eye observes and directs the disruptive process
of the Tower's destruction, while Dis, a Roman God of the dead, belches flames
from the structure's base.
彼のカードにおいては、全てを見通す「宇宙の目」は、「塔」の崩壊の破壊的な過程を
監視し指揮する間に、死の「ローマの神」である「ディス」は、建造物の基部から火炎
たちを噴出している。

On either side are the Serpent and the Dove, representing "the two forms of
desire...the Will to Live and the Will to Die..."
右と左の側には、「蛇」と「鳩」があり、「生きる意志と死ぬ意志の…欲望の2つの形
たち…」を表している。

He says that they are also the "masculine and feminine impulses." (*131)
彼は、それらはまた「男性と女性の衝動」でもあると述べる。(*131)
--- ここまで ---

ちなみに、(*131)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 272) ---
131. Crowley, Book of Thoth, 109.
131. クロウリー著、『トートの書』、109ページ。
--- ここまで ---
とあります。

クロウリー氏は、宇宙を支配する「ホルスの目」と、地下世界を支配する「ディスの火炎」
の両面攻撃で、この「塔」を徹底的に破壊し尽くす一方で、「男と女」を象徴する「蛇と鳩」
を描くことで、このカード全体を「死と生の一体性」という、この地上界における最終的な
究極奥義というものを表現しています。
でも、こういう最終究極奥義なるものは、決して常人には理解できるものではありません
ので、一般人は、全く気にする必要も無いものなんですよね。←ヤル気無しw
0065名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/04/13(金) 05:20:04.41ID:PCwKAFDN
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 169) ---
In both the Golden Dawn and Waite cards two figures are shown falling from the Tower.
ゴールデン・ドーン版とウェイト版のカードにおいて、2人の人物たちが「塔」から落ちて
いるのが示されている。

Case explained them as the dual modes of the lower personal consciousness (consciousness
and sub-consciousness) while Mathers called these the Kings of Edom.
マサース氏がこれらを「エドムの王たち」と呼ぶ一方で、ケース氏は下位の個人的意識
(意識と潜在意識)の二元的な様式たちとしてそれらを説明した。

Waite presumably agreed with Mathers insofar as his two figures both wear crowns.
ウェイト氏は、おそらく、彼の2人の人物たちの両方が王冠をかぶっている限りにおいては、
マサース氏に同意した。
--- ここまで ---

ゴールデン・ドーン版とウェイト版のデザインは、割と似ていますが、この最後の文の
「彼の2人の人物たちの両方が王冠をかぶっている」というのは、明らかに間違いであり、
一人は冠をかぶっていて「物質的な王」を表しているのかもしれませんが、もう一人には
冠はなく、さらに周囲に「聖四文字」の「ヨッド:火」に囲まれています。
つまり、物質的に「墜ちる」ことは敗北を意味することですが、精神的に「堕ちる」こと
は、祝福であるということを意味している可能性が高いのです。
そう、厨二病における「闇堕ち」の経験こそが、魂の進化の過程であり、そこで色々と
ダークサイドでの経験を積み重ねることで、真のラスボスとして、人類の究極進化を
目指すというストーリーが紡がれていくということなんですよね。

まあ、「ヒーロー/ヒロイン」と「ラスボス」というのは、単なる立場の違いというか、
要は「勝てば官軍、負ければ賊軍」ということですので、何とも言えないのですが、
神秘主義世界を極めると、どちらかと言うとダークサイドのラスボス側として、人類を
最終的な破滅に導く傾向が強いようにも思えます。
要は、何事も、バランスというものが必要ということなんですよね。
0067名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/04/14(土) 07:51:09.99ID:dqQ3fLCD
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 169) ---
Reference to the Kings of Edom leads us to some very subtle meanings of this card.
「エドムの王たち」への参照は、我々を、このカードのいくつかの非常に微妙な意味たちに
導く。

The fall of the Kings of Edom refers to the conquest of that nation by the Jews,
led by Judas Maccabeus.
「エドムの王たち」の落下は、ユダ・マカバイにより導かれた、ユダヤ民族による
その国家の征服に関係する。
--- ここまで ---

ゴールデン・ドーン版の「16:塔」の詳細な説明、すなわち『黄金の夜明け魔術全書』の
「フィロソファス4=7位階儀式」の「第二十七番ペーの小径」には、「エドムの王たち」
についての言及があります。

普通に考えれば、この「エドムの王たち」とは、『旧約聖書:創世記』11章にある「バベル
の塔」に出てくる人物たちだと思うのですが、なぜかそれよりずっと後の時代の歴史書で
ある『旧約聖書外典:マカバイ記』に関係しているということです。
残念ながら、ワタシには、その関係性については、よくわかりません。

とはいえ、このゴールデン・ドーン版の「16:塔」の解説を読めば、『旧約聖書:創世記』
の「バベルの塔」とも全く違うものであるというのは、分かるかと思います。
そう、あくまでも「16:塔」が「バベルの塔」というのは、一種の象徴的な表現であって、
実際に意味するものは、全く異なっているということです。
この辺りの事情については、ウィキペディアの「バベルの塔」に誰かが簡潔にまとめて
いますので、参考にする(あくまでも参考ですが)と良いかと思います。

要は、従来のタロット占いで使われている「16:塔」の持つ物質的な意味は、これ以降は
全て忘れてください、ということなんですよね。
0068名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/04/15(日) 06:17:12.22ID:kFN29pTO
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 169) ---
There is, however, a much deeper meaning imbedded in that fall, a meaning which
is discussed at some length in the Zohar.
しかしながら、その落下の中に埋め込まれたずっと深い意味、『ゾーハル(光輝の書)』
において、かなり長く議論されている意味がある。

That book states that prior to the creation of our universe there were other
universes, or forms of existence, with which the Divine Creator was displeased,
and which he thus reduced to a state of chaos or nothingness. (*132)
その本は、我々の宇宙の創造の前に、他の宇宙たち、もしくは存在の形態たちがあったが、
「創造主である神」がそれらにより不快にさせられたことにより、彼は、それゆえ、混沌
もしくは無の状態に縮小した。(*132)
--- ここまで ---

ちなみに、(*132)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 272) ---
132. Zohar, Sperling and Simon, v. I, 97.
132. 『ゾーハル(光輝の書)』、スパーリングとサイモン訳、第一巻、97ページ。
--- ここまで ---
とあります。

スパーリングとサイモン訳版の『ゾーハル(光輝の書)』が手元に無いので、確証はありま
せんが、おそらくこの部分は、
・『旧約聖書:創世記』1章の天地創造(楽園宇宙の創造)
・『旧約聖書:創世記』3章の楽園追放(楽園宇宙の破壊と地上宇宙の創造)
・『旧約聖書:創世記』6章のノアの大洪水(地上の破壊と地上の復活)
のあたりのことを指しているのではないかと思います。
要は、「バベルの塔」という時代の前にも、「16:塔」という「我々の宇宙」は何度も
建てられて破壊されているということを意味しており、それは原初から現代に綿々と続く、
創造と破壊の途切れることのない宇宙の輪廻の営みであることを語っているわけです。
0069名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/04/16(月) 05:59:03.48ID:Bj90cItG
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 169) ---
The Tower, furthermore, has other biblical implications.
「塔」は、さらに、聖書に関する他の意味たちを持つ。

It is the Tower of Babel, a parable wherein the relationship of Speech-Tower is
clearly shown:
それは、「バベルの塔」であり、「言葉」と「塔」の関係が明確に示される寓話である:

After the flood the descendants are said to have settled in Babylonia (Babel)
where they built a city of brick.
洪水の後に、子孫たちは、彼らが煉瓦の都市を築いたバビロニア(バベル)に落ち着いた
といわれている。

They built a tower in a supposed attempt to reach up to, and conquer, the heavens.
彼らは、天に到達し征服するための推定上の試みにおいて、塔を建てた。
--- ここまで ---

タロットの「16:塔」と言えば、ほとんどの人はこの「バベルの塔」を連想すると思います。
ちなみに、この「バベルの塔」について誤解している人もいるかと思いますので、ちと
補足しておきます。
誤:「バベルの塔」は、そもそも建設不可能な愚かな計画である。
正:神は「建設不可能ではない」と判断し、人の言葉を混乱させるという妨害工作を行った。
誤:「バベルの塔」は、神の手により物理的に破壊された。
正:「バベルの塔」は、神の妨害により建設が中断したため、自然に崩壊した。

これらを考えると、タロットの「16:塔」と、聖書における「バベルの塔」の物語とは、
かなり性質が異なることがわかります。
つまり、タロットの「16:塔」は、「バベル」となってしまった「塔」ではなく、当初の目的
である「天に到達し征服するため」の「塔」であると考えられ、そして、この「小径」を
通じて、我々は神の妨害工作を回避し、天に到達することが可能となるわけなのです。
0070名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/04/17(火) 06:57:31.94ID:0oYjW/4G
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 170) ---
Seeing these men as coarse and ambitious, God sought to punish them.
粗野で野心的なこれらの人間たちを見て、神は、彼らを罰しようと努めた。

Where previously "the whole earth was of one language and of one speech," and men
could work in unison, God imposed diverse languages, forcing a dispersion across
the land.
以前は 「全ての地は1つの言語および1つの言葉であった」 、そして人々が一丸となって
働くことができた場所であったが、「神」は、様々に異なる言語を課し、土地の至るところ
に離散を強制した。
--- ここまで ---

このあたりの記述は、宇宙創世時には「全てを統一する究極理論」であったが、そこから
様々な力が分離して、「ダークエネルギー」「重力」「電磁気力」「強い力」「弱い力」
などに分離していくという現代物理学の理論を思い出させます。

つまり、「バベルの塔」の物語は、「相変化」、すなわちフィールドがチェンジされたと
いうことであり、これにより、それまでの攻撃力や防御力や経験値が、一瞬にして変化する
ということになります。
まあ、バトルフィールドやシステムをコントロールしているのは「神」ですので、彼は
自分の好き勝手にパラメータを変更出来るわけですが、ユーザの態度が気にくわないから
システムを変更したりリセットするというようなワンマンな運営体制には、ちょっと一言
文句を言いたくなりますよね。

まあ、一般人は、そういう一方的で横暴な運営体制であることを知ることもなく、これが
運命だと信じて、じっと我慢するしかないのですが、魔術に目覚めた人々は、そういう横暴
に対して、敢然と挑戦していく・・・なんてことはありませんよね。

とはいえ、人類の進化の歴史は、こういう横暴なる「神」への挑戦の歴史でもあるわけで、
この「宇宙を司る神」に対する研究と対策は、今日もどこかで行われているのでした。
0071名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/04/18(水) 05:47:33.74ID:MYD2JaBn
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 170) ---
In symbolic terms, the building of a tower of false notions results in confusion;
it is acceptance of the limitations of "language," meaning the strictures of any
particular culture.
象徴的な用語たちにおいて、偽りの観念たちの塔の建築は、結果として混乱を生じる;
それは、あらゆる特定の文化の非難を意味する「言語」の限界たちの受容である。
--- ここまで ---

このあたりの概念は、人類が「宇宙」の謎を解明しようと努力してきた宇宙物理学の歴史
を紐解くことで、何となく理解できると思います。

当初の「宇宙を記述する言語」は、「寓話」や「伝説」、「哲学」や「聖書」というよう
な、特定の地方に根ざす「文化」でした。
それが、二次元や三次元の「幾何学」という普遍的な言語により記述されるようになり、
その後、さらに普遍的というか抽象的な「数学」の数式により記述されるようになって
います。
そして、「数学」で記述される概念も、天動説、地動説、相対性理論、量子力学、そして
超弦理論などと、色々と変化してきています。

つまり、人類は、決して「天に届く塔」の建設を諦めてはいないわけですし、現代に
おいても、あちこちで「塔」の建設は試みられているわけです。
もちろん、そのほとんどは間違った理論ですので、まだまだ試行錯誤の段階ではあり
ますが、「真実の塔」にたどり着くためには、いわゆる「偽りの塔の建設」自体は、
非難されるべきではないと思います。
問題なのは、こういう「偽りの塔の建設」に便乗して、「詐欺師による塔の建設」が
行われていることなのですが、これを見分けることは、そう簡単ではありません。

結果的には、この辺りで「言語の限界」というものが見え隠れするわけですし、何かネタが
出てくると、そのニセモノが雨後のタケノコのように林立するという現象も出てくることに
なるわけですが、この辺りの事情は、しょうがないとしか言いようがありませんけどね。
0072名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/04/19(木) 05:56:21.77ID:9DKsGDnK
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 170) ---
In this sense, then, the Tower also represents the structure of individual
religious systems.
この意味において、さらに、「塔」はまた個々の宗教体系たちの建造物も表している。

Those who are locked into the bricks and mortar of any system are unable to see
beyond that system to the Divine Unity and purpose which is the Light of all
true religions.
どんな体系であれ、煉瓦とモルタルに閉じ込められた人々は、全ての真の宗教たちの「光」
である、「神の単一性」と意図へと至るその体系の向こうを見通すことができない。
--- ここまで ---

この「宗教体系」は、「科学体系」にも置き換えることが可能です。

旧来の体系は、どうしても個別の「煉瓦」を、モルタルやしっくいやアスファルトで
固めて築き上げたようなものであり、現代の科学体系においても、それぞれの分野に
おいて、バラバラの理論(言語)で記述され表現されています。
でも、「神」に到達可能な理論(言語)は、人々がバベルの塔の建設した当時の、
ユニバーサルな「統一言語」になるというのが、ここでの示唆となります。

いずれにしても、「既存宗教の教え」は、こ我々の住む宇宙の真の解明には、何の役にも
立たないというか、それどころか邪魔をすることがあるというのが、現代での状況です。
でもまあ、既存宗教のように、地上の「象牙の塔」の内部に引き籠もった人は、神の雷に
打たれるということもないわけですしね。

それはともかく、高い山の頂上に、苦労して「神」へのちょっかい、いやいや「真実を知る
ための挑戦」の「塔」を築くことで、「神」から直接、「ご褒美の御雷光」を頂けるなんて、
超ドMの神秘主義者にとってみれば、なかなかの至福ですよね。
つまりは、地上の人間は、こうして神の雷に打たれることによってのみ、「神の単一性」や
「統一言語」のひらめきを受け取ることができるという、究極最終奥義なのかもしれません。
0073名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/04/20(金) 06:05:09.48ID:BQaf6/tp
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 170) ---
The extent to which the implications of this card go far above even the level of
the Christ center of Tiphareth is shown by the three windows in both the Golden
Dawn and the Waite cards.
このカードから推測される、「ティファレト」の「救世主」の中心の段階でさえもはるかに
上回る広さというものは、ゴールデン・ドーン版とウェイト版カードの両方における、
3つの窓により示される。

The number three is a reference to the Supernal Triangle, meaning that the activity
of THE TOWER somehow involves our cosmic selves.
3という数は、「至高の三角形」への参照であり、「塔」の活動が何らかの形で、我々の
宇宙それ自身を巻き込んでいることを意味している。

Crowley uses the symbol of the Cosmic Eye (the third eye of inner vision) but
the meaning is precisely the same.
クロウリー氏は、「宇宙の目(内なる視力である第三の目)」の象徴を使うけれども、
意味は正確に同じである。
--- ここまで ---

「16:塔」は、我々が到達可能な下界の最上位にある(つまり、生身の身体では、決して
越えることのできない)「大アルカナ=小径」ですので、そのラスボスの地位にふさわしい
「暗示」が、いくつも含まれています。

我々は、この一線を越えて、「生命の木」の全体像を把握しようとして、煉瓦とアスファルト
で作った「塔」で攻略しようとするのですが、三匹の子豚に出てくるオオカミさんと違って、
「神」は圧倒的に強く、煉瓦作りの塔は、いとも簡単に破壊されてしまうのでした。

いずれにしても、この「塔」の建設が真の神への憧れに基づくものであったとしても、
結果的には神により壊されるわけですので、ハタから見れば、この「16:塔」の苦行は、
賽の河原の石積みと同じようなものに見えるのかもしれませんね。
0076名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/04/21(土) 07:58:26.60ID:zYY6eShj
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 170) ---
Here is the involvement of God the Father.
ここには、「父なる神」の関与がある。

What happens is that the Path of THE TOWER may be considered the affirmation of
the Primal Will that It alone is the True Crown, thus bringing into balance in
the self the pure positive (Chokmah) and the pure negative (Binah) which stand
at the top of each Pillar in our individual, internal Trees of Life.
起こることは、「塔の小径」が、ただそれだけが「真の王冠」である「原初の意志」の
断言であると考えられうることであり、従って、我々個々の、そして内なる「生命の木」
にある各々の「柱」の頂上に立つ、純粋な正(「コクマー」)および純粋な負(「ビナー」)
である、自身の平衡をもたらす。
--- ここまで ---

「16:塔」には、「至高の三角形」、すなわち「息子」である「ティファレト」を越えた
存在である「父なる神」が、関わっています。
これは、甘やかしがちの「息子」ではなく、頑固で怒りっぽくて暴力的な「主」による、
とても厳しい「ちゃぶ台返し」的な巨人の☆の物語が、ここにあるということを示して
いるわけです。

つまり、ここでの修行は、一般人にとっては、かなり辛いというか、本当に盲目的な信心
が無ければ、到底耐えられないものになることは、確かなのです。
そもそも、この手のバランス感覚というのは、理論的に説明したり納得したりするのは
無理ですし、それこそ、何度も壊されても、何度も煉瓦をひとつずつ積み上げるような
苦行に満ちたものになることは否めません。
ということで、ほとんどの人は、この圧倒的なラスボスのイジメに抵抗できずに、ここで
脱落していくことになります。
でも、ワタシは、それはそれでいいと思うんですよね。
そもそも理解しようとしても、頭で理解できるものないですし、それこそ、そういう「激辛」
な仕打ちが大好きな「ドM」の人だけが、チャレンジすればいいと思うのでした。
0077名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/04/23(月) 05:56:53.83ID:Zc/pjm9z
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 170) ---
In fact, the whole Tree of Life is involved in this Path.
実のところ、まるごとの「生命の木」が、この「小径」の中に巻き込まれている。

Waite suggests this by placing the Tower between two sets of falling Yods (the
descending Spirit), adding up to twenty-two, the number of the Hebrew letters
and of the Paths.
ウェイト氏は、ヘブライ文字たちと「小径たち」の数を意味する22の、落下する「ヨッド
たち」(降下する「霊」)の2つの集合の間に「塔」を置くことで、これを提案する。

Here it will be recalled that the Lightning Flash is the very means of creation
of all ten Sephiroth.
ここでは、「稲妻の閃光が、全ての10のセフィロトの創造のまさしくその方法である」
ことが思い出される。
--- ここまで ---

ウェイト氏は、従来のタロット占いの解釈、すなわち物質的な破壊や苦しみというものを
全否定し、ゴールデン・ドーンの霊的な成長というものを強く示唆しています。

ウェイト版カードでは、人間が築いた「王冠を頂く塔」すなわち下界の「生命の木」に
対して、天界から「ジグザグの稲妻」すなわち「生命の木」を創造する「燃える剣」が
落ち、さらに右側上方からは10個の「ヨッド」、左側下方には墜ちる人間を囲むように
して12個の「ヨッド」が配置されています。

そう、この図案は、何も知らない人から見れば「神の罰」になるのかもしれませんが、
知っている人が見れば、女王様がヒールで思いっきり踏みつけてくれるような、いやいや
「神からの大いなる祝福」にしか見えないわけです。
要は、知る人ぞ知る究極神秘のカードではありますが、それゆえに一般人は「立入禁止」
もしくは「禁忌」の領域であって、この世における、どうしようもない超ド変態どもの、
いやいや「究極の選ばれし民」のためのカードであるというわけですよね。
0078名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/04/24(火) 05:56:14.97ID:BdNCOYo7
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 170) ---
In the Golden Dawn card an even more profound suggestion is made concerning our
human value systems.
ゴールデン・ドーンのカードにおいては、我々人間の価値の体系に関する、さらに一層
深遠な示唆がなされる。

On the right hand is seen the Tree of Life, while on the left is another Tree
which is the Qlippoth.
右手の側に、「生命の木」が見られ、その一方、左には、「クリフォト」である、
もう一つの「木」がある。
--- ここまで ---

ゴールデン・ドーン版カードの特徴となっているのは、稲妻が落ちた「王冠を頂く塔」の
右側にある、白い「光の生命の木」と、左側にある「闇の生命の木」です。

物理学風に言えば、高エネルギーの「粒子」が、バベルと称するターゲットに衝突して、
大量の「正物質=光の生命の木」と「反物質=闇の生命の木」を生みだしているという、
宇宙創生の粒子加速器による実験の構図となります。

つまり、この「16:塔」こそが、我々宇宙の物質を創造するための「小径」であると考える
ことが出来るわけで、このあたりは、「15:悪魔」による「霊の物質化」というイベントと
共に考察していく必要があります。

そういうことを考えていくと、この「塔から墜ちる2人の人」は、塔に登って墜ちたのでは
なく、天から創造されて、地へと下る「原初の人間たち」と見ることも出来るわけです。
この辺りは、『旧約聖書:創世記』2:7にあるように、神が「命の息」を吹き入れたという
ことと、関連がある可能性もあります。
まあ、いずれにしても、このカードは「至高の三角形」である天界と、地上界との関連を
強く示唆するものですので、そういう怪しげな世界に興味のある人は、色々と想像を
膨らませてみると宜しいのではないかと思うのでした。
0079名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/04/24(火) 07:31:01.94ID:Xmuv1jyp
>>78
12×20=15×16
=1×1×2×3×5×8
こういう事考え出すと止まらないね
0080名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/04/25(水) 06:04:04.93ID:Pf1zV6Qe
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 170) ---
As the Tower is struck down, the opposites of "good" and "evil" are suddenly viewed
differently, and one knows that all that is in the Universe is a part of the
One Creator.
「塔」が打ち倒される時に、「善」と「悪」の反対物たちは、突然異なったように
見られるようになり、そして人は、宇宙に存在する全てのそれが「一人の創造主」の
一部であることを知っている。

And again, as has been repeatedly stated: every created thing contains the seeds
of its opposite.
そして再び、ずっと繰り返し述べられてきているように:どの創造された物もみな、その
反対物の種たちを含んでいる。
--- ここまで ---

このあたりの記述は、『旧約聖書:創世記』の冒頭の部分に関係しています。

つまり、最初の宇宙の状態は「混沌」で「平坦」であり、「善」も「悪」も「光」も
「闇」も関係無い状態であったところに、突然、神の「光あれ」という命令を受けて、
我々の宇宙の中に、様々な状態および物質が「対生成」されたことを表しています。

とはいえ、現代科学では、その「宇宙のビッグバン」を引き起こした「一人の創造主」の
真の姿を捉えるまでには至っておりません。
なぜなら、その「創造主」は、我々からは見えない時空、つまり「深淵」と呼ばれるものの
向こう側の存在だからなんですよね。

とりあえず、我々は、この「光」と「闇」、「善」と「悪」、「正」と「負」、「男」と
「女」という反対物が混じり合うカオスな秩序の中で暮らしているということなのですが、
これらの反対物は、しょせん根が一緒ですので、単に、常に反発し合うものということでも
ないわけですし、まだまだこの宇宙には解き明かされていない謎がたくさんあるということ
なんですよね。
0082名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/04/25(水) 07:24:30.69ID:8VddKvhK
>>81
>つまり、この「16:塔」こそが、我々宇宙の物質を創造するための「小径」であると考える
ことが出来るわけで、このあたりは、「15:悪魔」による「霊の物質化」というイベントと 共に考察していく必要があります。

こっから思い付いていった
吊るし人×審判=悪魔×塔
=フィボナッチ数列の積(黄金比)
0083名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/04/26(木) 05:59:27.39ID:2VxTvX8h
>>82

> 吊るし人×審判=悪魔×塔

なぜ、「吊るし人」と「審判」の掛け合わせが、「悪魔」と「塔」の掛け合わせと同じになるのか

> 悪魔×塔=フィボナッチ数列の積(黄金比)

なぜ、「悪魔」と「塔」の掛け合わせが、フィボナッチ数列の最初の6つの数の掛け合わせと
同じになるのか

が無理矢理にでも説明できれば、なかなか興味深いですよね。(^^)
0084名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/04/26(木) 06:00:32.46ID:2VxTvX8h
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 170) ---
To this point we have considered the psychological implications of the Path,
ideas which may easily be derived from meditation on the card.
この点について、我々は、カードに基づく瞑想から容易に引き出すことができる考えたち
であり、「小径」の心理学的な暗示たちを考慮し続けている。

But THE TOWER involves some symbolism rarely found in print.
とはいえ、「塔」は、紙上において、まれにしか見られない、いくつかの象徴主義を巻き込む。

This symbolism is purely sexual.
この象徴的意味は、純粋に性的である。
--- ここまで ---

「16:塔」のデザインは、心理学的な見地から見れば、かなり性的なシンボルを含んで
いることは、おそらくカードを勉強したことがある人であれば知っていると思います。
というか、このカードに「火星」が配属されているわけですので、それ以外には見えない
わけですが、それゆえ、色々な下ネタ的な妄想が繰り広げられることになります。

とはいえ、こういった男と女の関係性における「男性性」の象徴については、このカードに
限らず、色々なところに出てきますので、神秘主義にとっては、そう珍しいものではないの
ですが、タロットにおいて、この「16:塔」の中で、非常に特異的に現れているという点では、
それなりに興味深いところではあります。

まあ、「16:塔」は、占いの世界では嫌われ者ではありますが、神秘主義から見ると、
ネタの宝庫となっていますので、もっと注目してほしいカードなんですよね。
0085名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/04/27(金) 06:18:00.30ID:Pyrrr2yS
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 170) ---
In the past the meaning of certain symbols was only broadly suggested because many
in polite society might find them shocking.
過去においては、上流社会の多くの人々は、それらが衝撃的であることを発見するかも
しれないので、確実な象徴たちの意味のみが広く提案されただけであった。

One such symbol is the Tower itself, which is a phallus.
1つのそのような象徴は、それが陰茎である、「塔」それ自身である。

Moreover the mouth (Peh) may be interpreted at one level to mean the opening of
the male reproductive organ, that from which the Yod, seed of life, issues.
さらに、「口(ぺー)」は、ある段階においては、男性生殖器官の開口部を意味しており、
そこから「ヨッド」である生命の種が、発していると解釈できるかもしれない。
--- ここまで ---

「16:塔」が「おちんちん」そのものであるという解釈は、ゴールデン・ドーンにおいては、
それが「火星」に配属されていますので、それほど衝撃的なものではありません。
ただし、それを知らない一般の人々は、このカードが本当は生命力に溢れた「おちんちん」
であることを知らず、変なふうに誤解してしまっていることも多いわけです。
人によっては、「性的不能を表す」というような正反対の解釈をする人もいるようですが、
かなり性的なシンボルですので、そのように拒絶的に見えてしまう人も少なくないですね。

何度も言いますが、このカードの真の意味は、天からの刺激を受けて励起された「男性性」
のエネルギーが、この宇宙全体に放たれるという、究極ポジティブなカードです。
ただし、それが我々の想像を超えるシロモノ、もしくはそういう想像をしたくないもので
あるがゆえに、我々はそれがあることを知らずにいるということでもあるわけですよね。

神秘主義にとって、エロ妄想は、決して害ではありませんし、どちらかと言うと、そっち
方面のネタが多いというのも確かです。
ということで、皆さんも、色々な妄想を試してみてくださいね。
0086名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/04/28(土) 07:05:47.79ID:5fMKINMA
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 170) ---
Crowley's card more than hints at this by the form of the mouth breathing fire on
the lower right.
クロウリー氏のカードは、右下にある火を吹き出している口の姿により、これ以上のことを
ほのめかす。

And in his diary of 1923 he is very explicit as he speaks of "the Blasted Tower
which is really a Phallus shooting forth lightnings of seed." (*133)
そして、1923年の彼の日記の中で、彼が「爆破された塔とは、実のところ、種の稲妻たち
を噴き出している陰茎である」と語っているように、彼は非常に明白である。(*133)
--- ここまで ---

ちなみに、(*133)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 272) ---
133. Aleister Crowley, The Magical Diaries of Aleister Crowley, edited by Stephan
Skinner, New York, 1979, 37.
133. アレイスター・クロウリー著、『アレイスター・クロウリーの魔術日記』、
スティーヴン・スキナー編、ニューヨーク、1979年、37ページ。
--- ここまで ---
とあります。

この『魔術日記』の書かれた1923年は、トート版タロット(1943年作成)の前ですので、
これは、ゴールデン・ドーン版の「16:塔」についての解釈ということになります。
つまり、天からのエクスタシーな性的刺激を受けた、そそり立つビッグな「おちんちん」
が、「宇宙の種」を炎の如く噴き出している姿であるということですかね。

とはいえ、トート版の「16:塔」のデザインは、ゴールデン・ドーン版とは、かなり差異が
ありますので、「キャー、なにこれー」とか言いそうな、ウブなミナちゃんとは違って、
怖いもの知らずのハリス女史は、「可愛いおちんちんさんね♪」とか言ってしまうタイプ
なのかなー、とか思ってしまうのでした。
0087名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/04/29(日) 06:27:50.25ID:A6q9TMVw
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 170) ---
The Fire is the destroyer and the renewer, for it forces the transmutation of energy
from one form to another.
「火」は、それが1つの形から別のものへの精力の変化を強要するがために、破壊者と再生者
である。

It is, thus, the initial activator which will ultimately lead to fruition.
それは、従って、最終的に結実につながるであろう最初の活性体である。
--- ここまで ---

つまり、この「塔」のデザインは、「溶鉱炉」もしくは「るつぼ」みたいなものであって、
この塔の内部に詰められた原料となるものを、神の雷撃と炎で象徴される「火」のパワーで
変成させているという、錬金術の基本作業を表しているということになります。

まあ、そういう目で見ることが出来るようになれば、この「塔」は、我々の人生にとって、
まがまがしい存在などではなく、人が人として、コドモがオトナとして、本当に一皮剥ける
ためには、避けては通れない儀式であることが、何となくわかるのではないかと思います。

ここまで来れば、このカードに秘められた、もう一つの意味も、うすうす想像できると
思いが、それについての詳しい話は、また後ほどにすることにします。

いずれにしても、このカードのデザインは、「おちんちん」を激しく攻撃して射精させている
という、誰がどう見ても、「ドM」を象徴する性的行為そのものであることは、疑いようも
ない事実であり、そういう変態プレイを許容できない風紀委員派の人々にとってみれば、
これはまぎれもない変態行為、もしくはパワハラやセクハラに繋がる反社会的行為として
全面的に糾弾されて、ネットで炎上してしまうようなシロモノです。
つまり、この「16:塔」を、そのままモチーフとして、神秘主義的儀式を行おうとすれば、
現代では間違いなく社会問題化するようなエログロナンセンス的なものになるわけです。
そういうわけで、この「16:塔」は、その手の人々にとっての「究極最終奥義」であって、
一般人は決して近づけてはならない「秘密にすべき存在」であるということなんですよね。
0088名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/05/01(火) 05:58:17.65ID:FktfykxU
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 171) ---
This becomes clear as one asks the question: What happens to the Tower, here seen
in the process of being consumed?
これは、人が以下のような質問をする時に、明らかになる:ここで焼き尽くされている過程
に見える、「塔」に何が起こっているのか?

The answer is that what happens is exactly the same as in our physical world when
something burns.
答えは、起きていることは、我々の物質的な世界において何かが燃えている時と、全く同じ
である、ということである。

Energy is released to be restructured and to manifest in another way.
精力は、再構築され、そして別の方法で顕在化するために、投下される。
--- ここまで ---

つまり、我々の物質的世界における、「原子炉」や「溶鉱炉」や「るつぼ」などと呼ばれる
「reactor/反応炉」の中で、様々な物質がエネルギーを注入されて「metamorphose/変態」
していくという過程を表しているのが、まさしくこの「塔」であるということですかね。

とはいえ、この大アルカナである「16:塔」の場合は、「神」、すなわち異次元である
上位世界からのエネルギーが注ぎ込まれていますので、我々の世界における「反応炉」
とは全く違う意味の「変態」が起きているという点は、認識しておく必要があります。
つまりは、ミソクソや月とスッポンではなくて、もっと別次元の違いがあるということ
なのですが、そもそも、そういう「別次元」の話は、我々にはまだ認識できませんので、
結果的には、この「塔」の「変態行為」は、まだ誰にも理解できていないということに
なっているわけですよ。

まあ、そうであるからこそ、地上の「真のド変態ども」にとっては、この「16:塔」は、
地上における超絶難攻不落の攻略対象を象徴するものとなっており、それゆえに
チャレンジャーの訪問が絶えない、隠れた人気スポットとなっているわけですよね。
0089名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/05/03(木) 07:17:56.37ID:UrbkUZ9Z
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 171) ---
Thus is an extremely important lesson about the nature of transmutation of energies
in the Universe imbedded in this card.
このように、このカードの中に埋め込まれた「宇宙」の精力たちの変成の性質についての
極めて重要な学課である。

The transmutation is so all-pervasive that it is found at every level of the Tree
of Life.
変成は、それが「生命の木」のあらゆる段階で見つけられるほど、とても全てに広がる。
--- ここまで ---

「生命の木」における「小径」は、その全てが、錬金術で言うところの「transmutation
of energies/精力たちの変成」に関係しており、この「16:塔」の「小径」だけが特別と
いうことではありません。

とはいえ、この「16:塔」における「変成」作業は、人間が到達可能な最大かつ最高の領域
にあるという点で、それなりに特別な扱いが必要となります。
つまり「transmutation/変成」というよりも、今までとは全く異なった状態に変化する
「metamorphosis/変態」と称する方が、より適切なレベルとではないかと思うのでした。

ちなみに、地上においては、人間は「不完全変態」する生き物ではありますが、それでも
「幼体」から「オトナ」へと脱皮する、すなわち「変態」する時期があるわけです。

つまり、この「16:塔」というのは、そういうオトナの階段を登るための、一つの儀式と
いうか、厨二病のすくつというか、そういうドロドロしたものが一杯詰まったもので
あって、かなりイタいというか、オトナになってからは他人には見られたくないものが、
ぎっしりと詰まっているというのも、何となく想像できそうな感じでもありますよね。

まあ、そういうこともあって、特に女子には、いまいち受けが良くないカードであるわけ
ですが、男の子にとっては、実はとても重要な節目となるカードだったりするわけですよ。
0090名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/05/04(金) 06:26:20.26ID:ofNzY3hu
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 171) ---
Knowing that the Mars energy is the universal sexual force of Microprosopus, and
that the image of the Tower is in some (though not all) ways the phallus, points
to one important meaning of the card.
「火星」の精力が「ミクロプロソプス(小さな顔)」の普遍的な性的な力であり、そして
「塔」の形が、いくつかの意味において(全てがそうではないが)陰茎であることを知って
いることは、 カードの1つの重要な意味に向けさせる。
--- ここまで ---

「ミクロプロソプス(小さな顔)」は、基本的には「男性性」を持ち、その中心にあるのは
「ティファレト」です。
そして、それに対応するのが、「ミクロプロソプスの花嫁」と呼ばれる「女性性」を持つ
「マルカ」であり、そして「マルクト」となります。
そして、「ミクロプロソプス(小さな顔)」の持つ「男性性」が、我々の世界に顕現する
時は、この「16:塔」という「おちんちん」の象徴となって現れるということですよね。
そして、それに対応する「おまんまん」は「21:宇宙」ではないかと思われます。

とはいえ、我々の知る「性的エネルギー」と、カバラで言うところの「性的エネルギー」
というのは、全く意味の異なるものではあるわけですが、どうしても、そっち方面の知識に
引きずられて、あらぬ方向へと瞑想、いやいや迷走してしまいがちになるわけです。
実際のところ、これが原因となって、多くの人間が、このトラップに引っかかってしまい、
ラスボスを倒すことなく、その餌食となってしまうこともままあるわけですよね。

つまり、我々は、ここを攻略するには、目先のエロの知識だけではなく、きちんとした
「宇宙における性」の知識を深めておく必要があるわけですが、はっきり言って、生身の
人間はみな、それについての「正しい知識」は、持っていないわけです。
つまり、我々人間は、自前での目先のエロの知識に基づいて、宇宙のエロの神秘を迷走
するしかないというのが現状なのですが、その迷走っぷりも、この「16:塔」のモチーフに
含まれているようにも思われます。
0092名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/05/05(土) 05:58:11.54ID:c6JQLttL
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 171) ---
It is the higher sexual energy destroying the perception of the Personality about
the nature of the sexual function; it is destruction of the perception of the
sex organ itself in orgasm.
性的機能の本質についての「人格」の知覚を破壊することが、高次の性的精力である;
それは性的絶頂感における性器自身の知覚の破壊である。

And, as earlier noted, one of the precepts of the Mysteries accurately states that
"God is sex."
そして、以前に言及したように、「神秘的教義」の教訓たちの1つは、「神は性である」
と、的確に述べる。

Needless to say, this precept was not much bantered about in the Victorian era.
言うまでもなく、この教訓は、「ビクトリア朝」の時代においては、大してからかわれる
ものでははなかった。
--- ここまで ---

古代よりずっと、「神秘」と「セックス」は、切っても切り離せない関係にあるというか、
「男性性」と「女性性」の交わりによる「orgasm/性的絶頂感」そのものが「ミステリー」
であるがゆえに、現代においても、色々と興味は尽きないわけなのです。
そもそも、肉体的な「性的絶頂感」を突き詰めた先には、さらなる「霊的絶頂感」がある
などという妄想を働かせるというのは、ごく当たり前のことですからね。

とはいえ、神秘主義者と呼ばれるド変態どもは、ド変態なるがゆえに、世俗的、いわゆる
男女の肉体的な性的快楽の感覚を拒絶し、精神的な迷走状態、いやいや瞑想の中に、その
「性的絶頂感」を求める、すなわち「上級者向け」の行為へと走るわけで、そのネタと
してあるのが、この「16:塔」の、ドMにしか見えないプレイであるというわけです。

それにしても、ビクトリア朝の時代を生きたウブなミナちゃんは、どういった気持ちで、
このエロカードのデザインを考えていたのか、ちょっと興味が沸いたりするのでした。
0093名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/05/06(日) 07:12:33.35ID:aiGzgmYK
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 171) ---
There is still another complex mystery to be encountered here.
ここで遭遇する、もう一つの複雑な神秘が、まだある。

This is the mystery of circumcision, an idea implied by the striking of the
"Crown" from the top of the Tower.
これは、「割礼」の神秘であり、「塔」の頂上から「王冠」の叩き落としにより暗示される
考え方である。

This is unquestionably one of the most secret meanings of the card, and one which
is supported by Gematria.
これは疑いなく、カードの最も秘密の意味たちのうちの1つであり、そして「ゲマトリア」
により支援されているものである。
--- ここまで ---

「割礼」は、「コドモ」から「オトナ」への脱皮という過程を象徴する儀式ですが、
それが、天からの雷撃により「王冠」を叩き落とすというデザインになっているのは、
なかなかに興味深いというか、それなりに妄想が捗ったりしますよね。

もし、この「王冠」が、自分自身で築いた「内なる傲慢」の象徴であれば、「厨二病」の
終焉を意味しますし、炭酸飲料の王冠のように、外からの物理的拘束という象徴であれば、
その後は、内容物が勢いよく噴き出すということになってきます。
おそらく、どちらの意味も含まれていると考えるべきですので、そういった意味でも、
これは「complex mystery/複雑な神秘」として扱うべきものであるということですし、
そういうものも含めて、色々と妄想が捗るわけです。

いずれにしても、ここは「神」と「人」の接点となる上位の場所であって、その接点となる
場所が「おちんちん」に象徴されるというわけですので、おちんちんの無い人にとっては、
若干理解しづらいカードだったりするのかな、とか思ってみたりするのでした。
0094名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/05/07(月) 06:13:39.99ID:umPiIVxM
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 171) ---
The letter Peh has a value of 85, which we discover to be the same value as the
Hebrew word for circumcision.
文字「ペー」は85の値を持ち、それを、私達は、割礼を表すヘブライ語と同じ値である
ことを発見する。

It might also be added that when they conquered the Edomites, the Jews forced
them to be circumcised, which allowed the Edomites to be absorbed into the
Jewish society.
ユダヤ人たちは、彼らがエドム人たちを征服した時、エドム人たちがユダヤ人の社会に
同化されることを認めるため、彼らに割礼を施されることを強制したことは、また追加
されるかもしれない。
--- ここまで ---

「割礼」についての記述は、『旧約聖書:創世記』17:10以降にあります。
「割礼」は、ヘブライ語で、[he=5][lamed=30][yod=10][mem=40]と綴りますが、この
ゲマトリアの値は85です。
ちなみに、神名を表す「エロヒム」は、[mem=40][yod=10][he=5][lamed=30][aleph=1]と
綴られますので、[aleph=1]のみの違いとなっているのは、「割礼」と「神」との間において
何か特別な意味があるのかもしれませんよね。

いずれにしても、この「旧約聖書の割礼」は、「旧約聖書の神」との契約の証、すなわち
「ユダヤ人であることの肉体的な証」の一つとなっており、割礼を受けていない男子は、
神とは契約できない、すなわち「選ばれていない民」ということになるわけですよね。

まあ、そういう「肉体的な証」が、神秘主義の修行に本当に必要なのかどうかは別問題と
して、そういう「精神的な象徴」、すなわち「神との契約により、一皮剥けた男になる」
ことが、この伝統的な「女人禁制」的ネタとなっている「16:塔」のモチーフであることは、
間違いないのではないかと思われます。
0096名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/05/08(火) 06:06:29.57ID:blKDbI1t
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 171) ---
The rite of circumcision is of very obscure origin, but it is a practice known to
have been spread by the Egyptians. (*134)
割礼の儀式は非常にあいまいな起源のものではあるが、それは、エジプト人たちにより
広められたことがあることが知られている習慣である。(*134)

Biblical texts show that a number of ideas were involved:
聖書の原句たちは、多くの考え方が巻き込まれていたことを示している:
--- ここまで ---

ちなみに、(*134)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 272) ---
134. "Circumcision," Dictionary of the Bible, edited by James Hastings, New York,
1963, 163.
134. 「割礼」、『聖書辞典』、ジェームス・ヘイスティングス編、ニューヨーク、
1963年、163ページ。
--- ここまで ---
とあります。

割礼の起源は、おそらく文字のない時代から行われてきた習慣であると考えられている
のですが、その根拠は、はっきりとは分かっていません。
あくまでも推定なのですが、原始文化において「オトナのオトコ」であることを
示すための示威行為の一種として、入れ墨とか派手なピアスとか、そういう「痛み」を
伴う「成人儀式」的なものがあるのではないかと考えています。
まあ、包皮とか耳たぶとかは、無くてもさほど困らない部分ですので、痛みを伴うような
何らかの示威行為には、うってつけの部位なのではないかと思うのでした。

ということで、ユダヤ教においては、この「割礼」が「選ばれた民族」としての象徴的な
宗教儀礼として取り入れられることになり、それが「16:塔」のモチーフにも取り入れら
れているということになっているというわけなのです。
0097名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/05/10(木) 06:11:16.77ID:ZGBb4LyW
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 171) ---
1) It was related to preparation for marriage.
1) それは、結婚のための準備と関連した。

In the case of the Mysteries, this may be taken to mean what is called by Alchemists
the "Chemical Wedding."
「神秘的教義」の場合においては、これは、「錬金術師たち」により、「化学の結婚」と
呼ばれるものを意味するように受け取られるかもしれない。

2) It was a rite of initiation into a social group.
2) それは、社会的な集団への参入の儀式であった。

3) It was a "redemption offering," as is described in Leviticus. (*135)
3) それは、『レビ記』に記述されているように、「償いの捧げ物」であった。(*135)

4) Most important, it was a token of the covenant between Abraham and God.
4) 最も重要なことは、それは「アブラハム」と「神」との間の契約の印であった。
--- ここまで ---

ちなみに、(*135)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 272) ---
135. Leviticus, 19.23f.
135. 『旧約聖書:レビ記』19:23以降。
--- ここまで ---
とあります。

まあ、色々な意見はありますが、ユダヤ教においては、無事に神より授かった子(収穫物)
の体の一部を神への「償いの捧げ物」とすることで神に収穫を感謝するということと、
「神」と新たな「人」との契約という点が、メインとなっているのではないかと思われます。
0098名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/05/11(金) 06:06:27.80ID:ruRA0SpV
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 171) ---
In ancient terms this meant an agreement between two parties, not as a contract
in the modern sense of the word, but as a bi-lateral pledge of loyalty. (*136)
古代の用語たちにおいては、これは、言葉の現代の意味においての契約としてではなく、
忠誠の相互的な誓約としての、2つの派閥間の協定を意味していた。(*136)
--- ここまで ---

ちなみに、(*136)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 272) ---
136. Genesis, 7.11.
136. 『旧約聖書:創世記』7:11。
--- ここまで ---
とありますが、これは、『旧約聖書:創世記』9:11以降、の誤記ではないかと思われます。

まあ、これはどういうことかというと、個々の「個人契約」というよりも、血縁や地縁で
結び付けられた「家」や「一族」という「団体保険契約」に近いものであり、部族長である
ノアやアブラハムが、「神」に身も心も、そして「おちんちん」の一部も捧げることで、
「神」との間に一種の奴隷契約、いや植民地契約、いやいや安全保障条約および経済保障
条約を結ぶということになるわけです。

まあ、「選ばれた民」というのは、一種の「虎の威を借る狐」的な意味もあるわけですが、
現在の世界情勢を見れば、そういう隷属的な考え方は、ごくごく当たり前であって、決して
非難されるようなものでもないわけです。
そして、その起源がエジプトにあるのであれば、ユダヤ人がエジプトに隷属していた時代の
名残りなのかもしれませんよね。

まあ、そういう裏側の詮索はともかくとして、宗教的には、「割礼」は「神との契約」の
「証」となるものなのですが、ここで大きな問題、すなわち「おちんちん」の無い人は、
「神」とは契約できないという問題が出てくるわけです。
そして結果的に、このカードは、「女人禁制」にも繋がることになっているわけです。
0099名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/05/12(土) 07:37:12.14ID:AeRlVaBw
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 171) ---
Thus it may be interpreted that the fall from the Tower, the sacrifice of one's
perception of the sexual function (a symbolic circumcision) is required continually
of mankind to maintain the covenant between Abraham and God, i.e., to maintain
the given Path by which one may return to the Source of All.
したがって、「塔」からの落下という、性的な機能(象徴的な割礼)に属する人の知覚の
捧げ物が、アブラハムと「神」との間の契約を維持するための、すなわち、人がそれにより
「全ての源」に戻ることのできる与えられた「小径」を維持するための、人類に継続的に
要求されると解釈できるかもしれない。

But this is also initiatory; it is a preparation for the Knowledge and Conversation
of the Holy Guardian Angel of Tiphareth.
しかし、これはまた手始めである;それは「ティファレト」の「聖守護天使の知識と会話」
のための準備である。
--- ここまで ---

「16:塔」が「割礼」と結びつくことで、このカードが、アブラハムにより始まる「人類と
神との契約」を意味するという、なかなか面白いことになってきました。

いずれにしても、この「16:塔」が、我々自身の「人格」を構成する最後の「小径」であり、
ここから先は、上位世界である「ティファレト」やそれ以上のセフィロトに繋がることに
なってきますので、ここが入場のための重要な準備段階であることは確かです。

ちなみに、「the Knowledge and Conversation of the Holy Guardian Angel/聖守護天使
の知識と会話」は、ゴールデン・ドーン系の魔術界においては、割とポピュラーな業界用語
であり、要は、「人智を越えた上位の存在」とのコンタクトを個人的に体験するということ
なのですが、当然のことながら、この手の「上位存在」の実態は、「個人的妄想」もしくは
「設定されたキャラクタ」、つまりアニメやマンガによくある「擬人化された萌え娘」と
同等の存在ですので、なんで牡馬なのに「○○娘」なんだ、というような余計な詮索は
暗黙的に御法度となっております。
0101名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/05/13(日) 07:06:22.28ID:ypIlpWx1
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 171) ---
Interestingly enough, the biblical text calls for circumcision of all male children
on the eighth day of their lives.
大変興味深いことに、聖書の原句は、全ての男の子供たちの割礼を彼らの生涯の8番目の
日に要求する。

The correspondence with the eighth Sephira, Hod, connected to Netzach by the Path
of THE TOWER can certainly be suggested.
「塔」の「小径」により「ネツァク」と接続される、第8の「セフィラ」である「ホド」
との対応関係が、間違いなく示唆されることができる。
--- ここまで ---

生後8日目に「割礼」を行うことの明確な根拠は、『旧約聖書』には述べられていません。
なぜなら、それは「契約書」すなわち『旧約聖書』に書かれていることが「根拠」なわけ
であって、合理的な理由は無いからです。
結果として、その理由についての様々な「憶測」が可能となってきます。

医学的には、生まれたばかりの赤ん坊は、まだ生命力が安定していないので、割礼という
細菌感染という致命的リスクを伴う「儀式」に耐えられるだけの期間は必要だったという
ことで、それの最小期間が8日目であったということぐらいは推定できます。
あと、生まれてすぐであれば、母親からの免疫がありますので、その兼ね合いで、経験的に
生後8日目という期日が設定されたのかもしれません。

いずれにしても、この生後まもなくの、本人の承諾の無い生命の危険を伴う「割礼」の
儀式により、親が息子を「オトコにする」のと「神」との「相互安全保障条約を結ぶ」
ということが、「血の繋がり」を維持するために行われるわけであり、そういうものが、
ユダヤ人の血の繋がりと信仰を強固にしているということも、何となく理解できます。

いずれにしても、こういうものは良し悪しがありますので、一概にどうこう言えるものでも
ありませんが、種族の生存戦略という意味においては、興味深いものだと思うのでした。
0102名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/05/13(日) 07:56:02.32ID:2jmXK2yO
タロットの解釈にカバラは必要ないよ。

タロットはカードゲームのトランプ(プレイングカード)を原型としたものなので
トランプカードの意味や由来を解釈することが大切。
ユダヤ教におけるカバラはギリシア・ローマの思想を影響を受けたものなのでユダヤ
教徒とは関係がない。これは異端そのもの。

正統派というか普通のユダヤ教信者はキリスト教やイスラム教徒のムスリムのように
聖典と呼ばれる聖書を読み教会に行くものなのでカバラが秘密とか聖典と思っては
いけないだろう。
0103名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/05/13(日) 08:07:24.91ID:2jmXK2yO
さらに、ユダヤ教やキリスト教の経典の聖書には占いをするものには天罰を下す
という記述があるので、本当に聖書を読んでいるならばタロットなどの占いは手を出さない
ものだ。(唯一の例外はモーセや東方の三賢者達だが)
ユダヤ教でも御神託や占いをしていたような人々はシャバタイ派くらいなものだ。
タロットカードをユダヤ教のカバラで説明することには無理がある。
0104名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/05/14(月) 05:59:21.47ID:EsahUPPH
>>102
わざわざ、おちんちんの話の最中に割り込んで頂き、どうもありがとうございます。 (^^;;

> タロットの解釈にカバラは必要ないよ。
とりあえず、最初に、確認しておきたいことがあります。
一つは、「タロットの解釈」という意味です。
もし、この「タロットの解釈」の意味が、一般人相手のタロット占いのための「講釈作り」
という意味であれば、「カバラは必要ない」という意見には、特に異論はございません。
もう一つは、>>102さんが使っている「タロット」が、何のカードなのかということです。
もし、クラシック系カードであれば、「必要ない」という意見には、特に異論はございません。

> タロットはカードゲームのトランプ(プレイングカード)を原型としたものなので
> トランプカードの意味や由来を解釈することが大切。
今は、「16:塔」の話をしているのですが、「大アルカナ」は既読スルーですかそうですか。

> ユダヤ教におけるカバラはギリシア・ローマの思想を影響を受けたものなので
> ユダヤ教徒とは関係がない。これは異端そのもの。
実のところ、『聖書』自体も、その当時のその辺りの地域の思想を寄せ集めたもの
ですので、元のユダヤ民族とは関係の無いものも、いっぱい混じっています。
ここで今、ネタになっている「割礼」というのも、元々は「ユダヤ」が発祥のもの
ではなかったわけですしね。
それに、>>102さんは「ユダヤ教徒」と一概に言ってしまっていますが、その中の
レベルの違いを完全に無視していますよね。
カバラに関係していたのは、上級者であった熱心な「ユダヤ教徒」たちです。

> 正統派というか普通のユダヤ教信者はキリスト教やイスラム教徒のムスリムのように
> 聖典と呼ばれる聖書を読み教会に行くものなのでカバラが秘密とか聖典と思っては
> いけないだろう。
なんか、「正統派」とか「普通」という言葉の持つ胡散臭さが、ブンプンしてますね。
そういうのは単なる「教科書的な見方」であって、彼らも我々と同じ人間であることには
変わりはないわけですので、教会に行く以外にも、普通に聖書以外のものも、
読んだり書いたり話したりとか、○○なことも含めて、色々とやっているわけですよね。
0105名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/05/14(月) 06:04:07.86ID:EsahUPPH
>>103

> さらに、ユダヤ教やキリスト教の経典の聖書には占いをするものには天罰を下す
> という記述があるので、本当に聖書を読んでいるならばタロットなどの占いは手を出さない
> ものだ。(唯一の例外はモーセや東方の三賢者達だが)

このスレでは、占いについての直接的な話は、ほとんど出ていないのですが・・・。
ひょっとして、>>103さんは、タロット占い師なのでしょうか?
もしかすると、「私は聖書などは読まないから、タロットなどの占いに手を出しても、
天罰が下されることはない」とか考えてたりするのでしょうか?

ちなみに、「十戒」などの「禁忌」は、それを破る人が多数いて、そして今でも破る人が
多数いるので、現代においても「価値あるもの」とされているわけですよね。
ワタシは結構「聖書」を読んでいますし、「七つの大罪」にも色々と心当たりがあるわけ
ですが、ワタシ自身は、そういう「天罰」というものは、まだ経験しておりません。
まあ、ワタシは「本当に聖書を読んでいる」という範疇には入らないということなのかも
しれませんが、そもそも「占い」をすると「天罰が下る=神が怒る」という話自体が、
宗教業界のご都合主義のようにも思えますので、すこぶるどうでもいいわけですけどね。

> ユダヤ教でも御神託や占いをしていたような人々はシャバタイ派くらいなものだ。
> タロットカードをユダヤ教のカバラで説明することには無理がある。

ユダヤ人であったミナちゃんの立ち位置についても、考えてあげてくださいねww

ちなみに、「タロットカードをユダヤ教のカバラで説明することには無理がある」の
根拠が何も示されていないと感じるのは、ワタシのせいなのでしょうか?、

※つくづく思うんだけど、32行制限って、きちんと議論するのには不向きですねぇ。
0106名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/05/14(月) 06:07:12.99ID:EsahUPPH
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 171) ---
The Tower is the phallus.
「塔」は陰茎である。

But this symbolism does not mean in any way that the Path is exclusive to those
functioning in male incarnations.
しかし、この象徴主義は、「小径」が、男性の肉体化たちの中で機能しているそれらの
ために独占されていることを、全く意味していない。
--- ここまで ---

陰茎の肉体化、すなわち「胎児」におちんちんが生えてくるのは、この「16:塔」では
なくて、「マルクト」における肉体化の過程においてです。

つまり、「16:塔」は、見た目は明らかに「おちんちん」ではあるけれども、我々が良く
知っている「男性の肉体に付いているおちんちん」ではないという、微妙な立ち位置に
なっています。
要は、「女性」の精神の内部にある「隠されたおちんちん」の立場を排除しないという
ことなのですが、この辺りの性的なものに関する詮索は、セクハラで糾弾されるおそれが
ありますので、文章にすると、なかなか難しかったりするわけです。

大まかに言えば、「16:塔」は、「火星」の働きによる「パワーの変態」ということになって
いますので、この場において、我々には見えない「男性性のおちんちん」と「女性性の
おちんちん」の両方が、同時に対生成されることになっています。
構図的に、「15:悪魔」と「16:塔」は似ていますし、ざっくりと「使用前」と「使用後」
と捉えることで、その関係性も見えてくるのではないかと思います。

そもそも、双極性の概念である「男性性」は、「女性性」と対にして語らないと、
きちんと語ることは出来ませんからね。
0107名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/05/14(月) 06:46:29.46ID:HJDpjO9s
そんなオチンチンの話をする人はカトリックにもプロテスタントにもモルモン教徒にも居ませんよ(w

生命の木なるものがユダヤ的でなくてギリシアローマ的でトンデモ独自解釈系だから
カバラなどはユダヤ教ではないですよ。
日本でカバラをユダヤ教の秘教として広めた原因はカルトなので(w

生命の木などというものは聖書には記述はなく、ユダヤ教徒は皆コーランのように
聖書を読む。これが普通の姿です。
イスラム教の世界でもイスラム秘教のスーフィ派ですら攻撃の対象とされるくらい
に異端で問題になっているくらいなのに、さすがにオチンチン説はありえないな(w

>ユダヤ人であったミナちゃんの立ち位置についても、考えてあげてくださいねww

ひょっとして日本人がユダヤ人だと信じているバカな人ですかね。
ちなみに日本人がユダヤ教徒であったことは今の一度もありません。証拠もありません。
日ユ銅祖論は全部捏造です。
0108名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/05/15(火) 06:01:02.19ID:dAjjKlUg
>>107
あなたって、「ま」でもなく「う」でもない、「と」の人だったんですねww
まあ、オカルトの世界には、「と」の人は多いですからねぇ。

> そんなオチンチンの話をする人はカトリックにもプロテスタントにもモルモン教徒にも居ませんよ(w
このスレでは、英語で書かれた本を翻訳しながら勉強会をやっているのですが、今話題に出ている
「塔はおちんちんである」と書かれている本は、基本的にはキリスト教読者向けですが、それが何か。

> 生命の木なるものがユダヤ的でなくてギリシアローマ的でトンデモ独自解釈系だから
> カバラなどはユダヤ教ではないですよ。
元ネタはともかくとして、カバラを作ったのは、間違いなくユダヤ教徒なんですけどね。
料理は大陸から伝来したから、日本料理なるものは存在しないというトンデモ解釈と同義です。

> 日本でカバラをユダヤ教の秘教として広めた原因はカルトなので(w
今ここでやっているのは、アメリカで書かれ、英語圏の読者向けの本の翻訳ですので、
日本で誰がカバラを広めたかとかいう話は、すこぶるどうでもいい話ですけどね。

> 生命の木などというものは聖書には記述はなく、ユダヤ教徒は皆コーランのように
> 聖書を読む。これが普通の姿です。
> イスラム教の世界でもイスラム秘教のスーフィ派ですら攻撃の対象とされるくらい
> に異端で問題になっているくらいなのに、さすがにオチンチン説はありえないな(w
もしかして、「生命の木」=「おちんちん」であると誤読していませんか?
今のここでの話題は、「塔」=「おちんちん」ということなんですけど。

>> ユダヤ人であったミナちゃんの立ち位置についても、考えてあげてくださいねww
> ひょっとして日本人がユダヤ人だと信じているバカな人ですかね。
ひょっとして、「ミナちゃん」が日本人であるということが言いたいのですかね。
ちなみに、あなたの言う「ミナちゃん」って、具体的には誰のことを指しているのでしょうか?

> 日ユ銅祖論は全部捏造です。
いきなりそんなこと言われても、(´・ω・`)知らんがな
というか、字まちがってるし・・・
0109名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/05/15(火) 06:05:00.30ID:dAjjKlUg
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 171) ---
The Path of Peh exists prior to the point of differentiation of the sexes for
incarnation, and is thus an amalgam of both masculine and feminine energies.
「ペーの小径」は、肉体化のための性たちの区別の時点より前に存在しており、それゆえ、
男性および女性の精力のアマルガム(水銀合金)である。

On this Path one must focus on the male component of the sexual force, as on other
Paths one must deal with its female components.
この「小径」においては、人は性的な力の男性的な構成要素に焦点を合わせなければなら
ないし、同様に、人は他の「小径」においては、その女性的な構成要素を扱わなければなら
--- ここまで ---

つまり、そそり立つ「16:塔」は、「男性性のおちんちん」を象徴するものではあるけれども、
男の肉体にある「おちんちん」そのものではないということであり、そしてこの「男性性の
おちんちん」は男性にも女性にもあるもの、内なる精神の中にあるものである、というのが、
ここでの結論となります。

まあ、「大アルカナ」ですので、すこぶる当然と言えば当然の結論に至るわけですが、
実のところ、「大アルカナ」って、こういう具体的でないというか、かなり主観的かつ
あいまいな解釈となってしまうので、占い、特に他人を占う場合には非常に使いにくい
シロモノであるわけです。
結局のところ、「大アルカナ」の場合は、パターン化した「占い的解釈」を一通り述べて
お茶を濁すことになってしまうわけですが、おそらくクライアントには、何の役にも
立っていないのではないかと思います。(占い自体が役に立つかという話は置いといて。)

とはいえ、自己探求という魔術的な目的に使うにしても、それなりに役に立ってくれるのは
「16:塔」ぐらいまでで、それ以上は、雲の上の世界になりますので、別の使い方というか、
全く違う方向で、主に妄想や空想などのネタとして使っていくしかないのが、ワタシの現状
だったりするわけなのです。
ということで、もっと勉強して応用が広がることを期待して、先に進みたいと思います。
0110名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/05/16(水) 05:55:38.56ID:grd/7DI7
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 172) ---
A male or female body does, however, make some differences in the way one approaches
the lower Paths beneath Tiphareth.
しかしながら、男性もしくは女性の肉体は、人が「ティファレト」の下の、下位の「小径たち」
に接近するという点において、いくつかの違いをもたらす。

Energies are polarized differently in the experience of a Path, according to the
sexuality of the physical vehicle.
精力たちは、肉体的な乗り物の性別に従って、「小径」の経験の中で、異なって偏光させ
られる。

This makes no practical difference in individual working; only in group working
are such polarities of neccessity considered.
これは個人の作業においては、実践的な違いを全くもたらさない;集団での作業において
のみ、考慮される必要のある、そのような極性たちがある。
--- ここまで ---

「neccessity」は、「necessity」の誤植ですね。

「16:塔」は、肉体から離れた領域である「ティファレト」の下位にある「人格」の領域
の存在ですので、まだ「肉体的な乗り物」の縛りからは逃れられません。
とはいえ、「人格」の「小径」の中では、「肉体的な乗り物」からは最も離れています
ので、そう簡単には表に出てくることはないわけです。
まあ、肉体的な「男女」の違いは、見ればわかるわけですが、それでも、その内面にある
「男性性」と「女性性」というのは、そう簡単には区別できないということですよね。

つまり、この「16:塔」においては、そういう表面的な区別ではなく、「火星」に象徴
される「おちんちんパワー」が、「集団での作業」すなわち、「周囲との関係」において、
どのように発現していくのかを、きちんと理解し把握していくことが必要になるわけです。
まあ、「言うは易く、行うは難し」の典型的な例なんですけどね。
0111名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/05/16(水) 05:56:43.18ID:grd/7DI7
さて、盛り上がっていた「おちんちん」カードの話題も、ここで終わりです。
実はまた仕事が超多忙となってきておりますので、少しの間、おそらく1〜2ヶ月
ぐらい、翻訳カキコをお休みしようと思っております。
とはいえ、雑談に応じるぐらいの時間は取れると思いますので、もし何かあれば、
カキコしてもらえると嬉しいです。

まだまだ完結するのはずっと先の話ですので、最後まで、焦らず気負わず、
のんびりとマイペースで行きたいと思うのでした。
0112名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/06/02(土) 06:03:40.87ID:IhLoy6Z8
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 172) ---
26. THE PATH OF AYIN
26. 「アイン」の小径

The Devil
悪魔

The Fifteenth Key
15番目の鍵(大アルカナ)
--- ここまで ---

ここから、「生命の木に基づく大アルカナ」の章の中での新しい節になります。

サブタイトルは「アインの小径」です。

ここからは、我々が知覚可能である「星幽的三角形」を飛び出し、未知なる領域というか、
人類にとっては禁断であり禁足であるデンジャラスな地帯へと突入していきます。
どれほどデンジャラスかと言うと、一言で言えば「18禁」とか「成人向け」とかと同じよう
な感じで、「人間禁」や「神様向け」という程度に、我々にとっては危険なシロモノです。
つまり、一般人の良い子は、絶対に、袋とじを開けて中を覗いてはならないのです。

さて、この「15:悪魔」のカードですが、その見た目はともかくとして、その下位にある
「16:塔」の「おちんちん」と、「17:星」の「おっぱい」の両者を司る、上位の支配者で
あることは、一目で分かるかと思います。
ただし、その「15→16→17」という小径の流れは、「生命の木」の本流である「燃える剣」
と対をなす「知恵の蛇」の流れに準じていますので、それはそれでまた、危険な「妄想」
が捗るということにもなるわけですよね。

いずれにしても、ここから先は検証不能な領域であるため、どのような議論も不毛であり、
ほぼ全てが「ネタ扱い」となってしまいますので、くれぐれも取り扱いにはご注意ください。
0114名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/06/06(水) 05:38:28.70ID:s/jOo3ZT
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 172) ---
□ PATH COLOR: Indigo
□ 「小径の色」:「藍色(あいいろ)」

□ RELATED SOUND: A Natural
□ 「関連した音」:「Aのナチュラル」

□ SIGN: Capricorn (Cardinal Earth)
□ 「宮」:「磨羯宮(活動宮の地)」

□ MEANING: Eye
□ 「意味」:「目」

□ SIMPLE LETTER: Mirth
□ 「単字」:「歓喜」

□ ESOTERIC TITLE: The Lord of the Gates of Matter; the Child of the Forces of Time
□ 「秘伝的な称号」:「物質の門たちの主;時の力たちの子」
--- ここまで ---

この本の、この文章の右側には、人間のものとは思えない獣のような上向きの「目」と、
ヘブライ文字の「アイン」と、「磨羯宮(やぎ座)」の占星術記号、および「生命の木」
における「アインの小径」の位置が図示された絵が描かれています。

ということで、この「目」はあくまでも上位存在である「悪魔」の持つ「目」であって、
我々人間の「目」を意味するものではないことに注意しておく必要があります。

あと、このカードに「物質的」という意味合いを感じる人もいるかもしれませんが、それは
我々下々の人間が考えるような「物質的」なものだけを意味するものではないということも、
併せて、くれぐれもご留意ください。
0115名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/06/11(月) 05:58:53.69ID:qfM31G4y
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 172) ---
THIRTY TWO PATHS OF WISDOM: The Twenty-sixth Path is called the Renovating Intelligence,
because the Holy God renews by it all the changing things which are renewed by the
creation of the world.
「知恵の32の小径たち」:「26番目の小径」は「更新する知性」と呼ばれており、なぜなら
「聖なる神」は、それにより、世界の創造により更新される全ての変化するものたちを
更新するからである。
--- ここまで ---

ここは、いつものように、ウェストコット氏の英訳版『The Sepher Yetzirah/セフェル・
イェツィラー(形成の書)』の「THE THIRTY-TWO PATHS OF WISDOM/知恵の32の小径」から
の引用です

この「26番目の小径」は、現代宇宙論的に言えば、「真空の相転移」に相当する部分であり、
「虚(バーチャル)」から「物質(リアル)」への遷移が行われるところになります。

そして、物質化の際には、様々な「(悪魔の)力」による「拘束」、つまり「関係付け」が
発生しますので、それが、このカードに象徴的に表されているということになります。
要するに、この「15:悪魔」とは、この我々の宇宙を司る物理法則を支配している根源的な
ものという位置付けですかね。

とはいえ、この分野は、現代においても、まだまだ研究途中のものであって、わからない
ことだらけですので、そう軽々しく現代物理学と関連して述べることも出来ません。
そういうことで、基本的には、妄想と妄言を使って、述べていくことにしましょう。

え、そんな無責任なことでいいのかって?
大丈夫です。
匿名のネットの情報は、昔から無責任なものと決まっていますから。←責任逃れw
0116名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/06/11(月) 08:26:47.91ID:kUbzY4o9
>>114
タロットカードと西洋占星術には何にも関係性がない。そのデタラメ説はいい加減に
やめるべき。

そのイカレタ、カバラタロット解釈の本など捨ててしまったほうがいい。
バカラーには判らないだろうが、タロットカードには元々キリスト教的な要素が
数多くある。教皇もその一つ。本当にユダヤ教に関係するなら教皇のカードが
モーセなどの預言者であるとか長老会議の長老になっているはずだ。

タロットはユダヤ教のカバラでは絶対に解けないし理解できない。
0117名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/06/12(火) 06:08:08.86ID:NPauwIaj
>>116
あ、「と」の人の再登場ですかね。 (^^;
再度お聞きしますが、あなたは、どんなタロットカードを使っているのでしょうか?

> タロットカードと西洋占星術には何にも関係性がない。そのデタラメ説はいい加減にやめるべき。
あなたの、その「タロットカードと西洋占星術には何にも関係性がない」という
「デタラメ説」は、何が根拠になっているのでしょうか。
それに、あなたは「タロットカード」って、ひとくくりに言ってしまっているけど、
「タロットカード」って、「カレー」や「ラーメン」みたいに色々な種類や流派があって、
そう簡単には決めつけられない難しさがあるんですよ。
ちなみに、ここは「(魔術)カバラ主義のタロット」を勉強するためのスレですので、
結論だけをまくしたてるのではなく、きちんと筋道を立てて説明してください。

> そのイカレタ、カバラタロット解釈の本など捨ててしまったほうがいい。
日本ではともかく、海外では、割とポピュラーで人気のある本なんですけどね。
まあ、日本のプロの「タロット占い師」で、英語の本が読めるような人は、ほぼ見た
ことはありませんし、それに、日本では、「タロット図解」というトンデモ翻訳本が
普通に売れるような国ですからねぇ。

> バカラーには判らないだろうが、タロットカードには元々キリスト教的な要素が数多くある。
それくらいは、わざわざ言ってもらわなくても知っていますよ。

> 教皇もその一つ。本当にユダヤ教に関係するなら教皇のカードがモーセなどの
> 預言者であるとか長老会議の長老になっているはずだ。
じゃあ、本当にユダヤ教に関係ないのであれば、天地創造も、アダムとイブの物語も、
バベルの塔も、黙示録も、タロットカードとは関係無いってことですかね。

> タロットはユダヤ教のカバラでは絶対に解けないし理解できない。
このスレを、Part1 からきちんと読んでいますか?
このスレで語っている「カバラ」は、「ユダヤ教カバラ」ではないと、何度も言っています。
あなたが英語が読めないのはともかく、せめて日本語を読んでから、カキコしてください。
そうでないと、基本的な部分で、会話が成立しませんので。
0118名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/06/12(火) 06:35:52.14ID:NPauwIaj
>>117
ちょっと訂正(^^;;

> バベルの塔も、黙示録も、タロットカードとは関係無いってことですかね。

これは、ヨハネの「黙示録」ではなく、旧約聖書の「黙示文学」のことを書こうとして
間違えましたので、訂正しておきます。
0119名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/06/14(木) 05:58:04.49ID:zPZjKSUt
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 172) ---
The Path of Ayin, THE DEVIL, connects Tiphareth, the center of the Sun consciousness,
with Hod, sphere of Mercury and of the intellect.
「アインの小径」である「悪魔」は、「太陽」意識の中心である「ティファレト」と、
「水星」と知性の天球である「ホド」を接続する。

The twenty-sixth Path is formative and, in terms of the structure of the self,
is an intellectual bridge between the Personality and the Individuality.
26番目の「小径」は形成的であり、自我の構造の観点では、「人格」と「個性」の間の
知的な橋である。
--- ここまで ---

「Sun consciousness/太陽意識」は、上位存在である「ティファレト」にある「高次の
自我」に由来する「高次の意識」であり、「15:悪魔」は、その「formative/形成的」
な面から、個々の「知性」である下位の「ホド」へと橋渡しする経路となっています。

ちなみに、この「15:悪魔」と対を成す「13:死」は、「Activating/活動的」となって
おり、カードの見た目とその意味付けが、ちょっと違う感じがするかもしれません。

要は、この「15:悪魔」は、見た目とは違って、とても知的で冷静であって、我々の
考えているような下等で野蛮な存在ではなく、我々には手の届かない上位存在であり、
我々を知的な面から上位世界へと導く、神聖なる存在であるということです。
そういう意味では、この「15:悪魔」の姿は、「神の化身」というか、象徴的な「仮面」
であって、我々は実際には決して見ることのできないものであると言うことも出来ます。

とはいえ、何でこのカードの悪魔は、こんなに嫌われそうな姿をしているのでしょうか。
おそらく、「16:塔」や「13:死」のように、「ここから先は、一般人は立入禁止」という
意味も含まれているのではないかと思います。
そして、この辺りの「小径」の意味をきちんと理解できておかないと、高次世界へは、
決して到達することはできないという、一種の「外見的トラップ」という感じですかね。
0120名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/07/18(水) 05:15:27.85ID:9IFfKY/x
多忙ゆえ、長期離脱となってしまい、申し訳ありません。
おそらく、8月中旬くらいには、戻れると思いますので、
いましばらくお待ちくださいませ。 m(_ _)m
0121名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/08/16(木) 05:33:04.72ID:j2xTQQHd
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 173) ---
Of all the Paths, this may be the most difficult for those rooted in western
cultures to understand, for its interpretation flies in the face of the meaning
which most people have come to attach to the Devil.
全ての「小径たち」の中で、これは、たいていの人々が「悪魔」にずっと配属するに
至っている意味に、真っ向から反抗するその解釈のため、西洋文化に根付くそれらを理解
することは、最も難しいものであるかもしれない。

In Qabalistic terms, the Devil is not viewed as an evil entity having its own
separate existence.
「カバラ主義」の表現においては、「悪魔」は、それ自身が独立した存在を持つ、
悪の実在物とは見なされない。
--- ここまで ---

いきなり、「悪魔」は「悪」ではないという、少々自己否定気味の主張から入りますが、
ここで言うところの「悪」は、悪魔でも・・・いや、あくまでも、たいていの人々が
「悪魔」に対してずっと抱いているイメージ、すなわち一般人向けの宗教的二元論における
単純化された「悪」の概念であって、一般人向けではない、すなわち上級者向けのカバラ
主義の解釈とは全く異なるということです。

要するに、次元の違う話であるということであり、我々は、我々の持つ、従来的解釈の
「悪魔」に関するイメージを、一旦クリアしておかなければならないということです。
その上で、「悪魔は悪ではない」というカバラ的基本原則を、しっかりと頭に叩き込んで
おくことが必要になるわけです。

とはいえ、日本でのカードタイトルは「悪魔」になっていて、文字のイメージが「悪」
そのものですので、日本人にとっては、ちょっと難しいかもしれません。
イメージ的には、「悪魔」よりも「魔王」のタイトルの方が、しっくり来るのではない
かと思われますので、いっそのこと改名してもらった方が、いいのかもしれないですね。
0123名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/08/17(金) 09:12:17.91ID:X1W1bVKk
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 173) ---
Rather, it represents a special mystery which must be penetrated before one can
directly know the Higher Principle of the Self.
むしろ、それは、人が「自我の高次の原則」を直接知ることができる前に、見抜かれなけ
ればならない特別な神秘を象徴する。

The Devil, which is the adversary, is the Master of manifest form which we must
face and conquer.
敵対者である「悪魔」は、我々が直面し征服しなければならない顕現化した姿の「支配者」
である。
--- ここまで ---

このカードに描かれた、敵対者である「悪魔」の姿は、あくまでも、世を忍ぶ仮の姿で
あって、実のところ、おぞましい下劣なる存在ということではありません。
つまり、この姿形は、我々が「自我の高次の原則」を直接知るための試練というか「ワナ」
であり、その醜い外観のため、ほとんど全ての人々は、我々にとっては最も重要なこの
「小径」を避けてしまうわけです。
つまり、人が外観で物事を判断してしまうということが、ここでの最大の「ワナ」であり、
天界に至る上での、最初であり、かつ最も重要な試練となっているわけなのです。

とはいえ、この世の中に、あまた転がる「悪魔」の石ころの中から、この神秘の原石である
「試練の悪魔」を見抜くことは、全くもって容易なことではありません。
このことは、「15:悪魔」が「ホド」から「ティファレト」へと繋がる「小径」であること
からも、示唆されています。
つまり、ここでは、「知性」の力を完全に成熟させ、それを充分に発揮する能力を保有して
おかないと、次のステップへの挑戦ができないということになるわけですが、まだまだ
「ネツァク」の「感情と本能」が充分に成熟していない状態での「飛び級」ですので、
若干「アスペ気味」となってしまうことは、避けられないと思われるのでした。
0124名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/08/18(土) 06:05:56.70ID:RX+NuXI7
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 173) ---
Paul Foster Case, in his study course, went farther than any other writer in pointing
to the profound implications of this card.
ポール・フォスター・ケース氏は、彼の学習課程の中で、このカードの深遠な含蓄たちを
指し示すことにおいて、その他の作家よりも、さらに先に踏み込んだ。

He said: "Of all the keys of the Tarot, Key 15 is one of the most important.
彼は言った:「タロットの全ての鍵(大アルカナ)たちの中で、『15番の鍵』は最も重要な
ものの1つである。

It is the symbolic veil for the greatest practical secret of occultism.
それは、神秘学の最も偉大なる実践的な秘密のための象徴的なベールである。

It both conceals and reveals the secret of the powers ascribed by tradition to
Moses, David and Solomon.
それは、伝説によって、モーセ、ダビデ王、およびソロモン王に帰せられている能力たちの
秘密を、隠すものであり明らかにするものでもある。

This is the same great secret Pythagoras learned in Egyptian temple schools.
これは、エジプトの寺院の学校で学んだ偉大なる神秘のピタゴラスと同じである。
--- ここまで ---

ケース氏は、このカードに隠された属性が、地上における歴史上最強の魔術師である、
モーセ、ダビデ、ソロモン、そしてピタゴラスに大きく関係していると述べています。
なぜ、これほどまでに、このカードが「魔術師を目指す者」にとって重要なのでしょうか。

手っ取り早く言えば、このカードの「小径」は、生きたまま「魔術師」が「ティファレト」
の力に到達し、その力を利用するには、最も都合が良いというか、利用価値という点に
おいては、最も実用性の高い「小径」であるということなんですよね。
まあ、だからこそ、「悪魔」の姿形で封印されなければならないものでもあるわけです。
0125名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/08/19(日) 06:29:01.59ID:xYC2Eamh
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 173) ---
It is the great Arcanum of alchemy and magic.
それは錬金術と魔術の、偉大なる『奥義』である。

To know it is to be able to make the Philosopher's Stone and the Elixir of Life.
それを知ることで、『賢者の石』と『不老不死の薬』を作ることができる。

Yet those who know it cannot tell.
けれども、それを知る人々は『伝えることができない』。

For the essential point is beyond the power of words to express." (*137)
というのは、本質的な点は、表現する言葉たちの能力を越えたものであるからである。」(*137)
--- ここまで ---

ちなみに、(*137)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 272) ---
137. Case, An Introduction to Tarot, Lesson 8, 5.
137. ケース著、『タロット入門』、第8課、5ページ。
--- ここまで ---
とあります。

ケース氏の、こういった誇大表現、いやいや「最大級の褒め言葉」は、オカルトの世界に
おいては、よくある定番的な表現なのですが、ここで注意すべきなのは、こういう表現が、
伝統的に忌み嫌われてきた存在である「15:悪魔」に対して使われているということです。
何度も言いますが、カバラにおいては、「15:悪魔」は、いかなる意味においても「悪」
ではないということであって、我々は、その本能的な解釈を根底から覆すことを要求されて
いるわけなのです。
とはいえ、これが何を意味するのかは、『伝えることができない』、つまり本質的なことは
誰も知らないという、雲の上の存在でしかないわけです。
結局のところ、ここは「考えるな、感じるんだ!」以上のことは出来ない領域なんですよね。
0126名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/08/20(月) 05:54:32.84ID:CUPkHKGI
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 173) ---
Here we understand that we are dealing with a Path on the Tree of Life which is
a transition between the intellect of normal waking consciousness and true spiritual
consciousness.
ここで、我々は、我々が、通常の覚醒した意識の知性と真の霊的な意識の間の遷移である
「生命の木に基づく小径」を扱うことを理解する。
--- ここまで ---

一見して難しそうな文ですが、ここは単に
・「通常の覚醒した意識の知性」=「ホド」
・「真の霊的な意識」=「ティファレト」
・「の間の遷移である生命の木に基づく小径」=「15:悪魔」
であるということです。

ここで重要なのは、我々が最も得意とする「通常の覚醒した意識の知性」の状態から、
「高次の自我」へと進めるということであり、実用的かつ実践的な魔術にとっては、実の
ところ、ここが最も重要な「小径」となるわけです。(根拠の無い断言!)

やっかいなのは、そういう「効果的」なものには、必ず「副作用」が伴うということで、
きちんと「錬金術における象徴的な等価交換」なるものを準備しておかないと、後々
ひどく後悔することになりがちなのです。
そうならないように、「魔術師」を目指す者は、「通常の覚醒した意識の知性」をフル活用し、
周到な準備をした上で、この「15:悪魔」の「小径」へと踏み入れる必要があるわけです。
そして、「上位世界」を旅することで得られたものは、この地上界においても、何かの役に
立つものとなる可能性の高いものですので、再び「通常の覚醒した意識の知性」をフル活用
して、それを分析することが大事なのです。

そう、この「15:悪魔」の「小径」の領域は、「科学研究」の領域に重なります。
そういう意味でも、現代を生きる我々にとっては、とても重要な「小径」であり、難解では
ありますが、きちんと理解しておきたい「小径」でもあるわけですよね。
0127名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/08/21(火) 10:05:33.36ID:92Ctwdu/
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 173) ---
There are three Paths leading directly into Tiphareth: THE DEVIL, TEMPERANCE and DEATH.
「ティファレト」へと直接導く3つの「小径たち」がある:「悪魔」、「節制」、および「死」。

Each of these Paths represents a special trial.
これらの「小径たち」の各々は、特別な試練を表している。
--- ここまで ---

我々が、我々の住まう世界である「低次の自我」の領域から、「高次の自我」の世界へと
昇ることのできる登山ルートは、「15:悪魔」「14:節制」「13:死」の3つが準備されており、
『The Golden Dawn/黄金の夜明け魔術全書』にも、解説されています。

この3つの登山ルートですが、それぞれに特徴があり、そして誰もがそれを利用できるという
ことではありません。
ちなみに、オカルト界で最も人気のあるのは「14:節制」であり、そして誰もが一度だけ
経験可能なのが「13:死」であり、そして感覚的というか見た目的に最も敬遠されがち
なのが「15:悪魔」ということになっているわけです。

さて、「15:悪魔」ですが、「生命の木」において「13:死」と対になっているカードであり、
「死」に対して「生」の属性、つまり象徴的な「生殖行為」という「エロネタ」を多く含み
そうに見えるために、どうしても誤解されやすい性質を持ちます。
要は、死んで昇天するのが「13:死」であるのなら、生身のままで昇天するのが「15:悪魔」
ということで、この点で、どうしても「エロネタ」のバイアスがかかっていまうわけです。

とはいえ、「15:悪魔」の根にあるのは「ホド」ですので、実際には「エロ」成分は全く
含まれておらず、どちらかというと、覚醒したままの「知性」を足がかりにして、つかみ
どころのない「高次の世界」を探究するといったような感じですかね。
そういう意味では、思ったよりも学究的というか、論理的な部分をまだ多く残している
状態、つまり「生きたまま」の状態を保ったままで、上位世界へと少しだけ旅することが
可能な、唯一無二のルートとなる可能性を持っているということになるわけです。
0128名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/08/22(水) 08:54:55.18ID:FC6rxCF/
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 173) ---
But it must be reiterated that the student is not required to travel all three Paths.
けれども、学徒は、全ての3つの「小径たち」を旅することを要求されていないことは
繰り返し述べておかなければならない。

Those who choose the devotional Path of the Middle Pillar need deal only with
TEMPERANCE, leading from Yesod to Tiphareth.
「中央の柱」の信仰の「小径」を選ぶ人々は、「イェソド」から「ティファレト」へと
導く「節制」のみを扱う必要がある。

Yet the choice of following each and every Path means the acquisition of control
over the energies which each Path symbolizes; every Path confers a unique power.
けれども、以下のどの「小径」の選択であれ、各々の「小径」が象徴している精力たちの
支配の獲得を意味している;全ての「小径」は、独特な「能力」を授与する。
--- ここまで ---

「低次の自我」の状態から「高次の自我」の状態へと遷移する方法は色々とあるけれども、
人それぞれに能力とか適性とか趣味趣向の問題とか、まあぶっちゃけ言うと脚本上の進行の
都合というオトナの事情もあるため、とりあえず、いずれかの一本、できれば空気を読んで
「14:節制」を選択してもらうと嬉しいなぁ、ということですよね。

でもまあ、このオトナの事情は、クリスチャン・カバラの流れをくむ「薔薇十字団」を
ベースとした「ゴールデン・ドーン」にとっては、極めて重要な選択ではあるわけです。
とはいえ、「ゴールデン・ドーン」とは無関係な我々は、どの「小径」を選択しても、
それば自己責任です、というか、どれを選んでも大して関係ないというか、まあどうせ
「ティファレト」には到達できるとも思えませんので、好きなものを選んでチャレンジ
してみるというのも、人生の悪あがきとしては悪くないなぁ、と思うのでした。

とりあえず、ゴールデン・ドーンの教科書通りに進みたい人は、「14:節制」を選んで
もらうのがいいと思いますが、私は、「15:悪魔」から攻めてみようと思うのでした。
0130名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/08/23(木) 05:53:18.53ID:FjEtpsqh
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 173) ---
On the other hand, to travel the Middle Pillar means to understand and balance,
within the Self, the energies of all twenty-two Paths.
その一方で、「中央の柱」を旅することは、「自分自身」の内において、全ての22の
「小径たち」の精力たちを理解し、釣り合いを取ることを意味する。

The difference here is that one can understand these (conceptual) aspects of
consciousness, without necessarily developing the ability to manipulate these
same energies.
ここの違いは、人が、これらと同様の精力たちを操作する能力を必ずしも開発すること
なしに、意識のこれらの(概念的な)面たちを理解できることである。
--- ここまで ---

ゴールデン・ドーンのアデプタス・マイナー(小達人)への昇級儀式である「予備門儀式」
において、「ティファレト」へと至る全ての「小径」の知識が伝授されます。
そして、その最後に伝授される「小径」が「14:節制」となっており、実質的には、ここが
「ティファレト」へと至る経路として、公式認定されています。
それまでには、それ以外の「小径」も全て伝授されているわけですので、順番から
行けば「ネツァク」から「ティファレト」へと至る「13:死」の「小径」を使うのが順当と
思われるのですが、残念ながら、危険だからという理由で、通行禁止です。
同じように、「ホド」から「ティファレト」へと至る「15:悪魔」も通行禁止です。

まあ、「イェソド」から「ティファレト」へと至る「14:節制」というのは、言ってみれば
この世を完全に理解し操作することが出来ない我々にとっては、「近道」であるわけです。
そしてその手法は、他力本願的な信仰と祈り、すなわち「あなたのこと絶対信じてる!」、
そして「おねがい!」という、あの「白い悪魔」の戦略そのものなんですよね。
さらに言うと、その戦略は、あの「ママ」からの厳しい教育の賜物でもあるわけで、
そういう厳しい試練を乗り越えて、受け継いだ者だけが、大いなる力を呼び起こし、
この世界を破滅に導くことが、いや救うことが出来るということなのでした。
0132名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/08/24(金) 18:01:56.75ID:6awIrdjZ
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 173) ---
It might be said that what differentiates the student magician from the Catholic monk is a
greater level of curiosity.
カトリックの修道士と学徒の魔術師とを区別するものは、好奇心のより大きな段階であると言われる
かもしれない。

Some, of course, come to occult studies through a desire for raw power, but quickly learn
that if such power is acquired and misused there is a devastating price to pay.
もちろん、いくらかの人たちは、未開発な力の欲望を通じて神秘学の研究室たちに来るけれども、
迅速な習得は、もしそのような力が獲得され、そして誤用されれば、支払うべき代償は破滅的な
ものになる。
--- ここまで ---

宗教家と魔術家の違いというのは、どちら方面に関心があるのか、という点にあると思います。
つまり、大学受験で、文学系や法学系や経済系、もしくは理系のどの方向に進むかという、人生に
おける選択に近いものがありますよね。
ちなみに、私の勝手なイメージでは、宗教は文系で、魔術は理系に近い感じを持っています。

とはいえ、どの職業を選んだとしても、物事をよく理解しないままで、早急に物事を推し進めようと
すれば、失敗して大きな代償を支払うハメになるのは、同じようなものだと思いますし、ぶっちゃけ
言えば、魔術の学習において、「もしそのような力が獲得され」る可能性は、微塵も無いわけです
ので、そもそもそのような「真面目な心配」は、杞憂なのです。

まあでも、魔術そのものが、他の学問と比べて特別に危ないというわけではないんですが、どちらかと
いうと「元々危ない人々」が魔術に興味を持つことは、割とありそうな気がしますので、そういう
危ない人々を呼び寄せないようにするためにも、「魔術」に「危ない」というイメージを植え付ける、
すなわち、「15:悪魔」のカードのデザインにすることは、納得できるような気もします。

そう、「君子危うきに近寄らず」が一番なのですが、実は私は、そういう危ないものに、引き寄せ
られる「元々危ない人々」の一人であったりするわけなのでした。(自爆)
0133名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/08/25(土) 08:19:11.16ID:8eZ+hBZG
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 173) ---
There is no question that the devotional-meditational Path is a much safer one
than the magical Path.
信仰と瞑想の「小径」が、魔術的な「小径」よりも、ずっと安全なものであることは、
疑問の余地は無い。
--- ここまで ---

下界から「ティファレト」へと至る「13:死」「14:節制」「15:悪魔」のうちで、どれが
「安全」で、どれが「危険」かと言われれば、一般人にとっては、どれもが近寄りがたくて
「アブない」シロモノではあるわけですが、その中では、まあ一番マシかな、と思われる
ものが、「14:節制」であるということです。

そして、「14:節制」を通るためには、「13:死」と「15:悪魔」のパワーも必要とされる
わけですので、それゆえ、ゴールデン・ドーンのアデプタス・マイナー(小達人)への
昇級儀式においては、最後の切り札とされているわけですが、いずれにしろ、ここでも
道を踏み外してしまえば、人生の転落の危機に直面するのは、確かですので、
高みに登るには、途中で崖から落ちたりするような、それなりの危険が伴うことは、
覚悟しておいた方がいいわけです。

とはいえ、ワタシはゴールデン・ドーン系の魔術師ではありませんので、「ティファレト」
へと至るとか、「アデプタス・マイナー」を目指すとかいう、そっち方面の、つまりは、
「高い方を目指す」というようなマウンティング系の欲望は、全く無いわけでして、
どちらかというと、知的好奇心というか、もっと楽しめるものを探っていきたいという
ような、興味本位の気持ちですので、そういう意味でも、より下界に近い「15:悪魔」の
「小径」の方が、ワタシの俗的な興味の対象になっているわけなんですよね。

というわけで、これからも、どちらかというと「下から目線」で、魔術カバラの世界を
探究していこうと思っているのでした。(←超俗物的発言w)
0134名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/08/27(月) 17:58:26.95ID:4cS8TVjY
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 173) ---
That which is symbolized by THE DEVIL is, in fact, raw power.
「悪魔」により象徴されるそれは、実のところ、未開発の力である。

It is the force which brings about the transmutation of THE TOWER, a fact underscored
by the relationship of this card to Mars: THE DEVIL is the sign Capricorn in which
Mars is exalted.
それは、実際には、このカードの火星との関係により強調される、「塔」の変成をもたらす
力である:「悪魔」は、「火星」が高められるところ(高揚)の、「磨羯宮(やぎ座)」の
宮である。
--- ここまで ---

ここでは、「raw power」を「未開発の力」と訳していますが、未分化とか未精製とか、
とにかく「ナマモノ」という意味であり、不純物とか不要物とかノイズとか、とにかく
色々と我々の利用を邪魔するものを含む状態での「力」となっています。

なんでそんな「未開発の力」という形で出現しているのかというと、その姿こそが下界に
顕現した時に「見える姿」であって、決して「我々の誰もにとって、わかりやすい(天使の
ような)姿」では、この下界には出現しないということを表しているわけです。

そして、その「力」は、活性化された「火星」のパワーにより励起された「16:塔」に
強く関係付けられたものであるということです。
つまり、「13:死」と「15:悪魔」と「16:塔」で出来た、黙示文学的なトライアングルは、
「人格」を形成する「星幽的三角形」から「高次の自我」を形成する「倫理的三角形」への、
最凶のワープポイントとしての、重要な働きを持っているということなんですよね。

まあ、一般人にとっては、あまりにも支離滅裂で危険な場所ですので、普通はここには
立ち入らずに、安全な「14:節制」の「小径」を通ってください、という話になっている
わけですが、まあ、他には無い神秘探検を味わうことのできるミステリースポットでも
あるわけなのでした。
0135名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/08/28(火) 06:35:45.79ID:q679baHu
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 173) ---
This is a weighty, even blind, sign of Earth, one which symbolizes both the highest
and the lowest.
これは、重々しく、さらに盲目的でもある、「地」の宮で、最高と最低の両方を象徴して
いるものである。

Yet it is considered a sign of initiation, or release from the limitations of matter.
にもかかわらず、それは、「秘儀伝授」、もしくは物質の制限たちからの開放の兆候と
考えられている。
--- ここまで ---

「悪魔」の「磨羯宮(やぎ座)」が、思いっきり貶めて、その後で、思いっきり持ち上げ
られていますが、要は、「悪魔」に対する評価は、完全に二分されているということで
あり、「一般人向けの解釈」と「上級者向けの解釈」が存在するということですよね。

要するに、「raw power/ナマモノの力」を利用できる人のみが、その恩恵に与れると
いうことであり、そうでない人にとっては、役に立たないどころか危険でもあるわけ
です。

このため、「ホド」に関連する知識を持たずに、興味本位でこの「小径」に近づく者は、
ことごとく「悪魔の毒気」にやられて、毒沼に落とされることになるわけですが、実は
それが「毒」ではなく、「未精製の薬」であることに気づいた者だけが、「上位世界への
切符」を手に入れることが出来るということになるわけです。

まあ、口で言うのは簡単ですが、実際に「ホド」を極めることは、そう簡単ではありま
せんし、出来る人がいるとも思えません。
でもまあ、地上では泥沼化しがちの「悪魔」であっても、その状態をそれなりに楽しむ
ことが出来る、ごく一部の「ド変態ども」は、「悪魔」の持つ、もう一つの「裏の顔」
というか「真の姿」を、垣間見ることが出来ているのかもしれませんよね。
0136名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/08/29(水) 17:41:38.87ID:UpMZYehL
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 173) ---
It is limitation that is suggested by the rulership of Capricorn by Saturn, the
planet of Binah, the Great Mother.
「大母」である「ビナー」の惑星である「土星」による「磨羯宮」の支配により示唆される
ものは、制限である。

Capricorn governs the limitations of form, whether that means the enclosure of matter
or of time, the artificial system by which we meter and enclose all activities.
「磨羯宮」は、それが物質もしくは時間の囲い込みを意味しているかどうかにかかわらず、
我々が全ての活動たちを計測し囲い込むことによる人工的な体系である、形の制限たちを
支配する 。
--- ここまで ---

結局のところ、「15:悪魔」には、「火星」とか「磨羯宮」とか「土星」とか、色々なもの
が混沌として混じり合っているので、下界に住む人間にとっては、なかなか理解しづらい
シロモノとなっています。
いちおう基本となっているのは、知性の「ホド」と天上界の「ティファレト」との架け橋
という名目なのですが、まるで異なる属性どうしを繋いでいるわけですので、単純明快に
理論立てて説明できるものでもないというのが、やっかいなところです。
まあ、言い訳ばかりしててもしょうがないので、その「基本原理」について、ここで語られ
ていますが、それは「人工的な体系による、形の制限」、すなわち上位世界を下位世界に
引き下ろすための「基本原理」、まあ端的に言えば、「上(霊)の如く、下(精神・肉体・
物質)も然り」ということになるわけで、それを具体的に表現しているのが、この「悪魔」の
「上と下を指すポーズ」なのです。

要するに、この「悪魔」は、我々のすむ物質界の直接的な「創造主」の一つであって、
そういう意味でも「神」そのものではあるわけですが、その顔は「仮面」に覆われ、その
姿は獣となっているという、結構不思議なことになっているんですよね。

そう、「15:悪魔」って、闇に隠された神秘の臭いが、プンプンするカードなのです。
0137名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/08/30(木) 17:43:52.88ID:LrD1K8So
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 174) ---
The Devil represents the average person's misperception of reality, the belief
that our material condition is "real" in the true sense of the word.
「悪魔」は、現実についての平均的な人間の誤認識、つまり、我々の物質的な状態が言葉の
真の意味における「現実」である、という信念を象徴している。

This misperception is symbolized here in two ways: First, the Devil is intended
to be seen as a humorous figure, the bogey-man of our collective childhood.
この誤認識は、ここでは2つの方法で象徴化される:第一に、「悪魔」は、滑稽な容姿で
あり、我々の集合的な幼年期のブギーマンのように見られることを意図している。
--- ここまで ---

「bogey-man/ブギーマン(怖い化け物)」というのは、日本昔話で子供を怖がらせる
「なまはげ」みたいな怪異であり、そして「泣いて親を困らせる子」とか「親の言うことを
聞かない子」を矯正してくれる、どちらかというと邪悪というより神聖なる存在なのです。

さて、最初は何の知恵も知識も持たなかった人類は、この地上において見えるもの、感じる
ものだけが、この世界の全てであり、それが「現実」でもあったわけですが、実際には、
この大地である地球は、自身で自転したり太陽の回りを公転していたりするわけです。
つまり、何も知らなかった人間は、「大地は不動である」とか「地球がこの宇宙の中心で
ある」というような、「天上天下唯我独尊」という悪魔、もしくは魔術師のポーズでもって、
この世界の誤認識をするわけです。

でも、この地上だけではなく、天に目を向けた一部の賢い人々は、その「天体」の動きの
中から「地動説」を生み出し、そして「天球上の天体の動きと、地上でリンゴが落ちる現象
は同一である」という、上位レベルの「上の如く、下も然り」を認識できるようになったの
ですが、残念ながら、同じように天に目を向けた多くの賢くない人々は、その「天体」の
動きの中から「星占い」を生み出し、地上界における下世話なネタに走っているのが、
オカルト界の現状なのでした。
0139名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/08/31(金) 17:53:41.25ID:7ow0EZcj
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 174) ---
Our belief in the illusion of matter created by the energies symbolized in this
card is actually laughable, and it is here more than implied that laughter and
good humor about our lives is a tool which will help us to transcend the illusion.
このカードにおいて象徴される精力たちにより創造される物質の「幻覚」という我々の信念は、
本当におかしくて、そして、我々の生活についての笑いと良いユーモアが、我々が幻覚を
超えることを手助けするであろう手段であることが、ここに暗示されている。

We must learn not to take our perceptions of the material world seriously.
我々は、物質的世界の我々の認知たちを真面目に受け入れないことを学ばなければならない。

Mirth is the first great corrective.
笑いは、第一の偉大なる矯正手段である。
--- ここまで ---

「悪魔」の姿は、未熟なガキ共にとっては、そのままで恐怖と畏敬の対象ではありますが、
オトナな人にとっては、もはや「現実」ではない空想ギャグでしかないわけであって、
ここは、一種の「お笑いネタ」として、笑い飛ばすことが必要だということですね。

まあここは、我々は「我々が肉眼で見ているものを、そのまま信用してはならない」という、
ごく当たり前のことを言っているわけですが、そういう「ごく当たり前」のことが、人類は
出来てこなかったし、これからもおそらく出来ないであろうということなのです。

それでも、「ホド」に接近できた、ごく一部の知恵ある人々は、「肉眼」と「脳内妄想」の
限界に気づいて、お笑いネタでしかない欠陥だらけの「肉眼」に変わる「新たな目」を
発明することで、それにより新たなビジョンが得られるようになってきてはいます。

とはいえ、そういう新たなビジョンと言えども、まだまだ真剣に信じるわけにはいかない、
新たな「お笑いネタ」の一つでしかないわけで、いつまで経っても、人類は「お笑い」の
底なし沼から抜け出せないというのも、お笑いネタの一つなのでした。
0140名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/09/01(土) 07:58:35.78ID:PGFeMeHl
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 174) ---
Second, our misperception of the real nature of things is suggested by the inverted
Pentagram on the Devil's head.
第二に、物事の現実の性質についての我々の誤認識は、「悪魔」の頭の上の倒立した
五芒星形により示唆される。

The sacred symbol of mankind, turned upside down, means that most people's vision
of the world and its relationship to a spiritual reality is itself upside down.
上下逆にされた、人間の神聖なる象徴は、世界の大多数の人々の視覚と、その霊的な現実
との関係が、それ自身逆さまであることを意味している
--- ここまで ---

真の「現実」と向き合うためには、まずは「無知」なる肉体から引き起こされる本能的な
「恐怖心」を拭い払いうために、とりあえず「聖なるお笑い」に走ること。
そして、その次に、人間の基本的な性質である「無知から来る誤認識」を、自分自身の特性
として、しっかりと自覚しておくということです。

つまり、この地上において「唯我独尊」状態の人間、というか、まあ、ほとんどの人間は、
自分に対して甘くて、「オレは悪くない」とか「ワタシは正しい」とか言ってるのが普通
なので、そうそう「身の程をわきまえた、お笑い人間」なんていないのですが、もしいると
すれば、そういう人は、この「15:悪魔」の本質についても、少しは理解できるかもしれない
ということですよね。

さらに言うと、「15:悪魔」の本質に触れるには、「ホド」に到達する必要があるわけですが、
「身の程をわきまえた、お笑い人間」であれば、謙虚に色々と学んで人間的に進化していく
ことが可能ですので、「ホド」に到達することは、それほど難しくはなさそうです。

まあ、いずれにしても、現状のオカルト界の人間のほとんどは、この「15:悪魔」の関門を
越えることは無理というか危険というか、まあおそらくは無縁の存在ですので、ここは
アンタッチャブルな領域として近づかない方が良いかと思います。
0141名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/09/02(日) 06:14:50.44ID:r1yuM/mV
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 174) ---
And the meaning of the letter Ayin, eye, means that the lesson of this Path is a
reorganization of perspective, a new vision of things.
そして、「アイン」の文字が意味する、「目」は、この「小径」の学課が、見方の再編、
物事の新しい視力であることを意味する。

Eye symbolizes both our acceptance of what we see in the sensory world as real,
and the greater vision which comes through the use of the inner eye.
「目」は、現実としての感覚の世界、そして内なる目の使用を通じて来るものより大きな
視力において私達が見るものの両方の我々の受諾を象徴する。
--- ここまで ---

我々の通常の生活は、自分自身の肉体的な感覚器官である「目」および総合的な情報処理
器官である「脳」から成る「視力」、すなわち「物事を目で見て、脳で認識する能力」に
よって、もたらされる情報に、かなりの部分で依存しています。

もちろん、我々が生活していく上では、それなりに重要であり利用価値の高いものでは
ありますが、より上の世界に行くには、致命的な能力不足というか、現状の能力レベル
では、誤認識してしまい、全く役に立たないレベルであることは、間違いありません。

要するに、ここから先は、「外なる目」と「内なる目」の、その両方の格段のレベルアップ
が必要ということが、この「15:悪魔」が示唆していることになります。
そして、この現実的な努力を要求する点が、「14:節制」や「13:死」とは異なる部分であり、
その点では、努力のしがいがある「小径」であるとも言えますし、少なくともワタシに
とっては、他の「小径」よりも、わかりやすく、親しみやすいということなわけです。

まあ、そういう意味では、「勉強も努力もせずに、楽して成仏したい」と願う一般の人々に
とっては、あまり親しみを持てない「小径」であるとも言えるわけですが、そもそも根っこが
「ホド」ですので、そもそも一般の人々は、「悪魔」の足元にもたどり着けないというのは、
確かなんですけどね。
0142名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/09/11(火) 09:09:50.69ID:ztOW4o0j
ゴミ入れです。
0143名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/09/11(火) 09:10:30.25ID:ztOW4o0j
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 174) ---
To accept what our physical eye tells us is to be subject to illusion and bondage,
a state symbolized in the Golden Dawn and Waite cards by the chained figures.
我々の肉体的な目が我々に伝えるものを受容することは、幻覚と束縛に従属していること
であり、鎖でつながれた人物たちによってゴールデン・ドーンとウェイト氏のカードに
おいて象徴される状態である。

The figures are horned to show that they are, however unwittingly, the servants
of this comical creature.
人物たちは、彼らが、どんなに知らず知らずに、このふざけた生き物の従者であることを
示すために、角を付けられている。
--- ここまで ---

目に見えるものだけしか見ていない人々は、しょせんそれが「脳内幻想」であることも
知らずに、永遠に「大地が不動」のものであり、そして「自分が世界の中心である」と
いう未開人と同等の思い込みからは、逃れられない運命にあります。

そういう「肉体的な幻覚」の束縛から逃れるためには、「肉体的な目」だけに頼らない、
より広い視野と次元を持てるよう、自らの「拡張された知的脳内世界」を開発し、構築
していく必要があるわけです。

まあ、ほとんどの人にとっては、そういう知的な拡張作業は想像もつかないようなこと
であるために、この「小径」を真に理解できる人は、かなり限られてきます、
つまり、ごく一部の才能に恵まれた人々のみが、この「小径」の真の恩恵を受けて、
その先にあるものを知ることが出来るということなんですよね。

そもそも、一般人が、この手のものにうかつに近づくと「トンデモ」や「似非」に絡まれて
道を外れることは必至ですので、「15:悪魔」の姿に象徴されるように、なるべく関わら
ない方が身のためだと思うのでした。
0144名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/09/12(水) 06:39:55.07ID:EH+XIvUd
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 174) ---
One primary statement of this Path is that the Devil does not exist as he is
postulated by the ignorant.
この「小径」の1つの主要な声明は、「悪魔」は、彼が無知な人々によって仮定される
ような存在ではないことである。

As is written in the Emerald Tablet: "all things were from One, by the meditation
of One," meaning that there is nothing in the universe not of God, including the
so-called Devil.
エメラルド・タブレットの中に:「全ての物は『唯一(神)』から、『唯一(神)』の
瞑想により、存在する」と書かれているように、いわゆる「悪魔」と呼ばれるものを含む、
「神」の無い宇宙というものは無いことを意味している。
--- ここまで ---

無知な人々によって仮定されるような存在、つまり、よくあるタロット占いにおいて
「15:悪魔」に割り当てられているような俗物的な属性は、「カバラ主義のタロット」に
おいては、ほぼ完全に否定され、絶対的な「創造神」に近い存在として再定義されます。

これは、従来の「タロット占い」が間違っているという意味ではなく、カバラ系タロット
においては、従来の解釈とは全く異なっているということであり、そういう意味でも、
カバラ系タロットであるライダー版やトート版を、何も知らずに従来の解釈のままで使って
いる人を見ると、ミソクソ的な違和感しか無いわけなんですよね。

それはともかく、「ティファレト」からの流下路である「13:死」「14:節制」「15:悪魔」
は、いずれも「天地創造」に密接に関わる「小径」であり、様々な状況において、下界に
間接的な影響を与えています。
我々のような一般人が、それを直接感じることは、そう簡単ではないとは思いますが、
きちんと勉強していくにつれて、少しずつ理解できるようになってくるのでしょう。
0145名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/09/15(土) 08:19:53.44ID:5WrsWv/v
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 174) ---
The card contains one of the greatest mysteries of the Qabalah, which is that the
Devil is the necessary means of reaching the Christ-Buddha consciousness of Tiphareth.
カードは、「悪魔」は「ティファレト」の「キリストーブッダ」の意識に到達するための
必要な方法であるという、「カバラ」の最も偉大なる秘法の1つを含む。
--- ここまで ---

カバラ系タロットにおいて、従来の解釈とは全く異なっているものの一つが、この
「15:悪魔」です。
「13:死」や「14:節制」と並んで、この「15:悪魔」が、この下界と「高次の世界」である
「ティファレト」を結ぶ「生命の木」の「小径」の一つに配属されているという点であり、
それゆえ、従来とは全く違う視点で、再解釈されなければなりません。

従来の「悪魔」が「下界と、さらなる下位世界である地獄とを結ぶもの」であったという
ことであれば、カバラの「悪魔」は「下界と、上位世界である天界とを結ぶもの」である
という、見た目に似ているげども、実は全く正反対の解釈となるわけです。
何でこんな「ツンデレ的解釈」になっているのかというと、その理由の一つして、間違い
なくド変態ども、いやいや魔術上級者たちの趣味というものがあると思います。

「15:悪魔」を立ち位置的に見ると、両性具有かつ中立的な「14:節制」を中心にして、
「Force/力」の「ネツァク」から「Activating/活動的」の「13:死」が上に伸びるのに
対し、「Form/形」の「ホド」から「Formative/形成的」の「15:悪魔」が上に伸びると
いう形であり、どちらかというと「13:死」が精神的・男性的で、「15:悪魔」が物質的・
女性的な面を持っています。
要は、この「15:悪魔」は、その醜い仮面と衣装を脱ぎ捨てると、天と地を結び付ける
偉大なる女神であるという可能性が、微粒子レベルで存在するということです。

そういう意味でも、この「15:悪魔」は、究極の「ツンデレ」的な存在であり、こういう
シチュが好きな人、いやいや「カバラ」の最も偉大なる秘法を理解する者にとっては、
とても魅力的なカードとして映るのでした。
0147名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/09/16(日) 10:57:44.58ID:1tS3mG6W
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 174) ---
Described variously as the "source of the forms and appearance of relative existence,"
and as the "Lord of the Gates of Matter and Child of the Forces of Time,"
the Devil is both the Tempter and the Redeemer.
「相対的な存在の、形たちと外観の源泉」のように、そして「物質の門たちの主と、時の
力たちの子」のように、様々に記述される、「悪魔」は、(悪い)誘惑者と救世主の両方
である。
--- ここまで ---

この「15:悪魔」は、上位世界と下位世界の間の「相対性理論」、いや「相対的存在理論」に基づく
「物質化」に関係する機能を全面的に受け持ちます。
そういう意味では、我々にとっては、決して忌み嫌うような存在ではなく、むしろ物質的な恵みを
与えてくれる、とてもありがたい存在であることは間違いありません。

とはいえ、「人はパンのみにて生くる者に非ず」と言われるように、物質的な面だけの存在では
ありませんが、それでも、この言葉は、「パン=物質」の価値を否定しているわけではありませんし、
むしろ、人間には物質的なものも重要であり必要不可欠であることを表しているわけです。

まあ、一部の宗教業界やオカルト業界では、商売上の理由で、こういう「物質的な恩恵」については、
ことさらに否定することもあるのですが、魔術カバラの「生命の木」理論においては、これらを
否定的に捉えるのではなく、この直前の文にあるように、「カバラの最も偉大なる秘法」であると
認識されているわけです。

そもそも、「魔術カバラ」というものは、いわゆる空理空論ではありますが、実はとても
現実的であり実用的なものなのです。
だからこそ、その隠された謎を解いて「物質的に豊かになりたい」と願う人々を引きつける
「誘惑者」であり「救世主」でもあるわけですよね。
0148名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/09/20(木) 18:11:35.31ID:xQiHXAJJ
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 174) ---
He is also described as the "Prince of the Powers of Air," indicating that this
energy is mediating in the flow of Astral currents.
彼はまた、「空気の力たちの王子」と記述され、この精力が「星幽的」流動たちの流れを
調停していることを示す。

Air is to be understood here as the whole of Yetzirah, the Astral Plane which
controls the ebb and flow of matter.
「空気」は、ここでは「イェツィラー界」の全体として理解される必要があり、物質の
引き潮と上げ潮を支配する「星幽面」である。
--- ここまで ---

「悪魔」に対する「Prince of the Powers of Air/空気の力たちの王子」という記述は、
正確には「the prince of the power of the air/空中の権威を持つ支配者」(『新約聖書:
エペソ人への手紙』2:2、新改訳)となっていますが、これは「悪魔」が、「天界」より
下、すなわち空中から下にある「下界」全てを、あまねく支配していて、誰もその支配と
束縛から逃れることはできないことを表しています。

そして、「15:悪魔」は、「生命の木」の「イェツィラー界(形成的段階)」という、
上位の精神的・自我的な「星幽面」の存在であって、下位の物質的・肉体的な「アッシャー
界(物質的段階)」を完全に支配しているというわけですよね。

つまり、「15:悪魔」は、アンダーグラウンドの世界に住まうクリーチャーの如くに
忌み嫌われたり討伐されるようなものではなく、この地上界の存在全てを支配下に置く、
いわゆる「全知全能の神」そのものであって、そういう意味でも、この「15:悪魔」とは、
我々が「現世利益の神」として最も崇拝するシロモノであると言えるわけですよね。

まあ、それゆえに、正統派の「○○○○教」からは、「悪魔」呼ばわりされる存在ではある
わけですが、我々からは、そのような「現世利益」を排斥する姿勢こそが「悪魔じみた行為」
にも見えてしまうわけなのでした。
0149名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/09/21(金) 07:12:25.24ID:DOFywUB1
実はまたまた公私にわたり多忙となってきましたので、
数ヶ月程度、翻訳カキコをお休みしようと思います。
それでも、雑談に応じるぐらいの時間は取れると思いますので、
何か言いたいことがあれば、カキコしてもらえると嬉しいです。
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