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【勉強会】The QABALISTIC TAROT【+雑談】Part7©2ch.net
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0001名無しさん@占い修業中 転載ダメ©2ch.net
垢版 |
2017/07/11(火) 06:22:40.12ID:QE4/wbCN
近代タロットの理解にはカバラの知識が必須であることは、割とよく
知られていると思います。
しかしなから、タロットの理解に必要なカバラの知識って、日本に
おいては、あまり紹介されていないのが現実なんですよね。

というわけで、タロットの理解に必要なカバラの基本的知識を得るために
以下の本を引用、翻訳、考察しながら、色々と勉強していきたいと思います。

書名:The QABALISTIC TAROT
   A TEXTBOOK OF MYSTICAL PHILOSOPHY
   カバラ主義のタロット
   神秘主義的哲学の教科書
著者:Robert Wang

※話題への、ソコはちゃうやろ的ツッコミとか、雑談とかは歓迎ですが、
教えて的な質問に答えたりとかは面倒なので、スルーする可能性が高いです。
0151名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/01/01(火) 07:00:41.70ID:lPqNG8fo
新年早々の保守カキコでございます。
今のところ、2月から復帰の予定ですので、
いましばらく、お待ちください。m(. .)m
0152名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/03/03(日) 07:50:01.88ID:Zn/m8oZF
多忙ゆえ、まだ復帰できそうにありません。 (. .)
3月末までには、復帰したいです。(願望)
0153名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/03/19(火) 06:19:19.92ID:dICEJ7+p
やっと仕事が一段落しました。 (^^)/
が、脳ミソが翻訳モードに戻るまで、若干のリハビリ期間が必要なようです。
というわけで、いましばらくお待ちください。 (^o^;;
0155名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/03/20(水) 19:43:14.62ID:PjX2v5Ku
>>154
カキコありがとうございます。 (^^)/

とりあえず、自分で書いた文章を、つらつらと読み返してみましたが、
見事に厨房まる出しの、恥ずかしい内容ですよね〜。 (^^;;
まあ、乳房丸出しでないと、こんなリアル魔術系の解説文なんて
書けないないということでもあるわけですが、実のところ、
そういうイカレた、いやいやトランス状態に、自分自身を遷移させて
いかないと、それらしい文章が出て来ないということでもあるわけですよ。

そういうトランスという点では、これは占いにも通じることなのですが、
そういう遷移状態に自分を追い込むということを理解できる人というのも、
近頃は、かなり少なくなってきているのではないかと思うのでした。

ということで、明日から本格的に復帰していきたいと思います。 (^^)
0156名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/03/21(木) 06:31:54.02ID:Sqe8pu+t
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 174) ---
This Path confers the ability to bring right-side-up the Devil's Pentagram and
to lift his torch upward.
この「小径」は、「悪魔の五芒星」を正しい方向に向け、そして彼のたいまつを上に持ち
上げる能力を授与する。
--- ここまで ---

この「15:悪魔」は、その恐ろしい見た目、つまり我々を地獄に堕とすような邪悪な存在
とは違って、どちらかというと、我を天に導いてくれるような存在であるということです。

まあ、実のところ、そういう存在であることは、概念としては理解できるとしても、
実際に、こういう外見をした「悪魔」に出会えば、ほとんどの人間は、それが「我々を
天に導く者」とは認識できませんよね。
だからこそ、「天界の秘密」は、我々のような「見る目の無い下層の人間」には明かされ
ないということであり、間違って「秘密の扉」を開けることもないということです。
要は、この「15:悪魔」こそが、「禁忌」すなわち「天界のセキュリティ」となっていて、
君子危うきに近寄らず、ということで、秘密が守られているわけなんですよね。

まあ、たまに「君子」ではないイカれた人間が、秘密の扉を開けてしまうこともあったの
かもしれませんが、その他の誰もが、道徳的な問題で、その重要性には気づかないという
ことで、秘密は守られるということなのでしょう。
要は、「悪魔」とは上下具有の存在、すなわち「上の如く、下も然り」そして「下の如く、
上も然り」という能力を持つ存在なのですが、その鍵(キーワード)の謎を解き、その能力を
得た人間というのは、この下界においては、どう見てもアレなわけです。
かくして、「悪魔の秘密」は守られるわけであり、そして我々人類は永遠に、そこにはたどり
着けないということになるわけなのでした。

でもまあ、量子論的に(つまり瞬間的に)ではありますが、我々にも「悪魔」の能力が
出現することもあるかもしれませんので、そういう時に備えて、「悪魔」についての
認識を深めておくことも必要ではないかとも思うのでした。
0157名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/03/22(金) 06:42:19.26ID:yP0wb6jO
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 174) ---
In practical terms, this means the ability to reverse the currents of Astral Light.
実用的な用語においては、これは、「星幽光」の流れたちを逆転する能力を意味している。

Intellect and disciplined meditation are the means by which this may be accomplished,
and by which the Philosophers Stone and Elixir of Life may be produced.
知性と訓練された瞑想は、これが達成されて、そして「賢者の石」と「不老不死の薬」が
製造できるかもしれない手段である。
--- ここまで ---

「15:悪魔」の持つ秘められた能力は「リバース」であり、そして「15:悪魔」の「物質化」
の能力を併せて悪用、いやいや人類の平和のために活用すると、神々の持つ能力、つまり
「大自然の偶然の賜物」に頼らずとも、色々と不思議なものを産み出すことが出来ます。
そして、時空間を逆転して前回とは異なる時空間へ遷移するとか、物質をエネルギーに
一旦戻して前回とは異なる物質へ遷移するとか、そして「今までのことを無かったことに
出来る」とかいう、とてもありがたい能力もあったりするわけです。

なお、現代においては、「知性と訓練された瞑想」というのは、「科学の進歩」そのもの
であって、我々は先人の知恵と能力の賜物である「現代科学技術」に、どっぷりと浸かった
優雅な生活を送っているというわけですよね。

ということで、我々のような現代における一般人の生活は、実はこの「15:悪魔」の能力に
頼っているという面は否めないわけですし、そういう意味では、先達の偉大な科学者達は、
悪い意味ではなく、「悪魔に魂を売った人々」と言い換えることも出来るわけです。

でもまあ、ほとんどの人間は、この「15:悪魔」に買われるような価値のある魂などは
持ち合わせておりませんので、この点においては心配する必要というか、気にする必要は
全くありませんが、「15:悪魔」ではない、いわゆる「下界の悪魔」に買いたたかれる
心配は常にありますので、そこは注意しておく必要はあるかと思います。
0158名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/03/23(土) 06:28:56.13ID:SHnRHCM/
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 174) ---
The process begins with the intellect of Hod, and leads into the intuition of Tiphareth.
過程は、「ホド」の知性で始まり、「ティファレト」の直観へと導く。

This is the meaning of the text of the Thirty-Two Paths of Wisdom, which describes
Ayin as the Renewing Intelligence.
これが、「アイン」を「更新する知性」と評する「知恵の32の小径たち」の聖句の意味である。

We understand that it is only through the forces of the Devil, and our right
understanding of them, that we may come directly to the Light of God the Son.
我々は、「悪魔」の力たちと、それらの我々の正しい理解を通じてのみ、我々は
「神の息子の光」に直接到達できるかもしれないことを、理解する。
--- ここまで ---

「15:悪魔」の「小径」は、「ホド」から「ティファレト」へと直接導くものなのですが、
ここでなぜ、「ネツァク」の属性である「intuition/直観」が「ティファレト」の説明と
なっているのかは、いまいち疑問だったりします。
まあ、いずれにしても、「知性」や「直観」は、「高次の自我」である「ティファレト」
へと至るためには必要不可欠なスキルではありますので、それをどこかで補う必要はあると
いうことですよね。

つまり、「15:悪魔」すなわち「知性」単独では、改めて言うまでもなく、「ティファレト」
には到達できないということなのですが、この「15:悪魔」の「小径」では、そんなに簡単
ではありませんが、「知性」が優位の状態、つまり「15:悪魔」の導きにより、上位世界の
「ティファレト」に直接到達できる可能性が微粒子レベルで存在するということです。

そういう意味では、なかなかに誘惑的というか魅惑的なカードではあるわけで、厨二病に
かかったヲタク心をくすぐるブラック系アイテムとしては、かなり上位に来るものでは
ないかと思うのでした。
0159名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/03/24(日) 06:22:53.44ID:ocpVB0pw
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 174) ---
The scriptures state that even Christ, Himself, passed through the temptation of
the Devil.
聖書の聖句たちは、「キリスト」でさえも、「彼」自身で、「悪魔」の誘惑を通過した
ことを述べている。

In this the way is pointed out for us more clearly than fundamentalist Christians
could ever begin to suspect.
このように、この通り道は、原理主義者のキリスト教徒たちが、これまでずっと感づき
始めることができたことよりも、より明確に我々に示されている。
--- ここまで ---

つまり、人であるイエスは、救世主たるキリストとなるために、「15:悪魔」の「小径」を
通過しなければならなかった、つまり、上位へのステップアップのための「単なる試練/
選択科目」というよりも、「必修科目」という位置付けであると言いたいわけです。

「生命の木」において、最速で「ティファレト」に到達するには、「21:宇宙」と「14:節制」
の「小径」を選択すれば良いわけですし、「9:イェソド→6:ティファレト」の「14:節制」
の方が、「8:ホド→6:ティファレト」の「15:悪魔」よりも簡単なように見えます。
つまり、「小径」の順番が「15:悪魔」と「14:節制」が入れ替わっている方が、体系的に
素直な感じに見えます。

つまり、この「15:悪魔」が「14:節制」の前にあるということは、「14:節制」に至る前に
「15:悪魔」の試練を通過しておくこと、つまり「必修科目扱い」であることを表します。
わかりやすく言うと、真の上級者になるためには、誰もが一度は通る厨二病の黒歴史を
経験し、その甘い誘惑の試練を最終的には乗り越えて、さらなる上位者となる茨の道を
目指さなければならないということでもあるわけです。

そういう意味では、「15:悪魔」と「14:節制」という対比は、我々の魂の成長にとっては、
なかなかに含蓄のあるコンビネーションではないかと思うのでした。
0160名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/03/25(月) 06:14:17.29ID:xGXuo2eH
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 174) ---
Eliphas Levi called this Path "The first physical manifestation of the Divine Breath."
エリファス・レヴィは、この「小径」を「神の息吹の最初の物質的な現れ」と呼んだ。
--- ここまで ---

この文は、レヴィ氏の著作である『Histoire de la Magic/魔術の歴史』 (仏語,1860年)の、
邦訳版(鈴木啓司訳、人文書院)であれば、「第一之書 魔術の起源、第七章 聖なるカバラ」
の128ページにあります。
ちなみに、この文は、この時点では「15:悪魔」の「小径」の説明ではなくて「Astral Light
/星幽光」について記述したものとなっていますので、取り扱いには注意が必要です。

とはいえ、「15:悪魔」の「小径」が、「The first physical manifestation of the Divine
Breath/神の息吹の最初の物質的な現れ」であることは、おそらく間違いありません。
ただし、この「The first physical manifestation/最初の物質的な現れ」が指している
ものは、我々が目にするような、いわゆる「目に見える物質」が出現するような現象では
ないという点にも注意が必要です。
要するに、魔術師が何も無いところからコインを出したり鳩を出したりするようなものは、
「15:悪魔」の力ではないということですよね。

比喩的に言うと、これは「ケテル」のような一瞬のビックバンではなくて、継続的に地球に
降り注ぐ「ティファレト」の太陽からの恩寵のようなものであって、その重力エネルギーに
より、地球のような惑星を産み出す母星となり、そしてその降り注ぐ太陽エネルギーにより、
生命の息吹が産み出されるといった感じですかね。
ちなみに、我々の知る「太陽」は、完全に物質的な存在ですので、ほとんど「星幽光」は
出ておりませんので、あくまでも比喩であることを、あしからずご了承願います。

じゃあ、この「星幽光」って具体的に何なの?、という話になるのですが、残念ながら、
「暗黒物質」や「暗黒エネルギー」と同様に、我々の世界に充ち満ちているにもかかわらず、
その存在は具体的には掴めていない、幽霊のようなシロモノとしか言いようがありません。
0161名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/03/27(水) 06:35:03.44ID:szjpVDjh
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 174) ---
And here we recall that "Saturn eats its children," meaning that while the creation
of the illusion of form is essential to manifestation on the earthly plane (and
is what manifestation actually means) the "dissolution of these forms is essential
to the Path of Return."
そして、ここで我々は、形の幻覚の創造が、地上面における顕在化にとって必要不可欠なもの
(そして顕在化が実際に意味しているもの)である一方で、「これらの形たちの解体が、
『帰りの小径』には必要不可欠である」ことを意味する、「サターンはその子供たちを
食べる」ことを思い出す。
--- ここまで ---

この「Saturn/サターン」は、悪魔を意味する「サタン」ではなく、土星の「サターン」
の語源となっている、ローマ神話の農耕神である「Saturnus/サートゥルヌス」であり、
これはギリシア神話の農耕神「Cronus/クロノス」の系統の神となります。
そして、農耕神の特徴として、誕生と成長、そして死して消滅に至る一連の生命サイクル
を司る者としての特徴を持っています。

「生命の木」の対称性を考えると、「15:悪魔」が「形の創造」で、「13:死」が「形の解体」
であるようにも見えますが、「13:死」は、ほぼ地上面を離れて「形の無い世界」での話と
なっていますので、地上面における(本当は幻覚である)「形」の創造と解体は、主として
「15:悪魔」が司る領域となっています。
そして、「13:死」は、より上位概念における「生と死と再生」を司ります。

つまり、物質界を生きる我々にとっては、この「15:悪魔」こそが「万能なる創造主」と
いう位置付けであって、その見た目に恐ろしい姿も、一般人である我々にとっては、
「恐怖と畏敬の対象」であるということなんですよね。
まあ、人間にとって都合の良い「見目麗しい頼れる神々」なんてものは、詐欺、いやいや
ファンタジーの創作活動で飯を食っている人間たちの「脳内産物」でしかありませんので、
真の「神」が「悪魔」の姿をしていることは、必然的なことではないかと思うのでした。
0162名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/03/28(木) 06:33:35.84ID:L9iG4mYk
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 175) ---
For the Alchemists, dissolution means analysis, which is precisely what we apply
when we intellectually separate the component energies of ourselves and our universe
into twenty-two Paths on the Tree of Life.
錬金術師たちにとって、「解体(溶解)」は「分析」を意味しており、それはまさに、
我々が、我々自身を構成している精力たちと、我々の宇宙を、「生命の木」の22の「小径」に
知的に分割する時に、我々が適用するものである。
--- ここまで ---

錬金術師の作業については、専門外ですので、よく分かっていませんが、現代においては、
鉱石などから純度の高い金属や物質を抽出する際には、一旦、溶解、つまり、水などの
溶媒に溶かしたり、熱などを加えて液状にする工程を必要とすることが多くあります。
さらに、場合によっては、さらに熱を加えて気体化することもあります。

いずれにしても、元の固体である「形」を無くして、それぞれの構成成分を抽出する
ための準備段階として、「溶解/気化」は、欠くことのできない作業です。
そして、「溶解/気化」したものを、改めて「分析」して、その成分を「分離」していく
ことで、より純度の高い「原料」としてリサイクルし、そして次の世代を産み出すための
「原材料」として活用していくという流れになります。

我々は、これを利用して、「我々自身を構成している精力たち」すなわち「精神世界」と、
「我々の宇宙」すなわち「物質世界」を、クロマトグラフとしての「生命の木」を知的に
活用することで、これらを分析して精製していくことが可能となっています。

と、言葉では何とでも書けるのですが、実際に、我々の自我を解体し、「ドロドロとした
溶解物」と化すことは容易ではありませんし、さらにその状態から、「生命の木」に流し
込んで自己分析するいう作業も、なかなかに困難の伴うものです。
それゆえ、自己を溶解するための「溶媒」、すなわち「薬物」に頼る人も出てきそうですが、
できれば、合法的な「アルコール」までに留めておきたいところですよね。(笑)
0163名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/03/30(土) 06:22:23.88ID:CeyunpbQ
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 175) ---
First we must conceptually (as well as practically) separate out these component
parts, then we must reintegrate them through our understanding of their operation.
最初に我々は、これらの構成部分たちを(実際的と同様に)概念的に分離し、それから我々は、
それらの操作についての我々の理解を通じて、それらを「再統合」しなければならない。

To extend an analogy made earlier: it is only by focusing on each part of our body
system, considering each organ separately that we come to an understanding of how
the organs work together to maintain our physical being.
以前に行った類推を拡張するために:それは、我々の肉体の体系の各々の部分に焦点を合わせ、
各々の器官を個別に考慮することによってのみ、我々の物質的な存在を維持するために、
どのように器官たちが共同して働いているのかを、我々は理解するに至る。
--- ここまで ---

ここは、初心者にとっては、難しい精神世界の分析作業の話の前に、まずは物質的な世界の
分析作業の類推から、話をしていこうということですよね。

我々は、物理世界においては、複雑な組織や機構を理解しようとするには、全体を漠然と
見るのではなく、まずは、理解可能なレベルの「part/部分」まで分解していき、それらの
個別の働きをしっかりと理解しておいた上で、より上位の組み合わされた機構の働きを理解
していく、つまり「ボトムアップ」的に理解していくという、極めて王道的かつ常識的な
手法が、精神世界においても有効であるということです。

まあ、精神世界の業界においては、「考えるな、感じるんだ」的な包括的手法が用いられる
ことも多いのですが、それだと、個々の世界観という「脳内世界」に留まってしまうことが
多々ありますので、個人的用途にはともかく、汎用的な用途には使いづらいという問題が
あります。

そのため、ここでは、精神世界の分析手法として、より学術的で汎用的なツールである
「生命の木」と「ボトムアップ的手法」の組み合わせを、提案しているわけですよね。
0164名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/04/04(木) 06:50:57.89ID:xrqsAulQ
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 175) ---
The reintegration, in this sense, is our overall view of the interaction of the
organs.
再統合は、この意味においては、器官たちの相互作用の我々の全体的な見方である。

Having come to this overall view, we can then begin to actively apply the new
knowledge.
この全体的な見方に到達し終わることで、我々はその後、新しい知識を活動的に適用し
始めることができる。

This is a positive phase of using what we know.
これは、我々が知っていることを使うことの、実際的な面である。

It is the step which follows the dissolution and re-integration.
それは、解体と再統合に続いている段階である。
--- ここまで ---

このあたりの話は、通常の「ボトムアップ的手法」に準じて考えればいいと思います。

「森」を詳しく見るなら、まず森を構成要素に分解して個々に分析し、それらの要素毎に
それぞれの結びつきの関係を調べて、最後に全体的かつ組織的な動きを見ていく。
そうすれば、我々はもっと「森」のことを知ることが出来るし、それをもっと有効活用
していいくことも出来るということですよね。

とはいえ、これも実際には、人間にとっては「言うは易く、行うは難し」の典型例である
わけで、いくら地球環境全体の研究が進んでも、人類は温暖化による環境破壊から逃れ
られないという現実でもあるわけです。

まあ、そのあたりが、「15:悪魔」のカードに秘められた怖さというか、人類に対する
警鐘ということなんでしょうね。
0165名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/04/06(土) 06:54:06.71ID:X8aE62Sl
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 175) ---
But as we function within an earthly incarnation, everything must be related back
to our mundane condition.
しかし、我々は地上の肉体化の範囲内で機能しているので、全てのものは我々の現世の
状態に戻って関連させなければならない。

Each lesson must be grounded.
各々の学課は、接地されなければならない。

This is the psychological meaning of a process which has been described in symbolic
terms over the centuries.
これは、何世紀にもわたって象徴的な用語においてずっと述べられてきた過程の心理学的な
意味である。
--- ここまで ---

上位概念における理解は、そのままでは我々にとっては何の役にも立ちません。
なぜなら、我々は、上位世界の存在ではなく、物質界という下位世界の存在であり、
最終的には「上の如く、下も然り」の原理に従い、上位世界の概念を、下位世界の概念、
すなわち人間のアタマで理解可能なものに相変換させることが必要とされます。

とはいえ、とりとめのない意味不明な、いやいや膨大かつ崇高なる上位概念を、下位言語
に正確に翻訳することは、ほぼ不可能であり、地上への変換の際には、ほとんどのものを
捨て去る、つまり「水に流す」とか「大地へと帰す」という覚悟が必要とされます。
そして、残ったものが、地上における「沈殿物(物質ではない)」となり、我々に直接
恩恵もしくは害を与えるものとなるわけです。

ただし、うまく沈殿できなかったもの、もしくは接地できなかったものは「浮遊物(物質
ではない)」という形で脳内妄想領域に残ってしまうことも避けられないわけですが、
これは認知症におけるアミロイドのように、後々やっかいな存在となってくるわけです。
0166名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/04/08(月) 05:49:23.17ID:xrBGbTjK
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 175) ---
Our psychology has given us words for relationships of energies which the ancients
could only symbolize.
我々の心理学は、我々に、古代人たちが象徴することしかできなかった精力たちの関係たち
のための言葉を与えた。

Words such as "sub-conscious" and "unconscious" have become such an integral part
of our vocabulary that they are taken for granted.
「潜在意識」や「無意識」などの言葉たちは、我々の語彙のとても不可欠な部分であるので、
それらは当たり前のものと思われるようになっている。

We are thus, more prepared than any other age to deal with the concepts of the
Mysteries, including what has been variously termed the Akashic Fluid, the Odic
Force or the Astral Light.
我々はこのように、「アカシック流体」、「オドの力」もしくは「星幽光」と様々に
呼ばれてきているものを含む、「神秘的教義」の概念たちを扱うことが、他のどのような
時代よりも、より多く準備されている。
--- ここまで ---

古代では「象徴的」でしかない言葉や絵でしか表現することが出来なかった、すなわち、
分かる人にしか分からない「神秘的教義」の内容が、現代においては、心理学の学術的用語、
すなわち共通用語を用いて表現することが、ある程度までは可能となってきています。
まあ、それと同時に、「神秘的」のベールが剥がされ、単なる「脳内妄想」とか「薬物作用」
に帰するものも多く出てきているわけですけどね。

まあ、それはともかく、「神秘的教義」を解き明かすツールとしては、現状では「心理学」
が最も適しているのは確かだと思うのですが、そもそも「心理学」は、現代科学の中では、
どちらかというと「神秘的教義」に近い存在、すなわち「まだよく分かっていない境界領域」
のものですので、「心理学」を勉強することで「神秘的教義」が全て理解できるというもの
でもないわけですよ。
0167名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/04/10(水) 06:51:44.87ID:Z7NGcsQP
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 175) ---
This force is manipulated, for whatever end one may choose, through an understanding
of THE DEVIL.
この力は、人が選択するかもしれないどのような目的のためであれ、「悪魔」の理解を
通じて操作される。

Here Levi (who used the term "Great Magical Agent") describes the process of
manipulation as, to dissolve, to consolidate, to quicken, to moderate. (*138)
ここで、(「偉大なる魔術の代行者」という用語を使った)レヴィは、操作の過程を、
「溶解すること、固めること、速めること、緩和すること」と述べる。(*138)
--- ここまで ---

ちなみに、(*138)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 272) ---
138. Levi uses the term "Great Magical Agent" interchangeably with the term "Astral
Light." Transcendental Magic, London, 1958, passim.
138. レヴィは、「星幽光」という用語と置き換え可能な「偉大なる魔術の代行者」という
用語を使う。『超越的魔術(邦訳名:高等魔術の教理と祭儀)』、ロンドン、1958年、諸所。
--- ここまで ---
とあります。

なお、「Great Magical Agent/偉大なる魔術の代行者」は、邦訳版(生田耕作訳『高等
魔術の教理と祭儀 祭儀篇』)では、「第四章 聖四文字」の92ページの冒頭にあり、
ここでは「魔術の大作因」と訳されています。
要は、「魔術」の作用の大元を司る「元締」もしくは「ラスボス」という感じですよね。

つまり、魔術や錬金術の分野において、「四大元素」を司るものは、「15:悪魔」である
ということであり、それゆえ魔術や錬金術の分野においては、「15:悪魔」、すなわち
「ティファレト」から「ホド」に至る「小径」を、真に理解し使いこなすことが必要不可欠
であるという結論へと至るわけですよ。
0168名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/04/11(木) 06:26:32.82ID:rtVlkC3Y
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 175) ---
This is dissolution, re-integration, activity and grounding.
これは、解体、再統合、活動、および接地である。

The same qualities can be described as Fire, Water, Air and Earth.
同様の品質たちは、「火」、「水」、「空気」、および「地」と述べられることができる。
--- ここまで ---

魔術の操作は、「1:魔術師」のカードに描かれているように、我々の知る「四大元素」に
基づく操作が基本となります。
ここでの、「1:魔術師」と「15:悪魔」の違いは、抽象化レベルの違いということであり、
当然のことながら、「1:魔術師」の方が高い(つまり理解不能な)レベルにあります。

つまり、「15:悪魔」の「四大元素」の抽象化レベルは、我々にとってギリギリ理解可能
というか、実用可能というか、現世利益に繋がる可能性のある低レベルということであり、
それゆえ、我々は、これにチャレンジする意味があるということですよね。

まあ、裏を返せば、肉体を持つ我々が「1:魔術師」の超高レベルにチャレンジすることは、
まだロクに言葉も話せない幼児が大学受験にチャレンジするのと同じくらい「無意味」な
ことでもあるわけです。

ということで、我々のレベルで「魔術師」になろうとするド変態ども、いやいや崇高なる
精神で人類の繁栄に貢献しようとする者たちの師となる存在は、この「15:悪魔」である
ことは、ほぼ間違いありません。

ちなみに、ほとんどの人間は、「1:魔術師」が師であると思っているかもしれませんが、
地上において、「魔術師」を自称する者は、100%完全に間違い無く「詐欺師」です。
そういうことは、少し考えればわかることだと思うのですが、真に「魔術師」を志す者は、
「1:魔術師」ではなく「15:悪魔」を師と仰がなければならないということですよね。
0169名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/04/12(金) 06:23:37.59ID:8rHykvpu
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 175) ---
The requisite interaction of the Four "Elements" is also suggested in the Golden
Dawn and Waite cards: The inverted Torch is Fire, the Eagle's claws are Water,
the wings are Air, and the grotesque body of the Devil is earth.
四大「元素」の必須の相互作用は、また、「ゴールデン・ドーン」および「ウェイト」の
カードたちの中に示唆される。:上下逆にされた「たいまつ」は「火」、「ワシ」の鈎爪は
「水」、翼たちは「空気」であり、「悪魔」の怪奇な身体は「地」である。
--- ここまで ---

魔術を司る「15:悪魔」のカードには、「1:魔術師」に描かれているのとは少し異なる形、
つまり魔術ヲタク向けに、いやいや一般の人々にはこれが「魔術」であるとは容易には
気づかれないような形で、魔術の「四大元素」が象徴的に描かれています。

要するに、ゴールデン・ドーンでは、この「15:悪魔」のカードの悪用や誤用を防ぐと
いうか、外部の人間には知られたくないというか、あくまでも・・・まあ「あくま」でも
ヲタク趣味の身内の範囲内で、この「15:悪魔」のカードで色々とイケナい妄想を膨らませ
つつ、遊んでいたいということなんですよね。

つまりは、世俗世界と上位世界を繋ぐ色々なネタを満載にしているゆえに、この奇怪な
デザインに繋がっているというわけです。

そういう意味では、とても興味深いデザインのカードであることは間違いないわけですが、
当然のことながら、我々も、どちらかというと、そういうイケナい方向に思考がシフトして
しまいがちで、本質的なものを見逃してしまう恐れが大いにあります。
つまり、彼らが仕組んだ「15:悪魔」のトラップに、未熟な我々が陥る可能性が大いにある
わけですので、その点だけは、くれぐれも注意してくださいね。
0170名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/04/13(土) 07:15:15.98ID:MWpOXuS8
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 175) ---
One interesting, though even less obvious symbolism is in the Devil's being
represented with the ears of an ass, a mythological reference pointing toward
a sexual interpretation of the card.
1つ興味深いことは、さらに明確な象徴主義ではないが、ロバの耳と共に象徴化されている
「悪魔」の存在の中に、カードの性的な解釈についての神話の参照がある。

Priapus was the Roman God of the phallus, to whom the ass was traditionally
sacrificed. (*139)
「プリアーポス」は、男根の「ローマ神」であり、彼にはロバが伝統的に捧げられた。(*139)

(Readers will note that it is virtually impossible to make this statement without
seeming to intend a bad pun).
(読者は、悪い駄洒落を意図しているように見ることなく、これを述べることは、事実上
不可能であることに気づくだろう)。
--- ここまで ---

ちなみに、(*138)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 272) ---
139. Oxford Classical Dictionary, 876.
139. 『オックスフォード古典辞典』、876ページ。
--- ここまで ---
とあります。

ゴールデン・ドーン系の「15:悪魔」像のデザインは、基本部分はレヴィ氏の「メンデスの
バフォメット」すなわち、雄山羊の身体をベースにして、犬と牡牛とロバを合成した頭部を
持つ神像となっています。
ちなみに、「bad pun/悪い駄洒落」というのは、もはや改めて言うまでもないことですが、
「男根」に捧げられる「ass/ロバ、もしくは尻の穴」という、アッー!な関係のことを述べて
いるわけですよね。
0171名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/04/13(土) 07:16:57.10ID:MWpOXuS8
>>170
誤記訂正どすorz

> ちなみに、(*138)はNOTES/注記の項で、

ちなみに、(*139)はNOTES/注記の項で、
0172名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/04/14(日) 06:51:26.24ID:E5jUMiAy
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 175) ---
The symbolism of the Golden Dawn and Waite cards is essentially the same, with
one exception.
ゴールデン・ドーン版とウェイト版のカードたちの象徴主義は、1つの例外を除いて、
本質的に同じである。
--- ここまで ---

前に述べたように、ゴールデン・ドーン系の「15:悪魔」は、レヴィ氏の『高等魔術の教理と
祭儀』のネタを基本にしており、その悪魔像のデザインも、「メンデスのバフォメット」を
ベースとしてアレンジしたものになっています。
ネタの流れ的には、レヴィ氏の元ネタ→ゴールデン・ドーン版の大胆な改変→ウェイト版の
振り戻し→トート版の独善的解釈追加、となるわけですが、それぞれの思惑もあって微妙に
アレンジが異なっているのも、面白いところです。

とはいえ、彼らに共通しているのは、従来のタロット占いの「15:悪魔」の持つ意味とは、
全く異なっている、というか、そういう従来の意味を「表面的なもの」として併せ持ち
ながらも、この「悪魔」の実体が、大いなる「存在」であることを示唆していることです。

何でそうなっているのかというと、基本的には、レヴィ氏やゴールデン・ドーンのような
「魔術ヲタク」たちにとって、魔術活動というものは、「キリスト教社会」という世俗に
まみれた社会体制に対する反逆的な思想活動(つまり悪魔こそが真の善である)であり、
それは現代科学にも通じるような、どちらかというと革新的かつ進歩的な活動であったと
いうことですよね。
とはいえ、魔術というものには、「オトナ社会」に反抗する「厨二病」的な面もあることは
否定できませんが、「反抗期」や「厨二病」の発症は、人間および人類の成長に繋がる
ことでもありますので、ここは生暖かく見守る必要があるということです。

まあ、何が言いたいかというと、そういう「黒歴史」というものこそが、我々を真に進歩
させる原動力となるわけであって、そしてそういう闇墜ちした中でこそ、この「15:悪魔」
の真の理解が進んでいくということなのですよ。 ←かなりイタい主張 (^^;
0173名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/04/15(月) 06:24:18.98ID:nfHKLmae
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 175) ---
In the Golden Dawn card the Devil holds a single horn in his right hand.
ゴールデン・ドーン版カードにおいては、「悪魔」は、彼の右手に単一の角笛を持つ。

This is intended to be the horn of a Ram, the beast or Aries, the Path of THE
EMPEROR ruled by Mars.
これは、獣、もしくは「火星」により支配される「皇帝」の「小径」である「白羊宮」
でもある、「雄羊」の角笛であることを意図している。

In this, Mathers pointed to the most profound meaning of the card, for this is also
the Jewish Shofah, the ram's horn which sounds the call to prayer at Yom Kippur.
これにより、マサース氏は、カードの最も深遠な意味を指摘した。というのは、これはまた、
ユダヤ人の「ショファー」、「贖罪の日」に礼拝の呼びかけに鳴らす雄羊の角笛でもある
からである。
--- ここまで ---

ゴールデン・ドーン版の特徴は、悪魔像の右手が持つ「雄羊の角笛(Ram's horn)」です。
これは、『旧約聖書:レビ記』23:24で述べられているように、「ローシュ・ハッシャー
ナー(ユダヤ暦7月1日の新年祭)」の日に吹くラッパであり、「ヨム・キプル(ユダヤ暦
7月10日の贖罪日)」まで、聖なる集会の招集の時に「ショファー/雄羊の角笛」が吹かれ
るそうです。
時期的には、初秋の頃ですので、収穫祭のような位置付けですかね。
要は、「雄羊の角笛」は、「聖なる呼びかけ」のためのツールということであり、我々を
俗世のしがらみから、生きたまま、あの世へと一時的に導く存在ということですよね。

なお、ゴールデン・ドーン版には、このようにユダヤ教に関するネタが、割と多く取り入れ
られていますので、絵柄を直観的に読んで理解することは、なかなかに困難というか、
ほぼ不可能ではないかと思います。
そういう意味でも、この本のように、きちんと象徴体系を解説してくれる文献というのは、
なかなかに貴重な存在であり、「教科書」にふさわしいものだと思うのでした。
0174名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/04/15(月) 10:40:09.90ID:fcmgePwe
ここの投稿もいい加減やめればいいのに。

独善的なデタラメな解釈と内容でしかない。
0175名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/04/16(火) 05:59:32.27ID:epmtWQyA
>>174
あ、いつものオナニーの人ですね。 (^_^)/

まあ、あなたたちの教科書の「独善的なデタラメな解釈と内容」から見れば、
ここのカキコが「独善的なデタラメな解釈と内容」にしか見えないのは
当然のことですので、特に異論はございませんが。

そういえば、この本の翻訳は、いつになったら出版できるんでしょうねぇ。
やっぱり、忖度されちゃったんでしょうかねぇ。
0176名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/04/16(火) 06:01:52.67ID:epmtWQyA
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 175) ---
Thus does the Devil hold up the very means of release from bondage.
従って、「悪魔」は、束縛状態からの解放の、まさしくその方法を掲げているのである。

In him is both that which enslaves and that which confers freedom.
彼の中には、奴隷にするものと、自由を授与するものとの両方がある。
--- ここまで ---

ほとんどの人は、「15:悪魔」は「束縛する者」という認識だと思いますし、実際のところ、
ほとんどの人にとっては、その程度の認識でも充分なわけです。
そういう意味では、一般人にとっての「15:悪魔」の存在は、「豚に真珠」とか「猫に小判」
のようなもので、何の価値も見いだせない、もしくは忌み嫌われる存在であるわけです。

でも、このカードの真の意味を知るならば、この「15:悪魔」は、我々の世界を支配する
「神」そのものということであり、それを通じて、我々からは見えない裏側の世界を知る
ことで、我々は「(肉体の一部である)目に見える世界」から、「目には見えない世界」
へと解脱することが可能になるというわけです。
要するに、我々は、見たり聞いたり触ったりという「肉体的な器官」の古典的な感覚や
直観に囚われることなく、「非肉体的」な思考により、より上位の世界へと進むことが
出来るようになることを、ここで示しているわけです。

とはいえ、自分が「悪魔による奴隷状態」にあることは、ほとんどの人は自覚が無いか、
自覚はあっても誤解しやすい概念ですので、そういう意味では、非常に理解しづらいカード
でもあるわけです。
一番やっかいなのは、まさしく「悪魔による奴隷状態」にある人間が、他人を「オマエは
悪魔に取り憑かれている」といって、宗教的な詐欺行為を働くことことなのですが、
そういうのは、ここでいう「神」である「15:悪魔」とは無縁のものですので、「悪魔」と
いう用語を混用してほしくはないのですが、まあ、なかなか難しいでしょうね。

とりあえず、「15:悪魔」は、色々と誤解されやすいので注意しましょう、ということです。
0177名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/04/16(火) 21:16:17.28ID:cKrw1nl5
>>175
あなたが独善的な狂ったことを書いているといっている。カードの解釈にカバラは必要ない
し、狂った狂信的な宗教やカルトのように解釈することは間違ってる。
タロットカードは遊びの道具として作られたものであって、トランプと呼ぶカードに
新たに二十数枚が追加されたもの。
例えその遊び方が「占い」というものであっても、カードは誰でもその答えを出す。
全く特別な遊び方ではない。その遊びを狂信的なカルトや魔術のように説明すること自体
が大きな過ちだ。
0178名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/04/16(火) 21:53:04.24ID:cKrw1nl5
ずいぶんとカン違いしている人のようだし偉そうなのでカルトコミュニティーに何か
"友愛"された人なのかもしれないが、老婆心で説明すれば、悪魔というカードは「中二病」
の必須アイテムではないし、
それにThe Magicianを魔術師として翻訳したり解釈するのは間違ってる。根本的に
間違ってる。The Magicianとは日本語では「手品師」のことであり「大道芸人」
または「芸人」のことだ。マルセイユ版やウエイト版でもそのような絵だ。
タロットカードの世界ではゴールデントーンとかクロウリーは独自解釈系の異端者だし
カバラですらユダヤ教の世界では独自解釈系でまともな教えではない。
カードのデザインはキリスト教文化圏の世界で製作されたものなのでユダヤ教などが入り
込む余地はない。根本的に間違ってる。
0179名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/04/17(水) 06:57:00.84ID:ySPxI8Yc
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 175) ---
Moreover, we are led to understand that what is symbolized by the Path of THE EMPEROR
is the pure energy (recalling Aries to be the first Sign of the Zodiac, and initiator
of Spring) which causes the fall of THE TOWER, and the testing of JUDGMENT.
さらに、我々は、「皇帝」の「小径」により象徴されるものが、「塔」の墜落と、「審判」
の試験を引き起こす(「黄道十二宮」の最初の「宮」であり、「春」の発動者である「白羊宮」
を想起する)純粋な精力であることを理解することに導かれる。
--- ここまで ---

「雄羊」の角笛が、「白羊宮」を連想させ、その繋がりで
・「4:皇帝」:「白羊宮」=「火星」
・「16:塔」:「火星」
・「20:審判」:「火」
へと飛び火しているわけですが、「15:悪魔」自体は「磨羯宮(やぎ座)」すなわち「地」
ですので、「15:悪魔」は「火」の仲介者的な存在ということになっています。

すなわち、天からの「火」を、右手の「雄羊」の角笛で受けて、左手のたいまつにより、
地へと流し出すという構図ですよね。
そして、「15:悪魔」の体を通じて流れ出すものは、「白羊宮」、「火星」、そして「火」
に象徴される「the pure energy/純粋な精力」であるということです。

ちなみに、「15:悪魔」のデザインは、「悪魔」像が、囚われの身であり、まだ角を生やした
ままの獣性を持つ原始の人類に、文明進化の象徴である「火」を授けるような構図となって
いるのも、また面白いところです。
そして、この「火」が、単なる「火」ではないことに気づくことが出来れば、我々はさらなる
進化を遂げることが可能であるということなんですよね。

というように、色々と妄想が膨らむカードではありますが、残念ながら、その進化、いや
真価に気づく人は、ほとんどいないというのが、現状だと思うのでした。
0180名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/04/17(水) 06:57:49.21ID:ySPxI8Yc
>>177
あら、オナニーの人ではなくて、無知蒙昧な人でしたか。
勘違いしてしまい、大変失礼しました。

> あなたが独善的な狂ったことを書いているといっている。

そう言われても、ワタシは単に、本を翻訳して解説している、つまり受け売りしている
だけですので、そういう苦情は、著者のロバート・ウォン氏に言って頂けますでしょうか。

あと、再度聞きますが、あなたの使っているタロットカードの銘柄は、何でしょうか?
0181名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/04/17(水) 07:02:46.86ID:ySPxI8Yc
>>178

> ずいぶんとカン違いしている人のようだし偉そうなのでカルトコミュニティーに
> 何か"友愛"された人なのかもしれないが、

「カルトコミュニティー」って、ずいぶんとアレな言い方をされておりますが・・・
残念ながら、ワタシ自身は無宗教派ですし、そういう占い系や魔術系のコミュニティに
参加したこともございません。
しいていえば、昔、占いの店をやっていたということがあるので、おそらく一部の人には、
ワタシの正体がバレているかとは思いますが・・・

> それにThe Magicianを魔術師として翻訳したり解釈するのは間違ってる。根本的に
> 間違ってる。The Magicianとは日本語では「手品師」のことであり「大道芸人」
> または「芸人」のことだ。マルセイユ版やウエイト版でもそのような絵だ。

マルセイユ版はともかく、ウェイト版は「魔術師」の翻訳や解釈で間違いないですよ。
ウェイト版タロットの作者であるウェイト氏の解説本『The Pictorial Key to the Tarot』
を読んだことのある人であれば、当然知っているはずのことです。
つまり、根本的に間違っているのは、あなたの方ですよ。

> タロットカードの世界ではゴールデントーンとかクロウリーは独自解釈系の異端者だし

世界で一番売れているウェイト版は、ゴールデン・ドーン系なんですけどね。
いくらなんでも、無知すぎるんとちゃいますか。

> カードのデザインはキリスト教文化圏の世界で製作されたものなのでユダヤ教などが
> 入り込む余地はない。根本的に間違ってる。

キリスト教には、『旧約聖書』の教え、すなわち「ユダヤ教」の教えも含まれるという
のは、ここであえて言うまでもないことだと思うんですけどね。

無知すぎるのにも程があると思うんですよね・・・。
0182名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/04/17(水) 22:43:17.43ID:fWtHowxK
>>181
ロバート氏の解釈自体は知らないが、そのデタラメで間違っている解釈を貴方が翻訳する
ことは一般に誤解を招く事だからやめた方がよいと書いている。
繰り返すがタロットカードの訳もThe Magicianを「魔術師」として訳すのは問題がある。
これは明らかに奇術師、手品師、広い意味では大道芸人と訳すべきものだ。図柄を見れば明らかだ。

キリスト教の教えの中にユダヤ教の経典が含まれるのは当然だが、こちらが書いている
のは「カバラ」と呼ぶものは正統なユダヤ教の教えではないということだが。
そのような「カバラ」に依存した解釈は誤解を招くからやめるべきだ。

ゲームから派生したタロットを魔術やカルト精神世界で説明することは間違いだし
悪影響しかないのでやめるべきだと書いてる。
タロットを説明する上でクロウリーが登場する必然性はないし、魔術が登場する理由はない。
このカードはトランプと呼ぶカードも一部含むので純粋な遊びの道具として理解するべきものだ。
カードゲームのタロットと魔術は全く異なる世界なので混同するのはよくない。

そもそも世界の宗教宗派は魔術的なものは禁止することを説いている。悪質な行為である
からだが、そのような行為は占いとは直接に関係しないし、魔術的なものはやめるべきものだ。
「カバラ」を持ち出した所で「魔術的なもの」は罪であり宗派的に禁止事項である事に変わりはない。
店を経営していた人が無責任なことを教えるのはどうかと思う。
0183名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/04/17(水) 23:05:09.94ID:fWtHowxK
あなたはその道の世界の人だから警告するが、世界の宗教が魔術を禁止するのは、
見えない嫌がらせのようなものが社会的秩序を乱すことと、それによって争いが発生する為だ。

具体例として示すと、中国では法輪功という気功集団が激しく弾圧されたが、そのように
政府が過激な取り締まりを行う背景には、この集団が健康法の普及という世界から次第に政治に
深く関与したことと、気功というある種のオカルトを政治的に利用(悪用)したからこそ、
ここまで中国政府と対立し過剰な弾圧に繋がっているといえる。
これは宗教的な呪いや祈祷、または超能力といって奇妙な行為を執り行う日本国内の悪質な
新興宗教テロ団体についても同様にいえることだ。

あなたがオカルトや魔術を推進する立場なら同様の危険がついてまわるだろう。
地獄に落ちるという表現そのままの際限のない争いを招く事になるからやめるべきものだ。
必ずその罪は生じる。
カードゲームの解釈でオカルトや魔術に偏った誤解を招くような解説はするべきではない。
0184名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/04/18(木) 06:42:25.68ID:etN78TOm
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 176) ---
All bear a relationship to Binah, which is a fiery red in Atziluth.
全ては、「アツィルト界」における火のような赤である、「ビナー」に関係を持つ。
--- ここまで ---

ここは、いまいち良くわかってないのですが、まず、「ビナー」の「アツィルト界」での
色は「Crimson/深紅」であり、ここで言う「fiery red/火のような赤」、すなわち、
非常に活動的でエネルギーに満ちた様相を表しています。
その活動的なエネルギーが、「生命の木」を下り、「15:悪魔」の「小径」へと流入し、
そして「たいまつの火」に象徴される形で、下界に「春」をもたらす原動力となって
降り注いでいるということですかね。

ちなみに、「15:悪魔」に配属される「磨羯宮(やぎ座)」の起点には「冬至」があり、
この時点から太陽が復活してくるという、とても大事な日でもあります。
つまり、この「磨羯宮」から、物事がプラスに転向するということであり、それを祝って
クリスマスや新年を迎えるということでもあります。
まあ、「15:悪魔」は、見た目とは違って、色々とおめでたいカードであるわけで、その
ポジティブな原動力となっているのが、ここで言う「深紅」の「ビナー」がもたらす、
純粋な「火」のエネルギーという意味なのかもしれません。
0185名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/04/18(木) 06:45:55.53ID:etN78TOm
>>182
完全に逝っちまった人なんですかねぇ。
まあ、この世界は、こんな人ばっかりですので、通常運転ですが・・・。

> ロバート氏の解釈自体は知らないが、そのデタラメで間違っている解釈を貴方が翻訳する
> ことは一般に誤解を招く事だからやめた方がよいと書いている。

知らないのに間違っていると断定するって、どうなんですかね。

> 繰り返すがタロットカードの訳もThe Magicianを「魔術師」として訳すのは問題がある。
> これは明らかに奇術師、手品師、広い意味では大道芸人と訳すべきものだ。図柄を見れば明らかだ。

だから、どの銘柄のタロットですか?、と質問しているのですが・・・。

> こちらが書いているのは「カバラ」と呼ぶものは正統なユダヤ教の教えではないということだが。
> そのような「カバラ」に依存した解釈は誤解を招くからやめるべきだ。

いやいや、ここで論じている「ゴールデン・ドーンのタロット」は、「カバラ」に全面依存して
制作されたカードですので、「カバラ」に依存した解釈になるのは当然のことでしょ。

以下、あなたの文章の一部の改変です。
------------------------------------------------------------
ゲームから派生したタロットを占術やカルト精神世界で説明することは間違いだし
悪影響しかないのでやめるべきだと書いてる。
タロットを説明する上で、占術が登場する理由はない。
このカードはトランプと呼ぶカードも一部含むので純粋な遊びの道具として理解するべきものだ。
カードゲームのタロットと占術は全く異なる世界なので混同するのはよくない。
そもそも世界の宗教宗派は占術的なものは禁止することを説いている。悪質な行為である
からだが、占術的なものはやめるべきものだ。
「占術的なもの」は罪であり宗派的に禁止事項である事に変わりはない。
------------------------------------------------------------
つまり、占術は良いが、魔術は悪い、という理由にはなっていないのですよ。
0186名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/04/18(木) 06:49:45.80ID:etN78TOm
>>183
> あなたはその道の世界の人だから警告するが、世界の宗教が魔術を禁止するのは、
> 見えない嫌がらせのようなものが社会的秩序を乱すことと、それによって争いが発生する為だ。

魔術が原因となった争いは、「クロウリー氏の乱」ぐらいしか知りませんが、
宗教により見えない嫌がらせのようなものが社会的秩序を乱したことが原因となった
戦争なら、腐るほど知ってますよ。

> 具体例として示すと、中国では法輪功という気功集団が激しく弾圧されたが、そのように
> 政府が過激な取り締まりを行う背景には、この集団が健康法の普及という世界から次第に政治に
> 深く関与したことと、気功というある種のオカルトを政治的に利用(悪用)したからこそ、
> ここまで中国政府と対立し過剰な弾圧に繋がっているといえる。

中国政府による「反政府勢力との決めつけによる、不当な弾圧と人権蹂躙」を正当化しますか。
まあ、そっち系の人には、よくあることですけどね。

> これは宗教的な呪いや祈祷、または超能力といって奇妙な行為を執り行う日本国内の悪質な
> 新興宗教テロ団体についても同様にいえることだ。

ワタシは、新興宗教テロ団体ではありませんし、ごく普通の会社員なんですけどね。

> あなたがオカルトや魔術を推進する立場なら同様の危険がついてまわるだろう。
> 地獄に落ちるという表現そのままの際限のない争いを招く事になるからやめるべきものだ。
> 必ずその罪は生じる。

新興宗教テロ団体って、「地獄に落ちる」とか「必ずその罪は生じる」というような、
脅迫めいた表現を、よくしますよね。

> カードゲームの解釈でオカルトや魔術に偏った誤解を招くような解説はするべきではない。

では、あなたは、どういう解釈をするべきだと、お考えなのでしょうか。
まさかとは思いますが、カードゲームとしてのみ使っているのでしょうか。
0187名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/04/19(金) 06:08:35.09ID:GdockifJ
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 176) ---
Crowley's card is far more complex than the others and is, again, explicitly sexual.
クロウリー氏のカードは、他のものたちより、さらにずっと複雑で、そしてさらに、明らかに
性的である。

He describes the Key as representing "creative energy in its most material form,
" and as "Pan Pangenetor, the All-Begetter."
彼は、「鍵(大アルカナ)」を、「その最も物質的な形をとる創造的な精力」、および
「パーン・万物の創造主、全ての男親」を象徴するものとして述べる。

His goat is Pan standing on the highest mountain-top on earth, against "a background
of the exquisitely tenuous, complex, and fantastic forms of madness." (*140)
彼の山羊は、「絶妙に希薄で、複雑で、そして幻想的な、狂気の形態の背景」を背にして、
地上で最も高い山の頂上に立つ「パーン神」である。(*140)
--- ここまで ---

ちなみに、(*140)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 272) ---
140. Crowley, Book of Thoth, 105.
140. クロウリー著、『トートの書』、105ページ。
--- ここまで ---
とあります。

「Pan/パーン神」は、ギリシア神話に出てくる牧羊の神で、「15:悪魔」に配属される
「磨羯宮/やぎ座」のモチーフにもなっています。
クロウリー氏は、独自性を出すために、レヴィ氏の「メンデスの山羊/バフォメット」では
なく、この「パーン神」を選択したということですが、この「パーン神」には、「男性的な
セックス・シンボル」という一面もあり、結果的に、カードに、より性的な意味を秘めると
いう、一石二鳥の成果を得ることにも成功しているわけですよね。
0188名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/04/20(土) 07:05:36.77ID:K8U6pJSc
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 176) ---
Between the legs of the goat is the wand of the Chief Adept.
山羊の足の間には、「首領達人」の棒がある。

It takes little observation to realize that what Crowley has represented in his
card is a penis with two testicles, appropriate in that he considered this card
to mean the most male of all male energies.
クロウリー氏が彼のカードの中で表現し続けているものが、彼が、このカードを、すべての
男性的な精力たちの中で最も多い雄性を意味すると考えたという点でふさわしいものである、
2つの睾丸を持つ男根であることを理解することは、ほんの少しの観察で足りる。
--- ここまで ---

トート版は、そのエロい表現により有名であることは言うまでもないのですが、その絵を
単なるエロ表現として見ている間は、まだまだ修行が足りないということですよね。
つまり、「首領達人」の棒がちんちんであることは自明ですが、両脇にある二つの円形は、
タマタマであって、決してパイズリをしている構図では無いということです。

それはともかくてして、この「15:悪魔」は、いわゆる悪魔にあらず、我々から見れば
「地上世界の創造主」もしくは「地上を繁栄させる精力の源」、つまり「万物の父」で
あることが、ここでも示されているわけです。
そして、「ティファレト」の「精力」、つまり地上における物質の源とエネルギー源で
ある「子種」が、「15:悪魔」を通じて、下位にある「雌性」のカードたちの畑に向けて
振り撒かれ、そして地上で大きく育った「収穫物」を、「13:死」を通じて効率良く回収
するというエコな循環ルートが、ここに構築されているいう感じですよね。

ただ、そのイメージとしては、どうしても「生殖行為」つまり「エロいこと」に繋がる
わけですが、それを修正版「悪魔」像としての上級者向けの暗示ではなく、包み隠さず、
ちんちん&タマタマを描いたものが、このトート版「15:悪魔」であるということです。
そういう意味では、トート版の方が、よりわかりやすくなっていますが、それはそれで
誤解を招きやすい表現でもあるわけです。
0189名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/04/22(月) 06:29:10.42ID:uz8nCwnx
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 176) ---
He makes a further statement by having the tip of the male organ outside the card,
symbolically in the greater heavens, while the testicles contain the bound-up forms
of physical manifestation.
彼は、男性器官の先端を、象徴的に、より大きな天界の中である、カードの外側に置き、
その一方で、睾丸が物質的な顕在化の拘束された形状たちを包含することによる、さらなる
供述を行う。
--- ここまで ---

「male organ/男性器官」、要するに、おちんちんのことですが、トート版「15:悪魔」
には、「首領達人の棒」のおちんちんと、山羊の背後にある山のように見える「木の幹」の
おちんちんがあり、前景の「首領達人の棒」のおちんちんが、カード外の地下へと突き
挿さっている一方で、背景の「木の幹」のおちんちんは、カード外の天上に向かって突き
挿さっているという構図になっています。

そして、顕在化の子種を象徴するタマタマが、その間に在るという、まさしく「天地創造」
すなわち「我々の宇宙の誕生の神秘」を、このカードの中に表現しているということであり、
その意味では、この「三つ目の山羊」は、我々が住む物質的宇宙を創造した「創造主」を
象徴する存在となっています。

どうしても使っているネタがネタだけに、そっち方向に思考がバイアスしてしまいがちでは
ありますが、エロネタ満載の割には、なかなか奥深い意味と解釈を持つカードですので、
たまには肉体的なエロ目線ではなく、神秘奥義的なエロ目線で、このカードを見つめ直して
みるのも良いかと思います。
0190名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/04/23(火) 06:15:30.90ID:DxpbbiVm
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 176) ---
Undoubtedly there are many who will be made uncomfortable by the recurrence of
pointedly sexual symbolism in the cards.
疑う余地なく、カードたちの中にある、あからさまに性的な象徴主義の再発により、嫌な
気持ちにされるであろう人が多くいる。

This symbolism has been understood by initiates of the Mysteries for centuries,
but it is only recently that our society has reached a stage of maturity where
such ideas may be discussed openly and in proper perspective.
この象徴主義は、何世紀もの間「神秘的教義」の秘伝伝授者たちにより理解され続けて
きたが、しかしそれは、つい最近になって、我々の社会が、そのような考え方が、公然と、
そして適切な見方において議論されることのできる、成熟の段階に達したところである、
ということである。
--- ここまで ---

とはいえ、肉体的なエロ目線も、神秘奥義的なエロ目線も、割と昔からあることであって、
今の方が昔よりも成熟した社会であるとも、一概には言えないのではないかと思っています。

現在でも、脊髄反射のヒステリックな「エロ目線禁止」主義者もいるわけですし、今でも、
オープンに議論できる場所というのは、ここのような匿名のネット社会ぐらいしか、あり
ませんしね。
そもそも、どごぞの大学の入学式の祝辞とかで、神秘奥義的なエロ目線のネタを話せば、
間違いなく炎上してしまうことでしょうしね。

いずれにしても、エロネタは両刃の剣であり、それに頼りすぎてしまうと、どうしても
下ネタ好きたちのオカズにされてしまい、結果的に「商業主義」に取り込まれてしまう
危険性もあるわけですので、ワタシとしては、どちらかというと、あまりオープン化を
強く主張しない方が良いのではないかと思うのでした。
つまり、トート版に対しては、色々な意味で、少々距離を置いているということであり、
基本はコールデン・ドーン版とウェイト版をメインに使っているのでした。
0191名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/04/24(水) 06:29:01.13ID:8xIMlXSI
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 176) ---
Certainly, any adult will agree that orgasm is the most powerful natural force to
affect the human body, yet it is merely an indicator of a power of God so overwhelming
that our minds cannot begin to conceive of it. (*141)
確かに、成人なら誰もが、性的絶頂感が、人体に影響する最も強力な自然の力であることに
合意するであろうが、それでも、それは単に、我々の知性がそれを考えることができない
ほどに圧倒的である、「神」の力を示すものである。(*141)
--- ここまで ---

ちなみに、(*141)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 273) ---
141. A work of particular interest is The Sacred Fire: The Story of Sex in Religion
by B.Z. Goldberg, New York 1958.
141. 特に興味深い作品は、『聖なる火:宗教における性の物語』、B.Z.ゴルドベルク著、
ニューヨーク 1958年。
--- ここまで ---
とあります。

「orgasm/性的絶頂感」が、「生命の木」における「15:悪魔」に関わる「a power of God
/神の力」であるかどうかは、それなりに議論があるところであり、それは裏を返せば、
「我々の知性がそれを考えることができないほどに圧倒的である」、つまり知性では
説明できないものであるという証拠でもあります。

「15:悪魔」自体は、どちらかというと知性に関わるものですので、「orgasm/性的絶頂感」
は、どちらかというと「13:死」の側にあるものであって、それゆえ、「死ぬぅ〜!」とか
「逝くぅ〜!」とか「クる〜!(come)」とか「オーマイガッ!」いう表現、すなわち
肉体という「悪魔のしがらみ」からの解脱を意味する言葉で表現されているわけですよね。

というわけで、最後に、「15:悪魔」は、基本的には、そういう「肉体的な性」の意味は、
思いのほか薄いということを述べて、このカードの説明を締めくくりたいと思います。
0192名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/04/27(土) 06:09:25.42ID:T7ostCb1
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 176) ---
25. THE PATH OF SAMEKH
25. 「サメク」の小径

Temperance
節制

The Fourteenth Key
14番目の鍵(大アルカナ)
--- ここまで ---

ここから、「生命の木に基づく大アルカナ」の章の中での新しい節になります。

サブタイトルは「サメクの小径」です。

ここは、人類が到達可能な最高地点と言われる「ティファレト」へと通じる「15:悪魔」と
「13:死」に挟まれた、「14:節制」と呼ばれている「小径」です。

さて、魔術ヲタク界における「15:悪魔」は、本当は「悪魔」ではなかったわけですし、
この「ティファレト」へと通じる高位の三枚のカードのタイトルを、額面通りに受け取る
ような愚直な人は、既にいないとは思いますが、そもそも自分で「節制」なんて自己申告
しているような「天使」が、本当に「節制」であるはずもないという「魔術界の裏設定」
については、きちんと深読みしておく必要があるわけです。

あと、「15:悪魔」「14:節制」「13:死」の関係は、「嬲」に通じるものもありますよね。
つまり「15:悪魔」の抽象化された高位の「おちんちん」に対応するものが、この「14:節制」、
すなわち抽象化された高位の「おまんこ」であり、さらに「13:死」により二本挿しされて
いるのが「14:節制」のポジションなのですが、これらは高度に象徴化されている概念、
すなわち「魔術的な裏ネタ」ですので、決して俗世での肉体的な関係性を述べたものでは
ないということに、くれぐれも注意しておく必要があるわけです。
0193名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/04/28(日) 06:35:54.36ID:2eG1Z2wz
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 176) ---
□ PATH COLOR: Blue
□ 「小径の色」:「青」

□ RELATED SOUND: G Sharp
□ 「関連した音」:「Gのシャープ」

□ SIGN: Sagittarius (Mutable Fire)
□ 「宮」:「人馬宮(柔軟宮の火)」

□ MEANING: Prop
□ 「意味」:「支柱」

□ SIMPLE LETTER: Anger
□ 「単字」:「憤怒」

□ ESOTERICTITLE: The Daughter of the Reconcilers, the Bringer Forth of Life
□ 「秘伝的な称号」:「調停者の娘、生命を産み出す者」
--- ここまで ---

この本の、この文章の右側には、ヘブライ文字の「サメク」と、「人馬宮(いて座)」の
占星術記号(ここで描かれている記号は、一般的なものとは異なり、矢印のアタマが二つ
あるもので、これはいわゆる「二本挿し」を示唆している可能性があります)、および
「生命の木」における「サメクの小径」の位置が図示された絵が描かれています。

なお、このカードの天使像は、女性か男性かという議論がありますが、ゴールデン・ドーン
系においては、これは女性像である、ということを強く示唆しています。
ちなみに、「人馬宮」は、ギリシア神話の半人半馬のケイローンがモチーフですので、
男性的なイメージがあるのですが、ゴールデン・ドーン系の「14:節制」のカード自体は、
女性的なイメージが強いということに注意が必要です。
0194名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/04/29(月) 07:24:23.42ID:F1YoATnh
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 176) ---
THIRTY TWO PATHS OF WISDOM: The Twenty-fifth Path is the Intelligence of Probation,
or is Tentative, and is so called because it is the primary temptation, by which
the Creator trieth all righteous persons.
「知恵の32の小径たち」:「25番目の小径」は「試験の、もしくは誘惑の知性」であり、
なぜならそれは、それにより「創造者」が全ての正義の人たちを試される、最初の誘惑で
あるためにそう呼ばれる。
--- ここまで ---

ここは、いつものように、ウェストコット氏の英訳版『The Sepher Yetzirah/セフェル・
イェツィラー(形成の書)』の「THE THIRTY-TWO PATHS OF WISDOM/知恵の32の小径」から
の引用です。
が、原文の引用にミスがあるようで、「or is Tentative」の部分は「or Temptation」と
修正しておいてください。

この「25番目の小径」は、現代宇宙論的に言えば、ビッグバン以前の話、つまり「宇宙
創造の神」なる存在が、「宇宙創造のための初期値パラメータの無限の組み合わせ」から、
我々の宇宙を創造するための「各種宇宙定数」を取捨選択する場面であり、我々の宇宙を
生み出すことが可能なパラメータ調整のための試行錯誤の過程であると言うことができます。
(とまあ、言うだけなら勝手ですしね。)

まあ、パラメータ・チューニングに失敗すれば、収縮して消滅するか、爆発して発散するか
ですので、うまい感じにオペレーション可能なウィンドゥに入れ込むことが必要なのですが、
この宇宙創造のバラメータ調整作業の謎解きは、かなり難しいようで、現代においても、
その神秘を解き明かすまでには、全然至っておりません。
結局のところ、神秘学者も科学者も、この時点においてはドングリの背比べ、つまり、
現代においても、人類の宇宙に関する認識レベルは、競うほどの価値も無いほどの
低レベル状態というのが現状なんですよね。
まあ、それほどまでに「人」と「神」のレベルは違うんだよ、ということを、改めて
認識させられる「小径」である、ということなのでした。
0195名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/04/30(火) 10:08:51.09ID:Uc1KH/9o
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 177) ---
The Path of Samekh, TEMPERANCE, leads from Yesod to Tiphareth, from the Moon to the
Sun, from the Personality to the Higher Self.
「サメクの小径」である「節制」は、「イェソド」から「ティファレト」へ、「月」から
「太陽」へ、「人格」から「高次の自我」へと導く。

It is among the most important and difficult Paths of the entire Tree, and one on
which the very enormity of the Great Work may be experienced.
それは、全体の「木」の中で最も重要かつ困難な「小径たち」に囲まれ、そしてその上で、
「偉大なる作業」のまさしくその極悪非道さが経験されるかもしれないものの一つである。
--- ここまで ---

いきなり「14:節制」には似つかわしくない「enormity/極悪非道」という言葉が出てきて
面食らっているかもしれませんが、これは「14:節制」自体の属性ではなく、ここを通って
上位世界に至るには、それなりの、いやいやトンデモな覚悟がいるよ、という意味です。
要するに、陰湿なるイジメや、様々なハラスメント行為とか、命を危険に晒すほどの悪質な
アレやコレやの行為が蔓延しており、この先生きのこるには、「鉄壁のバリア」すなわち
「A.T. フィールド」の展開が絶対的に必要な領域なのです。

どれくらいの鉄壁さが必要かというと、アンチグラビティ属性を備えた鉄壁のミニスカート
と同じくらいの絶対防御であって、一般人は、たとえコマ送りにしても、決してその奥に
隠されたものを見ることは出来ないというぐらいの完璧さが要求されるわけで、そして、
よく訓練された上級者のみが、「見えた!」というキーワードで、その限界を打ち破る
ことが出来るという仕掛けなんでよね。

というように、この「14:節制」は、その清楚な見た目にもかかわらず、トンデモなく鍛え
上げられた熟練能力者であるということを忘れてはならないわけで、そして、女神像の
ローブの中に隠された世界は、「21:世界」のようなオープンな姿とは違い、我々の
ような凡人には、見ることも触れることも出来ない異次元世界であることを示唆して
いるのでした。
0196名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/05/01(水) 06:31:28.36ID:eWBsiOck
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 177) ---
It has been called a Path which is the "Dark Night of the Soul,"(*142) a Path on
which one enters a deep tunnel in the belief that the Light is to be found at the
end of it.
それは、「魂の暗い夜」(*142)である「小径」であると呼ばれ続けており、「光」がそれの
終わりに発見されるはずであることを信じて、人が深いトンネルに入ることに関する「小径」
である。
--- ここまで ---

ちなみに、(*142)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 273) ---
142. Gareth Knight, A Practical Guide to Qabalistic Symbolism, Toddington, 1965.
v. II, 69.
142. ガレス・ナイト著、『カバラ主義の象徴主義に関する実践的入門書』、トディントン、
1965年、第二巻、69ページ。
--- ここまで ---
とあります。

「Dark Night of the Soul/魂の暗い夜」の元ネタは、16世紀のスペインのカトリック司祭
である「十字架のヨハネ(Juan de la Cruz)」と呼ばれたカトリックの聖人の著作であり、
要するに、「信仰心を強く持ち、あまたの困難を乗り越えて、神の領域へと至る」という、
よくある宗教的なサクセス・ストーリーと言えばそうなのですが、「生命の木」においては、
そういう「茨の道」が、この「14:節制」に対応するのではないかということですよね。

とはいえ、ワタシ自身は、そっち方面の「信仰心」が欠けておりますので、あまり深入り
出来ないというか、できれば避けておきたいところですので、そっち方面に興味のある方
は、ご自身の責任において研究してもらえると助かります。
ということで、ワタシはワタシの分かる範囲で、道を進むことにしましょう。
え、無責任にもホドがあるって?
いやいや、ネットでのカキコに責任なんて必要ありませんから。←確信的責任放棄ww
0197名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/05/05(日) 07:10:34.96ID:UnGAQZJi
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 177) ---
This is a Path of trial and temptation, called the Intelligence of Probation.
これは、試みと誘惑の「小径」であり、「試験の知性」と呼ばれる。

It is also known as the "Daughter of the Reconcilers, the Bringer Forth of Life."
それはまた、「調停者たちの娘、生命を産み出す者」として知られている。
--- ここまで ---

「イェソド/基盤」に至る「14:節制」「17:星」「19:太陽」は、ゴールデン・ドーン版
では、いずれも「水」と「地」と「天空」と「天空にあるもの」という、割と似たような
モチーフが並んでいる姉妹関係のカードです。
もちろんこれらは、『旧約聖書:創世記』をイメージしているものですが、それぞれの
カードに役割分担があって、そしてそれらを総括するオバサマ、いやいや最年長である
「長女」としての役割が、この「14:節制」にあるわけです。

まあ、絵が似ているとはいえ、やっていることは、
「14:節制」>>[越えられない壁]>>「17:星」>>[越えられない壁]>>「19:太陽」
であることは確かであり、それゆえ、我々からは理解しにくく、とっつきにくいカード
ではあるわけですし、そもそも我々の日々の生活とは、ほぼ無縁のレベルなのです。

そもそも、ここから先は、ワタシの理解レベルを越えた存在となっていますので、
ワタシの解説そのものが、既に意味の無いものとなっている可能性も高いわけです。
というわけで、ここから先は、なるべくワタシのお気楽な独り言的な解説に頼らず、
できるだけ読者自身による理解に努めていただければと思います。
0198名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/05/06(月) 06:05:02.70ID:ON782OPN
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 177) ---
In his 777 Crowley made this comment on the letter Samekh: It is "The Womb preserving
Life. Self-control and Self-Sacrifice govern the Wheel."(*143)
クロウリー氏は、彼の『777の書』において、文字「サメク」について、以下のような注釈を
作成している:『「生命」を保護する「子宮」。「自制心」と「献身」が、「車輪」を統御
する。』(*143)
--- ここまで ---

ちなみに、(*143)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 273) ---
143. Crowley, 777, 40.
143. クロウリー著、『777の書』、40ページ。
--- ここまで ---
とあります。

ここは、邦訳版『777の書』だと、76ページにあります。

「14:節制」は、場所的には、王子である「ティファレト」の下流であり、その男性的なる
精力エネルギー、ただしまだ物質としては未顕現の状態のものの受け皿として機能します。
つまり、物質的な妊娠状態ということではなく、非物質的な妊娠状態ということになる
わけですが、そのような状態が何を意味するのかは、なかなか解釈が難しいところです。

例えとして言えば、苦労を重ねた末に、何かアイディアが閃いた瞬間とか、まだよくわから
ないけど何かが掴めそうな予感とか、「あ、妊娠したな」という予感とか、いまだ形になる
前の根拠の無い閃きに似たものみたいな、何かそういう心の奥底にある直観めいたものが、
まあ全くレベルは違うのですか、これに似たものかもしれません。

いずれにしても、我々の想像力を越える何かを産み育てる機能が、この「14:節制」にある
ということは間違いないわけであり、そういう意味では、我々の世界からは決して見えない
「母なる創造主」としての位置付けではないかと思われます。
0199名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/05/07(火) 06:28:02.46ID:rGgd3XHn
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 177) ---
All of these phrases direct us to the idea that behind this card, ultimately, is
the Great Mother, the [mem][yod][heh][lamed][aleph] [heh][vau][heh][yod] (YHVH
Elohim) of Binah.
これらの語句たちの全ては、我々を、このカードの背後にあるものは、究極的には、
「大母」である、「ビナー」の[mem][yod][heh][lamed][aleph] [heh][vau][heh][yod]
(ヤハヴェ・エロヒム/主なる神)であるという考え方に導く。

For this reason the central figure of both the Golden Dawn and Crowley cards are
female.
この理由のために、ゴールデン・ドーン版とクロウリー氏のカードの両方の中央の人物像は
女性である。
--- ここまで ---

元々の「14:節制」のデザインの多くは「女性像」であり、ゴールデン・ドーン系では、
基本的には、従来からの流れを踏襲しています。
その結果、「中央の柱」の「小径」は、「2:高等女司祭」「14:節制」「21:宇宙」と、
全て女性で占められるということになり、ヲタク思想によくあるヒロイン偏重の傾向が
見られます。

ウェイト版では、そういうヲタク的な女性キャラ重視、いやいや女性優遇傾向を嫌ってか
どうかは分かりませんが、「14:節制」を、どちらかというと「男性的」なものとして描写
することで、「女女女」から「女男女」という、より妄想が捗る方向に修正しています。
そしてそれは、「ビナー」という「峻厳の柱」に引きずられることなく、中立公正の立場で
「中央の柱」を構築するということを意図しているのかもしれません。
ちなみに、ウェイト版「14:節制」の人物像のチニックの胸元には、「聖四文字」が刻まれ
ており、これも、どちらかというと「中立的」な「創造神」であることを示しています。

まあ、どちらのストーリーが良いということではありませんが、そういう脚本の違いが
あるということを知っておくと、さらに妄想が膨らむということですよね。
0200名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/05/08(水) 06:17:54.83ID:3ubX6jvx
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 177) ---
Moreover the Twenty-Fifth Path is that of Sagittarius, the Archer who is also Diana
the Huntress, Goddess of the Moon.
さらに、「25番目の小径」は、「人馬宮(いて座)」のそれであり、「射手」はまた、
「狩猟の女神」であり「月の女神」である「ダイアナ女神」でもある。

This repeats the principle that all of the figures of the Tarot (except THE FOOL)
are Mother-Binah and Father-Chokmah under different guises.
これは、「(愚者を除く)タロット」の人物像たちの全ては、異なる外観たちを装う「母なる
ビナー」と「父なるコクマー」であるという原則を繰り返す。
--- ここまで ---

「14:節制」の女性像は、ゴールデン・ドーンにおいては、「射手座」のイメージに近い、
ローマ神話の「月の女神ダイアナ」であるという説ですが、多産の地母神系でもあるので、
見た目のイメージとは少々異なっているので、ちと強引な感じもしますが、この人物像の
キャラ設定は、妄想する上の重要な鍵となりますので、そういうことにしておきます。

まあ、こういうキャラ設定は、多分にご都合主義的なものもありますし、そもそも神話
体系によるキャラ設定は、その人物設定にブレが多い、いやいや多くのバリエーションが
ありますので、解釈上の自由度が高いというメリットもあります。

そして、さらなる拡大解釈のための「principle/原則」となっているのが、『全ての
人物像は、「母なるビナー」と「父なるコクマー」の変化形である』という点であり、
ここまでくれば、もはや何でもありの完全無敵状態ですよね。

ということで、今後の解説において、何か矛盾点があっても、「全ては許されている」
わけですので、変なツッコミは無しでお願いします。

※実に素晴らしい言い訳のネタだなぁ・・・(笑)
0201名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/05/09(木) 05:58:21.36ID:tp6iHHRS
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 177) ---
In her function as Diana she governs the tides of earth, and the fluctuations of
the Astral Current.
「ダイアナ女神」としての彼女の機能において、彼女は地球の潮の干満、および「星幽的
流動」の変動たちを統治する。

She is the natural framework and support for the waxing and waning of the energies
of existence.
彼女は、存在する全てのものの精力たちの満ち欠けのための、自然な枠組みであり、
そして支える者である。

She is the Prop, the very meaning of the word Samekh.
彼女は、まさに「サメク」という言葉の意味である、「支柱」である。
--- ここまで ---

「14:節制」は、「中央の柱」の中央にある「小径」であり、地上の我々からは直接見る
ことは出来ませんが、我々の世界を司る上で、宇宙の屋台骨として、世界全体を支えると
いう役割を持っていることは、容易に想像できます。

そして、「支える」ということは、単なる受動的な「framework/枠組み」だけではなく、
積極的に干満という変化をもたらすことで、世界を更新し続け、新たな誕生と成長と死の
生命のサイクルを回し続けているということです。

つまり、恒久的な「ティファレト」の太陽エネルギーを源泉として、潮の干満や四季の
変化などで、エネルギーの流れを周期的かつリズミカルなものにアレンジすることで、
地上における多彩な生き物たちの繁栄をもたらすという作用があるということですよね。
要するに、「14:節制」は、アレンジャーであり、指揮者であり、さらに屋台骨を支える
運営者でもあるということであって、この作用が無ければ、「生命の木」は支えを失って
崩壊し、我々の住む世界は決して創造されなかったということでしょうね。
※結局のところ、「ダイアナ=何でもありの無敵状態」というのが結論なのでした。
0202名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/05/11(土) 05:48:19.88ID:4WW+7VvZ
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 177) ---
The Great Mother is, thus, the "Womb preserving Life."
「大母」は、このように、「生命を保護する子宮」である。

She is restriction and control over natural energies; all of the energies of the
manifest universe are controlled and manipulated within specific bounds and restrictions.
彼女は、自然の精力を覆う制限と制御である;顕現化した宇宙の精力の全ては、明確な
境界と制限の範囲内で制御され操作される。
--- ここまで ---

このあたりの記述は、「峻厳の柱」のトップであり、最初の形成的な「セフィラ」である
「ビナー」、そして「ダイアナ女神」に関する説明になっています。

「14:節制」は、「中央の柱」にある「支柱」であるため、あまり「左傾化」することの
ないよう、うまくバランスを取る必要があるのですが、ここであまりにも「ビナー」の
存在を表立って意識してしまうと、調和が取れなくなってしまいます。

つまり、「14:節制」の「女神像」は、「背景的な想像物」すなわち「見えざる存在」で
あって、隠された根本的な部分を司る存在であり、我々が見ることのできる「前景」は、
あくまでも二つの壺だけであるということになってくるわけです。

そういう意味では、この「女神像」は、「15:悪魔」の「悪魔像(悪魔の皮を被った神)」
と似たような性質を持っているわけであり、「女神」であって「女神」に非ず、すなわち
「女神の皮を被った神」であるという、なんかもうどうでもいい話になってくるわけです。
そして、ウェイト版では、従来の「女神像」ではなく「高位の天使」として描かれている
理由も、何となく、このあたりにあるのではないかと思います。

いずれにしても、キーワードとなっているのは、「支柱」となる「境界と制限」であり、
この「小径」は、そのような「宇宙の原則(方程式)」が選択され試される場所である
という認識で良いのではないかと思っております。
0203名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/05/12(日) 06:22:31.98ID:+mpJMnPo
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 177) ---
In their Voice of Isis, Hariette and Homer Curtis describe the Universal Mother
as the "power of bringing forth in humanity the Divine Child or the Christ."(*144)
ハリエット・カーティス氏とホーマー・カーティス氏は、彼らの『イシスの声』の中で、
「普遍的な母」を、「人類の中において、「神の子」もしくは「救世主」を生み出す能力」
として述べる。 (*144)

It is that which in every individual brings about the contact of the Personality
with the inner divine light.
それは、あらゆる個人において、「人格」の、内なる神の光との接触をもたらすものである。
--- ここまで ---

ちなみに、(*144)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 273) ---
144. Hariette and Homer Curtis, The Voice of Isis, Washington. D.C., 1946, Introduction.
144. ハリエット&ホーマー・カーティス著、『イシスの声』、ワシントンD.C.、1946年、
序論。
--- ここまで ---
とあります。

とりあえず、そういう意見もあるよ、ということなのですが、要は、人類史上において、
「ティファレト」から生み出された「神の子」、すなわち「イエス・キリスト」は、
人ではなく、この「14:節制」の「Universal Mother/普遍的な母」の子宮により受胎し、
人の世に生み出されたという話になっているわけです。

そして、その人類史上における出来事は、現代に生きる我々一人一人の中、すなわち
個々の「Personality/人格」の中においても、「Universal Mother/普遍的な母」に
より、もたらされる可能性のある出来事であるということですよね。

まあ、よくわかっていませんが・・・。
0204名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/05/13(月) 06:13:54.21ID:RVD5RqHS
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 177) ---
This is, in Qabalistic terms, the knowledge and Conversation of the Holy Guardian
Angel.
これが、「カバラ主義」の表現においては、「聖守護天使の知識と会話」である。

Rising on the Path of TEMPERANCE leads to our bearing of the Child, which is ourselves
reborn.
「節制」の「小径」に沿って昇ることは、我々自身の生まれ変わりである、我々の「子」の
出産をもたらす。
--- ここまで ---

人類が、その歴史の中で、「神の子」であるイエス・キリストを生み出したのと同様に、
我々の一人一人は、「神の子」を生み出すことが可能という、いつものミソクソ理論、
いやいや「上の如く下も然り」の普遍的な原理です。

ここで問題となるのは、我々が「節制」の「小径」に沿って昇ることが可能なのか、
という点ですが、これはもう考えるまでもなく、「100%不可能」です。

もちろん、「微粒子レベルの可能性が存在する」という、量子力学的な解説をすることも
可能と言えば可能なのですが、それはシュレーディンガーの猫が針の穴を通るくらいの
微粒子レベルであって、普通に言えば「不可能」なのです。

まあ、「不可能」と言ってしまえば、話はこれで終わるわけですが、そう簡単には終わり
たくない人も中にはいるわけですので、そういう人向けに、無駄な努力をするための
「茨の道」という役割が、この「小径」にあるわけです。
そして、その「無駄な努力」は、「結果」を求めるためではなく、言ってみれば、ヲタクが
「二次元との結婚」を求めるのと同じくらいにド変態、いやいや崇高なる伝道者として、
その一生を捧げるくらいに、とても尊い行為ではあるわけです。
さらに、その報われない努力こそが、新たな価値の発見へと導くことも多々あるわけで、
ヲタクの一途さを、決してあなどってはいけない、ということにもなるわけでした。
0205名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/05/14(火) 05:59:48.00ID:bPWKxWba
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 177) ---
Key 14 is the beginning of an awareness of the Higher Self of Tiphareth.
14番の「鍵(大アルカナ)」は、「ティファレト」の「高次の自我」の気づきの始まりである。

The card demonstrates not the experience itself, but how the experience is brought
about, i.e., through an exchange and balance of opposites which can only be
symbolically described.
カードは、経験それ自身ではなく、経験がどのようにして、すなわち、象徴的にのみ
説明可能な反対物たちの交換と均衡を通じて、もたらされることを説明している。
--- ここまで ---

我々にとっての「14:節制」の利用価値は、「聖守護天使の知識と会話」にあり、そのため
「the Holy Guardian Angel/聖守護天使」は、「14:節制」の人物像として象徴化されて
いるわけですが、この人物像は、高次の存在ですので、実際に見えるわけではありませんし、
見ようとしても見えるわけでもありません。
まあ、これが見えると言っている人は、間違いなく頭の病気あるいは詐欺師ですよね。

つまり、低次の存在である我々は、背景にある「しょせん見えざる人物像」ではなく、
前景にある「象徴的な二つの壺」に注目する必要があるということです。
まあ、象徴的すぎて、何が何やらわからない感じではありますが、しょせん究極奥義なんて
ものは、一般人にとっては「わけわからないもの」であるわけですので、余計な詮索は
不要ですし、理解する必要も無いものですし、役に立つようなものでもありません。

とはいえ、これが「生命の木」における「聖守護天使の知識と会話」のための「究極奥義」
のカードであることは間違いないわけですし、それゆえ物好きな連中、いやいや高位の
セカンド・オーダーを目指す魔術師にとっては、避けては通れない「関門」となっている
わけです。
まあ、その手のややこしいことは、ゴールデン・ドーンの儀式の中で、色々と象徴的に
説明されておりますので、無駄な詮索をしたい方は、そちらを参考にして頂ければと
思います。(説明責任を完全放棄)
0206名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/05/18(土) 05:43:23.99ID:lhUxljhJ
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 178) ---
The use of symbols here has nothing whatsoever to do with secrecy, but is merely
reflective of the inadequacy of language to describe the process.
ここでの象徴たちの使用は、何らかの秘密主義のためによるものではなく、単に過程を
記述するための言語の不十分さを反映しているにすぎない。
--- ここまで ---

「14:節制」の過程、すなわち我々が「ティファレト」の「高次の自我」へと至る過程の
説明においては、言語による記述は、ほぼ役に立たない、すなわち単純明快な論理化は
不可能であり、曖昧かつ本人の内なる理解に基づく「象徴表現」に頼らなければならない
ということです。

これはつまり、説明責任の放棄、いやいや「客観的な正解は無い」ということであり、
「あなたが理解できないのは、ワタシの説明が悪いわけではなく、あなたの○○力が
絶対的に足りないからである」と言っているのに等しいわけです。

残念なことに、ワタシは、その手の「○○力」なるものに欠けているので、おそらくこの
「14:節制」を理解できることは、ほぼ無いと思いますし、たとえ理解できたとしても、
それを誰かに伝えるということは、ほぼ無理であるということになるわけです。

そう、ここで「人」と「人」とのコミュニケーションは、肉体的にも精神的にも霊的にも
途絶えてしまうという場所であり、人は集団ではなく「個人」で、この「14:節制」の
「小径」を辿って、「高次の自我」へと至る必要があるということですよね。
つまり、「書かれた教義」に頼る組織的かつ集団主義的な宗教では、この「14:節制」を
辿ることは決して出来ないということであり、最後には、個人単位での「内なる理解」が
必要不可欠であるということになるわけです。

とはいえ、ワタシには、そこまで苦労して「上の世界」に到達する必要性も必然性もあり
ませんし、そもそも「下界大好き」な俗な人間ですので、「14:節制」とは、あくまでも
「話のネタ」程度の「お付き合い」に留めておこうと思うのでした。←いまいち興味なし
0207名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/05/19(日) 07:16:17.75ID:sk3ap188
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 178) ---
Crowley's card is the most specific, showing the process in alchemical terms, where
Fire becomes Water and Water becomes Fire.
クロウリー氏のカードは、最も具体的であり、「火」が「水」になり、そして「水」が「火」
となるところの、錬金術の用語たちにおける過程を示している。

And, as we appreciate that the primary alchemy takes place within the body of the
alchemist himself, we can also appreciate that this card is describing an actual
physical effect.
そして、我々が、錬金術師自身の身体の内で、根本的な錬金術が起こっていることを認識
するにつれて、我々はまた、このカードが実際の物質的な効果を説明していることが理解
できる。

It is not nearly so symbolic as some might believe.
多少の人が信じているかもしれないほどの、象徴的なものでは到底ない。
--- ここまで ---

「14:節制」の「小径」が、上から下への一方的な流れであるとすれば、これは象徴的な
「生命」を生み出すための錬金術的な過程を描いたものであり、ある意味、物質的かつ
肉体的な効果を説明していると理解することが可能です。

つまり、トート版においては、赤い火と白い水は「大いなる父からの精子」と「大いなる母
からの卵子」であり、それらが受精して「子宮」へと注がれ、「イェソド」を経て物質的な
「マルクト」での生命誕生となる、最初の過程が示されているということです。

それはそれで、さほど問題無いのですが、その程度の肉体的な理解では、この「小径」を
遡って霊的な「ティファレト」に至ることは、到底不可能となってしまいます。
そして、その一方通行を解消する手段として、「霊的エクスタシー」なる概念が出てくる
わけですが、そこを物質的な俗的理解に基づいた論理拡張で済まそうとすると、エログロ
というか、ミソクソ的な論理破綻が生じることになってしまうわけなんですけどね。
0208名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/05/21(火) 05:58:22.70ID:fxp3ZMWy
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 178) ---
The willful interchange of Fire and Water is the merging or tempering of energy
opposites within the body, here symbolized by a stream poured back and forth from
one vase to another.
「火」と「水」の意図的な交換は、身体の内にある精力の反対物たちの、融合または焼き戻し
であり、ここでは、1つの壺からもう一つのものへと、行ったり来たりして注がれる流れにより
象徴される。

This is the Living Water, consciousness vivified by being merged with the Fiery
Spirit.
これは、「生ける水」であり、「火の精霊」と融合されることによって生命を与えられた
意識である。
--- ここまで ---

この「Living Water/生ける水」は、『旧約聖書』や『新約聖書』のあちこちに出てくる
「聖書用語」であり、神より賜る「命を育む水」という感じのものです。
これを、神より賜る「命を育てる火」と混ぜ合わせて、ちょうどよい湯加減、いやいや
究極的なる万能薬「エリクサー」を調剤しているという感じですかね。

まあ、ここでいう「神の火」も「神の水」も、しょせん「象徴的」すなわち「抽象的」なる
ものですので、これが具体的に我々の何の役に立つのかと言われれば、特に何の役にも
立たないということになるわけですが、強いて言えば、物事をうまく進めるには「火加減」と
「水加減」が大事であるという程度の、いい加減な返事に留めておきたいと思います。

要は、この「14:節制」は、優等生すぎるというか、教科書的というか、建前メインの話で
あって、神ならぬ人には「出来ないこと」を参考にしろと言われても困るわけですし、
面白味に欠けるというか、そもそもバランスを欠いた思考回路を持つワタシにとっては、
全くもって無縁なる存在である感じがしてしまうワケですよ。

まあ、「節制」という説教的なタイトルに、ちょっと反発してるだけなんですけどね。(←反抗期)
0209名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/05/28(火) 06:27:40.49ID:TJB5oXQ7
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 178) ---
The process is one of bringing the Spirit into the body so that it tempers the
consciousness, and is itself tempered by the consciousness, thus forming something
new, something which is "more than the sum of its parts."
過程は、それが意識を「鍛える」ために、身体の中に「霊」をもたらすことの一つであり、
そして、それ自身、意識により鍛えられ、従って、新しい何か、「その部分たちの合計
より多い」何か、を形成することである。

This is the personal application of the Yod (Fire) and Heh (Water) uniting in the
individual to produce Vau (Air) within the body which is Heh-final and Earth.
これは、「最終ヘー」と「地」である身体の内に「ヴァウ(空気)」を生み出すために、
個人の中で合体する「ヨッド(火)」と「ヘー(水)」の個人的な適用である。
--- ここまで ---

トート版の「14:技」は、例えて言えば、個人の内にある「鋼=最終ヘー」というマテリアル
を鍛え上げる「鍛造」の過程において、「火=ヨッド」や「水=ヘー」で「焼き入れ」や
「焼きなまし」「焼きもどし」などの工程を経て、優れた名刀として「魂=ヴァウ」を
吹き込むという作業であり、それっぽい錬金術の象徴表現を使って説明されています。

もちろん、この「魂を入れる技術」というのは、我々のような下々の者が、見よう見まねで
使えるような技術ではなく、あくまでも上位世界の神々のためのものですので、良い子は
決して真似をしてはならないという禁断のテクニックであるわけです。
つまり、「14:節制」の適用は、我々にとっては、どちらかというと危ないシロモノである
ということを知っておく必要があるということです。

とはいえ、我々人類の科学技術の進歩は、この「生命と意識を生み出す」ための飽くなき
チャレンジを続けておりますので、そっち方面については、今後は何らかの期待は持てそう
な感じはしています。
でも、あっち方面の人々の、そういう話題については、決して近づかない方が良いという
ことなんですよね。
0210名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/05/29(水) 05:59:30.69ID:+toh9UVL
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 178) ---
The process involves an inner manipulation of sexual energies.
過程は、性的な精力たちの内なる操作を巻き込む。

Indeed, the symbolism of the arrow released upward is one of spiritual orgasm.
実を言うと、上向きに放たれた矢の象徴性は、霊的な絶頂感の1つである。

Such an interpretation may appear extreme, but is actually well-accepted in
Christian iconography.
そのような解釈は極端であるように見えるかもしれないが、キリスト教の図像学においては、
実はよく受け入れられている。
--- ここまで ---

「the arrow released upward/上向きに放たれた矢」とは、「14:節制」に配属される
「人馬宮(いて座)」の記号のことであり、それゆえ、カード自体が、上昇する「火」の
エネルギー成分多めである、すなわちイキやすい体質であることを意味します。

そのため、「14:節制」には、そのタイトルのイメージとは違って、かなりの「上級者向け
エロ成分」が含まれているということになります。
もちろん、「上級者向け」ですので、我々のような下々の人間にとっては、見逃しやすいと
いうか、すこぶるどうでもいい象徴的な表現なのですが、それこそ、分かる人だけにしか
分からないという、身内ウケ狙いのものとなっているわけですよね。
とはいえ、薄めの衣装の女神が、二つの壺を持って水を出し入れしている姿は、何かエロい
ことを誘っているようにしか見えないわけですので、あまり隠す気は無いのかもしれません。

それはともかく、「14:節制」は、そういう上級者向けのプレイを暗示していることは確か
ですし、それゆえ魔術指向の人にとっては、それなりに人気のあるカードであるわけです。
ただし、「14:節制」の名が示すように、そっち系のプレイから得るものは何もありません
ので、あくまでも「霊的」なものである、すなわち何かの役に立つようなものではないと
いうことは、きちんと頭では理解しておく必要があるわけですよね。
0211名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/05/31(金) 06:08:23.38ID:ufM8EPEY
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 178) ---
The ecstasy of Theresa, the sixteenth century mystic and Saint, is described as
an angel thrusting a flaming arrow into her heart.
16世紀の神秘家および聖人である、聖テレサの法悦は、燃え上がる矢を彼女の心臓の中に
突き刺している天使として記述される。

This symbolism of the piercing arrow which brings ecstasy and enlightenment appears
to be a universally applicable (indeed archetypal) description of a real process.
法悦と啓蒙をもたらす、この貫く矢の象徴的意味は、実際の過程の普遍的に適用可能な
(実に原型的な)記述であるように見える。
--- ここまで ---

この「心臓を貫く矢」の象徴が、よく知られた「キューピットの矢」と結びついている
ことは想像に難くないわけであって、そしてこれは、ローマ神話の「クピードー」であり、
さらにはギリシア神話の「エロース」、すなわち「エロ信仰」の総本山となる、とても
偉大なる神様へと繋がるわけです。

つまり、その「矢で心臓を貫くことでエクスタシーに達する」という原型的なる表現は、
どう考えてもセックスそのものであるわけです。
そして、肉体的なセックスにより得られるものが「次世代の誕生」であるならば、霊的な
セックスにより得られるものが「内なる高次の世代の誕生」と考えることも可能なのです。

いずれにしても、この「14:節制」を「聖テレサ」の○○系文学と結び付けて考えることは、
色々な意味、というか、薄い本系の話で妄想が捗るわけですが、そういう意味でも、一般の
人は、「14:節制」という清純系タイトルに惑わされることなく、あまり深入りしない方が
良いということなんですよね。

要は、なぜここでわざわざ「節制」が必要なのかを考えれば、この「14:節制」の立ち位置
というものが理解できるということであり、それゆえ、人類にとっては最大の難関であり、
一般人には決して攻略できない難攻不落の関門になっているということです。
0212名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/06/01(土) 06:36:14.04ID:Pf/od2sZ
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 178) ---
What happens is the establishment of a rhythmic masturbatory motion of inner energy.
起きていることは、内なる精力のリズミカルなマスターベションの動きの確立である。

The mental control of this energy, its conscious manipulation, is symbolized by the
interchange of Fire and Water, or by the interchange of fluid between vases.
この精力の精神的な制御、その意識的な操作は、「火」と「水」の交換により、もしくは
壺たちの間の流体の交換により、象徴化されている。

The key to this actually simple process is the infinity symbol, the figure eight
which Waite uses above the figure of his MAGICIAN.
この実に単純な過程の鍵となるものは、無限の記号、ウェイト氏が彼の「魔術師」の人物像
の上で使う8の字の形である。
--- ここまで ---

「中央の柱」の女神たちって、エロ目線で見れば、とても魅力的な存在です。
「21:宇宙」の女神の持つ2本の棒、「14:節制」の女神の持つ2つの壺、そして「2:高等女
司祭」の持つ杯、そのいずれもがエロ目線で見れば、すなわちアレになるわけです。
とはいえ、エロ目線の解釈が通用するのは「21:宇宙」までですので、「14:節制」では、
より精神的なもの、つまりは脳内妄想、もっとはっきり言えば脳内マスターベションという
ことになっているわけです。

ややこしい話を抜きにすれば、この「14:節制」とは、我々は高次元のオナニーによって、
さらなる高次元のエクスタシーの次元に達することが出来るということであり、そして
逆に言えば、高次元の存在のオナニーによるエクスタシーにより、我々の住む次元が存在
しているということを説明しているカードであるということですよね。

要は、我々が存在する物質宇宙は、創造主の制御されたリズミカルなオナニーの無限の
動きにより生み出されたということであって、そのオカズとなっているのが「中央の柱」
の女神たちという話になってくるわけなのですよ。
0213名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/06/02(日) 06:35:10.40ID:/3SklQAj
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 178) ---
It is an ebb and flow which is confined, i.e., is used within very specific perimeters
(thus the womb symbolism) but which is taken in either direction at will.
それは、限定された潮の満ち引き、すなわち、非常に明確な周囲の範囲内(従って、子宮が
象徴するもの)で行使されるが、それは意のままに、どちらの方向にでも受け取られる。

As one changes the rate of vibration of this inner energy, one raises or lowers
the level of consciousness, i.e., moves from Chakra to Chakra or from Path to Path.
人が、この内なる精力の振動の速度を変更するに従って、人は意識の段階を上げたり下げたり
する、すなわち、「チャクラ」から「チャクラ」へ、もしくは「小径」から「小径」へと動く。
--- ここまで ---

まあ、子宮の中で振動するのか、膣の中で振動するのか、TENGAの中で振動するのか、
もしくは右手が振動するのかは置いといて、「14:節制」の脳内オナニーにおいては、
右の壺と左の壺との間の、リズミカルなエネルギーの交流振動として表現されます。
そして、このオナニーから副次的に得られたものは、「17:星」と「19:太陽」のエネルギー
として、下界の「イェソド」へと漏れ出してくるという流れになるわけです。

そういう意味では、この「14:節制」から漏れ出すもので我々の役に立つようなものは
少ないというか、あまりご利益が無いわけですが、それは、この効果が、神秘学的に言うと
霊的な次元、数学的に言うと虚数空間、一般人向けに言うと脳内オナニー、すなわち
スビ系ネタ(笑)に限定されてしまうからなのです。

要は、「高次の自我」の世界は、神々ならぬ我々の脳ミソでは到底理解できないシロモノで
あるため、如何なる言葉による説明も「的外れ」であって、ここから先は「各自、お好きな
ように脳内オナニーしてみてください」としか言いようのない、正解の無い領域なのです。

結局のところ、我々にとっては、理解しようにも理解できない領域での過程を象徴している
という程度の、開き直った理解で良いのではないかと思うのでした。
0214名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/06/03(月) 06:14:54.65ID:ZwGOSBYl
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 178) ---
To explain all of this in a more simple way: At the lowest level, Water (which we
have previously described as consciousness) being acted upon by Fire (the sexual,
Kundalini energy) produces the images of the astral, the pictures which form in
our minds.
より簡単な方法で、これの全てを説明すると:最も低い段階では、「火(性的、クンダリニー
の精力)」によって作用される「水(我々が以前に『意識』と述べたもの)」が、星幽界の
映像たち、我々の精神たちの中で生じる絵たちを創作する。

These are the Air (Vau) quality, as our minds are the grounding Earth.
我々の精神たちが地上に置かれた「地」であるので、これらは「空気(ヴァウ)」の品質
である。
--- ここまで ---

この説明が、「14:節制」の脳内オナニーの方法の直接の説明というわけではなく、ここは
あくまでも「At the lowest level/最も低い段階」での話です。
つまり、「21:宇宙」などの下層の「小径」によって、「地」から「空気」に達する手順の
説明であって、それ以上のレベルへのイキ方については、直接的な説明が不可能であると
いうことなんですよね。
とはいえ、「地/アッシャー界」から「空気/イェツィラー界」の段階まで登らないこと
には、その上の「水/ブリアー界」にも行けないので、何事も基礎は大事にしないと
いけませんよね。

ということで、我々の「地」の体内にある「水」の成分、すなわち「精神と意識」を、
「火」、すなわち「性的」な「クンダリニーのエネルギー」で活性化して上昇させること
から始めないといけないわけです。

つまり、これが「14:節制」へと至る第一歩ということですので、魔術界における「14:節制」
の立ち位置は、我々が勝手にイメージするような「純粋無垢の清純派」では決して無いと
いうことでもあるわけなんですよね。
0215名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/06/04(火) 06:17:12.13ID:rXHDvaab
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 178) ---
The principle is one of producing a consciously-controlled vision, one which is
limited by the will.
原理は、一つは意識的に制御された幻想を生み出すことであり、それは意志により制限
されるものである。

The important point to understand is that most of the word symbols of Alchemy,
Hermeticism, Qabalah, etc., describe processes to which anyone can relate.
理解しておく重要な点は、「錬金術」、「ヘルメス主義」、「カバラ主義」などの言葉の
象徴の大部分は、誰でもが関係することのできるものの過程たちを記述しているという
ことである。

They are neither remote nor complicated, especially at the level of Assiah.
それらは、特に「アッシャー」の段階においては、遠く離れたものでもなく、複雑なもの
でもない。

And, in some respects, this whole symbolic language has been totally superseded
by the language of psychology as established by Carl Jung and others.
そして、いくつかの点において、このすべての象徴言語は、カール・ユング氏と他の人々
により確立されたような心理学の専門用語により、すっかり取って代られてしまっている。
--- ここまで ---

「14:節制」に至る道の途中には、「21:宇宙」などの下層の道があり、そこでの経験は、
あくまでも「アッシャー」のレベルのもの、すなわち「脳内妄想」レベルのものであって、
そういうものは、現代の「心理学用語」で全て置き換えて説明できる、言い換えれば、
「14:節制」の真髄は、言語化できない、その先に存在するということになります。

要するに、「14:節制」は、我々が良く知っている「節制」という言葉のイメージとは
かけ離れたモノであるということなのですが、はっきり言って「TEMPERANCE」を「節制」
と訳した時点で、その翻訳が間違っているということなんですよね。
0216名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/06/05(水) 06:30:05.96ID:678cBRYd
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 178) ---
It should be added that the Metals described in Alchemical literature are the
same as the Seven Chakras of the Hindus, the Seven Planets and the Sephiroth of
Microprosopus.
「錬金術」の文献の中で述べられる「金属たち」は、「ヒンズー教の7つのチャクラ」、
「7つの惑星」、および「ミクロプロソプス(小さな顔)のセフィロト」と同じものである
ことは追加されるべきである。
--- ここまで ---

「錬金術」の金属と言えば、金、銀、水銀、銅、鉄、錫、鉛の7種ですが、数の一致(6つで
ある「ミクロプロソプス」は、その嫁であるマルクトと合算すれば7つ)は、単なる偶然の
一致なのか、もしくは元ネタが同一であるのかは、まあどうでもいいわけですが、基本的
には、我々の脳内妄想による、いやいや哲学的な分類方法によると、7分類あたりって、
素数ですし、細かすぎず粗すぎず、割と脳内では使いやすい値なんですよね。

そして、この「14;節制」の機能を使って、そういう7種の「マテリアル」を取り扱って、
宇宙の生命を司る「エリクサー」を合成していくわけですが、それはつまり「15:悪魔」
から「21:宇宙」までの7つの「小径」のマテリアルを操作するということでもあります。

この場合、「13:死」は、「14;節制」の対称パートナーもしくは監査役としての役割という
ことになり、そういう意味でも、「14;節制」から「ティファレト」へと遡る道は、そう簡単
には通れそうもないのでした。
0217名無しさん@占い修業中
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2019/06/06(木) 05:51:37.24ID:lnjx5w4V
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 179) ---
These words have been used as codes over the centuries, meaning seven distinct
levels of objective consciousness.
これらの言葉たちは、何世紀にもわたって記号たちとして使われ、目的の意識の7つの
別個の段階を意味している。

Thus, when one speaks of a Planet ruling a sign of the Zodiac, what is meant is
the relationship of a Sign to a given center of energy both in the Greater
Universe and in the Human body.
従って、人が「黄道十二宮」の宮を支配している「惑星」について話す時は、意味される
ものは、「より大きな宇宙」と「人体」の両方における精力の与えられた中心と「宮」
との関係である。
--- ここまで ---

ここでいきなり「七惑星」と「黄道十二宮」の話に飛びますが、これは「14:節制」が、
「ミクロプロソプス(小さな顔)」と「マクロプロソプス(大きな顔)」の関係とか
「小宇宙(人体)」と「大宇宙」との関係性、すなわち「上の如く下も然り」という、
魔術にとって最も重要なミソクソ理論を展開するための「要(かなめ)」の位置にある
ということです。

まあ、「ティファレト」への到達という目的にとっては、この「14:節制」はイマイチ使い
にくいのですが、内なる魔術の実践という点においては、この「14:節制」という内なる
壺の中に、様々な魔術ネタを詰め込んで、それらをうまく調和させることで、何らかの
「内なるもの」を生み出せるという点においては、それなりに使い道のあるカードです。

とはいえ、我々のレベルでは、あくまでも「内なるオナニー」でしかありませんので、
言うほど実用的というわけでもありませんし、さらには、「節制」というキーワードが
邪魔をして、どうしても「器の中の世界」に留まってしまうという問題もあるわけです。
やっぱり最後には、「13:死」の「いっぺん死んでみる?」程度の破壊的なインパクトが
必要なのではないかと思うのでした。
0218名無しさん@占い修業中
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2019/06/07(金) 06:16:10.72ID:K6KDHDwX
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 179) ---
Sagittarius is the sign of the Zodiac related to TEMPERANCE.
「人馬宮(いて座)」は、「節制」に関連した「黄道十二宮」の宮である。

Its Planetary ruler is Jupiter, meaning Chesed, but also to some extent the WHEEL
OF FORTUNE, tenth key of the Tarot.
その「支配星」は「木星」であり、「ケセド」だけでなく、ある程度は「タロット」の
10番目の鍵(大アルカナ)である、「運命の輪」をも意味している。
--- ここまで ---

「いて座」は、占星術的には「男性的」「火」「柔軟」という属性を持ち、その支配星の
「ジュピター=ゼウス」という勇壮奔放な男性神のイメージとも相まって、タロットの
「14:節制」の持つ清楚な女神のイメージとは、少々というか相当に異なる感じがあります。

ここでちょっと気になるのは、「生命の木」のタロットの配属において、「14:節制」と
「15:悪魔」の配属に関する法則性に乱れがある、すなわち本来の位置と異なるというか、
元々の属性とは異なるのではないかという点なんですよね。

要は、「生命の木」においては、その感覚のズレを、支配星である「木星」が「ケセド」
と「10:運命の輪」という「慈悲の柱」に関連付けすることで、半ば強引に修正している
ような感じもあるわけです。
まあ、何が言いたいかというと、そもそも我々が持つ「14:節制」の清楚なイメージという
ものが、根本的に間違っている可能性が高いということなんですよね。

そう、「14:節制」は、「生命の木」のセンターの位置に、なりふり構わず押し入ってくる
ような、そういう「裏の顔」というか、かなり押しの強い一面があることは否めません。
つまり、「節制」というタイトルは、あくまでも営業上の表の顔であって、その裏には、
巧妙に隠された秘密というか、週刊誌向けのスキャンダルが山ほどありそうな、実に
魔術ヲタク向けな仕上がりとなっているわけなのでした。
0219名無しさん@占い修業中
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2019/06/08(土) 06:58:21.38ID:9hLSEyKs
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 179) ---
Chesed is suggested by the blue colored robe worn by the Golden Dawn angel, the
color of the Twenty-Fifth Path in Atziluth.
「ケセド」は、ゴールデン・ドーンの天使により着用される、「アツィルト界」における
「25番目の小径」の色である青で着色されたローブによって示唆される。

On the figure's breast is a golden square, a further reference to Chesed, to the
number four and to matter.
人物像の胸の上には、数値「4」および物質への、「ケセド」へのさらなる関連である、
金色の四角形がある。
--- ここまで ---

「ブリアー界(女王の位階)」における「ケセド」の「blue/青」は、「アツィルト界
(王の位階)」における「2:高等女司祭」および「14:節制」と同じ色です。
また、「金色」は「ティファレト」を示唆しますので、「ケセド」と「ゲブラー」を示唆
する左右の壺とのバランスを考えれば、この人物像のローブの「青」は、「14:節制」の
「青」がメインであると考えられます。

そして、全体的に見て「青みがかった」カードであり、「青の壺」が上位にあることからも
分かるように、ここはみだらな「青」ちゃんの領域であって、それゆえ色々とイケない妄想
が捗ることなるわけなのでした。

ちなみに、「青」には、元々が勉強熱心で理知的な固定イメージがあり、そういう指向の
人にとっては、「青いいよね」というような隠れファン的なものがあったのですが、近年
では、「青」とか「蒼」という分野で、色々と従来の固定概念を覆す、本来あるべき姿が
垣間見られるような人物像が見られるようになったのも、時代の流れなのだと思います。

まあ、何が言いたいかというと、「青いいよね」ということが言いたいわけですよ。
0220名無しさん@占い修業中
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2019/06/09(日) 07:15:26.08ID:E3x0y776
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 179) ---
In the Waite card the square is covered by a triangle, meaning that all of the
manifest Universe is governed by the Supernals.
ウェイト版カードにおいては、四角形は三角形により覆われており、顕在化した「宇宙」
の全てが「至高なるものたち(至高の三角形)」により統治されることを意味している。

Here we recall that Chesed is the architect of all manifestation, working with
the pure "potential to form" of Binah.
ここで我々は、「ケセド」が全ての顕在化の設計者であって、「ビナー」の純粋な
「形成する可能性」によって働いていることを思い出す。
--- ここまで ---

ウェイト版においては、ゴールデン・ドーン版の金色の四角形ではなく、白い四角形と
その内側にある金色の三角形として描かれています。

これが、本当に「4:ケセド」と「至高の三角形」、あるいは「3:ビナー」を意味している
のかは不明なのですが、ウェイト氏自身は、これは「3+4=7」であり、「7」を意味して
いると述べています。
つまり、以前に出てきた「錬金術の7種の金属」というネタですよね。

個人的には、「14:節制」は「ティファレト」以下の存在であり、我々がギリギリ手の届く
領域ですが、「ケセド」や「ビナー」、そして「至高の三角形」は、我々の理解を超える
存在ですので、あまり近づきたくない領域ではあります。
というか、詳しく説明されても、「はぁ、そうですか」以上のことは言えませんしね。

ということて、せっかくのご提案ではありますが、ワタシとしては、ウェイト版の四角形
と三角形は、「3+4」の錬金術レベルのネタであるとしておこうと思います。
そして、この記号の直上に、「四大元素」を表す「聖四文字」があるのも、錬金術レベル
の話であれば、ネタとして使いやすいですしね。(←割と身勝手な理由)
0221名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/06/10(月) 05:55:28.15ID:7DWD+4+u
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 179) ---
To reiterate the important meanings of TEMPERANCE:
「節制」の重要な意味たちを繰り返して言えば:

1) It refers to an actual physical process, one which has been the secret of
mystics for centuries.
1) それは、実際の物質的な過程であり、何世紀にもわたって神秘家たちの秘密であり
続けているものに言及している。

2) This process involves an interchange of opposite energies directed by the will.
2) この過程は、意志により導かれる正反対の精力たちの交換を巻き込む。

3) The process is set in motion at the level of the Higher Self.
3) 過程は、「高次の自我」の段階で発動される。

It is instituted in Chesed, the most refined level of Microprosopus to which the
Higher Self is central, and the Sephira where the will to form of the Great Mother
is enacted.
それは、「高次の自我」が中心的であるところの「ミクロプロソプス(小さな顔)」の最も
精錬された段階であり、そして「大母」の形成への意志が演じられるところの「セフィラ」
である、「ケセド」において開始される。

4) Until this process is accomplished, the Higher Self cannot be known to the
Personality.
4) この過程が完成されるまで、「高次の自我」は「人格」に知られることはできない。
--- ここまで ---

とりあえず、ざっくりとまとめてみました、という感じですが、「ティファレト」への
真の到達のためには、「ケセド」、そしておそらく、それと対になる「ゲブラー」への
理解が必要となってくることを示唆している感じですよね。
0222名無しさん@占い修業中
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2019/06/11(火) 06:21:47.27ID:py8aRlQM
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 179) ---
The whole experience is one of preparation of the Personality, and the body in which
it is operating, to deal with an influx of Light which would be devastating to a
system unready to handle such energy.
全ての経験は、「人格」の準備の1つであり、そしてそれが動作している身体が、そのような
精力を取り扱うための準備ができていない組織にとって荒廃させるであろう「光」の流入に
対処するためである。

Most important here is the monitoring of progress, the continual testing from above.
ここで最も重要なことは、進歩の監視であり、上からの絶え間のない試験である。
--- ここまで ---

「ティファレト」へ到達するとすぐに、圧倒的な「ケセド」と「ゲブラー」の流れに直面
することになりますので、「14:節制」が防波堤となっていて、少しずつ弱めた流れを
下界に送っているということであり、我々は、その弱められたワクチン的な流れで、
体と精神を鍛えていかなければならないということですかね。

なお、「14:節制」は、見る角度によって、いくつか異なる性質を持っています。
大きくは、トート版に見られる「錬金術」という物質的進歩という表側の面、そして
「知恵の32の小径」に見られる「試験者」という霊的進歩という裏側の面なのですが、
どちらにしても、あまりにも漠然としているというか、基本的な概念すぎて、いまいち
掴み所の無いというか、「まあ、無理だと思うけど、とりあえず教科書を読んで頑張れww」
と言われてるような感じで、なんか面白くないんですよね。
そもそも「節制」というタイトルからしても、全くもって面白味に欠けるわけですよ。

要は、かなりの上から目線ということであるわけですが、それは、この「14:節制」を
陰で操る支配者が、この場にそぐわないほどの「上位者」であることを示唆しているわけ
であって、そういう面も、いまいち気にくわないわけなんですよね。(←単なる反抗期w)
0223名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/06/13(木) 06:13:53.87ID:tMK01GJo
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 179) ---
It is the angel here which is at once the Higher Self and the initiatory forces
of Nature, which pours the elixir from vase to vase.
それは、「高次の自我」であると同時に「自然」の最初の力であり、壺から壺へと万能薬を
注ぐ、ここの天使である。

This is an ongoing process of testing, measuring to see how much the physical
vehicle can bear.
これは、物質的な乗り物がどれくらい耐えることができるかを見るために測定している、
試験の進行中の過程である。

When it can handle the stress of the energy interchange here symbolized, the arrow
is released.
それが、ここで象徴される精力交換の重圧を取り扱えるようになった時に、矢は放たれる。
--- ここまで ---

この天使は、「ティファレト」もしくは「高次の自我」である「倫理的三角形」を象徴する
存在、すなわち、我々のような「肉体=物質的な乗り持つ者は、基本的には到達できない
領域の存在であり、その上位存在が、我々下等な存在を試して、合格した者だけに、それ
相応の施しをしているということであり、言ってみれば、人間は天界の奴隷的というか
隷属的な存在であることを示しています。

まあ、確かにそうなのですが、改めて面と向かってそういうことを言われると、やっぱり
反発してしまうのがワタシの性格ですので、そういう意味でも、「中央の柱」で偉そうに
全てを司る「14:節制」は、いまいち好きになれないポジションなわけです。
まあ、しょせんワタシは、脇道を歩く方が性格的にも合ってますしね。

逆に言えば、素直にここの教えに従える人は、この「4:節制」の天使から、それ相応の
「天からの御加護」を受けることが出来るということであり、それゆえ、魔術の本道を
歩む人にとっては、それなりに人気のあるコースということなんですよね。
0224名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/06/14(金) 06:36:01.69ID:dAck0gva
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 179) ---
On the other hand, the Angel makes certain that no individual is allowed more
than it can handle.
その一方で、「天使」は、個人が、それが取り扱えるものより以上を許されないことを
確保する。

The result of taking on too much at once is an admonishing jolt, from this angel,
not soon to be forgotten.
一度に多すぎるものを引き受けることの結果は、この天使からの、すぐには忘れられない、
戒めとなる精神的動揺である。

The angels, described as sentinals at each inner gate, are there for our own protection.
各々の内なる門における監視員たちとして述べられている、天使たちは、我々自身の保護
のために、そこにいる。
--- ここまで ---

最後の文の「sentinals」は、「sentinels/監視員たち」の誤記ですかね。

さて、まあ何というか、我々は「常に天界から監視されている」ということなのですが、
実際のところ、だから何なの?という感じでもあります。
悪事に対する天罰というような、単純なものでもなさそうですし、天使からの戒めだと
言われても、なかなかそういう天罰っぽいものを実感として感じることは難しいです。
そもそも、天災というものは、誰にでも分け隔てなく襲いかかってきますからね。

ワタシ的には、「ここから先は通さないよ」とか、「これ以上は見せられないよ」という
ような、どちらかというと「18禁」のような検閲者としての存在のような感じが強いです。

要は、ワタシから見れば、この「14:節制」は、天使により「部外者(すなわち人間は)
通行止」となっている規制ポイントであり、現状では、人は、生きてここを通ることは
出来ないのではないかと考えているのでした。
0225名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/06/15(土) 07:40:57.02ID:HR/6795b
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 179) ---
Some special insights may be derived by considering the description of the letter
Samekh in the Sepher Yetzirah, although the terms in this document lend themselves
to an extraordinary range of interpretation.
いくつかの特別な洞察たちは、『セフェル・イェツィラー(形成の書)』における、文字
「サメク」の記述を考慮することにより導き出せるであろうが、しかし、この文書における
用語たちは、解釈の特別な範囲に役立つのであるが。

The word anger ([zayin][gimel][vau][resh]) is referred to Samekh.
「怒り」([zayin][gimel][vau][resh])という言葉が、「サメク」に関連付けされている。
--- ここまで ---

おせっかいで過保護な母親みたいな「天使」像は、ひとまず置いといて、ここからは
ウェストコット版『セフェル・イェツィラー(形成の書)』にある「サメク」の文字の
意味について、少々考察しようということです。

この「サメク」=「怒り」という関係は、第五章の本文部分にあるものですが、第五章の
補遺部分では「Sleep/眠り」となっていますし、何か客観的な根拠があるというものでも
ありませんので、そういう考え方もあるんだ、という感じでいいかと思います。

あくまでもメインは、「試験の、もしくは誘惑の知性」であり、「あなたのタメよ」とか
言いながら、色々と難クセ付けてダメ出しする毒親、いやいや、我々のことを思ってくれる
ありがたくも偉大なる天使さまであって、決してワタシみたいに意味無く反発するような
存在ではないんですよね。

ちなみにワタシは、「13:死」「14:節制」「15:悪魔」を、「メイド(冥土)の女神」、
「毒母の女神」、そして「ようじょの女神」という捉え方をしており、「15:悪魔」像
の中身は、実はツンデレかつツインテのようじょに違いないと、勝手に妄想して盛り上
がっていましたので、その後の「14:節制」以降についての考察は、なかなかヤル気が
出ないのでした。(←完全に趣味の世界w)
0226名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/06/16(日) 06:31:54.26ID:TE/d4Sds
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 179) ---
However, Case states that this is a "blind," and that the original meaning of the
Hebrew word was quivering or vibration.(*145)
しかしながら、ケース氏は、これは「盲目的」であって、ヘブライ語の原初の意味は「震え」
もしくは「振動」であったと述べている。(*145)

Such an interpretation is entirely consistent with the alchemical symbolism, for
the interchange of Fire and Water is a control of inner vibrations.
「火」と「水」の交換が内なる振動の管理であるため、そのような解釈は錬金術の象徴主義
と完全に一致している。
--- ここまで ---

ちなみに、(*145)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 273) ---
145. Paul Foster Case, The Tarot, New York, 1947, 147.
145. ポール・フォスター・ケース著、『タロット』、ニューヨーク、1947年、147ページ。
--- ここまで ---
とあります。

まあ、『セフェル・イェツィラー』にある「サメク=怒り」に対して、それは「blind/
盲目的」な解釈だと言われても、元々何かの客観的根拠があって「サメク=怒り」となって
いるわけではありませんし、しょせん、あくまでも「ネタ」なんですけどね。

とりあえず、ケース氏は、「サメク=震え」説ということなのですが、この「quivering/
震え」というのは、恐怖、怒り、緊張などによる「身震い」という意味がありますので、
「14:節制」が、そういう感情を引き起こすということは、やはりこれは「清純派」など
ではなく、本質的にヤバいもの、とてつもなく強大かつ制御困難なシロモノ、例えて言えば
核物質みたいなものを連想させるわけですので、そういうものを「節制」という精神論で
「管理」させようというのは、かなりヤバいヤツであると考えざるを得ません。
というわけで、そういう危ないものには近づかないのが一番なのでした。(←実はビビリw)
0227名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/06/17(月) 06:18:05.14ID:iGpO3Tsv
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 179) ---
But there are two other meanings of "anger" which might be appropriate to this Path.
しかし、この「小径」に適切であるかもしれない「怒り」の2つの他の意味がある。

First is the idea of anger in the sense of Divine rage, a passion so overwhelming
that its force draws the bow and releases the arrow of Sagittarius on the upward
Middle Pillar.
1番目は、「神の激怒」の意味での怒りの考え方であり、その熱情が非常に圧倒的である
ため、その力が弓を引き、「中央の柱」に沿って上向きに「人馬宮」の矢を放つ。
--- ここまで ---

「14:節制」に、「anger/怒り」という意味が含まれているということは、いまいち理解
しづらい考え方なのですが、そういう時は、とりあえず「Divine/神の」という便利な
接頭語を付けておけば何とかなる、というか、これ以上は詮索してはいけないというのが、
この業界の暗黙のお約束事なのです。

いずれにしても、我々のレベルでの「anger/怒り」という感情ではないことは確かです
ので、興味のある方は、この「Divine rage/神の激怒」について、色々と妄想を捗らせて
みても良いかと思います。

まあ、ワタシとしては、この「14:節制」の「小径」については、色々とヤバそうな感覚を
持っていますので、あまり近づきたくはないんですよね。
この「人馬宮の矢」なるものが、どっち向きに飛んで来るのかわかりませんというか、
どちらかというと、「16:塔」のように下向きに落ちてくる可能性の方が圧倒的に高いわけ
ですし、そもそも「憤怒する神」なんかに触りたくないというか、そもそも面倒臭いので、
これ以上は、お付き合いたくありませんというのが、本音のとこです。
ワタシにとっては、「15:悪魔」が、一番居心地の良いというか、お気に入りの場所に
なっていますので、これ以上先には進みたくないというのもありますしね。←怠け者w
0228名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/06/18(火) 06:34:14.93ID:uMVwhtX5
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 180) ---
Second, is an aspect of the Mysteries only rarely discussed, and certainly germane
to the Twenty-Fifth Path: this is the very real hostility often felt by the student
toward the Path itself, as he works day after day and seems to be getting nowhere.
2番目は、ごくまれに論じられる「神秘的教義」の見方であり、そして、確かに「25番目の
小径」に確かに密接に関係している:これは、彼がどれほど来る日も来る日も勉強しても、
どこにも辿り着けていないように見えるにつれて、「小径」に向かう学徒により、しばしば
感じられる、とても現実味のある敵意である。
--- ここまで ---

まあ、こちらの方は、「Divine/神」ならぬ「Mysteries/神秘的教義」の「anger/怒り」
ということですので、ワタシにも何となく意味は分かります。

要するに、「14:節制」の「試験の知性」により「試されている」状態において、受験者の
出した答えが合格水準に達していない、つまりダメ出しをくらっていて、合格できずに前に
進めなくて、逆ギレの癇癪を出しているというシチュエーションですよね。

実際のところ、この「14:節制」は、その見た目とは違って、かなりキツい性格というか、
厳格すぎるダメ出しを行いますので、ほとんどの人は、この関門を通過できずに、別の道
に逃避する、すなわち、合格を諦めるか、もしくは自称合格者となる傾向があります。

ワタシ自身は、「14:節制」へのチャレンジは、そもそも時間の無駄であると思っています
ので、ハナっから挑戦する気はありませんし、それよりも「15:悪魔」のルートの方が気に
入っていますので、そっち方面には興味が無いというのが、本音のところです。

あ、決して強がり言っているわけではありませんし、そもそもワタシは、「14:節制」の
試験合格により「神のお墨付き」という箔付けされた権威を得る必要は全く無い、単なる
「15:悪魔」好きで妄想好きの現実主義者なわけですしね。
そもそも、上から目線の「神」から認められるのって、興味ないんですよね。←単なる反抗期w
0229名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/06/19(水) 06:06:33.26ID:nlB5sKGK
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 180) ---
Such hostility and frustration is in itself a major test; it is part and parcel
of the work prior to the emergence of inner proofs.
そのような敵意と挫折感は、それ自身の中での主要な試験である;それは内なる証拠たちの
出現に先立つ作業の重要な部分である。

The anger, if it may be called that, is dispelled along this Path, as the Spirit
begins to fill the vessel in which the elements have been purified to receive it.
怒りは、もしそれが呼び出されたとしても、 「霊」が、元素たちがそれを受け取るために
精錬された容器を満たし始めるにつれて、この「小径」の途中で追い払われる。
--- ここまで ---

この「anger/怒り」という感情の解消法ですが、まあ様々な解消法があるわけでして、
真っ当に勉強して理解を深めて納得して解消できるのが一番なのですが、それ以外にも
様々な解消法があるわけです。
つまり、ワタシみたいに、「触らぬ神に、祟りなし」ということで、ハナっから避けると
いう手もアリだと思います。

危険なのは、こういう「負の感情」は、修行の足りない人々にとっては、「洗脳」とか
「欺瞞」とか「逃避」とかの、格好の標的になりやすい、つまり、この「14:節制」の
「小径」は、我々が道を踏み外しやすい、危険な場所でもあるわけです。

そもそも、低レベルの「イェソド」から、高レベルの「ティファレト」へと、一気に遷移
する、かなりの高難度かつ高傾斜であり、初心者向きではないルートですので、きちんと
両脇のルートで事前練習しておかないと、いきなりここを登るのは難しいと思うのですよ。
(まあ、最後まで登ったことは無いですけど・・・。)

ということで、ここまでくれば、後はあまり無理して登らなくてもいいかな、とは思います。
どうせ我々にとっては、この先はすぐに行き止まりになってしまって、後は妄想で補うしか
ない道ですからね。
0230名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/06/20(木) 06:02:23.68ID:GHyH4a67
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 180) ---
The relationship of this Path to three others provides one of the best interlocks
of Qabalistic symbolism, for the combined letters of the three lowest Paths,
[qoph], [shin], and [tau], spell the Hebrew word for bow.
この「小径」の3つの他のものとの関係は、「カバラ主義」の象徴主義の最も良い連動装置
たちの1つを提供する。というのは、3つの最も低い「小径たち」である、[qoph]、[shin]、
そして[tau]の結合された文字たちが、「弓」のヘブライ語の言葉を綴るからである。

The same word also means rainbow, a recurring symbol in the Tarot.
同じ言葉はまた、「タロット」において再発する象徴である、虹も意味している。

These three Paths are the forces which, when combined, send the arrow skyward
toward Tiphareth.
これらの3つの「小径たち」は、結合される時に、矢を「ティファレト」に向かって空へと
送る力たちである。
--- ここまで ---

いきなり、[qoph]=「18:月」、[shin]=「20:審判」、[tau]=「21:宇宙」の話に飛んで
しまいましたが、要するに、ヘブライ語の「[tau][shin][qoph]QST」が、「bow/弓」とか
「rainbow/虹」を意味する言葉であるということです。

ただちょっと気になるのは、「14:節制」「18:月」「20:審判」「21:宇宙」で形作られる
「arrow/矢」は、上方の「ティファレト」ではなく、下方の「マルクト」に向かっている
ようにしか見えないわけです。
本来の「14:節制」は、流量は少ないものの、その高低差のために高い圧力のある下降流
ですので、下向きの矢印というのであれば納得いくのですが、その強力な流れに逆らって
上向きに矢を放つのは、なかなかにしんどいのではないかと思います。

そもそも、山登りというのは、急傾斜の直線ルートではなく、ジグザグに緩やかなコースを
取るのが基本ですので、良い子は真似しない方が良いのではないかと思うのでした。
0231名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/06/21(金) 06:22:29.28ID:Ev8guEzU
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 180) ---
These are the three minor tests prior to the major testing of TEMPERANCE.
これらは、「節制」の大きな試験に先立つ、3つの小さな試験である。

To even approach the twenty-fifth Path one must have begun to temper the "Water"
of The MOON ([qoph]) with the "Fire" of JUDGMENT ([shin]) and ground the interchange
on the Path of THE UNIVERSE ([tau]).
25番目の「小径」に接近することでさえも、人は「月([qoph])の「水」を「審判([shin])」
の「火」で調節し、交換を「宇宙([tau])」の「小径」に基づかせることを始めなければ
ならない。

This work is suggested in THE UNIVERSE by the bi-polar rods carried by the central
figure.
この作業は、「宇宙」において、中央の人物像により運ばれる双極の棒たちにより示唆される。
--- ここまで ---

ここは、若干の無理矢理こじつけ感がハンパないのですが、とりあえず言えることは、
「21:宇宙」と「14:節制」は、「minor/小さな」試験と「major/大きな」試験という
関係にあり、どちらも両極のバランスと調整が鍵となっているということです。
そして、「21:宇宙」を伝って「イェソド」に到達した後でも、「21:宇宙」における
「月の水」と「審判の火」の交換という難しい課題をクリアしないことには、「14:節制」
には近づくことさえ出来ないということですよね。

まあ、そういうわけで、我々のような下々の人間は、そう簡単には、「ティファレト」への
ショートカット・ルートである「14:節制」には近づくことさえ出来ないという仕掛けです
ので、とりあえず指をくわえて、遠くから見ているだけにしておこうと思います。

要は、「14:節制」は、その見かけとは違って、難攻不落な関門であり、この天使像は、
人には優しくない、どちらかというとラスボス的な怖い存在だということですよね。
0232名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/06/22(土) 06:51:41.55ID:5efGCD+9
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 180) ---
The Golden Dawn and Waite cards are very similar in their symbolism, both following
tradition very closely.
ゴールデン・ドーン版とウェイト版のカードたちは、両方が非常に密接に伝統に従い、
それらの象徴主義においては、非常に.類似している。

The Golden Dawn vases are red and blue to symbolize an interchange between opposite
energies (Chokmah and Binah in their Atziluth colors).
ゴールデン・ドーン版の壺たちは、正反対の精力たちの間の交換を象徴するために、赤色と
青色である(「コクマー」と「ビナー」の、それらの「アツィルト界」での色たち)。

The vases on the Waite card are gold to show that all of this is an operation of
the Sun.
ウェイト版カードの壺たちは、これの全てが「太陽」の操作であることを示すために金色
である。
--- ここまで ---

ゴールデン・ドーン版とウェイト版の「14:節制」の基本デザインは、従来のマルセイユ版
を踏襲しており、そして、それぞれに独自のアレンジがされています。

ゴールデン・ドーン版の特徴は、壺の色が赤と青であって、それは「火」と「水」、そして
それは遠回しに「ビナー」と「コクマー」を象徴しています。
その一方で、ウェイト版の壺は、従来の金色(実際は黄色)を踏襲してはいますが、それは
「ティファレト」である「太陽」を象徴するものとなっています。

つまり、どちらかというと、ゴールデン・ドーン版の方が、その解釈が難しくなっている
わけであり、そこから派生したウェイト版では、マイナーチェンジで、過去デザイン風に
回帰し、そしてトート版は新解釈によるフルモデルチェンジになったということですかね。

まあ、どちらがいいのかは、人それぞれですが、ちなみにワタシはウェイト版が好みです。
0233名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/06/23(日) 07:22:45.99ID:7enwoINz
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 180) ---
That planet is also represented by the sign on the angel's forehead, and by the
sphere above the Golden Dawn angel's head.
その惑星は、また、天使の額にある記号により、そしてゴールデン・ドーン版の天使の
頭の上にある球体によって、表されている。

In both cases, also, the angel has one foot on solid water and the other on land
meaning solid matter and fluid consciousness.
どちらの場合においても、また、天使は、堅固な物質と流動的な意識を意味する、一方の
足を堅固な水に、そしてもう一方を陸地に置いている。
--- ここまで ---

ウェイト版の「14:節制」の「太陽」は「on」、すなわち、この天使像は「ティファレト」
を象徴しています。
その一方で、ゴールデン・ドーン版の「太陽」は「above」、すなわち、この天使像は
「ティファレト」の下にある「14:節制」の「25番目の小径」であると推定できます。

体の重心も、ウェイト版が「水」の上にあるのに対し、ゴールデン・ドーン版は「地」の
上にありますので、両者の立ち位置の微妙な違いというのが感じられます。

なお、文中に「solid water/堅固な水」という、よくわからない表現がありますが、
もしかすると、物質ではない「水」、すなわち「完全精製された水=純粋な精神」という
意味なのかもしれません。

まあ、いずれにしても、全体的に意味が漠然としすぎているというか、論点の定まらない
精神論的なカードというか、一体どっちの立場やねん!というツッコミを入れたくなるよう
なネタが満載ですので、あまり細かく詮索する必要はないかと勝手に思っております。

その点では、まあ何というか、修行中の若い人向けというよりも、全てをやり尽くした
寿命末期における「悟り」に近いものを、このカードからは感じるんですよね・・・。
0235名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/06/24(月) 06:26:25.05ID:uBCr3thn
>>234

絶妙なツッコミレス、ありがとうございます。(^_^)/

なるほど、この映像は、流れているのに凍って固まったように見える「水」ですね。

色々と見直してみたのですが、「14:節制」には、天使像の持つ壺から壺へと流れ下る
「Living Water/生ける水」という、もう一つの「水」の様相がありますので、それと
対比するために、足元にある「水」は、「solid water/固まったように見える水」という
表現になったのではないかと推察しています。

とりあえず、これからも色々とツッコミよろしくお願いします。 (^_^)
0236名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/06/25(火) 06:20:52.52ID:iDXWxyIH
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 180) ---
The Water is somewhat representative of Yesod, the lower source of this Path, the
Foundation which is the source of the dualities of our sensory condition and which
controls their ebb and flow.
「水」は、この「小径」の低い方の源であり、我々の感覚の状態の相対性たちの源であって、
それらの満ち引きを制御する「基盤」である、「イェソド」をいくぶん代表している。

These are the opposites which we seek to manipulate through the conscious use of
the Solar Fire shown in the background as a flaming volcano.
これらは、我々が、背景で、燃え上がる火山として表される「太陽の火」の意識的な使用を
通じて操作しようと努めるものの反対物たちである。
--- ここまで ---

「14:節制」は、その象徴が多岐にわたっているため、非常にわかりにくくなっているの
ですが、ここは、天使像の足元にある、低い方の「水」と「地」との関係性の話です。
つまり、「水(海)」と「地」のやり取りは、潮の干満であり、それは「イェソドの月」と
「ティファレトの太陽」の関係により引き起こされます。
そして、この低い方の関係性が、高い方の「ケセドの水」と「ゲブラーの火」と「ティファ
レトの太陽」の関係性に類似しているということですよね。

とはいえ、その関係性が、具体的に何に使えるのかと言われても、漠然としすぎていて、
ちょっと困ってしまいます。
強いて言えば、この壺の間を流れる水は、無限なる虚数空間のエネルギーが内包される、
「宇宙の卵」の状態であり、それをうまく孵化させる知恵と力と勇気が試されているといった
ところでしょうか。
でも、その作業は、我々とは関係ない上位世界の話ですので、下界に応用したいので
あれば、「上の如く、下も然り」という「ミソクソ理論」を適用していくことになるのですか、
なんか、ありきたりの結論しか出なさそうですし、いまいち面白味に欠けるというか、
もう当たり前すぎて、つまんないわけです。
そもそも、「節制」というタイトルが、真面目すぎてつまんないのですよ。←蒸し返しww
0237名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/06/26(水) 05:59:28.63ID:MG6AxPIw
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 180) ---
Crowley's symbolism is at once more complicated and more explicit, although the
meaning of the card which he calls Art is precisely the same as the others.
クロウリー氏の象徴主義は、より複雑であると同時に、より明示的であるが、けれども、
彼が「技」と呼ぶカードの意味は、その他のものたちと全く同様である、

And, of those cards in which Crowley deviated radically from traditional design
this is one of the most successful.
そして、クロウリー氏が伝統的な図案から徹底的に逸脱したそれらのカードの中で、これは
最も成功しているものの1つである。

It graphically demonstrates complex and subtle principles only vaguely suggested
by the Waite and Golden Dawn cards.
それは、ウェイト版とゴールデン・ドーン版カードにより漠然と示唆されただけの複雑で
微妙な原則たちを図解で説明する。
--- ここまで ---

ゴールデン・ドーン版とウェイト版の「14:節制」、そしてトート版の「14:技」のカード
は、見た目は異なりますが、その意味は、全く同じものとなっています。
その一方で、それらは、従来のマルセイユ版の「14:節制」の意味とは大きく異なります。

このため、従来のマルセイユ版の「14:節制」の意味で、ゴールデン・ドーン系のカードを
解釈してしまう人も多くいます、というか、ほとんどの人が、「節制」という従来タイトル
の言葉に引きずられてしまっているのが現状なんですよね。
残念ながら、これは日本語訳に大きな問題があるというか、単に、カードの意味を知らない
訳者の怠慢というべきものではないかと思います。

ゴールデン・ドーン系においては、「14:Temperance」は、葡萄酒を水で割る節約イメージ
の「節制」と訳すのではなく、「Tempering」、すなわち「高次の火」や「高次の水」で
素材を霊的に改質する、高度な錬金術を表す「錬成」に近い言葉で訳すべきなんですよね。
0238名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/06/28(金) 06:02:08.40ID:CH/+SAM0
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 180) ---
Crowley points out in his Book of Thoth that this card is the complement and fulfillment
of Key six, Gemini, THE LOVERS.
クロウリー氏は、彼の『トートの書』において、このカードが「鍵(大アルカナ)」の6番、
「双子宮」、「恋人たち」の、補足物であり成就であることを指摘する。

It is "the Consummation of the Royal Marriage which took place in Atu VI. . .
It is the same formula, but in a more advanced stage.
それは、「アチュVIにおいて起こった「王室の結婚」の完成である。..・・・ それは同じ
公式ではあるが、より進歩した段階にある。

The original duality has been completely compensated; but after birth comes growth;
after growth puberty; and after puberty, purification."(*146)
原初の二重性は完全に補償された;しかし、誕生の後には成長が来る;成長の後には成熟期
を迎える;そして成熟期の後に 浄化を迎える。」(*146)
--- ここまで ---

ちなみに、(*146)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 273) ---
146. Crowley, Book of Thoth, 102-103.
146. クロウリー著、『トートの書』、102-103ページ。
--- ここまで ---
とあります。

要するに、「6:恋人たち」の「双子宮」と、「14:技」の「人馬宮」は、黄道上で180度の
「オポジション」の位置関係(占星術的には「対立関係」)にあり、ついでに言うと、
トート版の「ダブル・ループ図(『トートの書』38ページ)」においては、トップと
ボトムの位置を占めるという、かなり特別な位置関係にあるということです。
まあ、その重要性は何となく分かりますが、ワタシには、その中身までは理解できません
ので、さらりとスルーしようと思うのでした。(というか、あんまり関わりたくないし)
0239名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/06/29(土) 08:59:35.14ID:kHzmF7ng
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 180) ---
There is a perfect interchange.
そこには完全な交換がある。

The alchemical Red Lion has become white, and the White Lion has become red.
錬金術の「赤い獅子」は白くなったところであり、「白い獅子」は赤くなったところである。

Water is poured on Fire, Fire is merged with Water, all within a golden cauldron
which is understood to be the purified physical vehicle.
「水」は「火」に注がれて、「火」は「水」と合併されて、全ては浄化された物質的な
乗り物であると解釈される金色の大釜の内にある。
--- ここまで ---

錬金術での基本象徴は、「火」の「Red Lion/赤い獅子」と、「水」の「White Eagle/
白い鷲」となっています。
それが、トート版では、「perfect interchange/完全な交換」により、「白い獅子」と
「赤い鷲」に変化しています。
つまり、本文中に、「White Lion has become red/白い獅子が赤くなる」という説明が
ありますが、『トートの書』にもあるように、「White Eagle has become red/白い鷲が
赤くなる」の誤記であると思われます。

あと、「赤」と「白」が合併すれば、ようじょヒロイン色の「ピンク」となるはずですが、
なぜか色のみの「入れ替わりネタ」となっているだけですので、いまいちセンター味に
欠ける展開となっているわけです。
とはいえ、錬金術には、純色ではない「ピンクヒーロー/ヒロイン」の概念はありません
ので、ここは妥協しておきましょう。

まあ、そういうことで、トート版の「14:技」は、錬金術の「大いなる技」をベースにして
再デザインされたものであるということなのですが、それゆえ、ワタシ的には、実用性
には著しく欠けるので、いまいちヤル気が出ないのでした。(ピンクに未練ありw)
0240名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/06/30(日) 09:42:34.03ID:0NNR2c46
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 180) ---
It will be seen that a tiny arrow rises toward the breasts of the figure, which
are arranged in the form of the six planets of Microprosopus around the Sun.
小さな矢が、「太陽」を囲む「ミクロプロソプス(小さな顔)」の6つの惑星たちという
形式で配置された、人物像の胸に向かって昇るのが見られるであろう。
--- ここまで ---

「ミクロプロソプス(小さな顔)」は、「生命の木」においては、「ティファレト:太陽」
を中心に取り囲む「ケセド:木星」「ゲブラー:火星」「ネツァク:金星」「ホド:水星」
「イェソド:月」という配置になっており、それがそのまま、トート版の人物像の胸の
「6つのおっぱい」として描かれています。
この、たくさんのおっぱいを持つ女神像というのは、自然系とか農業系とか多産系の女神
に良くある表現であり、トート版では、これはローマ神話の狩猟の女神「ディアーナ」で
あるとされています。

そして、胸の矢は、「14:技」の「小径」である、「イェソド」から「ティファレト」へと
向かって上昇し、その聖なる上昇流は(乳コキのように)胸の上で枝分かれして、
上部にある人物像の虹色の「cape/ケープ(肩マント)」と変化していなります。

ついでに言うと、下部にある「金色の大釜」には、「caput mortuum/髑髏」と、その上の
「raven/ワタリガラス」という、よくある不吉な死の象徴が描かれており、これは錬金術
操作による「死=黒化」を象徴するものとなっています。
これは、「イェソド」から「マルクト」へと向かう下降流を意味しており、我々と我々の物質
宇宙は、「精霊」を抜かれた後の「腐敗して黒化した存在」、つまりウンコやオシッコ
などの排泄物であり、その排泄行為が「21:宇宙」に関係する「肉体的快感」に繋がって
いるということでもあります。

まあ、このあたりのエログロスカトロを暗喩する描写は、クロウリー氏の個人的趣味に
よるものが大きいわけで、従来のゴールデン・ドーン系タロットでは直接的に描かれる
ことの無かった、「14:節制」の持つ、もう一つの顔であるというわけなんですよね。
0241名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/07/02(火) 10:09:04.14ID:7tqg+QUB
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 181) ---
Moreover, the method of successfully treading this Path is cryptically given in
the Latin inscription around the figure: Visita Interiora Terrae Rectificando
Invenies Occultum Lapidem which means, "Visit the interior parts of the earth;
by rectification thou shalt find the hidden stone."
さらに、この「小径」に首尾よく足を踏み入れる方法が、人物像の周囲のラテン語の碑文
において謎めいて与えられる:「Visita Interiora Terrae Rectificando Invenies Occultum
Lapidem」、その意味は、「地の内部の部分たちを訪れよ;精留により、汝は秘石を見つけ
出すべし。」

The stone, sometimes referred to as the Philosopher's Stone is the ultimate goal
of alchemy.
石は、時として、錬金術の究極の目的である「賢者の石」と称される。
--- ここまで ---

トート版の「14:技」が、錬金術の「大いなる技」であることを象徴付けるものとして、
このラテン語の碑文があるわけですが、その内容は、「cryptically/謎めいて」、
つまり、ここには書けないような、18禁な内容が含まれているということです。

ちなみに、「14:節制/技」は、「生命の木」における「ミクロプロソプスの中心」である
「ティファレト:太陽」へと至る「小径」の中では、最も下層の「イェソド:月」が源流
となっており、この「」イェソド」は「性器」を象徴しています。
そして「地」である「マルクト」は「ミクロプロソプスの花嫁」であり、「21:宇宙」を
通じて「14:技」に描かれる「大釜」は、「花嫁」の「子宮」、そして上から流れ込む
「赤い火」と「白い水」は、「経血」と「精液」であることを類推させます。
もちろん、それらはあくまでも「象徴的である」と言われているわけですが、ここまで
露骨に描かれていれば、そういうことを実践しようとする人も出てくるわけですよね。

つまり、「マルクト」→「21:宇宙」→「イェソド」→「14:技」→「ティファレト」の
最短ルートには、そういう肉感的な「トラップ」が仕掛けられているということなのです。
0242名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/07/03(水) 09:45:37.36ID:k3iDXE+7
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 181) ---
Obviously, it would be impossible to expand here on the system of alchemy and the
Great Work, to which Crowley refers.
明らかに、クロウリー氏が言及する、錬金術および「偉大なる作業」の体系について、
ここで展開することは不可能であろう。

It must, however, be added that Crowley's use of alchemical symbolism has some
private meanings specific to his system.
しかし、錬金術の象徴主義のクロウリー氏の利用が、彼の体系に特有な、いくつかの私的な
意味たちを持つことは、追記されなければならない。

As in THE TOWER, he mentions that there is a special secret here, known to IX゜
initiates of his O.T.O., and one which readers will not be surprised to discover
is again blatantly sexual.
「塔」と同様に、彼は、ここに、彼の「O.T.O.」の「IX゜(第九位階)」の秘儀参入者たち
に知られる、特別な秘密があることについて言及しており、そして、読者が、それを知った
ところで驚かないであろうものは、またもや露骨に性的である。
--- ここまで ---

トート版の「16:塔」のデザインが、そそり立つ「おちんちん」に再構築されたのと同様に、
「14:技」のデザインは、様々なものを受け入れる「子宮/肉体」がメインとなっています。
そして、ここから先は、全年齢板では言及できないエログロネタ満載の、クロウリー氏の
私的な「黒歴史ノート」、いやいや、厳密に秘密にすべき高度な神秘的教義であるという
ことですので、ここは敢えてツッコミを入れずにスルーしておいた方が良いかと思います。

まあ、誰にだって、そっち方向の妄想を抱くことはあるわけですし、触れられたくない
黒歴史というものもあるわけですし、そもそも、個人的な性癖について、部外者があれこれ
詮索するのも、ちょっと違うような感じもしますからね。
いずれにしても、この「14:節制/技」には、実はそういう性的な妄想を呼び起こす成分が
含まれているということは、知っておいて損は無いということです。
0243名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/07/04(木) 09:13:39.08ID:8Zn5Bcsc
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 181) ---
In his book Sexuality, Magic and Perversion Francis King explains a "code" in which
the sexual techniques of the O.T.O. were described: "This code was drawn from the
traditional technical terminology of alchemy.
フランシス・キング氏は、彼の本の『性行為、魔術、および性的倒錯(性魔術の世界)』
において、「O.T.O.」の性的な手法たちが記述される「暗号」について説明する:「この
暗号は、錬金術の伝統的な技術専門用語から抜き取られた。

The penis was referred to as the athanor, the semen as the serpent or occasionally
the blood of the red lion, while the vagina was called the curcurbite or the retort.
陰茎は錬金炉、精液は「蛇」、または時おり「赤い獅子の血」として言及され、一方で、
膣は「蒸留瓶」または「蒸留器」と呼ばれた。

The secretions that lubricate the vagina were called the menstruum of the Gluten,
sometimes abbreviated to the menstruum, and the mixture of semen with vaginal
lubricant was termed the First Matter, or when supposedly transmuted by the magical
powers of the participants in the rite, the Amrita or Elixir.
膣を潤滑する分泌物たちは、「グルテンの溶媒」 , 時々「溶媒」と略され、そして膣の
潤滑液と精液の混合物は「第一物質」、あるいは、儀式において参加者たちの魔術能力たち
により変成されたと思われた時は、「アムリタ(甘露、不死の霊薬)」または「エリキシル
(錬金薬)」と名付けられた。
--- ここまで ---

二番目の文の「curcurbite」は、「cucurbit/蒸留瓶」の誤植ですかね。
あと、三番目の文の「menstruum/溶媒」は、「menstruum/メンス(生理)」という意味も
ありますので、その場合は「膣を潤滑する分泌液」だけではなく「経血」という意味を
持ってきます。

まあ、あくまでも自己責任における「いいオトナたち」のエログロ変態プレイと考えれば、
外野からの特別なコメントは不要ですかね。
0244名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/07/05(金) 11:08:17.36ID:/JEFIeGW
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 181) ---
"The initiates of the IX゜ claimed that success in almost any magical operation,
from the invocation of a god to 'procuring a great treasure' could be achieved
by the application of the appropriate sexual technique." (*147)
「IX゜(第九位階)の秘儀参入者たち」は、神の召喚から、『偉大なる秘宝を獲得すること』
まで、大体どんな魔術的な作業における成功でも 、適切な性的手法の適用により達成
することができたと主張した。」 (*147)
--- ここまで ---

などと意味不明な供述をしており○○では精神鑑定も含め動機の解明にあたる方針です、
の典型的な例ではないかと思われます。

なお、注記の説明は、文字数制限にかかるので、一旦ここで切ります。
0245名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/07/05(金) 11:17:43.40ID:/JEFIeGW
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

ちなみに、(*147)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 273) ---
147. Francis King, Sexuality,Magic and Perversion, New Jersey, 1972, 98.
Some Members of the O.T.O. disclaim King's work, particularly his Secret Rituals
of the O.T.O., New York, 1973.
It is said that he never had access to official O.T.O. documents, and that there
are errors in these books.
On the other hand, King is a very persuasive and competent scholar, whose work
is not lightly dismissed.
Pursuant to the claims of efficacy for these sexual techniques, it will be observed
that Crowley apparently never made much money in this way.
147.フランシス・キング著、『性行為、魔術、および性的倒錯(邦題:性魔術の世界)』、
ニュージャージー、1972年、98ページ。
O.T.O.の一部の会員たちは、キング氏の作品を、とりわけ『O.T.O.の秘密の儀式たち』
(ニューヨーク、1973年)について、否認している。
それは、彼は、決して公式のO.T.O.文書たちを入手したことはなく、しかも、これらの
本たちの中には、間違いたちがあると言っている。
その一方で、キング氏は非常に説得力があって有能な学者であり、彼の作品は 軽視して
捨てられてはいない。
これらの性的手法たちの有効性の主張たちに従って、クロウリー氏は、この方法で大金を
稼いだことは、どうやら決して無いということに気づくだろう。
--- ここまで ---
とあります。

まあ、最後の一文が、本件についての結論の全てですよね。

いずれにしても、クロウリー氏の言う、トート版の「14:技」に象徴される「錬金術」は、
我々の知る「錬金術」とは、かなり異なっていて、非常に肉感的なものが含まれていると
いうことなのですが、そういう点では、その他の「14:節制」の持つ意味からは、かなり
離れているという感じを、強く受けるのでした。
0246名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/07/06(土) 07:06:12.09ID:owtSzzWr
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 181) ---
24. THE PATH OF NUN
24. 「ヌン」の小径

Death


The Thirteenth Key
13番目の鍵(大アルカナ)
--- ここまで ---

ここから、「生命の木に基づく大アルカナ」の章の中での新しい節になります。

サブタイトルは「ヌンの小径」です。

ここは、いつものように、「カバラ」的解釈では、カードの見た目のデザイン、そして
その不吉なタイトルとは全く異なる属性と意味を持ちます。
それは、「上の如く、下も然り」、つまり、人類が到達可能な最高地点と言われる
「ティファレト」は、大宇宙の始まりである「ケテル」の劣化版であって、その「劣化ケテル」
から流出する最初の小径、すなわち「13:死」は、劣化版「0:愚者」であるという点です。
同様に、「15:悪魔」は劣化版「1:魔術師」であり、「14:節制」は劣化版「2:高等女司祭」
であると言えば、何となく「13:死」の潜在的な重要性が分かるのではないかと思います。

さて、この「13:死」とは、一体何なのでしょうか?
「肉体的な死」を意味するのかと聞かれれば、そういう意味も無くはないとは答えますが、
これが、劣化版「0:愚者」であること、天界から下る「燃える剣」のルート上にあること、
そして我々からは「下から見上げる暗黒デルタ地帯」、すなわち我々には見えない謎に満ちた
最果ての境界領域であること、さらにこれが「思春期症候群」と呼ばれる一連の不可思議な
現象を発症する根本要素であることなどから考えて、一つ一つ読み解いていくものであり、
それゆえ「不可思議のカルテ」としての「タロット・カード」として存在しているわけなのです。
0247名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/07/07(日) 06:04:43.32ID:AED1/mEb
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 181) ---
□ PATH COLOR: Green-blue
□ 「小径の色」:「緑青」

□ RELATED SOUND: G Natural
□ 「関連した音」:「Gのナチュラル」

□ SIGN: Scorpio (Fixed Water)
□ 「宮」:「天蠍宮(不動宮の水)」

□ MEANING: Fish
□ 「意味」:「魚」

□ SIMPLE LETTER: Movement
□ 「単字」:「運動」

□ ESOTERIC TITLE: The Child of the Great Transformers; the Lord of the Gate of Death
□ 「秘伝的な称号」:「偉大なる転換者の子;死の門の主」
--- ここまで ---

この本の、この文章の右側には、おいしそうな「魚」と、ヘブライ文字の「ヌン」と、
「天蠍宮(さそり座)」の占星術記号、および「生命の木」における「ヌンの小径」の
位置が図示された絵が描かれています。

あまり水気の感じられない「13:死」に対して、「Fish/魚」を意味する「ヌン」が割り
当てられていたり、砂漠に住む「さそり」が、なぜか占星術では水系だったり、静寂感の
ある「13:死」なのに、なぜか「Movement/運動」が割り当てられたりとか、色々と従来の
イメージとは異なる属性が付いていますが、それは我々の持つ「13:死」についての理解と
解釈が、根本的に間違っているということを意味しています。
ということで、全てを一旦リセットした上で、この先にある不可思議な世界にお進みください。
0248名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/07/08(月) 06:06:25.76ID:EQvApsWf
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 181) ---
THIRTY-TWO PATHS OF WISDOM: The Twenty-fourth Path is the Imaginative Intelligence,
and it is so called because it gives a likeness to all the similitudes which are
created in like manner similar to its harmonious elegancies.
「知恵の32の小径たち」:「24番目の小径」は「想像力豊かな知性」であり、なぜならそれは、
その調和する優雅さに類似した方法と同様にして、創造された全ての類似物たちに類似性を
与えるためにそう呼ばれる。
--- ここまで ---

ここは、いつものように、ウェストコット氏の英訳版『The Sepher Yetzirah/セフェル・
イェツィラー(形成の書)』の「THE THIRTY-TWO PATHS OF WISDOM/知恵の32の小径」から
の引用となっています。

「24番目の小径」は、「ティファレト」が劣化「ケテル」であり、「上の如く、下も然り」
の原理に従って、「大宇宙の如く、小宇宙も然り」、すなわち「神の如く、人も然り」で
あって、「創造力」は「想像力」と同等であることを表しています。

これは、デカルトの「我思う、ゆえに我あり」に類似した概念であり、「思う」という
「意志」の力で「創造」が始まり、そして維持されるということを表します

あれぇ、「13:死」って、「創造」のカードだったっけ?

そろそろ気づいた人もいるかと思いますが、このカードは、「15:悪魔」と同様に、
「一般人は絶対立入禁止」の領域にある、禁忌のカードです。
それゆえ、人が立ち入ることのないよう、恐ろしいタイトルと恐ろしい外観をしている、
見せかけ詐欺カード、というか究極ツンデレの一枚となっているわけですよね。

え、ツンデレのバニーガール、いやいや死神コスプレ姿の女神様は好きですか、ですって?
ワタシは、人を見かけで判断することはありませんし、ツンデレも大好物なブタ野郎です。
それに、とても相性が良いカードであって、昔からお気に入りの一枚だったりします。
0249名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/07/09(火) 08:35:58.90ID:UGvgkK5P
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 182) ---
The Path of Nun, DEATH, is one of the three Paths leading from the Personality to
the Higher Self.
「ヌンの小径」である「死」は、「人格」から「高次の自我」へと導く3つの「小径たち」
のうちの1つである。

As a preface to its study one may usefully consider comments by Case and Crowley.
その勉強への前書きとして、人が、ケース氏とクロウリー氏による解説たちを熟考する
ことは役に立つかもしれない。
--- ここまで ---

低次の「人格」のセフィロトから「高次の自我」である「ティファレト」へと至る「3つの
小径」である「15:悪魔」「14:節制」、そして「13:死」は、一セットの存在、すなわち、
元は同じ「高次の自我」が、それぞれ異なる様相、すなわち悪魔像と天使像と死神像で、
下界である「人格」界に顕現したものとして解釈することが可能です。

その解釈の一つとして、伝統的な「Triple Goddess/三相一体の女神」と呼ばれる概念が
あり、これは「少女・母・老婆」の姿が代表的ですが、それぞれ「15:悪魔」「14:節制」、
そして「13:死」に相当するものとなります。
まあ、「老婆」の姿はさらに進化し、最も「高次の自我」に接近した姿である骸骨となって
おり、その一切の贅肉を削ぎ落とした進化した姿、つまり究極の裸体を得ることによって、
単なる大地母神の枠にとどまらない強力な属性、すなわち天界へと通じるパワーを持つこと
になってきます。
要は、元祖「地母神」の「ビナー」の持つ「大宇宙の骨格を創造する次元形成能力」に相当
する、「小宇宙の骨格を創造する次元形成能力」を有するということですよね。

この「小宇宙」は、各々の「人格」毎に形成され、「大宇宙」のサブクラスとして存在する
インスタンスであり、その場合は、「13:死」がコンストラクタ/デストラクタとなります。
というわけで、この「24番目の小径」は創造主ではありますが、誰も産まれた時のことを
覚えていないので、結果的に「死神」として恐れられてしまうということなんですよね。
0250名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/07/11(木) 10:33:08.30ID:hzSfQbbZ
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 182) ---
Says Case: "Key 13 tells the Secret of Secrets...he who knows the secret has in
his hands a power which might be used to overturn the world.
ケース氏は言う:「13番の鍵(大アルカナ)は、「秘密たちの中の秘密」を語る・・・
秘密を知る彼は、彼の手の内に、世界を転覆させるために用いられうる能力を持つ。

Yet no person learns it until he is truly prepared, and more than anything else,
this means such ethical preparation that no temptation to misuse this power could
ever be sufficient to turn the knower from the path of strictly constructive and
beneficent application of the force he is able to control." (*148)
それでも、人は、彼が本当に準備されるまでは、それを学ばないし、そして何よりも、
これは非常に「倫理的」な準備を意味しているので、この力を悪用しようとするどんな
誘惑も、彼が支配することができる力の厳密に建設的で慈善深い適用の小径から、(死を)
知る人を、そらすためには、決して十分であることはできない。」(*148)
--- ここまで ---

ちなみに、(*120)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 273) ---
148. Case, Tarot Fundamentals, 30.7.
148. ケース著、『タロットの基礎』、30.7ページ。
--- ここまで ---
とあります。

注記の「30.7ページ」は誤植で、おそらく298ページあたりではないかと思います。

さて、ちと難解な文章ですが、何度となく出てくる「he/彼」は、「13:死」の「骸骨像」、
すなわち「死の使者」のことを指しているようです。
とはいえ、「誕生と死」の概念に、なぜ「ethical/倫理」が関係するのかという説明が
不足しているので、意味がよくわかんないですし、そもそも「死の覚悟」があれば「13:死」
の意味が理解できるというものでもないですからね。
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