オカルト的な話をしよう。

人は毎日の生活が当たり前に続くという前提に立って日々それぞれ生活している。
しかし本当はタイトロープの上を歩いていることに気づく者は少ない。
綱渡りに失敗すれば奈落の底に落ちていくかもしれない。

天変地異、地震、台風、水害、極寒、環境汚染、放射能、各種ウィルス、急病、
戦争、犯罪、冤罪、交通事故、過失による失業‥‥いつ何が起こるか誰も知らない。

しかし大多数の人はある種「思考停止」しながら自分勝手な良い未来だけを見上げて生きている。
これは生命体として、動物として、いわば本能的なものであり、フィボナッチ数列同様、
万物を設計した何かによって与えられたプレゼントのようなものだともいえる。

今日という日がまた何事もなく無事に過ごせた‥‥これは偶然ではなく、
じつは奇跡的なことなのである。

例えば、息を吸うことと、植物が存在し雨が降ることにも「関係性」があり、当たり前ではない。
環境が少しでも変化すれば人間など存在することすら不可能になる。
体温が5度高ければ、あるいは気温が50度を超えれば、人はもう生きられない。
日常生活すべてが当たり前だと思い込んでいるが、これは泰然自若たる錯覚であり、
オカルトである。これこそがオカルトである。癌を治す東洋医学が存在すること以上に
オカルトなのである。現代人はあらゆるモノや人と、そしていわゆる神仏・お天道様との
関係性を失っている。

一日が終われば、この曲を聴いて、今日も無事で何より、と思えるようになれば、
人は無用な争いやマウントの取り合いから少しは距離を置き、精神・魂の部分で
著しく成長できるのかもしれない。キーワードは少しだけ謙虚になること、少しだけ
他者の気持ちを想像すること、少しだけ感謝すること、少しだけ人生を長い目で見ること、である。

Goodbye day Live
https://www.youtube.com/watch?v=klKQDRAeYN0