ライプニッツの六十四卦の配列っておかしいよな
易経を読んだ者なら、陽を0とし陰を1とする方がしっくりくるでしょ(陽爻は直線を現し無限点で繋がっているから0、陰は途切れを現すから1とする説は有名だよね) 
それになぜ上爻から置きかえて行くのかもわからん
まあ西洋人の東洋趣味とかこんなもんで、高名な数学者でさえ腹の底では易をただの迷信だと思って本気で解釈しようとしない

つまり、こう絵図のようにならないとおかしい
... 0乾 1姤 2同人 3遯 4履 5訟 6无妄 7否 8小畜 9風 10家人 ... 62剝 63地 ...

ここからが本番!
64は何になるかだけど、これについては二つの説がある

64は六十四卦が一巡するし、二進法では64は1000000(7桁)だから1(初)000000(上)として 64乾 になると思うじゃん?
でもこれも易の考えに照らし合わせると1進むだけで総ての卦が変わるのはおかしいって意見もあるよね
この説を「二元説」あるいは「兩元説」という
この説に従ってまず初爻だけが陽転すると考えると64は地雷復になるね
でもちょっとまって、復は(初)011111(上)だからもとの数列で31復として出て来たはずだよ
65は(初)101111(上)で47明夷に、66は(初)001111(上)で17臨になるね  
そしてもう一巡すると127で乾に戻り、ここからはまた最初の乾 姤 同人...の順で進むことになるね
つまりこの説ではそれぞれ卦が二つ系列に属して進んでいくから「二元説」という名になるんだね