答えはパラレルワールドとして無数に存在する。
つまり、占ったことが絶対ではないということ。
絶対と言えるものは、何のために占うのかという自分の目的だけだ。
その目的さえはっきりしていれば、無数に答えが示されてもその中から一つを選び取ることが可能になる。
目的を明確にし、自分にとって必要な答えは何かということがわかっていれば、占い結果に一喜一憂して時間を無駄にすることもなくなるだろう。

残念なことに、そこまで適切に導いてくれる占い師は世の中に多くはない。
たいていの占い師は聞かれたことにただ答えることしかしない。
「あれは何?」と聞かれたら、自分の持てる手段(占い)を用いて判断した結果を伝えるだけ。
それでは満足できる結果など出るはずもない。
相談者は占いジプシーとなってしまうだろう。

なぜそういう占い師ばかりになってしまったのか?
それは、質問する側がめんどくさがって占い師と時間をかけて対話をしようとしなかったからだ。
「黙って座ればぴたりと当たる」といったような、魔法のような占いばかりを期待して占い師のところに行くから、占い師もそれに応えようと必死になって占うことばかり考え、相談者の話を聞こうなんてことはしなくなってしまったんだ。

相談する側も占う側も、もっと真剣に占いに向き合うべきなのだ。
真剣に向き合ってくれるまともな占い師を探しなさい。