>>361
天運とはコトバの通り天が運ぶものだ、
孟子が言う「天の時」の意と同じだ、
そこで孟子が言うそれを説明すると「地の利、天の時、人の和」この3つで
世界の働きを説明ができる。
それはめぐり廻ってやってくるもの、天をかける因果関係が時をへて
自分にもどってくる世界の必然さによって時は必ずやってくるという類が
天の時である。もっと簡易に説明すれば、良運を得る為には、運が廻ってくる
明日へ繋がる突風が吹くまで胆力をもち我慢し、タイミングが来るまで決して
諦めず前を注目しつづけ、流れが変わるタイミングが来れば覚悟して選べ
ってことです。
運勢はそういう物事を掴みとる覚悟という姿勢をもったものだけに与えられる、
それが天運です。そして似ているが天命ではない。
天運はめぐりめぐりオカルト的なもので我々が理解できる形而下の物理現象
ではなく、精神世界のような雰囲気が全体を支配してしまっている原理です。
経済市場が恐慌に突入するのも人の心理的連鎖が産むオカルト的な原理が
働いている。そういう類は形而上の仕組みとして天運とか場の流れなど
潜在的な人の気持ちの連鎖の上に成り立つものです。