>>137
イトカワはNEO、さらにはアポロ群小惑星に分類されていて、
同じように地球に激突する可能性のある軌道の星はNEOにたくさんある。
アテン群のアポフィス(太陽の通り道をふさぐ悪龍の名前)、
アポロ群のトータチス(空から落下してくる神の名前)とかは、
名前と軌道の危険性がリンクしていて面白い。
そういう意味では、イトカワは命名の経緯からしても占星術的には危険とは思えない。
イトカワを危険と見做すなら、他の地球に激突する可能性のあるNEOにも
注目すべきだろう。

あと、占星術の正統な研究では、小惑星は4大小惑星やTNOを除いて
系統だった研究がされているとは言いにくい。以下は俺の考えだが、
小惑星は同種の軌道のグループで一纏めにされることが多いので、そのグループには
占星術的にも共通した意味付けが、またグループ内で最初に発見された星には
そのグループを代表する役割があると捉えるべきと考えている。
たとえば、
火星-木星間のメインベルトで最初に発見されたセレスはこのグループを代表し、
キロンはケンタウロス族を、冥王星はTNOのうちプルティノ族を代表している。
代表天体をさしおいてグループ内のほかの星を重視すべきではないと考える。

イトカワはアポロ群(近日点が火星軌道の内側に入る)に属するが、
このグループで最初に発見されたのは小惑星アポロだ。俺は、アポロ群は
水星〜火星の軌道を横切るため、学童期から男女の体(金星-火星)が成熟するまでの
若い期間の「遊びによる学習」に関係があると想定している。
また特別な軌道のため天文学的に注目されていた星は占星家が研究して
通説があるものが多い。たとえばアポロ群のイカルスは、「冒険」を意味すると言われている。
モータースポーツなどに関連付けられる。