以下、「正統占星術大全」より

ヨードはオーブ(許容角度)がせいぜい2−3度ですから、比較的めずらしいアスペクトといえます。
ヨードは最近注目されだした特殊アスペクトで、一説では絶大な影響力を持つといいます。
一種の天才のアスペクトで、ヨードを持つ人には必ず何らかの天才的な能力が秘められています。
しかしこのアスペクトは幸運を招くよりは、運命的な不運をもたらすアスペクトといえます。
本人の力や努力ではどうにもならない、大きな運命をもたらすアスペクトといえます。
大きな運命の力が加えられる天の印なのです。
ただヨードを形成する3惑星が示す能力をその人は存分に持っており、それに関した天才的能力を発揮するわけです。
たとえば月、金星、海王星のヨードの人は、愛情を得る能力、異性と楽しむ能力、女性に好かれる能力などを、この人は天才的に持っていることがわかります。
しかし、どんなにそれらのものを得たとしてもその人の幸せには直結せず、むしろそうしたことが運命のいたずらと皮肉をもたらすのです。
神も見放すといわれるヨードの影響力は運命的といわれますが、芸術家などにはやはりよい影響力をもたらすと考えてよいでしょう。