> 8室は性、死、共有財産(遺産など)の室、生きている人にとっては、
> 生きながら死ぬような場所。結婚生活も8室。そのような意味合いを
> 考えれば「抑圧(自我を圧殺)」「苦悩」の意味も出てくる。

この点に関しては、間違いを認め、訂正しましょう。
この室に月や太陽等の個人天体が入っていてかつ、
それがマレフィック等とのハードアスペクトがある場合、
という限定条件をつけるべきたと考え直しました。
特に「苦悩」に関しては月などの受動天体とのハードアスペクト無しには
説明できないものであると思います。
この部分に関しては、訂正します。

ただし、8室は「組織との親和性」も表す室。
組織に親和するには、自らの自我や欲望等をある程度
抑圧・圧殺した上で、大きなものと一体化しなければならない。
現に例えば、大企業では入社時宿泊込みの研修を実施している所もあり、
その目的は「それまでの人生の目的や培ったプライドをすべて否定、リセットする」
といった主内容のものなのです。
本人のアイデンティティが一旦は初期化され、その上に企業の利益のために
奉仕しやすい人格・目的を新たに形成する。
それは、「生きながらの死」ではあるが、積極的であり、
そこで生きるためには必要な「生きるための死」であるのだと思います。
さらに大きな媒体と繋がった暁には一部、共有財産を手にします。

そういう意味で、8室は「生きながら死ぬような場所」を示すではないでしょうか?
結婚生活も似たような部分があると思います。「結婚は墓場」という言い方もあります。
個人のチャートによっては親子関係や人間関係でこれが現れることもあろうかと思われます。
その場合においては、遺産獲得の意味も出てきます。
簡単に言えば、自らの目的の一部(=各自天体が示す)を捨て、それを我慢すべき場所。
某有名占術家の著書にも、8室の意味の一つを組織への親和性としているのは周知のことです。