沐浴:生まれた人が社会に適用するための初歩的な訓練を行う様子。時に堕昏迷で取り乱すこともある。
冠帯:成人して威儀を正し何とか自立しようとする様子。妙に背伸びした感じである。
建禄:漸く実力もついて働き盛りの時。自立心も負けん気も旺盛。独立独歩の気風。
帝旺:才能発揮の頂点。自尊心もあるが未練たらたら。孤独感と他の者の追撃におびえている。
衰:初老期に入り敢えて無理を犯さない用心深さ。識見は円熟の境地でもどこか活動を抑えている感じ。
病:だんだん体力も衰えてくる。死は未だ先でも明らかに死病が現れる。
死:文字通り死の時。故人の遺徳を称え顕彰する姿。
墓:もう墓の中に入り人としての評価も決まっている。動くことはない。
絶:故人の霊が体から分かれ宙にあると考えられる状態。最弱。
胎:母親の胎内で人が神秘的な形成を迎えている。自分では成す術がない。
養:母体内で養われ大きく成長する姿。
長生:この世に産声を上げて誕生するがなお保育を必要としている。