ホテルの女湯に侵入し、女性の下着を盗んだとして窃盗などの罪に問われている
東北総合通信局の前の局長に対する初公判が6月29日に仙台地方裁判所で開かれ、前局長は起訴内容を認めました。
  
 建造物侵入と窃盗の罪に問われているのは、総務省東北総合通信局の前の局長[田中 宏]被告(58)です。
起訴状などによりますと田中被告は今年2月、仙台市太白区にある2軒のホテルの女湯の脱衣所に女装をして侵入し、
女性3人の下着6点を盗んだとされています。
  
 29日の初公判で田中被告は「その通りでございます」と起訴内容を認め、
「10年ほど前から女性になりたいと思い女装をしていた」
「被害者女性の下着を身に着ければ理想の女性になれると思った」と話しました。
 
 検察側は「常習性がみられる犯行で再犯の恐れがある」として懲役1年を求刑。
弁護側は「社会的制裁を十分受けている」として罰金刑が相当と主張しました。判決は7月13日に言い渡されます。