ブリーフケース抱えたスーツ姿のサラリーマンが通勤時に見かけたエスカレーターで
前に来たスラックスのケツに浮き出た鋭角のブリーフラインを発見。
彼は駆け上がって駅のトイレに入り、「大」の扉を閉めて潜り込んだ。

ブリー、ブリブリー。狭いトイレ内を吐瀉便音が響く。
扉の向こうから残念そうなため息が聞こえて、しばらくしてからガサガサと
布や紙を漁り回す音が続く。
そしていきなり涛出する水洗音と共に扉が開き、決まり悪そうな顔をした彼が即ささと出ていった。

扉の奥を覗くと瀉便で汚れたブリーフが脱ぎ捨ててあった。
彼のブリーフケースには代えのブリーフが入っていたのだろうか?
他人事ながら気になった出来事だった。