バスやタクシーを運行する山交ハイヤー(山形市)の男性運転手2人が平成25年以降に計365回、大型バスを走らせるのに必要な大型2種免許を取得していないのに運転していたことが26日、同社などへの取材で分かった。

うち1人が今年4月、千葉県内で事故に遭っていた。山形、千葉両県警は、同社が無免許と知りながら運転させた疑いもあるとみて道交法違反(無免許運転、同運転の下命・容認)などの疑いで調べている。

同社などによると、2人は40代と30代で、中型2種免許しか取得していなかった。事故は4月5日、40代の運転手が千葉県成田市で客を乗せて走行中、センターラインをはみ出した対向車と接触。けが人はなかった。

東北運輸局山形運輸支局によると、無免許運転での事故は30日以内に報告する義務があるが、7月になってから報告された。

配信 2017.7.26 16:40更新
産経ニュース
http://www.sankei.com/affairs/news/170726/afr1707260026-n1.html