三つ年上の姉がいて、姉はいつも自分に「あんたの嫁さん候補がどこにいるか解らないんだから女の子には優しくしなさい!」って言ってきて私は女の子との接し方を常に仕込まれていました。
同級生からは「お前の姉ちゃん暴君だな」などと言われていましたが私はむしろそんな姉を格好いいと思っていました。
私は姉が大好きで「姉ちゃんと結婚したい」と言って姉を困らせていました。
姉が中学入学の時に両親に私と姉が呼び出され、母が不妊症で姉は養子でその三年後私をなんとか授かった事を告げられました。
姉はショックで泣いていましたが私は喜んでいました。
なんで喜んでるのよ!と姉に怒られましたが私が「だってこれで大好きな姉ちゃんと結婚できるんでしょ」と言うと姉は「そっか、怒っちゃてごめんね、ありがと」と言って頭を撫でてくれました。
それからは姉に猛アタックして付き合う事になり、就職して安定してから結婚しました