酒癖の悪い父と極貧の為5歳から児童養護施設に預けらた
家族のように愛情を注いで下さった職員さん達に育てられ何不自由無く過ごした
10歳の時に父が引き取りに来た。母とは別居中で、父と2人暮らし
最初は優しかった父だったが、そのうち暴力を振るい始めるようになった
カッと来たら止まらない性格で、殴る蹴るはまだ可愛い方
熱湯を身体に浴びせて大火傷を負わせ病院にも連れていかない
今でもケロイドになって残っている
バットで全身を殴る、夜中一晩中正座をさせる、教科書や制服を破り捨てる
近所の人達や学校も、関わり合いを怖れて助けてくれない
虐待から逃れようと15歳で家出をして、新聞販売店に住み込みで勤めながら勉強し、
何とか大学を卒業して就職、子宝にも恵まれて家族で幸せに暮らしている
今は児童虐待について様々な本を読み、私自身が決してそうならぬよう
意識して子育てしている。父も虐待されて育ったと母から聞いた事がある
何より、子供のキラキラした瞳と笑顔を見た時に
どうしてこんな天使の贈りものに手を出せるのか、不思議でならない
子供達が大人になって、お父さんありがとうと言ってくれた時、
私の哀しい人生も報われるものだと信じて頑張ります