新しい市長が劣等感の塊で、
俺は干されて物置小屋が仕事場になった。
だから明るい時間にしかいない定時退社の毎日。

その市長が落選してようやく戻れる時の
片付けをしていた夜遅く・・・
丁度見通せる場所に温泉旅館の客室が見える。
そこで明るいままカーテンも閉めずに
カップルがしているのが見えた。
仕事で使う双眼鏡でしばらく見とれていたのは、
干された時期の良い思い出。